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17 ガールズトーク
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ビビアン達は、ベンリーが用意した高速馬車に乗り込みマーダ神殿に向かい始めた。
本来、ライブハットからマーダ神殿までは普通の馬車で10日はかかるところ、この高速馬車ならば7日間でたどり着くらしい。
通常の馬車が馬一頭に対し、この馬車は三頭も使って荷車を引っ張っている。
因みにだが、この馬車は三頭並んだ馬の内、二頭の馬が荷台を引いて進み、中央の一頭は何も引かない。
つまり、三頭の馬が二頭ローテーションで馬車を引き、常に一頭は休む事ができるのだ。
それにより、速さもそうだが持久力も他の馬車とは一線を画している。
ベンリー王は、武術や魔法の才能は無かったが、こういった発明については正に天才だった。
故に、王自らが様々なアイテムを考案し、それを実務化し国政に役立てる。
そういった意味でベンリーは、立派な王として民から慕われていた。
そんな訳で、現在ビビアン達は高速馬車に乗って移動をしている訳だが、馬車の中では三人の女子によるガールズトークが繰り広げられている。
高速馬車とはいえ、到着までには一週間もかかる為、話す時間はたくさんあった。
因みにシャナクは、馬車の中にはいない。
流石にその女の園とかした空間には居づらく、ベンリー王が雇ってくれた御者と共に御者台に座っていた。
一方、馬車の中では、今まさにビビアンの話を聞いているミーニャが涙を流している。
「そうだったの……辛いわね。その気持ちわかるわ!」
そう言って涙を流すは双子の妹ミーニャ。
彼女はたった今、ビビアンからサクセスとの出会いの話とサクセスを探すに至る経緯を聞いていたのだった。
「そうなの……アタシ、次会えたら絶対にサクセスに伝えるわ。もう二度と離さないって!」
ビビアンは拳を握りしめて、熱い気持ちを吐き出す。
「その意気よ! 私は応援するわ! ねぇ、姉さんもそう思うでしょ?」
男前なセリフを吐くビビアン。
そしてそれを後押しするミーニャ。
二人の相性はバッチリであった。
そして突然話を振られて困った顔をするマネア。
「そうですね。だけど、サクセスさんも旅の中で色々と変化しているところもあるかも知れないですから、少し様子を見た方がいいかもしれませんね。」
色々と状況を知っているマネアは、冷静にアドバイスをする。
まさかサクセスの周りが綺麗な女だらけだなんて、口が裂けても言えなかった。
だが、それに猛反発するミーニャ。
「なんで姉さんはいつもそういうこと言うわけ!? ここはガンガンいこうぜでいいじゃない! 男はね、押しに弱いのよ! 押して押して押し倒して既成事実を作ればいいのよ!」
「勇者様に馬鹿な事を教えないで下さい。大体、サクセスさんだってパーティを組んでいるのですから、もしかしたら既に好きな女性がいるかも知れませんよ。そしたら、どうするんですか?」
マネアは妹の破天荒なアドバイスに釘を刺す……
が、当然、ミーニャはそんな事は気にしない。
「馬鹿ね、姉さんは。だからその年にもなって彼氏の一人もできないのよ。あー、イヤダイヤダ、こう言うネクラ女にはなりたく無いわね。大体ね、好きな男に女がいたってなんだって言うの? そんなもの奪えばいいのよ。」
流石、自由奔放なミーニャは言う事が違う。
ビビアンはマネアの言葉を聞いて、突如激しい不安に襲われたが、ミーニャの続く言葉で気持ちを持ち直した。
そして、そんなミーニャをキラキラした目で見つめている。
「ミーニャ、あんた格好イイわね! そうよね、もしもサクセスにまとわりつく女がいるなら、塵も残さず消し去ればいいわ!」
ビビアンの思考がヤバイ方向に向かう。
だがそれを制したのは、意外にもミーニャだった。
「バカね。それじゃビビアンは、その女に一生負けたまんまよ。それは最低の策ね。本当に素敵な女はね、男に女がいても、その女が逃げ出すくらい自分が輝くことよ! そして男の方から求めてくる位、メロメロにしてやるのよ!」
そういいながら、セクシーなポーズをとるミーニャ。
ビビアンの中で、完全にミーニャが師匠に変わった瞬間だった。
その眼差しは尊敬一色である。
「どうすれば、ミーニャみたいに綺麗になれるの? どうすれば、サクセスをメロメロにできるの?」
ビビアンは必死だった。
「そうね、とりあえず町についたら、私がビビアンを素敵なレディにコーディネートしてあげるわ。でもね、見た目だけじゃダメ。最後はやっぱり情熱よ!」
「情熱?」
ミーニャの言葉に、ビビアンは首を傾げる。
「そう。情熱よ! どれだけその人に夢中かアピールするの。するとね、あら不思議、最初は拒んでいても次第に自分の事を好きになってくれるわ。」
その魔法の言葉はビビアンの胸を貫く。
「本当!? で、でも……もし、サクセスに拒否されたら、アタシ……。」
沈むビビアン。
会えない時間が長くなりすぎて、自信がどんどん失われていた。
しかし、そんなビビアンをミーニャは叱りつける。
「何弱気な事いってるのよ! 一度ダメだったら何回でもアタックするのよ! ビビアンのサクセスへの気持ちはその程度のものなの? その程度なら今すぐ諦めるべきよ。」
ミーニャはあえて厳しい事を口にした。
その言葉はビビアンの胸の奥まで響き渡り、そして
「はっ」とした顔をして自分の気持ちに気づく。
もう二度と離れたくない。
何があっても、相手がどう思っても一緒にいたい。
この気持ちだけは、誰にも譲れない!
「そうね、そうよね! わかったわ! アタシ何度拒まれても、サクセスを襲い倒すわ! そしてそのまま既成事実を何度でも作ってみせるわ!」
ビビアンの決意に、満面の笑みでサムズアップするミーニャ。
そして額を抑えながら、困った顔をするマネア。
この時、この瞬間、サクセスの知らないところで、今、まさに恐ろしい事が決まるのであった……。
【少しだけサクセス編】
「はっ……はっ……ハッックション!!」
「大丈夫ですか、サクセス様? 御者を代わります。今日は少し冷えますので、どうか馬車の中で少し暖まって下さい。」
身震いをするサクセス。
突然背筋に悪寒が走ると、激しいクシャミが出た。
「いや、まだ大丈夫だ。なんか急に背筋に凍るような悪寒がきてな。ありがとうイーゼ、もう少ししたら代わってくれ。」
「わかりましたわ。それではこの魔法の布を首に巻いて下さい。これには私の愛と火魔法が込められていますので、温かいですよ。」
そう言って、サクセスの首に甲斐甲斐しく魔法の布を巻くイーゼ。
もしも、この姿をビビアンが見たならば、間違いなくイーゼは大王者の剣で滅多切りにされるであろう。
「おお、サンキュー。これ凄いな、暖かいよ。」
「いえいえ、私にできるのはこの位の事ですから。また何かあれば直ぐに言ってくださいね。」
「わかった。じゃあとりあえずイーゼは中で休んでてくれ。しばらくしたら声をかける。」
そういうと、イーゼは馬車に戻った。
うーん、さっきの悪寒はなんだったんだろ?
まぁ、何があっても俺はこのパーティを守る!
こうしてサクセス達は、不穏な空気を感じながらも、マーダ神殿に向かうのであった。
本来、ライブハットからマーダ神殿までは普通の馬車で10日はかかるところ、この高速馬車ならば7日間でたどり着くらしい。
通常の馬車が馬一頭に対し、この馬車は三頭も使って荷車を引っ張っている。
因みにだが、この馬車は三頭並んだ馬の内、二頭の馬が荷台を引いて進み、中央の一頭は何も引かない。
つまり、三頭の馬が二頭ローテーションで馬車を引き、常に一頭は休む事ができるのだ。
それにより、速さもそうだが持久力も他の馬車とは一線を画している。
ベンリー王は、武術や魔法の才能は無かったが、こういった発明については正に天才だった。
故に、王自らが様々なアイテムを考案し、それを実務化し国政に役立てる。
そういった意味でベンリーは、立派な王として民から慕われていた。
そんな訳で、現在ビビアン達は高速馬車に乗って移動をしている訳だが、馬車の中では三人の女子によるガールズトークが繰り広げられている。
高速馬車とはいえ、到着までには一週間もかかる為、話す時間はたくさんあった。
因みにシャナクは、馬車の中にはいない。
流石にその女の園とかした空間には居づらく、ベンリー王が雇ってくれた御者と共に御者台に座っていた。
一方、馬車の中では、今まさにビビアンの話を聞いているミーニャが涙を流している。
「そうだったの……辛いわね。その気持ちわかるわ!」
そう言って涙を流すは双子の妹ミーニャ。
彼女はたった今、ビビアンからサクセスとの出会いの話とサクセスを探すに至る経緯を聞いていたのだった。
「そうなの……アタシ、次会えたら絶対にサクセスに伝えるわ。もう二度と離さないって!」
ビビアンは拳を握りしめて、熱い気持ちを吐き出す。
「その意気よ! 私は応援するわ! ねぇ、姉さんもそう思うでしょ?」
男前なセリフを吐くビビアン。
そしてそれを後押しするミーニャ。
二人の相性はバッチリであった。
そして突然話を振られて困った顔をするマネア。
「そうですね。だけど、サクセスさんも旅の中で色々と変化しているところもあるかも知れないですから、少し様子を見た方がいいかもしれませんね。」
色々と状況を知っているマネアは、冷静にアドバイスをする。
まさかサクセスの周りが綺麗な女だらけだなんて、口が裂けても言えなかった。
だが、それに猛反発するミーニャ。
「なんで姉さんはいつもそういうこと言うわけ!? ここはガンガンいこうぜでいいじゃない! 男はね、押しに弱いのよ! 押して押して押し倒して既成事実を作ればいいのよ!」
「勇者様に馬鹿な事を教えないで下さい。大体、サクセスさんだってパーティを組んでいるのですから、もしかしたら既に好きな女性がいるかも知れませんよ。そしたら、どうするんですか?」
マネアは妹の破天荒なアドバイスに釘を刺す……
が、当然、ミーニャはそんな事は気にしない。
「馬鹿ね、姉さんは。だからその年にもなって彼氏の一人もできないのよ。あー、イヤダイヤダ、こう言うネクラ女にはなりたく無いわね。大体ね、好きな男に女がいたってなんだって言うの? そんなもの奪えばいいのよ。」
流石、自由奔放なミーニャは言う事が違う。
ビビアンはマネアの言葉を聞いて、突如激しい不安に襲われたが、ミーニャの続く言葉で気持ちを持ち直した。
そして、そんなミーニャをキラキラした目で見つめている。
「ミーニャ、あんた格好イイわね! そうよね、もしもサクセスにまとわりつく女がいるなら、塵も残さず消し去ればいいわ!」
ビビアンの思考がヤバイ方向に向かう。
だがそれを制したのは、意外にもミーニャだった。
「バカね。それじゃビビアンは、その女に一生負けたまんまよ。それは最低の策ね。本当に素敵な女はね、男に女がいても、その女が逃げ出すくらい自分が輝くことよ! そして男の方から求めてくる位、メロメロにしてやるのよ!」
そういいながら、セクシーなポーズをとるミーニャ。
ビビアンの中で、完全にミーニャが師匠に変わった瞬間だった。
その眼差しは尊敬一色である。
「どうすれば、ミーニャみたいに綺麗になれるの? どうすれば、サクセスをメロメロにできるの?」
ビビアンは必死だった。
「そうね、とりあえず町についたら、私がビビアンを素敵なレディにコーディネートしてあげるわ。でもね、見た目だけじゃダメ。最後はやっぱり情熱よ!」
「情熱?」
ミーニャの言葉に、ビビアンは首を傾げる。
「そう。情熱よ! どれだけその人に夢中かアピールするの。するとね、あら不思議、最初は拒んでいても次第に自分の事を好きになってくれるわ。」
その魔法の言葉はビビアンの胸を貫く。
「本当!? で、でも……もし、サクセスに拒否されたら、アタシ……。」
沈むビビアン。
会えない時間が長くなりすぎて、自信がどんどん失われていた。
しかし、そんなビビアンをミーニャは叱りつける。
「何弱気な事いってるのよ! 一度ダメだったら何回でもアタックするのよ! ビビアンのサクセスへの気持ちはその程度のものなの? その程度なら今すぐ諦めるべきよ。」
ミーニャはあえて厳しい事を口にした。
その言葉はビビアンの胸の奥まで響き渡り、そして
「はっ」とした顔をして自分の気持ちに気づく。
もう二度と離れたくない。
何があっても、相手がどう思っても一緒にいたい。
この気持ちだけは、誰にも譲れない!
「そうね、そうよね! わかったわ! アタシ何度拒まれても、サクセスを襲い倒すわ! そしてそのまま既成事実を何度でも作ってみせるわ!」
ビビアンの決意に、満面の笑みでサムズアップするミーニャ。
そして額を抑えながら、困った顔をするマネア。
この時、この瞬間、サクセスの知らないところで、今、まさに恐ろしい事が決まるのであった……。
【少しだけサクセス編】
「はっ……はっ……ハッックション!!」
「大丈夫ですか、サクセス様? 御者を代わります。今日は少し冷えますので、どうか馬車の中で少し暖まって下さい。」
身震いをするサクセス。
突然背筋に悪寒が走ると、激しいクシャミが出た。
「いや、まだ大丈夫だ。なんか急に背筋に凍るような悪寒がきてな。ありがとうイーゼ、もう少ししたら代わってくれ。」
「わかりましたわ。それではこの魔法の布を首に巻いて下さい。これには私の愛と火魔法が込められていますので、温かいですよ。」
そう言って、サクセスの首に甲斐甲斐しく魔法の布を巻くイーゼ。
もしも、この姿をビビアンが見たならば、間違いなくイーゼは大王者の剣で滅多切りにされるであろう。
「おお、サンキュー。これ凄いな、暖かいよ。」
「いえいえ、私にできるのはこの位の事ですから。また何かあれば直ぐに言ってくださいね。」
「わかった。じゃあとりあえずイーゼは中で休んでてくれ。しばらくしたら声をかける。」
そういうと、イーゼは馬車に戻った。
うーん、さっきの悪寒はなんだったんだろ?
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