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第13章
第44話 屋敷へ案内したら。
しおりを挟む少しトラブルがあったけど…、取りあえずここで時間を潰せないわ!早く移動をして仕舞いましょう。
「それでは、皆様がこれから働く場所に案内しますわ。執事のグレンの後に続いて下さい」
「「「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」」」
そして、兵舎を出てゾロゾロと歩いて城の裏手に有る厩舎までくると、騎士達がざわつく。
それを気にせずに、グレンが物置小屋の扉の鍵穴に鍵を差し込み、鍵を開けると扉を開き中に入る。
「さあ、どうぞ中へ」
グレンが小屋の中へ騎士達を招く。
招かれた騎士達が、グレンに続いて部屋に入って行く。
私とお兄様のも部屋に入る。
全員が部屋に入ると私は小屋の鍵を閉めてからグレンに声を掛けた。
「グレン、そちらの扉を開けて良いわよ?」
「はい、承知しました」
一見行き止まりでは?と皆さん思う筈。
だけど、その突き当たった壁には扉がありその扉の鍵を開けると、グレンは騎士達に声を掛けた。
「では騎士の皆様、再度私の後に続いて下さい」
グ、グレンなんか声が固いわよ…どうしましたか?
あっ、固いのではなくて……真面目に対応中なのね?フフフ後でグレンをからかえる?
……やめて置きましょう。後が怖い。
グレンが扉を開けると扉の中を入って行く。
騎士達は訳も分からずかしら?グレンの後に続いて行った。
それを見た私とお兄様……。
「騎士達……なんだかビクビクしてて笑えるな?シア」
「あら、お兄様……意地が悪いわ。フフフ」
「さて、我々も行くか?」
「ええ」
そうして着いた先は、私の屋敷の……また部屋ですわ。別名転送部屋。
その転送部屋に着くと、またグレンが扉を開けて廊下に出た。
「皆様お疲れ様です。こちらが貴殿方の職場と今後暮らす部屋がある場所に為ります」
と、グレン……固い。
「さあ、ここが私の屋敷です。今貴方達が立つ場所は屋敷の三階です。三階は、貴方の部屋がある場所です。各部屋は独り部屋に為ってます。先に渡してある鍵に番号が振ってあります、部屋番号と鍵の番号が合えば入れます。因みに一号室は、あちらの一番向こう奥の左手ですわ。どうぞ?皆様確認してきて下さい。そして、確認ができたら階段のある中央へ集まって下さい」
「はっ!」
バタバタと小走りで、騎士達がから自分の部屋を探して歩き、それぞれの方もが部屋を見つけてなかを物色中なのでしょうか?中々戻って来ないわね?
暫く待つと騎士達が戻って来たわ。
なんか……ずんって頭から肩に影背負ってない?
でも………なんで?
なにも特別な事はない筈よね?グレンも確認したし……?
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