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一部 同じ日のループ

8-②乱暴にされて気持ちよくなってしまいました※

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 埃っぽいマットの上に転がされ、腕は縄跳びの縄で拘束される。上半身を適当にぐるぐる巻きにされたせいで、シャツの上から乳首が擦れてしまうのを、気づかれないように堪える。

 鈴をつけられたときの感覚を思い出すと先端が妙に敏感になってしまって。体を動かすと縄が乳首に食い込みそうになるので動けずに大人しくするしかなかった。

「ひっ」

 うつぶせにされ、下半身の衣類を剥ぎ取られる。むき出しになった尻に乱暴にローションをぶちまけられて、冷たさに悲鳴を上げる。

「やっ、やだっ」

 いきなりそこに指が入ってきて。他の部分には一切触れられない。ただそこをズプズプされて身をよじると、縄が乳首を締め付けてしまい、マットにペニスを擦り付けるようにして気持ちよくなってしまう。

「あっ、だめっ♡」

 続きをねだるように甘い声が漏れる。
 いつもだったらそれを揶揄するように指摘してくるはずだったのに、今回の三浦はただ黙ってそこを慣らすだけだった。
 ローションでぬるぬるになったそこをいつもより乱暴にかき回されて、最初の頃だったら痛いだけだったはずなのに、涼太のペニスはちっとも萎えてくれなかった。

「やっ、はげしっ」

 ――そんなこと言っても涼太のここは美味しそうに俺の指を飲み込んでるよ?

 そう言われた気がして、一人でゾクゾクしてしまう。

「――ひんっ♡」

 指が抜かれたと思うと、穴が閉じきらないうちにそこに三浦のペニスを押し当てられる。




「やっ、まだむりっ……ひっ――ぁああああっ!!」



 まだ開ききっていないそこを一気に押し開かれる。引き裂かれる痛みを覚悟したが、それは訪れず、深いところまで突き入れられた。

「やっ、うごかないでっ…………んんっ♡」

 腰を突き動かされると奥の気持ちいいところを三浦のペニスが抉って。マットに擦り付けられた涼太のペニスがいつの間にかドロドロになっていた。

「あっ、だめっ…………やだっ♡」

 ズチュズチュと耳を塞ぎたくなるはしたない音が響き渡る。やだと言いながらも甘えるように勝手に腰が動いて、マットに自身を擦り付けて喘いでしまう。
 乱暴にされているのに体はどんどん気持ちよくなってしまって。


「あっ♡」


 中に熱いものが注がれる感覚に、満たされていると思ってしまって。注がれながら自分も射精してしまうのだった。
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