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第38話 求めて

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優吾は携帯電話を片付けるとゆっくりとテーブルに向かった。
食事の準備が終わると、うさと優吾は対面に座りうさの隣に楓が座った。すると、すぐに楓は優吾に期待の眼差しを向けた。

「岡田は明日、来るらしい。楓ちゃん今日はどうする? 泊まる? 帰る?」
「泊まるわけないじゃん。一旦帰っておしゃれしてくるよ」

楓は嬉しそうな顔をして挨拶をするとご飯を食べ始めた。
神妙な顔をする優吾を見て、うさは「いいんじゃねぇ」と笑った。

「明日は俺らもいるし、優しいおじさんと遊ぶだけだろ。なぁ楓?」

同意を求めるうさの言葉に楓は「うん」と元気よく頷いたので、優吾は納得することにしたが不安はあった。

食事が終わると、楓はさっさと帰ってしまった。
うさと優吾は一緒に食事の後片付けをした。

「なんだよ。まだ引きずっているのか」
「楓ちゃん可愛いし、あんな子にアプローチされたら岡田はその気になってしまうのではないかと懸念している」
「だったら余計に、俺らの目の行き届く範囲で合わせてやればいいんじゃーねーの。否定ばかりだとアイツ黙って勝手に会いに行くぜ。速水の家は結構自由に行動できんだろ」

一理あると思った。縛り否定するよりも、希望を聞いて信頼関係を作った方が相手の行動が読みやすくなる。うさも姫路も自分よりも長く生きているだけあると感心すると同時に自分の浅はかな考えを反省した。

「何? 俺のこと見直した?」
「あぁ。素晴らしいな」

優吾が褒めると、うさは照れたように笑い洗った食器を拭く手が早くなった。すべての洗い物が終わり、テーブルが片付いたその時ソファにある優悟の携帯電話がメールの着信を知らせた。

優吾はソファに座り携帯電話を確認すると、祐介からメールが来ていた。
そこには、正樹と楓が優吾の家で会うことを承諾する事とそこは祐介と姫路は同席しない事が書かれていた。

「ははぁん。コレ、姫路が同期君を説得したんじゃねーかな。まぁ、同期君が来たら来たでおもしれ―けどな」

ソファの後ろでぷかぷか浮いているうさが“クックック”と笑いながら言った。

「不安だ……」
「俺が支援してやるよ」

うさに後ろから抱きしめられると身体が熱くなり、置き振り向くと、うさに口付けをされた。それが気持ちよくて、携帯電話が手から離れて床に落ちた。

彼の舌が入ってくると同時に唾液も一緒に流れていきた。

「うぅ……」

唾液が、優吾の口角から流れ出た。うさはソファの背もたれを飛び越えたかと思ったら頭がソファにつきうさが真上に現れた。

押し倒された。それに驚いたが、うさの体重を感じて期待した。

肌着ごと服を託し上がられると真っ白なスポーツタイプのブラが露出した。それが恥ずかしくて顔をそむけたが、うさがブラの上からピアスを口に入れたのを感じた。

それだけで、優吾のモノは痛いほど勃起してダラダラとヨダレ垂らしていた。

「あぁぁん」

うさに下着ごとズボンを下ろされると、後ろを触られた。ヒクヒクと待ち構えていたそこはうさの指を受け入れた。

「うぅ……あっ」
「指だけでイっちゃた?」
「あぁ……、うさの指気持ちいい。乳首も……」

優吾のナカはピクピクと動き、出さずに達した。
うさは後ろに入れている指を増やしグチュグチュといやらしい音を立て動かした。その音が恥ずかしかったが興奮した。
ブラをたくし上げると直接ピアスを咥えて引いた。

「あぁぁん。お、っぱい。ゆうごのおっぱいが……」
「気持ちいいでしょ」

痛いのに、それが気持ちよかった。
モノから出たヨダレが、後ろに垂れて流れうさに指を濡らした。

(痛い、いたのに……おっぱい気持ちいい……)

「うっあぁぁ……、また、イっちゃた。お尻もおっぱいも気持ちいい」

優吾は出さずに何度も達した。それでも、もっと欲しくて、欲しくて、自ら腰を動かし求めた。

「う、うさ。ゆうご……、奥、奥に欲しい。うさの挿れて」

自分の足を大きく広げて、うさに手を伸ばした。うさは指を抜くと優吾は「あっ」と小さな声を出した。

うさに抱き上げられ立ち上がった。突然の事で驚いていると立ったまま、優吾のナカにゆっくりとうさが挿ってきた。
重量でいつもより深い所にうさがきた。

「あぁん」

奥深くまでうさが到達したのを感じると大きな声が出てしまい、それが恥ずかしくて唇を噛んだ。すると、うさがぎゅっと抱きしめた。

そのまま、移動した。その揺れが気持ちよくて必死に声を抑えたが漏れてしまった。

寝室に着くまでに何度も達し疲れてうさに全身を預けた。抜かずにベッドに寝かせれ突き上げられなが、軽く口づけされた。

「優吾の可愛い声聞かせて。そうすると俺も興奮するから」

うさの甘い声を聞くだけでイキそうになった。

「う、うん。分かった。気持ちいい声……聞いて。はぁぁん。き、気持ちいい。お腹に、うさが、いる」

声を上げると、ナカにいるうさが大きくなった。そしてゆっくりと動き始めた。動くたびに優吾のいいところを突き、喘ぎ声が止まらなかった。

「あ、そこ……、いい。また、イッちゃうよ」

優吾はまた、出さずに達した。お尻で簡単にイけるようになったり、乳首が感じるようになったりうさにかえられたこの体を優吾はとても気に入っていた。

「たくさん俺を感じて」
「うん。うさの、気持ちいいよ。もっと、ソレ欲しい」
「俺の何?」

ニヤつきながら、うさは腰の動きを止めた。

「なぁ、何が欲しいんだ」

うさが言わそうとしている言葉はわかったが、恥ずかしくて声に出なかった。しかし、動き止められてお尻がムズムズとした。

欲しくて、欲しくて、優吾は自分の足をうさの体に絡めた。

「欲しかったら、言いな」
「……ちんちん。うさのおちんちんをゆうごのナカで動かして」

優吾は自分の顔が熱くなるのを感じた。うさは嬉しそうに笑い、ナカのモノを大きくして動かした。

「あ、あん。うさのちんちん気持ちいいよ」

うさが喜ぶなら、優吾はなんでもしたいと思った。彼は、スル時に幼い子のような言動をすると嬉しそうにすることが多かった。
おっさんの自分がそんなことをしたら気持ちが悪いのではないかと思ったが、うさはそうではないらしい。彼に可愛いと言われるたびに錯覚を起こす。

「優吾、優吾、可愛いよ」

うさが奥まで入ってきた。そこで熱いモノが優吾のナカに放たれた。このうさのモノが自分の中に広がっていくこの感じが優吾は好きだった。

うさが抜こうとした為、優吾は全身でうさを抑えて自分に引き寄せた。

「まだ、いて」

どくどくと脈うつ、うさのモノが気持ちよくてナカはピクピクと動き強く彼自身を締め付けた。すると、うさのモノはまた硬さを取り戻していた。

「はぁぁ……」
「可愛いことするから、その気にしてなっただろうが」
「もっとちょうだい」

その瞬間、うさが興奮した雄の顔をした。それに優吾はドキッとして、抱いて欲しいと自然と思った。

「そーかよ。なら、手加減しねぇからな」

そう言うとうさに、一気に突かれた。それは今までにないくらい激しく、頭が真っ白になった。

「あぁ、あん。うぅぅ……」
「気持ちいいだろ」
「う、うん。た、くさん。あぁ、気持ちよくて……」

数え切らないくらい達したがうさの動きは止まらずナカは痙攣していた。もうダメと思っても身体がうさを求めた。

途中からよくわからなくなり、目の前が暗くなるのを感じた。
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