転生した精霊モドキは無自覚に愛される


精霊達の住む世界、精霊界。多くの精霊王が集まる中、【それ】は憂鬱な気持ちを携えていた。


「会いたかったよ」
「君と会えるのを楽しみにしていたんだ」


〔何故対した用がある訳でもないのに度々呼び出されなければならないのかね。私の悩みの種は君達そのものであるというのに〕

「私は、私達は君の事を大切に思っているよ」

そう話しかけてきたのは全ての属性を操り、支配下に置く全ての精霊の長たる精霊王
それに対し【それ】は精霊であるのかどうかすら良くわからないナニカ。強いて言うならバケモノである。

【それ】は現状に耐えられなかったのである。
この場所に【それ】のような異分子は相応しくない、あってはならない存在である。と


多くの精霊王の【それ】に対する優しい声、言葉に耐えられなくなった【それ】は現状から逃げる為、思い至ったのだった。



そうだ、転生しよう。





これは、自分が愛される訳が無いと思い込んでいる精霊モドキの愛され物語である。




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初心者です。文才なんてなかった。いいね?

書きたい所を書きたいときにあげるためかなりの不定期更新となります。
誤字脱字は気付いたら勝手に直してるかもしれません。

よろしくお願いします
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