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新たな町へ

125話 ストレスで

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 次の日朝も相変わらず、起きるのが早く。
 朝からパトリックに料理を教える事が、ストレスに成りそうで……気分が滅入る。
 だがそこは、頑張って気を持ち直して一階に降りていくと、マルク君が満面の笑みを浮かべて俺に挨拶をしてきた。

「アキ君!おはよう!ねえねえこれ、ありがとう」

 チラリと首に掛けた、ネックレスを見せて礼を言われた。

「ん?あっそれね?大事だから外さない様にね?それと、少しだけ魔力を流さないと、使えないけど……大丈夫かい?」

「うん!使えたよ、さっき試した」

「凄いね!大事にしてね?」
「うん!あっ今日は、何にするの?」
「今日はね……」

 と、話ながらマルクと一緒に厨房へ向かった。

「お、おはようアキ君!今日の朝は何にするか……」
「それなんだよな、昨日何にしたっけ?」
「昨日は、鶏肉のうどんだったな……」
「そうか……あれ?卵ってどれぐらい仕入れたの?」
「結構仕入れ出来たから、数は有るぞ」
「そうか、なら温玉うどんにしょう!簡単だしな!あとは、パンが食べたい人には、目玉とハムだな」
「それなら早速、出し作りだな。鍋に昆布を入れないと……」
「あと、うどん茹でる用に鍋に水入れるよ!」

 それに、卵茹でるから先にこっちだな……温玉作らないとな!!

 そして朝の忙しい時間が過ぎ、宿の客も外からの客も問題なく送り出した。


「ふぅ~疲れたねぇ~腹へった!!」

「ハハハほら、朝飯だ!三人で食べよう。マルクは一休みしたら宿の事頼むな?」

「分かったよ、任せて!それに昼12の前に、ケビンさん、来るでしょ?」

「ああ、いつもと同じだよ、父さんとアキ君は少し出かけるからな頼むよ?」

「うん!」

 そして、三人で朝食を食べて一休みしてからパトリックと出かける。
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