【R18】真面目生徒とセクシー教師

むの

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2度目の目撃

13話 乳首

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水曜日――図書委員の私が『図書係』を務める日。
図書室を閉めると、私と彼は前回と同じ位置に付いた。
ソファーセットの前にある本棚の後ろだ。

制服を脱いだ。
前回は5月下旬だったので冬服だったが。
もう6月になったので今は夏服だ。
正木くんが「本棚の向こうに白いものが見える」と言っていたので、自分たちで確かめてみたところ確かに『白』は目立つ。
そして、肌色なら案外目立たないと発見した。
しかし夏服――ブレザーを脱いだだけのものだが――は上半身真っ白だ。

と言うわけで私と彼は真っ裸になって、本棚の後ろで身体を寄せ合っていた。
6月だから寒くはないのだが、落ち着かない。
とっても心細い。
下着も着ていないのだ。
夏服の白シャツに透ける色は着られないから、下着はいつも白色だ。
そして白は目立つ――脱がねばならなかった。

しかし先生が本棚の間を確認したら、そんな努力は水の泡となり私たちはすぐ見つかってしまうだろうが。
私たちが来ているだろうことを予測する正木くんがいるので、先生にバレないよう誘導してくれると思った。

私は彼の胸に背中をもたれかけていた。
彼は後ろから腕を回して私のおっぱいを揉み、乳首をイジっていた。
どうも先生と同じく『乳首イキ』をさせたいようで、最近よくイジられる。
無理だと思うのだが。

でも『来ている』感じはあるのだ。
『きゅんきゅん』『ムズムズ』と言うか。
イクには一歩足りないが、気持ち良い。

でもその『気持ち良さ』を態度には表さずに彼に話しかけた。

「正木くんに2人を見ていたのは私たちってこと、バレているかなあ?」

あれから一週間あったのだ。
正木くんはあの時点で『図書委員』とまで推理していたじゃないか。
『水曜日の図書委員』を調べさえすれば、私に、そして私たちカップルに行き着ける。

「うん。
まあ、『怪しい人物リスト』には入ってんじゃね?」

「何だか『リスト』って言うと怖いね」

彼がフッと笑った。

「俺たち殺されたりして」

「えっ」

「先生にベタ惚れで、裏表のある優等生正木くん。
自分と愛する人の秘密を守るため、秘密を知るカップルを口封じに殺す……」

「そんな。
秘密を知ってるだけで脅迫もしていないのに?」

「サイコパスなんだなあ、正木くんは」

失礼なヤツだ。

「正木くんはサイコパスじゃないよ、絶対」

先生を見る優しい眼差しでわかる。

「当たり前じゃん」

と彼はアッサリ言った。
おまえが『サイコパス』って言ったんだろ。いや冗談だとわかっているが。

「アイツ良い奴だし。
裏はあるとわかったけど」

ニヤニヤしている。

「良いじゃないか、裏があって。
人間らしいよ」

確かに。
正木くんと先生のセックスを見て、『同じ人間なんだなあ』と思った。
完璧な優等生の正木くんはもちろん。
セクシーな、男性を虜にする先生も、普通の女の子なんだとわかった。
1人の男性を一途に愛する女の子。

そんな他愛ない会話をしているとき。
ガチャガチャと音がした。
私たちはそっと立ち上がった。
図書室の扉がガラリと開くと、先生と正木くんが入って来た。


――――――

扉を閉じ、鍵をかけると正木くんは先生を見つめた。
先生は見つめ返し、眼鏡を外した。
2人はキスをした。

前回は自然な成り行きでドア近くでキスをしたのだろうが。
今回のキスは正木くんが先生に早々と眼鏡を外させるためもあったのではないか。
眼鏡を外せば先生はかなり周りに注意が向かなくなると前回の様子でわかる。

そして2人は肩を寄せ合いソファーまで来た。
既に両者とも『図書室セックス』に合意済みなので始めからラブラブのようだ。

服を脱ぎ始める。
先に脱ぎ終えた――シャツだけ着ている――正木くんはカバンからブランケットのようなものを取り出しソファーに敷いた。

先生が「うふ」と微笑む。
正木くんが先生を見ると、先生は

「正木くんは本当に偉いね」

とクスクス言った。
正木くんは頬を膨らませ、口を尖らせた。

「先生の手間を省こうとしたのに」

「だから偉いねって」

「偉いって何だよ」

「可愛い」

「……」と正木くんは無言になった。

カップルの惚気のろけた雰囲気にこちらはあてられた。
語尾にハートマーク付いているよ。

「ほら。座って下さい」

と正木くんが言うと先生は笑いながら

「お邪魔しまーす」

と正木くんが敷いたブランケットにお尻を置いた。
私たちは再び正面から先生の爆乳を見た。
乳輪がぷくりと膨らんだ乳首も。

正木くんが隣に座ると、先生は正木くんの方へ身体をひねった。
キスをする。
だんだん激しく。

正木くんはキスをしながら先生の胸を揉み始めた。
手の動きにふにふにと自由自在と言った調子で動くおっぱい。
相変わらず柔らかそうだった。

正木くんは先生の唇から下へキスをしつつ降りていった。
胸に来ると乳首をくわえる。

「ふうっ……」と先生が甘いため息を吐いた。
正木くんは片方の乳首を口に含みつつ、もう片方の乳首を指で転がしている。

またアレが見られるんだろうか?
先生の『乳首イキ』。

そのとき隣にいた彼が私の後ろに回った。
不思議に思っていると、私の乳首を両手でイジり始める。

コロコロしている。
気持ち良い。
『来そう』な感じはある。
でも来ないのだ。

今までは。

本棚のを挟んだ目の前で先生が「はあっ、はあっ」と息を荒め、正木くんの胸への愛撫に耐えているのが見えた。
耐えている? あるいはイクために集中して感じようとしている?

正木くんの先生の乳首を転がす動きと、私の胸を転がす彼の手の動きは似ていた。
きっと彼が真似をしているのだろう。
正木くんがキュッと先生の乳首を摘まむと、彼も私の乳首を摘まんだ。

「正木くん、正木くん……」

と先生の訴えるような声がした。
目を閉じ、甘い息を吐いている。
もうすぐイキそうなんだ、と思った。

正木くんは先生の乳首をキュッと摘まみ……
クイッとひねった。

「ッ……! アッ……!」

先生が顔をしかめ正木くんの愛撫から逃げようとするように身体をひねり……
ビクッビクッと痙攣を始めた。

私は先生がイクのを興奮して見つめていた。
そのとき。

私の乳首を彼がキュッと摘まみ……クイッとひねった。
正木くんが先生にしたのと同じように……

「……ァ……ッ!」

小さく、呻き声をあげてしまった。
私の身体もビクビクッと痙攣を始める。
これが『乳首イキ』……

痙攣が終わりぼんやりと視線を彷徨わせていると、本棚の間から正木くんにキスを落とされている、ぐったりソファーの背もたれに背中を預けた先生が見えた。
先生は惚けた笑顔で正木くんの髪を撫でていた。

私もイった後の気怠い身体をひねり振り返って彼を見ると、彼はニヤリと口の端を上げた。
その後おなかを抱きながら頬にキスをし、「すげぇ」と耳元でささやいた。
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