173 / 698
新たな町へ
125話 ストレスで
しおりを挟む次の日朝も相変わらず、起きるのが早く。
朝からパトリックに料理を教える事が、ストレスに成りそうで……気分が滅入る。
だがそこは、頑張って気を持ち直して一階に降りていくと、マルク君が満面の笑みを浮かべて俺に挨拶をしてきた。
「アキ君!おはよう!ねえねえこれ、ありがとう」
チラリと首に掛けた、ネックレスを見せて礼を言われた。
「ん?あっそれね?大事だから外さない様にね?それと、少しだけ魔力を流さないと、使えないけど……大丈夫かい?」
「うん!使えたよ、さっき試した」
「凄いね!大事にしてね?」
「うん!あっ今日は、何にするの?」
「今日はね……」
と、話ながらマルクと一緒に厨房へ向かった。
「お、おはようアキ君!今日の朝は何にするか……」
「それなんだよな、昨日何にしたっけ?」
「昨日は、鶏肉のうどんだったな……」
「そうか……あれ?卵ってどれぐらい仕入れたの?」
「結構仕入れ出来たから、数は有るぞ」
「そうか、なら温玉うどんにしょう!簡単だしな!あとは、パンが食べたい人には、目玉とハムだな」
「それなら早速、出し作りだな。鍋に昆布を入れないと……」
「あと、うどん茹でる用に鍋に水入れるよ!」
それに、卵茹でるから先にこっちだな……温玉作らないとな!!
そして朝の忙しい時間が過ぎ、宿の客も外からの客も問題なく送り出した。
「ふぅ~疲れたねぇ~腹へった!!」
「ハハハほら、朝飯だ!三人で食べよう。マルクは一休みしたら宿の事頼むな?」
「分かったよ、任せて!それに昼12の前に、ケビンさん、来るでしょ?」
「ああ、いつもと同じだよ、父さんとアキ君は少し出かけるからな頼むよ?」
「うん!」
そして、三人で朝食を食べて一休みしてからパトリックと出かける。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,276
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる