図書館は職場なので迫らないでください

ミネ

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その後、俺たちは病院ホスピスからほど近いホテルにやってきた。ここは昨日から唯継が泊まっている場所らしい。
 
ハイグレードなロビーを抜けて部屋に入ると多分スイートだろう広いリビングと別の部屋には大きなベッド。

すげえ。こんなとこ泊まったことない。俺はきょろきょろしながら広い部屋のソファに持っていたリュックを無造作に置いてふと気づく。

そういえばこの中に例のあれグッズが入ってるんだった‥!

いい雰囲気で忘れてたけど今までエロ道具をふらふら持ち歩いていた俺。なかなかあやうい。

だが俺はここでふと気づく。これははっきり言ってチャンスじゃないか?場所も道具も雰囲気も初めての夜を過ごすためのアイテムが全部ここには揃っている。

この間の誤解を打ち明けて唯継と、どうこうなる好機が降りたもうてるのだ。これは行くしかないだろう?漢の俺がそう耳元で囁く。


ジャグジー付きの浴槽とか、ミニバーとかを興味深げに見回ってた俺が急に萎らしくなってすとんとソファに静かに座り始めたから、唯継が不思議そうに隣に腰掛けた。

「もも?疲れちゃった?」

「あ、う、うん」

ちょうど唯継が隣に座ってきたが、こういう時どうやって事を進めればいいんだ?とりあえず俺の蓄えた知識では男同士は準備が色々必要なんだよ。

だからえっと、俺のグッズの中で一番早く必要になるものは‥‥浣腸だろ。

え?まじかよ。

ローション、ゴム、浣腸、拡張プラグ、アナルパール。この中で一番それがロマンから遠い場所にある道具のような気がするのだが間違ってはいないと思う。

それを使えと???唯継に言うの??ロマンチックに??

俺は今、男同士のハードルの高さをまるで冬山で遭難した人間のような絶望感で味わってる。

そしてソファに静かに座ったまま青ざめていく俺の顔を唯継は心配そうに覗く。

「もも?」

「あー、唯継‥。お、」

「お?」

「お尻の準備体操はじめようか‥?」

ど、どうだ?伝わるか‥?ロマンチックかちょっと怪しいがふわっとオブラートに包んだ紳士的な物言いだろう?

だけど唯継はその端正な顔を不思議そうに歪めるだけで全く俺の言葉は伝わってないようだった。

ええい!!なら言葉じゃなくて行動で表せばいい。こうなったら実力行使だ!

俺は唯継の手に自分の手を重ねるとやんわり唯継の唇に俺の唇を押し当てた。

「もも?」

様にならない不器用なキスに唯継は少し戸惑ってる感じだけど、俺が小鳥のようにキスをし続けていると次第に乗ってきてくれた。

「どうしたの?もも」

合間に俺に質問してくるから俺も棒読みで答える。

「唯継‥しよう」

妙にぎくしゃくしている俺をしばらく唯継は見つめると少し声をひそめて照れ臭そうに話しかけてくる。

「もも、もしかして‥したい?」

いつもの二人でシコるやつじゃなくうしろでするやつ、って暗に唯継も理解してるんだなって声のトーンと雰囲気で俺にもわかった。

俺がこくりとうなずくと唯継はぎゅうっと俺を抱きしめてきた。

「もも‥!」

感極まった声で俺の名を呼び、抱きしめていた身体をさらに強く抱いたあと、ゆっくり唯継は身体を離した。

「ごめん、もも。僕、まだももがそんな気になってないと思ってて。ほらお互い初めてだしちゃんと準備が出来てからのほうがいいよね」

「うん」

わかる。準備が必要だよな。

「その、申し訳ないんだけど今日は僕、準備のためのものを持ってきてないんだ」

ここだ!!!

俺はおもむろにソファの横に置いておいたリュックを勢いよく開けごそごそと漁り、そしてそこから小さな箱を取り出すと唯継にそっと渡した。

今年一番ってくらいのキメ顔で俺は唯継を見る。

「‥大丈夫」

唯継は自分の手に置かれた浣腸の箱をじっと見ると「もも‥!」と再び絞り出すように感極まった声で俺の名を呼ぶと少しうっとりしたような調子で聞いてくる。

「もも、これしてほしいの?」

「‥うん。だって必要だろ」

俺がうなずくと唯継は少し興奮気味のため息を深く吐いた。

「ももから用意してくれるなんて」

「お、男の嗜みってやつだよ」

ここぞとばかりかっこつける俺の鼻先に「かわい」って唯継がキスを落とした。

「可愛いじゃなくてかっこいい、な」

俺が訂正する間に俺のよれよれしまむらTシャツを脱がしにかかる唯継。は?待てよ。なんで俺のTシャツ脱がす必要がある?

「唯継?」

唯継はTシャツを脱がせながら、目もとに、頬に、唇に、首すじに器用にキスをし続ける。

「もも、ほかも持ってきてる?これだけじゃもものこと傷つけちゃうから」

待って、待って、唯継。誰が誰を傷つけるって?俺はズレた丸メガネのきょとん顔で唯継をまじまじと見る。

「い、唯継、も、持ってるけど‥」

「けど?」

「必要なのは唯継だよね?」

真に迫った俺の気迫ある顔に唯継は目を見開いた。そして二度三度まばたき。

「もも‥、僕に挿れたいの?」

「え、‥うん」

唯継は脱がせていた手を止めてあまりにも美しい顔をうーんと歪ませ、額に手を置いた。どうやら唯継もまさかの展開だったらしい。

そして真面目な顔でソファに俺を押し倒し、あまりにも眩しいきれいな瞳で俺を見つめた。

「だめ」

そっからはキスの嵐が降ってきて、あっという間に俺は裸にされて尻を唯継の方に持ち上げられる形を取られた。

抵抗したかったが唯継と俺の体格差を考えてくれ。ひと回り以上俺の方が小さいし、筋肉の付き方も全然違う。俺たちが食パンだとしたら唯継が4枚切りで俺は8枚切りだ。それぐらい違う。

あっけなく俺のけつはぷにっと開かれてちゅちゅと浣腸を注入される。そんでいつもみたく唯継の膝の間に座らされて、ぎゅうと力強い二の腕でホールドされた。

唯継は俺を抱きしめながら浣腸の箱の説明文を読む。

「ももちゃん、5分我慢」

甘ったるい声でそんなこと囁くんじゃねえよ。おおおおおああああ、おなかぐるぐるしてきたああああ‥!





そんでおトイレ行く前にリュックの中身を全部出させられて、お風呂連れてかれて、きれいに洗われて、ローションでお尻ぐりぐりされて、拡張プラグ挿れられた。

今はお尻にプラグ挿れながら唯継にふわふわバスタオルで身体をふきふきされています。

「唯継‥」

俺は半ベソで唯継の名を呼ぶ。

「ん?なに?ももちゃん」

「‥‥今日は唯継の絶対に挿れないで」


あんな邪悪そうなバキバキおちんぽ、挿れられたら俺は多分死ぬ。

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