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番外編:クリスマスに向けて
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お久しぶりな投稿です!
クリスマスが近いのでそれに対して投稿したいと思いしました!
━━
「もう12月かぁ…過ぎれば早いもんだな!な!」
由紀はもぞもぞとしながらそう裕太の方を見上げて言った。
「確かにな…んで、それはそうと落ち着いてくれないか?」
「すまそ……。うん、落ち着いた。」
「そうか、って違う。由紀さん?なんで私室ではなくこっちに?」
「そんなの決まってるだろ!部屋寒いしベットは絶対冷たい、なら温いベットがあるここに来るのは当然のことだろ!?」
分かるだろ!?と言いたげな表情をしながらそう言った由紀に裕太はため息を吐いたあと由紀を抱きしめて眠りにつこうとした。
「確かに今のお前の体だと辛そうだな…なら今日は俺の抱き枕にしといてやる。だから次は自室の暖房とか寝る前に付けとけ」
「なぁんか上から目線だな?いや物理的に上から目線だった。それに電気無駄だからやっぱここ来る…わ…。」
最後ら辺は眠気に勝てなかったのかそのまま寝てしまった。
「単純に1人は寂しいだけでは無いのか?まぁいいか…さて、俺も寝るか。あいつらと24日に遊ぶ約束もしているしな」
「……。」
「…今更だけどなんでこいつ身長伸びてねぇんだ?」
あの性転換の出来事から結構な日数が経っているのにも関わらず由紀の身長は変わっていなかった。
この事は由紀以外の皆が不安に思っていた。
「…ま、どうでもいいことか!可愛いは正義、これ自然の節理に等しいことだし気にしたら負けってのもありそうだ」
だが、結局は可愛いければ良いよね?となってしまいそのままとなっている。
ちなみに由紀自身も不安は感じたらしいが
「ロリババァって色気と可愛げとかもりもりってやばくね?」
と、とてもワクワクしていた。
次の日
「うへぇ…さっむい」
「寒いな。にしても少しだが積もったな」
休日、2人して歩きながら由紀は寒いと言いながらモコモコのフードを深く被り直し裕太は少し積もった雪を見た。
「積もんな、溶けて水となり我のミネラルとなれ」
「何に突っ込めばいいかわからん言葉を言うなよ」
ドヤ顔を決めながらそう言う由紀の頭を裕太はコツンと叩いた。
「あぅ、何をするんだ!地面ツルツルなんだぞ!?果たしたら滑って転んで痛い思いするだろっおぉ!?何をする!?」
「そこまでツルツルじゃねぇだろ。心配しすぎだ」
裕太はプンスカ怒る由紀を持ち抱えた。
最初は驚き暴れる由紀だったがどうしてそうしたのか理解したのか直ぐに落ち着き素直に応じた。
「良きかな」
「何様だ?」
「気分はお貴族様」
「歩くか?」
「気分はお子様」
「行くぞ」
そうして歩くこと数分後
「あ、きたきた。」
「ほんとだ。裕太乙ー、由紀は…寝てね?」
「寝てる。」
智也がこちらに気がつき手を振りそれで気がついた 戸島は由紀を抱っこしている裕太を見て労いその後由紀を見て笑った。
「寝る子は育つって言うしな。そのままにして行くか」
「成長してねぇけどな」
笑う戸島に裕太は不思議そうな顔をしながら言った。
「バンジーでもさせるか?伸びるって言うじゃんあれ」
「やるやらん以前にこいつの身長と外見年齢的に無理だろ」
「それ以上に社会に幼い子を危険に晒したって事で周りに潰されるな」
そんな会話をしながらモールに入り最初に入ったお店は100円ショップだった。
「なぁこの色良くね?オレンジ」
「いや、そこは緑と赤だろ?」
「んー、緑とオレンジで良いかもな」
戸島は赤を戻し智也が持っていたオレンジと自分が持っていた緑をカゴに入れた。
「そうか?ならそれでライトは良いな」
「次はあのキラキラした…なんだ?あの長いモコモコのやつ」
「言いたいことはわかるぞ。と、着いたな」
「結構色あるな」
「赤?」
「なぜそう赤を推す?」
「なんとなく」
戸島は首を傾げながら赤をカゴに入れた。
「白も入れて、あとは?」
「これ決定なのな?まぁ良いけど…薬玉だな?だがあれは確かまだ箱にあったから大丈夫だ」
「んぅ…ん?裕太の顔」
会計に向かっていると由紀が目を覚ました。
「おはよ、由紀」
「起きたか」
「おは由紀」
「なんで戸島と智也が居るんだ?」
由紀は裕太の後ろ、つまり由紀の目の前に戸島と智也がいることに気がつき首を傾げた。
「いや発案者が何言ってるんだよ」
「あれ由紀が発案者だったのかよ」
「俺が発案者だったのか」
「「「おいおい…」」」
「んで?なんの話?」
「「「おいおい!?」」」
首を再度傾げた由紀に3人が揃って驚いたような顔をした。
「由紀がクリスマスしたいって通話で言い出したのが事の発端だろ」
「え?お前ら通話してたのか?いつ?俺知らんのだけど」
裕太は由紀の頭を撫でながら言い、それに対して智也が睨んだように目を細めて裕太を見つめた。
「それで飾り出したは良いけどいくつか壊れてたりしてて買いに行こうって話になったんだよな?」
「あぁだから…で、だからいつ?ねぇ俺無しでなんでそんな楽しそうな通話誘ってくれなかったんだ!?ねぇ!」
「ゆゆらすななぁ!」
戸島の肩を掴み揺らしながら問いただしていた。
「あー、思い出した。あれ?でもその時居たの裕太俺、八上戸島田中とそのお姉さんじゃなかったっけ?智也居た?」
「居たんじゃないか?今ここにいるってことはそういうことだろ」
未だ揺さぶっている智也を見る由紀
「居なかったよ!俺は八上に理由なく行けって言われたから来たんだよ!」
「それで来るってお前良い奴か?良い奴だったわ」
「…由紀!」
「え?」
「あ、取られた。」
「うぷ…頭クラクラしてる」
良い奴と言われて嬉しくなった智也は由紀を裕太からぶんどりぎゅっと抱きしめ、抱きしめられた由紀はすこし混乱し取られた裕太はしょんぼりして戸島は頭をおさえていた。
「バイト終わってきたー…って何このカオス」
「あ田中」
「おいすー。んで由紀何この状況?」
「カクカクシカジカ」
「それで伝わるのは2次元だけだぞ」
「なん…だとっ」
その後田中のおかげでカオスは収まり順調に飾りも買い終わって次どうしようかと話し合っていると、警備員の人が話しかけてきた。
「ちょっと君たち、その子とはどういう関係かな?」
「同級生で友達ですが」
「あのね、さすがにそんな嘘はしちゃダメだよ?」
やっぱり信じないかとそんな顔をした由紀以外全員だった。
そこで由紀に発言を頼むことにした。
「由紀よろ」
「りょ!えっと確かここに…あた!はいこれです!これで本当にそうだってこと分かりますよね?」
「…え??うそだろ…。」
見せたのはカラオケでもよくお世話になっている新しくした写真入り生徒手帳だった。
見せると警備員はとても驚くがとりあえずは納得してくれたらしく引き下がってくれた。
ただ、離れていく前に
「男には気をつけなさい」
「え?」
「お菓子で誘われちゃダメだぞ?知らない人にはついては行けない、わかったね?」
「えと、はい」
とても心配された。
「なんか…疲れた。」
「抱っこか?」
「ん、して」
「よしきた」
裕太に抱っこしてもらいそのまま寝てしまおうとする由紀
「なぁぶっちゃけ皆由紀を何歳くらいに見てる?」
「7歳くらい?」
「6?」
皆の会話が聞こえていた由紀は頬をふくらませた。
「俺そんなに小さくないぞ?」
「俺も大体7歳くらいって思ってるな」
「裕太!?」
まさかの裏切りに由紀は驚き裕太は笑っていた。
クリスマスが近いのでそれに対して投稿したいと思いしました!
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「もう12月かぁ…過ぎれば早いもんだな!な!」
由紀はもぞもぞとしながらそう裕太の方を見上げて言った。
「確かにな…んで、それはそうと落ち着いてくれないか?」
「すまそ……。うん、落ち着いた。」
「そうか、って違う。由紀さん?なんで私室ではなくこっちに?」
「そんなの決まってるだろ!部屋寒いしベットは絶対冷たい、なら温いベットがあるここに来るのは当然のことだろ!?」
分かるだろ!?と言いたげな表情をしながらそう言った由紀に裕太はため息を吐いたあと由紀を抱きしめて眠りにつこうとした。
「確かに今のお前の体だと辛そうだな…なら今日は俺の抱き枕にしといてやる。だから次は自室の暖房とか寝る前に付けとけ」
「なぁんか上から目線だな?いや物理的に上から目線だった。それに電気無駄だからやっぱここ来る…わ…。」
最後ら辺は眠気に勝てなかったのかそのまま寝てしまった。
「単純に1人は寂しいだけでは無いのか?まぁいいか…さて、俺も寝るか。あいつらと24日に遊ぶ約束もしているしな」
「……。」
「…今更だけどなんでこいつ身長伸びてねぇんだ?」
あの性転換の出来事から結構な日数が経っているのにも関わらず由紀の身長は変わっていなかった。
この事は由紀以外の皆が不安に思っていた。
「…ま、どうでもいいことか!可愛いは正義、これ自然の節理に等しいことだし気にしたら負けってのもありそうだ」
だが、結局は可愛いければ良いよね?となってしまいそのままとなっている。
ちなみに由紀自身も不安は感じたらしいが
「ロリババァって色気と可愛げとかもりもりってやばくね?」
と、とてもワクワクしていた。
次の日
「うへぇ…さっむい」
「寒いな。にしても少しだが積もったな」
休日、2人して歩きながら由紀は寒いと言いながらモコモコのフードを深く被り直し裕太は少し積もった雪を見た。
「積もんな、溶けて水となり我のミネラルとなれ」
「何に突っ込めばいいかわからん言葉を言うなよ」
ドヤ顔を決めながらそう言う由紀の頭を裕太はコツンと叩いた。
「あぅ、何をするんだ!地面ツルツルなんだぞ!?果たしたら滑って転んで痛い思いするだろっおぉ!?何をする!?」
「そこまでツルツルじゃねぇだろ。心配しすぎだ」
裕太はプンスカ怒る由紀を持ち抱えた。
最初は驚き暴れる由紀だったがどうしてそうしたのか理解したのか直ぐに落ち着き素直に応じた。
「良きかな」
「何様だ?」
「気分はお貴族様」
「歩くか?」
「気分はお子様」
「行くぞ」
そうして歩くこと数分後
「あ、きたきた。」
「ほんとだ。裕太乙ー、由紀は…寝てね?」
「寝てる。」
智也がこちらに気がつき手を振りそれで気がついた 戸島は由紀を抱っこしている裕太を見て労いその後由紀を見て笑った。
「寝る子は育つって言うしな。そのままにして行くか」
「成長してねぇけどな」
笑う戸島に裕太は不思議そうな顔をしながら言った。
「バンジーでもさせるか?伸びるって言うじゃんあれ」
「やるやらん以前にこいつの身長と外見年齢的に無理だろ」
「それ以上に社会に幼い子を危険に晒したって事で周りに潰されるな」
そんな会話をしながらモールに入り最初に入ったお店は100円ショップだった。
「なぁこの色良くね?オレンジ」
「いや、そこは緑と赤だろ?」
「んー、緑とオレンジで良いかもな」
戸島は赤を戻し智也が持っていたオレンジと自分が持っていた緑をカゴに入れた。
「そうか?ならそれでライトは良いな」
「次はあのキラキラした…なんだ?あの長いモコモコのやつ」
「言いたいことはわかるぞ。と、着いたな」
「結構色あるな」
「赤?」
「なぜそう赤を推す?」
「なんとなく」
戸島は首を傾げながら赤をカゴに入れた。
「白も入れて、あとは?」
「これ決定なのな?まぁ良いけど…薬玉だな?だがあれは確かまだ箱にあったから大丈夫だ」
「んぅ…ん?裕太の顔」
会計に向かっていると由紀が目を覚ました。
「おはよ、由紀」
「起きたか」
「おは由紀」
「なんで戸島と智也が居るんだ?」
由紀は裕太の後ろ、つまり由紀の目の前に戸島と智也がいることに気がつき首を傾げた。
「いや発案者が何言ってるんだよ」
「あれ由紀が発案者だったのかよ」
「俺が発案者だったのか」
「「「おいおい…」」」
「んで?なんの話?」
「「「おいおい!?」」」
首を再度傾げた由紀に3人が揃って驚いたような顔をした。
「由紀がクリスマスしたいって通話で言い出したのが事の発端だろ」
「え?お前ら通話してたのか?いつ?俺知らんのだけど」
裕太は由紀の頭を撫でながら言い、それに対して智也が睨んだように目を細めて裕太を見つめた。
「それで飾り出したは良いけどいくつか壊れてたりしてて買いに行こうって話になったんだよな?」
「あぁだから…で、だからいつ?ねぇ俺無しでなんでそんな楽しそうな通話誘ってくれなかったんだ!?ねぇ!」
「ゆゆらすななぁ!」
戸島の肩を掴み揺らしながら問いただしていた。
「あー、思い出した。あれ?でもその時居たの裕太俺、八上戸島田中とそのお姉さんじゃなかったっけ?智也居た?」
「居たんじゃないか?今ここにいるってことはそういうことだろ」
未だ揺さぶっている智也を見る由紀
「居なかったよ!俺は八上に理由なく行けって言われたから来たんだよ!」
「それで来るってお前良い奴か?良い奴だったわ」
「…由紀!」
「え?」
「あ、取られた。」
「うぷ…頭クラクラしてる」
良い奴と言われて嬉しくなった智也は由紀を裕太からぶんどりぎゅっと抱きしめ、抱きしめられた由紀はすこし混乱し取られた裕太はしょんぼりして戸島は頭をおさえていた。
「バイト終わってきたー…って何このカオス」
「あ田中」
「おいすー。んで由紀何この状況?」
「カクカクシカジカ」
「それで伝わるのは2次元だけだぞ」
「なん…だとっ」
その後田中のおかげでカオスは収まり順調に飾りも買い終わって次どうしようかと話し合っていると、警備員の人が話しかけてきた。
「ちょっと君たち、その子とはどういう関係かな?」
「同級生で友達ですが」
「あのね、さすがにそんな嘘はしちゃダメだよ?」
やっぱり信じないかとそんな顔をした由紀以外全員だった。
そこで由紀に発言を頼むことにした。
「由紀よろ」
「りょ!えっと確かここに…あた!はいこれです!これで本当にそうだってこと分かりますよね?」
「…え??うそだろ…。」
見せたのはカラオケでもよくお世話になっている新しくした写真入り生徒手帳だった。
見せると警備員はとても驚くがとりあえずは納得してくれたらしく引き下がってくれた。
ただ、離れていく前に
「男には気をつけなさい」
「え?」
「お菓子で誘われちゃダメだぞ?知らない人にはついては行けない、わかったね?」
「えと、はい」
とても心配された。
「なんか…疲れた。」
「抱っこか?」
「ん、して」
「よしきた」
裕太に抱っこしてもらいそのまま寝てしまおうとする由紀
「なぁぶっちゃけ皆由紀を何歳くらいに見てる?」
「7歳くらい?」
「6?」
皆の会話が聞こえていた由紀は頬をふくらませた。
「俺そんなに小さくないぞ?」
「俺も大体7歳くらいって思ってるな」
「裕太!?」
まさかの裏切りに由紀は驚き裕太は笑っていた。
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