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第13章
第34話 屋敷の話しはスルーです。
しおりを挟むさて、私の新しい屋敷に着きました!場所はエントランスです。
遅れてグレン達が、三階の空き部屋に着いたようでエレベーターが動いてますわね?
そして、グレン達が二階の階段踊り場に現れるとお兄様が、驚き騒ぎ出しましたわ。
……ああ、面倒だこと。
取り敢えずその話は後でといい、全員でリビングに向かいます。
それにしても、宰相の様達お夕飯食べ損ねてるわね?
何かこちらで御用意してあげましょうか?
お兄様達をリビングに案内してから、グレンと少し手短に話す。
「グレン……料理長に言って、私達以外の者達のお食事用意して貰って?順番で食べて頂戴」
「……承知しました。お嬢様ありがとうございます。では、少し外しますね。それと、お茶のご用意をして参ります」
「フフフ、宜しくね?」
取り敢えずこれで、宰相様達の事は良いとして……。
後はあのお馬鹿様の話しですか……。
私としては、正直性格が分かり考えも分かったのでもう、どうでも良いのですが……。
そうは言ってられませんね?
ですが、素手に国際問題に為りそうなお話しを伺って仕舞ったので……対応が難しい。
あの話をするって言う事は……、多分国王が言ってた飛竜の話しは、最初から無かったってことなのかしらね?
でも彼方は、先程の事は酔っ払いの戯れ言と言って来そうですわね?
ですが此方は、バッチリ録音してて音源がある。
此れで帰らないなら次があるでしょうが……。
ですが不非常に味いです。
向こうは国に空を飛ぶ竜を使役してる国、国力はけっこう有るのよね。
これが切っ掛けで、戦争にでも為ったら……負けるのは此方ですわね?普通に考えれば……。
まあ、考えはなくは無いですがね?
それはしたくない!
穏便に事が進めば御の字ですが……。
「さて……パトリシア?」
「な、なんです?」
「先ずあの王子は国に帰って貰らうが、それで良いな?」
「その話しは、確認されないと為らない話しかしら?」
「取り敢えずだよ!シア」
「でしたら、即刻帰国願いますわ。居ればどんな目に遇わされるか、分かりませんもの!」
まあ、負けないけれど……ククク。
「シア、やめろその笑い方を!」
「あら、ご免なさい」
「なら、私が方を付ける。アレク、あの会話は録れたのか?」
「ええ、それはもう!抜かりはないです!」
「そうか、なら、渡してくれ。それとパトリシア……お前もだよな?」
「あ、あら、お気づきでしたの?」
「当たり前だろ?私の妹なのだから。フフフ」
「でしたらお渡ししておきますわね?はい、お兄様……使い方は?」
テーブルの上にボイレコを取り出して置いた。
「アレクの物のと、そう変わらないのだろ?」
「ええ、概ね変わらないですわ」
「なら、アレク受け取って置いてくれ」
「了解……後で渡します」
そういって、テーブルの上に置いたボイレコを回収するアレクお兄様です。
後でなにかするのかしらね?
「よし、でだ!話が拗れた場合の、話だか。リシュタールの馬鹿王子とはまた、毛色の違う者だからな……厄介だぞ。黙って帰ってくれれば、問題はないだろがなぁ……。バックにあの国王が居る。あれが厄介だな、乗り込んで来られても厄介だしな?それに、空から来られれば此方は対処の方がないぞ?」
「フフフ、大丈夫ですわ!」
「シア何か細工してあるのか?」
「ええ、取り敢えず結界をこの国に張れますわよ?防御は大丈夫ですわ!」
「しかし……防御だけではなぁ……」
そう?
この世界、飛び道具は魔法を放つだけなのよね?
個人の威力は良く分からないけれど……。
でも……多分私ほど大きな魔力を持ってる方ってそう多くはないと思う……。
まあ、思い込みだけれどね?
世界は広い!もしかしたら勇者が居るかもしれないしね?
魔王が居るかもしれない知れない。
聞いたことが無いからな分からないけど。
なので私で何とか出来ると、思う。
それに、火薬が無いから…鉄砲や大砲は無いのよね?
ここは剣と魔法のファンタジーの世界!
膨大な魔力持ちは……多分私だけ?
(居るかも知れないから、自画自賛です)
でも竜を使役してる国は少し……危険なのよね?
あの飛竜ってブレス吐けるのかしら?
そうなると話が違うのよ……。
竜の攻撃なんてさっぱり分からないもの。
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