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2.秘密の通路
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神官長とそれを継ぐものにしか教えられない裏道は人が1人通れる大きさで真っ暗だった。
アオイが部屋の隅の柱の彫り物に手を添えると柱に沿った壁の一部が開いた。
「さぁ早く。見られないうちに入って。」
素早く扉が閉められ真っ暗になり、思わずアオイの腕に抱きついた。
「嬉しいけど、ちょっと待ってて。」
クスリと笑い私から離れると何かを唱えた。
するとアオイの指輪がパァと輝いて目の前を照らした。
「すごい!懐中電灯みたいね。」
「しっ!」
と、言って耳元でささやく。
「外に声が漏れ無いようにね。」
「!!」
私はきっと真っ赤になっていたと思う。
だっていきなり耳に急接近なんだもん。
鼓動がドクンドクンと言っている。
そんな私に気がつかないアオイは、サッと私の手を握り片方の指輪のついた手を前にかざしながら早足に進みだした。
(なんだか恥ずかしい!さっきので手を繋ぐのも照れちゃうよー)
迷路のように分かれ道になる度、アオイは何かを唱えて方向を決めていた。
(不思議な力ね)
一部が赤い彫り物のある壁に来た時、耳を壁に付けて様子を伺う。
そして彫り物に手を添えると扉が開き
私達は部屋にかかる赤い布の裏側に立っていた。
アオイが手に口を当て静かに。と合図を送る。布から顔を出し様子を伺うと私を部屋に入れ、扉の模様に手を添え扉を閉めた。
そこは祭壇で、私達はその後ろの壁に吊るされる赤い布から出てきた。
アオイが部屋の隅の柱の彫り物に手を添えると柱に沿った壁の一部が開いた。
「さぁ早く。見られないうちに入って。」
素早く扉が閉められ真っ暗になり、思わずアオイの腕に抱きついた。
「嬉しいけど、ちょっと待ってて。」
クスリと笑い私から離れると何かを唱えた。
するとアオイの指輪がパァと輝いて目の前を照らした。
「すごい!懐中電灯みたいね。」
「しっ!」
と、言って耳元でささやく。
「外に声が漏れ無いようにね。」
「!!」
私はきっと真っ赤になっていたと思う。
だっていきなり耳に急接近なんだもん。
鼓動がドクンドクンと言っている。
そんな私に気がつかないアオイは、サッと私の手を握り片方の指輪のついた手を前にかざしながら早足に進みだした。
(なんだか恥ずかしい!さっきので手を繋ぐのも照れちゃうよー)
迷路のように分かれ道になる度、アオイは何かを唱えて方向を決めていた。
(不思議な力ね)
一部が赤い彫り物のある壁に来た時、耳を壁に付けて様子を伺う。
そして彫り物に手を添えると扉が開き
私達は部屋にかかる赤い布の裏側に立っていた。
アオイが手に口を当て静かに。と合図を送る。布から顔を出し様子を伺うと私を部屋に入れ、扉の模様に手を添え扉を閉めた。
そこは祭壇で、私達はその後ろの壁に吊るされる赤い布から出てきた。
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