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第八章
二十話 【異色の下着モデル!】
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弁慶を追加で乗せる荷車に心配する惣一郎だったが、荷車は軋む事もなく、クロも変わらずスイスイと進む。
あっという間に本隊に追いつき、先発隊も追い越し、午後にはアリマヌの町に着く。
先発隊が着くのは夕方だろう。
先を急ぐ為、町も素通りして行く惣一郎達。
防衛隊は町で一泊し、明日には防衛線を張る計画だ。
少し進むと、国境を守っていた兵達が列を作り防衛線まで下がる為、退軍していた。
「なぁ、べ、弁慶、俺達これから危険な厄災とやりあうんだぞ?」
「さすが旦那様」
「いやそうじゃなくて、命懸けの危険な旅になるんだ! 本当に付いてくる気なのか?」
「もちろんだ」
「そうですか……」
国境が見えてくる頃には、陽は落ち始めていた。
誰もいない国境でテントを出し、食事の準備を始める。
弁慶も例外なく全てに驚く、誰もが通る道だった。
「家を持ち歩くとは…… さすが旦那様」
「はぁ~ 夕飯なんにすっか~」
「ご主人様、ベンゾウ肉が良いと思うよ!」
「弁慶は? 何か食いたい物あるか?」
「食事か? ギュノなら少し残ってるが足りなければ、取ってこよう!」
「あぁ~ いや飯は俺が作るんだ」
「旦那様が?」
「ご主人様のご飯、美味しいよ~」 ワン!
「まぁ、明日から忙しいし、肉にすっか!」
惣一郎は焼肉を焼き始め、焼けた肉をどんどん皿に盛っていく。
ベンゾウとクロは喜んで食べ、焼肉初の弁慶は涙を流しながら食べていた。
「最高だ……最高の旦那様を見つけた……」
見た目通り、凄い食欲だった。
ベンゾウは何処に入るのかわからん。
この日、過去最高額を出した……
腹を膨らませるふたりにクリーンをかけ、寝る準備をする。
クリーンを掛けると、弁慶の髪は真っ白なサラサラヘアーになり、薄汚れた肌も綺麗な小麦色だった。
弁慶はベッドからはみ出るので2個並べると、当たり前の様に裸になる。
「ちょ、服は!」
「え? 宿では、裸で寝るのだが違うのか?」
大きな体だがスタイルは良く、引きしまった体には脇腹と背中に大きな古傷があった。
「寝巻きとか無いなら下着はせめて!」
「下着?」
ワイルド過ぎるな…… この子。
「仕方ないベンゾウ、測ってあげなさい」
ベンゾウがサイズを読み上げ、見ないように惣一郎が書き取る…… デカいしなんか凄い!
サイズ的に限られるが流石はネットショップ! 惣一郎の心配を他所に、お洒落な下着があった。
取り敢えず数着セットで購入してベンゾウに渡す。
惣一郎の後ろで、弁慶に着方を教えるベンゾウだったが、妙にエロかった。
「これで良いのか?」
真っ赤な顔で振り返る惣一郎。
古傷を除けば、下着モデルも真っ青な鬼人だった。
「よろしい……のでは…ないでしょうか」
数秒目を奪われる惣一郎、我に帰ると恥ずかしそうに!
「よ、よし、寝るぞ!」
明かりを消して寝ると、気を遣って離したベッドを寄せて、寝る弁慶だった……
翌朝大きな女性と小柄な少女に抱きつかれ目を覚ます惣一郎。
精神衛生上良くない……
朝食の準備をしてると弁慶も起き出して、
「朝も食べれるのか!」
と、驚いていた。
食後着替えて出発しようとすると、弁慶は黒いブラのままだった。
ビキニじゃ無いので目のやり場に困る。
仕方がないのでボディーアーマーの胸部用の大きいサイズを渡し、上に着るように勧める。
不満顔の弁慶に、防御面の強化だ!っと、ベンゾウに木の棒で叩かせると、その防御力に納得し、嬉しそうに礼を言っていた。
そして、ジビカガイライは国境を越える。
あっという間に本隊に追いつき、先発隊も追い越し、午後にはアリマヌの町に着く。
先発隊が着くのは夕方だろう。
先を急ぐ為、町も素通りして行く惣一郎達。
防衛隊は町で一泊し、明日には防衛線を張る計画だ。
少し進むと、国境を守っていた兵達が列を作り防衛線まで下がる為、退軍していた。
「なぁ、べ、弁慶、俺達これから危険な厄災とやりあうんだぞ?」
「さすが旦那様」
「いやそうじゃなくて、命懸けの危険な旅になるんだ! 本当に付いてくる気なのか?」
「もちろんだ」
「そうですか……」
国境が見えてくる頃には、陽は落ち始めていた。
誰もいない国境でテントを出し、食事の準備を始める。
弁慶も例外なく全てに驚く、誰もが通る道だった。
「家を持ち歩くとは…… さすが旦那様」
「はぁ~ 夕飯なんにすっか~」
「ご主人様、ベンゾウ肉が良いと思うよ!」
「弁慶は? 何か食いたい物あるか?」
「食事か? ギュノなら少し残ってるが足りなければ、取ってこよう!」
「あぁ~ いや飯は俺が作るんだ」
「旦那様が?」
「ご主人様のご飯、美味しいよ~」 ワン!
「まぁ、明日から忙しいし、肉にすっか!」
惣一郎は焼肉を焼き始め、焼けた肉をどんどん皿に盛っていく。
ベンゾウとクロは喜んで食べ、焼肉初の弁慶は涙を流しながら食べていた。
「最高だ……最高の旦那様を見つけた……」
見た目通り、凄い食欲だった。
ベンゾウは何処に入るのかわからん。
この日、過去最高額を出した……
腹を膨らませるふたりにクリーンをかけ、寝る準備をする。
クリーンを掛けると、弁慶の髪は真っ白なサラサラヘアーになり、薄汚れた肌も綺麗な小麦色だった。
弁慶はベッドからはみ出るので2個並べると、当たり前の様に裸になる。
「ちょ、服は!」
「え? 宿では、裸で寝るのだが違うのか?」
大きな体だがスタイルは良く、引きしまった体には脇腹と背中に大きな古傷があった。
「寝巻きとか無いなら下着はせめて!」
「下着?」
ワイルド過ぎるな…… この子。
「仕方ないベンゾウ、測ってあげなさい」
ベンゾウがサイズを読み上げ、見ないように惣一郎が書き取る…… デカいしなんか凄い!
サイズ的に限られるが流石はネットショップ! 惣一郎の心配を他所に、お洒落な下着があった。
取り敢えず数着セットで購入してベンゾウに渡す。
惣一郎の後ろで、弁慶に着方を教えるベンゾウだったが、妙にエロかった。
「これで良いのか?」
真っ赤な顔で振り返る惣一郎。
古傷を除けば、下着モデルも真っ青な鬼人だった。
「よろしい……のでは…ないでしょうか」
数秒目を奪われる惣一郎、我に帰ると恥ずかしそうに!
「よ、よし、寝るぞ!」
明かりを消して寝ると、気を遣って離したベッドを寄せて、寝る弁慶だった……
翌朝大きな女性と小柄な少女に抱きつかれ目を覚ます惣一郎。
精神衛生上良くない……
朝食の準備をしてると弁慶も起き出して、
「朝も食べれるのか!」
と、驚いていた。
食後着替えて出発しようとすると、弁慶は黒いブラのままだった。
ビキニじゃ無いので目のやり場に困る。
仕方がないのでボディーアーマーの胸部用の大きいサイズを渡し、上に着るように勧める。
不満顔の弁慶に、防御面の強化だ!っと、ベンゾウに木の棒で叩かせると、その防御力に納得し、嬉しそうに礼を言っていた。
そして、ジビカガイライは国境を越える。
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