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課題
ストリップ
しおりを挟む突然脱げと言われ戸惑う飛虎。神幹の意図が分からない。
「なんの意味があるんですか」と不満をにじませながら質問する。
神幹は質問には答えない。
「本島さんが君のために脱いでいるのに脱がないのか」
若い飛虎は返された質問のずるさを認識できない。そして結局英吏の献身の手前、嫌だとは言えずに飛虎は頷いた。
神幹は、脱ぐところを英吏に見せてと更に無茶苦茶なことをいう。英吏は神幹に言われて、飛虎が立つところに顔を向けた。
異様な雰囲気の中、飛虎は大きく息を吐く。
「男が脱ぐところなんて面白くないと思うんですが……失礼します」
手をクロスして施術着の裾を持つ。そして吹っ切れたのか勢いよく腕を上げて一気に脱いだ。施術着の下に肌着は着ておらず、筋肉質のいい体が晒された。
すぐ近くで見上げていた英吏の目は釘付けだ。
(服の上からだとあんまり分からなかったけど、けっこう筋肉あるんだ。固そうなお腹……)
背の高いスタイリッシュな感じの飛虎は脱ぐとしっかりとした筋肉が付いているのが分かり、英吏はうっとりとする。
飛虎は上を脱いだからこれでいいかと神幹に問うが、首を横に振られる。そして神幹がその天才的な手技を生み出す指で飛虎の下半身を指さす。そしてくいっと、指を曲げた。
(下も!?)
「それは……ちょっと」
「下も脱ぐ脱がないかはもちろん君次第だけど、脱いだ方が良い結果になることは保証するよ」
「なぜですか?」
「それはやってみてのお楽しみ」
神幹がニコッと笑う。
「うう……、そんな」
(そう言われたら脱ぐしかないじゃないか!)
飛虎はズボンのボタンに指をかけ、ゆっくりと外す。そしてあまり恰好の良い姿勢ではなく、もぞもぞとズボンを脱いだ。
筋肉による凹凸のある下肢が空気に触れ、黒のボクサーパンツ一枚の姿になった。
英吏はあまり見てはいけないと思うのに、逞しい男の肉体から目が離せない。そしてちらちらと股間の方にも避けがたく目線がいく。
(健くんの体、すごく、、かっこいい、、)
そんな英吏の視線に飛虎も気づく。
(さっきまで我慢できてたけど、英吏さんの視線が……あぁ、もう、これじゃあ我慢がきかないっ)
二人に見られている状況なのに、飛虎はどうしようもなく下半身に血液が集まるのを感じる。
「本島さん、飛虎君の股間が大きくなってるの分かるかい。どう感じる?嫌な感じかな?」
英吏はじっと見つめてしまっていたことがバレたのかと体を一瞬ピクリとする。
「えっと、その……」
「気持ち悪い?」
「そんな、気持ち悪いなんて。……すごく、男らしくて……」
「嫌悪感はない?」
「はい……」
「飛虎君良かったね、別に勃たせたままでもいいからマッサージの自分の指の感覚に集中したらいい」
明け透けな神幹の言葉に飛虎は言葉を詰まらせる。しかしそんな様子は見て見ぬふりなのか、神幹は明るい声で「再開しよう」と声を掛けた。
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