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真面目生徒とセクシー教師
10話 同じ
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私がお尻を突き出すと彼はおま○この濡れ具合を確かめるように先で撫でたが、その後私から離れたので、後ろを振り返る。
彼はカバンにしゃがみこんでいた。
コンドームを付けるのを忘れていたことに気付いたのだろう。
彼はコンドームを付けると再び私の後ろの位置に付いた。
私は前を向いて、彼が入ってくるのを待ちかまえた。
本の間から、正木くんと先生が見えた。
先生はソファーの前にある机に手を付いて足を広げて、立っている。
正木くんが先生の後ろにいる。
そして、腰を持ち……
「あ……」
と言う声がした。先生の声だ。
入って来たのだろう。
同じ頃、私もおま○こに入ってきた彼のモノを感じ、身体と心に充足感が広がった。
私は正木くんと先生から視線を外し、私の中の彼を味わう。
当然声は抑えなければならないが、先程の緊張感はもはやなかった。
正木くんにだけはもうバレているからだろう。
バレていることに危機感を持つべきなのかもしれないが。
不思議な気分だった――正木くんと『秘密の共有者』になっているつもりなのかもしれない。勝手に。
彼の緩やかなストロークを中で感じていると、「ねえ?」と言う正木くんの言葉が聞こえ、顔を上げて2人を見た。
正木くんは先生の腰を持ちながら前後に腰を動かしている。
「はあ……ん?」
と先生が吐息混じりの、相槌を打った。
「多分ね。
本棚の向こうの彼らも、今。
俺たちと同じ立ちバックでセックスしているよ」
「うふ……あん」
と先生は吐息混じりで、笑った。
「きっと先生。
今、向こう側の女子高生と同じ格好で、ち○ぽを受け入れてる」
同じ格好――体位。
しかし実際は先生の方がツラそうな体勢に見えた。
手を付く机の高さが低いから。
でも同じ。確かに。
先生と、同じ……
私はやはり2人から目を離した。
同じ体勢で、しかも彼の姿が見えないから、あんまり正木くんが腰を振っているところを見たくなかった。
正木くんの腰振りと言う視覚情報で、何だか正木くんに入れられている感覚が――妄想を――してしまいそうで。
「うふふ」
と先生の甘い声が聞こえた。
「女子高生と同じ状況だなんて、光栄だな……」
私はその先生の言葉を聞いて、嬉しくなった。
綺麗で色っぽくて、悔しいけど憧れで、私には一生その魅力と肩を並べることはできないだろう先生。
その先生が私を褒めてくれた。
『女子高生』と言う個人ではない、あやふやな存在としてだけど。
そのとき、
「あっ、あっ!」
先生の喘ぎが大きくなった。
「正木くん、正木くん……」
「ん?」
「ああ……
来そう……!」
「そう」
と正木くんの声。
「イクとき、教えてくれる?」
「うん。
あん、イク、イク、イク……」
先生の声と合わせるように、彼の腰の動きが速くなった。
どうして先生の声を聞いて動きが変わるのよ、と少し嫉妬したけど。
違う、とも思った――嫉妬することない。
きっと彼は先生の声に興奮して、射精に向けて腰を動かしているのではない。
この状況に、興奮しているのだ。
本棚を挟んで、同じようにセックスする2組のカップルが、同じ頃に絶頂へと向かう状況。
実は私も、今にもイキそうだったが。
少し我慢していた。
先生の声を聞いて、何故か、こう思ってしまった。
『先生がイクときに合わせられるなら。
合わせてみたい』
もう二度と起きないだろう、この状況を、私は楽しんでいるのだろうか……。
「イク、正木くん、イク……
イック……アッ……!」
先生の『イキ声』が聞こえたとき、私も自分のおま○こをぎゅっとし、その締め付けから絶頂を感じ始め、中を蠢かした。
「く……」
と言う小さな呻き声が聞こえて、彼も腰を止めた。
彼もイっている……
しばらく後、本棚に手を付きつつ息を整えていると、先生の声が聞こえた。
「正木くん」
顔を上げると、正木くんに後ろからお腹を支えられて振り向いている先生が、正木くんの顔を手で撫でていた。
甘い声で言う。
「一緒に、イケたね……」
先生のその言葉を聞いて絶頂後、少し冷静になった頭で考えた。
4人ほぼ同時に、イクと言う異常事態を、私は――私と彼は――経験したと言うことを。
いくら興奮していたとは言え、とってもおかしな状況だ。
しかし、今――イクことで冷静になった今――でも、先生たちに誘われるようにセックスを始めてしまったことに対し、私は後悔がなかった。
彼はカバンにしゃがみこんでいた。
コンドームを付けるのを忘れていたことに気付いたのだろう。
彼はコンドームを付けると再び私の後ろの位置に付いた。
私は前を向いて、彼が入ってくるのを待ちかまえた。
本の間から、正木くんと先生が見えた。
先生はソファーの前にある机に手を付いて足を広げて、立っている。
正木くんが先生の後ろにいる。
そして、腰を持ち……
「あ……」
と言う声がした。先生の声だ。
入って来たのだろう。
同じ頃、私もおま○こに入ってきた彼のモノを感じ、身体と心に充足感が広がった。
私は正木くんと先生から視線を外し、私の中の彼を味わう。
当然声は抑えなければならないが、先程の緊張感はもはやなかった。
正木くんにだけはもうバレているからだろう。
バレていることに危機感を持つべきなのかもしれないが。
不思議な気分だった――正木くんと『秘密の共有者』になっているつもりなのかもしれない。勝手に。
彼の緩やかなストロークを中で感じていると、「ねえ?」と言う正木くんの言葉が聞こえ、顔を上げて2人を見た。
正木くんは先生の腰を持ちながら前後に腰を動かしている。
「はあ……ん?」
と先生が吐息混じりの、相槌を打った。
「多分ね。
本棚の向こうの彼らも、今。
俺たちと同じ立ちバックでセックスしているよ」
「うふ……あん」
と先生は吐息混じりで、笑った。
「きっと先生。
今、向こう側の女子高生と同じ格好で、ち○ぽを受け入れてる」
同じ格好――体位。
しかし実際は先生の方がツラそうな体勢に見えた。
手を付く机の高さが低いから。
でも同じ。確かに。
先生と、同じ……
私はやはり2人から目を離した。
同じ体勢で、しかも彼の姿が見えないから、あんまり正木くんが腰を振っているところを見たくなかった。
正木くんの腰振りと言う視覚情報で、何だか正木くんに入れられている感覚が――妄想を――してしまいそうで。
「うふふ」
と先生の甘い声が聞こえた。
「女子高生と同じ状況だなんて、光栄だな……」
私はその先生の言葉を聞いて、嬉しくなった。
綺麗で色っぽくて、悔しいけど憧れで、私には一生その魅力と肩を並べることはできないだろう先生。
その先生が私を褒めてくれた。
『女子高生』と言う個人ではない、あやふやな存在としてだけど。
そのとき、
「あっ、あっ!」
先生の喘ぎが大きくなった。
「正木くん、正木くん……」
「ん?」
「ああ……
来そう……!」
「そう」
と正木くんの声。
「イクとき、教えてくれる?」
「うん。
あん、イク、イク、イク……」
先生の声と合わせるように、彼の腰の動きが速くなった。
どうして先生の声を聞いて動きが変わるのよ、と少し嫉妬したけど。
違う、とも思った――嫉妬することない。
きっと彼は先生の声に興奮して、射精に向けて腰を動かしているのではない。
この状況に、興奮しているのだ。
本棚を挟んで、同じようにセックスする2組のカップルが、同じ頃に絶頂へと向かう状況。
実は私も、今にもイキそうだったが。
少し我慢していた。
先生の声を聞いて、何故か、こう思ってしまった。
『先生がイクときに合わせられるなら。
合わせてみたい』
もう二度と起きないだろう、この状況を、私は楽しんでいるのだろうか……。
「イク、正木くん、イク……
イック……アッ……!」
先生の『イキ声』が聞こえたとき、私も自分のおま○こをぎゅっとし、その締め付けから絶頂を感じ始め、中を蠢かした。
「く……」
と言う小さな呻き声が聞こえて、彼も腰を止めた。
彼もイっている……
しばらく後、本棚に手を付きつつ息を整えていると、先生の声が聞こえた。
「正木くん」
顔を上げると、正木くんに後ろからお腹を支えられて振り向いている先生が、正木くんの顔を手で撫でていた。
甘い声で言う。
「一緒に、イケたね……」
先生のその言葉を聞いて絶頂後、少し冷静になった頭で考えた。
4人ほぼ同時に、イクと言う異常事態を、私は――私と彼は――経験したと言うことを。
いくら興奮していたとは言え、とってもおかしな状況だ。
しかし、今――イクことで冷静になった今――でも、先生たちに誘われるようにセックスを始めてしまったことに対し、私は後悔がなかった。
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