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真面目生徒とセクシー教師
3話 真面目生徒
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小野先生のお相手は正木くん。
正木くんとは高校3年生で初めて同じクラスになったが、名前はよく知っていた。
『成績優秀者名簿』の常連だからだ。
いつも上位3位以内に入っている。
と言うか、ほぼ1位だ。
ほぼ1位、なのに、高校3年にだけある『特別クラス』には行かず、普通のクラスに入ってきて、皆を不思議がらせた。
いわく「特別クラスへ行く友達が居ないから」だそうだが。
頭がものすごく良いが、そのことを鼻にかけたような態度はまるで見せなかった。
勉強の質問をすると面倒くさがらずに丁寧に教えてくれて、明らかに『今日先生に当てられそうだけど、予習忘れた』と言う場合ですら嫌な顔をせずに気前よくノートを見せてあげていた。
人当たりが良く、仲の良い友達はいたが誰とでも話をする。
優等生だけど、ガリ勉と言う風でもなく、テレビの話もゲームの話も漫画の話もする。
絵に描いたような、理想的な優等生。
きっと有名大学に入り、スゴいところに就職し、綺麗な女性と結婚して、子どもをもうけ……
素晴らしい未来が今からでも易々と想像できる、そんな男子高校生の、正木くんが……
セクシー女教師に、人生を狂わされそうとしている。
私は小野先生と熱心にキスを交わす正木くんを見て、正木くんも男だったんだ、と思った。
正木くんは男子とはよく話すけど、女子と話すところはほとんど見たことがない。
高校生のうちに彼女を作りたいと言う気持ちがまるでなさそうだった。
男子と女のことで猥談している様子も見せなかった。
男子がエッチな視線を投げてくることも多い体育の器械体操のときも、正木くんだけは涼しい顔をしていた。
性欲なんて、まるでないような。
いや、そりゃ普通にあるだろうけど完璧に隠せるような、そんな男の子だと思っていたのに。
セクシー教師に、やられてしまったのか……
私は先生に対して、反感を持った。
先生が生徒に手を出すような先生でも、まだ良いけど――いや、良くないけど。
せめてもっと、不真面目な子に手を出せば良いのに――と言ったら、不真面目な子に悪いけど。
正木くん、かわいそう。
大人の女にハマって成績が落ちて、これからの人生に関わったらどう責任を取るんだろう?
と言うか、先生と付き合っている、と言うだけでスゴいスクープだ。
バレたところで本当に危ない――人生が終わるレベルで危ない――のは先生の方だが、正木くんだって不登校を選ぶことになるかもしれない。
不登校になったら、留年もありうる。
留年なんて長い人生を考えたら、大したことではないと大人は言うだろうか。
いや、大したことだ。私たちはまだ高校生なのだから、高校生にとって『大したこと』が全てだ。
優等生の正木くんが、留年――『大したこと』に決まっている!
生徒のこれからを――人生を――狂わせることをするなんて……
先生は、ダメな先生だ!
男子高校生を誑かす、ショタコン――年齢4歳? 差でショタコンと言えるのかはわからないが――教師だ!
いくら授業がわかりやすくても、先生になる資格がない!
そんな風に、義憤に燃えつつ、2人のキスを見守っていたが……
正木くんの手が先生の腕から胸に移り、スーツ越しにおっぱいを揉み始めると、先生が身体をくねらせながら、正木くんの腕に手を伸ばし、身体を押すようにした。
「ダメよ……正木くん……ダメ……」
「何がダメなんです?」
「ここは、学校よ……ダメ……」
「僕が中間テスト1位になったら何でも言うことを聞く、って約束してくれたじゃないですか」
「でも……
先生、こんなことを正木くんが望むと、思わなかったの……」
「じゃあ。
何を望むと思ったんですか?」
先生は赤い顔で目を逸らしながら、
「て、手作りお弁当、とか……」
正木くんはフッと笑うと、
「頭の中、お花畑かよ」
普段の正木くんからは聞いたことがない、トゲのあるような、サドっ気のあるような言葉だった。言葉自体も、言い方も。
正木くんは同じく冷たい調子で続けた。
「先生。
そんなに男を誘うカラダしてるくせに『何でも言うことを聞く』と言われて、男子高校生が何を望むか全然想像できてなかったんですか?」
正木くんは、後ずさる先生に向かって静かに壁ドンをした。
「正木くぅん……」
赤い顔で首を横にゆるゆる振っている、おびえたような先生の顔の真ん前に顔を近づけて、
「『学校でセックス』
それが、僕の望みです」
離れると、
「さあ。
服を脱いで下さい」
「正木くぅん……」
「しないのかよ?」
先生は顔を俯けると、スーツの上着のボタンに手をかけた。
「……」
私は無言で服を脱ぐ先生を見ながら呆然と、何か、思っていたのと違うな、と思った。
てっきりセクシー痴女先生が、真面目な男の子の正木くんを誘惑したと思っていたのに……
正木くんの方、主導?
正木くんとは高校3年生で初めて同じクラスになったが、名前はよく知っていた。
『成績優秀者名簿』の常連だからだ。
いつも上位3位以内に入っている。
と言うか、ほぼ1位だ。
ほぼ1位、なのに、高校3年にだけある『特別クラス』には行かず、普通のクラスに入ってきて、皆を不思議がらせた。
いわく「特別クラスへ行く友達が居ないから」だそうだが。
頭がものすごく良いが、そのことを鼻にかけたような態度はまるで見せなかった。
勉強の質問をすると面倒くさがらずに丁寧に教えてくれて、明らかに『今日先生に当てられそうだけど、予習忘れた』と言う場合ですら嫌な顔をせずに気前よくノートを見せてあげていた。
人当たりが良く、仲の良い友達はいたが誰とでも話をする。
優等生だけど、ガリ勉と言う風でもなく、テレビの話もゲームの話も漫画の話もする。
絵に描いたような、理想的な優等生。
きっと有名大学に入り、スゴいところに就職し、綺麗な女性と結婚して、子どもをもうけ……
素晴らしい未来が今からでも易々と想像できる、そんな男子高校生の、正木くんが……
セクシー女教師に、人生を狂わされそうとしている。
私は小野先生と熱心にキスを交わす正木くんを見て、正木くんも男だったんだ、と思った。
正木くんは男子とはよく話すけど、女子と話すところはほとんど見たことがない。
高校生のうちに彼女を作りたいと言う気持ちがまるでなさそうだった。
男子と女のことで猥談している様子も見せなかった。
男子がエッチな視線を投げてくることも多い体育の器械体操のときも、正木くんだけは涼しい顔をしていた。
性欲なんて、まるでないような。
いや、そりゃ普通にあるだろうけど完璧に隠せるような、そんな男の子だと思っていたのに。
セクシー教師に、やられてしまったのか……
私は先生に対して、反感を持った。
先生が生徒に手を出すような先生でも、まだ良いけど――いや、良くないけど。
せめてもっと、不真面目な子に手を出せば良いのに――と言ったら、不真面目な子に悪いけど。
正木くん、かわいそう。
大人の女にハマって成績が落ちて、これからの人生に関わったらどう責任を取るんだろう?
と言うか、先生と付き合っている、と言うだけでスゴいスクープだ。
バレたところで本当に危ない――人生が終わるレベルで危ない――のは先生の方だが、正木くんだって不登校を選ぶことになるかもしれない。
不登校になったら、留年もありうる。
留年なんて長い人生を考えたら、大したことではないと大人は言うだろうか。
いや、大したことだ。私たちはまだ高校生なのだから、高校生にとって『大したこと』が全てだ。
優等生の正木くんが、留年――『大したこと』に決まっている!
生徒のこれからを――人生を――狂わせることをするなんて……
先生は、ダメな先生だ!
男子高校生を誑かす、ショタコン――年齢4歳? 差でショタコンと言えるのかはわからないが――教師だ!
いくら授業がわかりやすくても、先生になる資格がない!
そんな風に、義憤に燃えつつ、2人のキスを見守っていたが……
正木くんの手が先生の腕から胸に移り、スーツ越しにおっぱいを揉み始めると、先生が身体をくねらせながら、正木くんの腕に手を伸ばし、身体を押すようにした。
「ダメよ……正木くん……ダメ……」
「何がダメなんです?」
「ここは、学校よ……ダメ……」
「僕が中間テスト1位になったら何でも言うことを聞く、って約束してくれたじゃないですか」
「でも……
先生、こんなことを正木くんが望むと、思わなかったの……」
「じゃあ。
何を望むと思ったんですか?」
先生は赤い顔で目を逸らしながら、
「て、手作りお弁当、とか……」
正木くんはフッと笑うと、
「頭の中、お花畑かよ」
普段の正木くんからは聞いたことがない、トゲのあるような、サドっ気のあるような言葉だった。言葉自体も、言い方も。
正木くんは同じく冷たい調子で続けた。
「先生。
そんなに男を誘うカラダしてるくせに『何でも言うことを聞く』と言われて、男子高校生が何を望むか全然想像できてなかったんですか?」
正木くんは、後ずさる先生に向かって静かに壁ドンをした。
「正木くぅん……」
赤い顔で首を横にゆるゆる振っている、おびえたような先生の顔の真ん前に顔を近づけて、
「『学校でセックス』
それが、僕の望みです」
離れると、
「さあ。
服を脱いで下さい」
「正木くぅん……」
「しないのかよ?」
先生は顔を俯けると、スーツの上着のボタンに手をかけた。
「……」
私は無言で服を脱ぐ先生を見ながら呆然と、何か、思っていたのと違うな、と思った。
てっきりセクシー痴女先生が、真面目な男の子の正木くんを誘惑したと思っていたのに……
正木くんの方、主導?
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