えっ!? そっち!? いや、骨法はそういう意味じゃ……。◇兎オヤジの見聞録◇

たゆんたゆん

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第4章 カヴァリ―ニャの迷宮

第147話 えっ!? そんなぁ~っ!? そんなの狡いですっ!

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 「ぎゃあああああああーーーーーーっ!!!」



 進行方向から、男の絶叫が闇を切り裂いて俺たちの間を駆け抜けて行ったんだーー。

 「……凄え叫び声だったな」

 平時の時なら、「おい、行くぞ!」って言うとこなんだが、全くその気が起きん。

 明らかにトラブルだ。

 この階層でトラブルなら、間違いなく蟻絡みだろうさ。

 当然ながら、誰からも「行きましょう!」という提案は、ない。クールなもんだ。

 代わりにーー。

 「どうしますか? 引き返しますか?」

 ーーと来たもんだ。

 マギーさんや。あんたもなかなか鬼だね?

 そう聞いてくる気持ちも解る。斥候の仕事は精神をかなり消耗するんだと見てて思ったよ。

 初見の場所を調べて、罠の有無を確認し、あれば解除もしくは迂回する。それと並行して、索敵だ。近づいてくる気配や足音はないかという事にも神経を使わなきゃならん。

 幾ら訓練を積んでいようが、長時間そうした場所にいて神経をとがらせていれば誰だって疲れるもんだ。叫び声の主には悪いが、俺たちはここで足を止めることにした。

 「“聖域”は見付からねえが、ここで小休止を入れる。さっきの声も気になるが、もしもの時のために体力が無いと話しにならん。会敵かいてきするまで休むぞ。マギー、あそこの壁の周辺を調べてくれるか?」

 「畏まりました」

 「軽めに飯を食って寝ろ。仮眠が取れればちっとは違うだろう。とはいっても、その間に蟻が来るかもしれんがな。ヒルダ、壁まで移動したら手桶を準備する。水を頼む」

 「心得た」

 「わたしも出せるよ?」

 「プルシャンもありがとな。けど、お前さんの水はもう少し絞って少なったら出してもらう。皆びしょ濡れで着替えてる時に蟻が来たら大変だからよ」

 「そっか。判った!」

 そんな話をしてると、壁際に移動したマギーが油灯カンテラをグルッと回して円を描いた。「安全」っていうサインだ。声を出せない時にと決めたサインの一つさ。斥候はそういう面では危険と隣り合わせだからな。

 マギーの待つ場所まで移動した俺たちは休憩のために腰を下ろす。

 とはいっても、俺は色々用意するんだがな。直径1ペース半45cmほどの木桶きおけを取り出して、ヒルダに【生活魔法】で水を張ってもらう。手洗い用だ。

 こういう時だ、食中りを起こして腹を壊したら目も当てられん。手を洗った水は、骨粘土で作った空の壺に回収してもしもの時に備える。

 魔力だって無尽蔵に在る訳じゃねえ。水を出すよりももっと大事な場面で魔力を使い切ることだってあり得る。そんな事はないに越したことはないんだがな。ま、使わずに済めば迷宮を出て捨てるだけさ。

 【無限収納】に入れとくんだ、荷物になりゃしねえよ。

 さっきよりは小さい木桶と骨粘土で作ったしゃくを出し、ヒルダに再度木桶に水を張ってもらう。今度は飲料用の水だ。木製のマグカップと皿を配り、【無限収納】からつくね串みたいな肉串シークカバブを取り出して渡す。

 屋台で買ったもんだ。ナンみたいなパンも屋台で仕入れてたのを配る。ああ、普通に膨らむパンも売ってるぞ。あれは屋台じゃなく、店舗で焼いて陳列してあるがな。

 異世界人が何百年もかけてちょこちょこ輸入されてるんだ。酵母の技術が入ってても驚くことじゃねえ。

 ガイには【骨治癒】を掛けておいた。気休めだがな。掛けないよりマシだろう。

 俺も肉串を出して食べようとしたんだがな。ヒルダに「自分は手を洗わぬのか?」とたしなめられた。隅に連れて行かれ、【生活魔法】で出された流水で手を洗い、乾かしてもらったよ。



 おまえは俺のオカンか!?



 まあ良い。肉串が思いの外美味かったからな。満足だ。

 小腹も満たせた俺たちは、ガイに見張りを任せて仮眠を取ることにした。こんなとこでと思うだろうが、訳の分からねえとこに飛ばされた事は、知らねえ内に俺たちの神経を削ってたようでな、誰とはなしに眠りに落ちてしまったのさーー。



                 ◆◇◆



 誰かの身動みじろぎで、意識が戻って来る。

 「……随分寝た気がするな」

 伸びをしようと両腕を上げようとしたら動かなかった。

 「……おれは湯たんぽか?」

 そう言いたくなる状態だったのさ。右腕はヒルダ。左腕はプルシャン。右太腿はマギー。左太腿はプラムがそれぞれしがみついたり、膝枕にしたりとどうにもならん。起こさずに、こっそり起き上がれないだろうがよ。

 そもそも「そんなに気が緩んでたか?」と言いたくなるくらい、触られた事に気付いてなかったのには内心驚いたね。どんだけ気を許しんてるのかよく判る。

 「ガイもありがとな」

 「ーー」

 俺たちに背中を向け、仁王立ちのまま寝ずの番をしてくれたガイに声を掛けると、小さく頭が動くのが見えた。本当、助かるぜ。

 あの状態のまま襲われたら一溜りもなかったな、と想像してブルっと身震いしちまった。ああ、すまん。起こしちまったか、これ?

 「「「ん……」」」「ふにゅ」『あれ? ハクトさん、朝ですか?』

 そう思ったが、まとわり付いてる4人は気にならなかったらしい。予想に反して、頭の上からスピカの声がする。ああ、そこに居たのか。よく落ちなかったな?

 「んにゃ。まだ迷宮だ。朝かどうかは判らねえよ」

 そうスピカに答えた時だったーー。



 ピィィィィィィィィ―――――――ン



 とも、キィーンとも取れる高音が洞窟内を駆け抜けたんだ。

 「うっ」「ふぇっ!?」

 一番にプラムがガバッと身を起こす。合格。

 けど、結構な高音で耳が痛え。何だったんだ、今の?

 「おい、起きろ。何か可怪しい」

 「っ!? う、うむ」「っ!? じゅるっ」「っ!? ああ、旦那様、申し訳ありません!」

 今じゅるってよだれを吸いやがったの誰だ?

 「プルシャン、お前なあ……」

 「えへへ。これで綺麗になったよ!」

 ゴシゴシと俺の左腕をこすってニマッとわらう笑顔を見て怒る気が失せた。やっぱこいつ可愛いわ。本当、俺なんかには勿体無いくらいの美人だぜ。

 「マギーも気にすんな。どうせ今更だ。それに、低体温のまま動かせるよりかは少しでも温い方が良いだろ? イテテッ!? ヒルダ、何でつめるっ!? スピカも突くなっ!」

 「は、はい、ありがとうございます」

 俺のビクッと飛び跳ねた反応に驚きながら、返事をするマギーの横で、ヒルダがぷいっとそっぽを向く。ヒルダの左肩の上に移動した青い小鳥スピカも、同じ方向にぷいっと向きやがった。

 「……気にするな、主君。寝惚ねぼけてるのかと勘違いしただけだ」『そうです、勘違いです』

 これ、プルシャンに一瞬でも見惚みとれたから?

 ……何人もはべらせてる奴はこんなプレッシャーを処理してんのか? 凄えな、おい。

 と言っても、こう、ピリピリした雰囲気を残したまま動くのもなぁ……。しゃあねえ。これもこれから先通ってかねえといかん道だ。慣れるしかねえか。

 「ヒルダ」

 「何だ主君? ふあっ!?」『ああっ!? ヒルダさんだけ狡いです!』

 取り敢えず、握手やハグする欧米の文化に似た様子は都でもチラホラ見えてたからな。俺もそれを真似て、ヒルダをハグしておいた。うん、まだ細え。スピカ、お前もか!?

 「ねるな。ヒルダの魔法には随分助かってるんだ。これからも頼むな?」

 「う、うむ。任せておけ! 主君に仕えるのは従者の、いや、妻の喜びだ」

 大分ネジが飛びかかってるが大丈夫か? 効きすぎたか? ん?

 「何で、マギーが裾を引っ張ってるんだ?」

 「あの、旦那様。恐縮ですが、わたしも褒めて頂けないでしょうか……? ふああっ!?」

 「斥候もありがとな。罠を気にせんで良いのは本当助かる」

 ええ、もう、どうにでもなれってんだ! 1回も2回も一緒だ! どんと来い!

 さっとマギーを抱き締めて、ぽふぽふと背中を叩いて離す。長居は危険だ。錯覚だと思うが、スピカの頭上に「ズゴゴゴ……」と怒りの効果音が立体になって浮かんで見えた気がした。まずくねえかあれ?

 「ほら、プラムも」

 「はいっ! ~~っ!」

 屈んでプラムもハグして離す。背中をポフポフと叩いた瞬間、毛を握り締められた気がしたが……何だったんだ? ああ、そうだな。プルシャンも待ってるわな。

 「プルシャンも」

 「ハクト、大好きっ! ふああっ!」

 自分はお預けかと思ってたんだろうな。飛び込んで来やがった。体は大人だが、この姿になった経緯を考えれば知的年齢はプラムと変わらねえ? いや、随分夜の営みは積極的だからそうでもないのか。

 良く判らんが、プルシャンも変な声を上げる。さて、一番大変なのが待ってるぞ。

 「スピカさんや」

 『何ですか?』

 ガイの頭の上から、冷めた声が降ってくる。

 「ほらおいで」

 『……何でわたしが一番最後なんですか?』

 何でだ? 何が聞きたがってる? 俺が前のカミさんの時に間違ったやつと同じタイプだぞ。あそこで間違えて一気に冷えたからな。ここが天王山だ。間違えんなよ、俺。

 「そりゃいっぱいスピカを愛でるために決まってる。最初にしたら、後ろで待ってるのが気になって、おざなりになっちまうだろ? 邪魔が入らなければいっぱい撫でてあげれる」

 『ハクトさーんっ!!』

 ぴぃーっと嬉しそうに鳴きながら、スピカが俺の差し出した左のてのひらへぱたぱたと舞い降りた瞬間だったーー。



 キュララララー―――ッ!!! 「見付けましたっ!!」 ドドドドドドッ!!!!



 耳をつんざく様な奇怪な鳴き声と、若い女の声、そして地響きを伴う無数の足音がこっちに向かって来たんだ。いや、冗談じゃなく。

 誰かが、蟻牛の大群を引き連れてこっちへ向かってるってこった。

 「わりい。スピカさんや、今はこれっきりだ。後で埋め合わせるから!」

 『えっ!? そんなぁ~っ!? そんなの狡いですっ!』

 スピカの頭を一撫でして、宙に放り上げた俺は、ガイの前に回り込んで音のする方向に目を凝らす。後ろで、スピカの罵声が聞こえるが、ケアは後だ。ヤバイ感じが治まらねえ。

 「来い。【餓者髑髏がしゃどくろ】」

 幾ら大群だったとしても、餓者髑髏シャドウを呼び出せれば、問題は思ってるほど酷くはならねえはずだ。そう思ってたんだがーー。



 《只今【餓者髑髏】のスキルは、待機時間リキャストタイム中のため、使用できません。再使用可能まで、残り20時間18分32秒》



 感情のない無機質な女の声が、代わりに俺の頭の中で響き渡ったーー。





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