35 / 41
35
しおりを挟むウォード様とお兄様は他にも挨拶する人が居るみたいなので、ここで一旦別れることになりました
私はピエールお父様に今あったことを報告することにしました
どこにいるか探していると、ピエールお父様は妙齢の女性に囲まれていました。
ピエールお父様はダンディーで優しくて爵位も公爵なので女性に人気です
今でもパーティーに参加すれば愛人になりたい女性に囲まれます
ピエールお父様の周りに居る人の年齢は様々で未婚の方や既婚者もいます
肉食系女性ばかりだからあまり近づきたくないですけど、大事な話なので勇気を出すしかないですわね
「ピエールお父様お話し中申し訳ありません、大事なお話があるので少しよろしいですか?」
「大丈夫だよ。皆さん失礼させて貰います。イリナここでは話しづらい話しかな?」
「はい。出来れば別室でお願いします」
ピエールお父様と別室に着くとジョージ様の話しと、メアリー達の話をしましたらピエールお父様はため息をつきました
「あれほど連れてくるなと言ったのに、ブラウンとジェシカさんは何を考えてるんだ。取りあえずエリックは明日にでもこちらで引き取ろう。エリックは何も悪くないのに巻き込まれたら可哀想だからな。ブラウン達は自業自得だ」
「お父様達がすんなりお兄様を渡してくれるでしょうか?」
「エリックをお金で買うみたいであまり気がすすまないが大金をブラウン達に渡そう。調べてみたらブラウン達はメアリーとジェシカさんが金遣いが荒いせいで、お金に困ってるみたいだからな。普通に身分にあった暮らしなら10年は収入がなくても暮らせる金額なら断らないだろ」
「今まで通り無駄遣いをしたらどれぐらいで無くなるのですか?」
「ん~?一年持てばいい方かな?」
そんなに無駄遣いしてたのね
買い物が多いとは思っていましたけどそんなに買ってるとは思いませんでしたわ
「ジョージ様が加わったらもっと早く無くなりそんですね」
「だろうな。甘やかされて育った方だから後の事を考えないで無駄遣いするだろ。ブラウン達は無くなったら厚かましく頼ってきそうだから、今後一切関わらないと念書を書かせよう。今はパーティー中だから会場に戻ろう。きっとカーラが1人で苦労してるだろうからな」
「戻ったらカーラお母様に文句言われるかもしてないですね。私は戻る前にお花摘みに行ってきますね」
「先に戻ってるよ」
お父様と一旦別れました
1,263
あなたにおすすめの小説
妹は謝らない
青葉めいこ
恋愛
物心つく頃から、わたくし、ウィスタリア・アーテル公爵令嬢の物を奪ってきた双子の妹エレクトラは、当然のように、わたくしの婚約者である第二王子さえも奪い取った。
手に入れた途端、興味を失くして放り出すのはいつもの事だが、妹の態度に怒った第二王子は口論の末、妹の首を絞めた。
気絶し、目覚めた妹は、今までの妹とは真逆な人間になっていた。
「彼女」曰く、自分は妹の前世の人格だというのだ。
わたくしが恋する義兄シオンにも前世の記憶があり、「彼女」とシオンは前世で因縁があるようで――。
「彼女」と会った時、シオンは、どうなるのだろう?
小説家になろうにも投稿しています。
妹が公爵夫人になりたいようなので、譲ることにします。
夢草 蝶
恋愛
シスターナが帰宅すると、婚約者と妹のキスシーンに遭遇した。
どうやら、妹はシスターナが公爵夫人になることが気に入らないらしい。
すると、シスターナは快く妹に婚約者の座を譲ると言って──
本編とおまけの二話構成の予定です。
なんで私だけ我慢しなくちゃならないわけ?
ワールド
恋愛
私、フォン・クラインハートは、由緒正しき家柄に生まれ、常に家族の期待に応えるべく振る舞ってまいりましたわ。恋愛、趣味、さらには私の将来に至るまで、すべては家名と伝統のため。しかし、これ以上、我慢するのは終わりにしようと決意いたしましたわ。
だってなんで私だけ我慢しなくちゃいけないと思ったんですもの。
これからは好き勝手やらせてもらいますわ。
(完)貴女は私の全てを奪う妹のふりをする他人ですよね?
青空一夏
恋愛
公爵令嬢の私は婚約者の王太子殿下と優しい家族に、気の合う親友に囲まれ充実した生活を送っていた。それは完璧なバランスがとれた幸せな世界。
けれど、それは一人の女のせいで歪んだ世界になっていくのだった。なぜ私がこんな思いをしなければならないの?
中世ヨーロッパ風異世界。魔道具使用により現代文明のような便利さが普通仕様になっている異世界です。
妹が私こそ当主にふさわしいと言うので、婚約者を譲って、これからは自由に生きようと思います。
雲丹はち
恋愛
「ねえ、お父さま。お姉さまより私の方が伯爵家を継ぐのにふさわしいと思うの」
妹シエラが突然、食卓の席でそんなことを言い出した。
今まで家のため、亡くなった母のためと思い耐えてきたけれど、それももう限界だ。
私、クローディア・バローは自分のために新しい人生を切り拓こうと思います。
寵愛していた侍女と駆け落ちした王太子殿下が今更戻ってきた所で、受け入れられるとお思いですか?
木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるユーリアは、王国の王太子と婚約していた。
しかしある時彼は、ユーリアの侍女だった女性とともに失踪する。彼らは複雑な事情がある王国を捨てて、他国へと渡ったのだ。
そこユーリアは、第二王子であるリオレスと婚約することになった。
兄と違い王子としての使命に燃える彼とともに、ユーリアは王国を導いていくことになったのだ。
それからしばらくして、王太子が国へと戻ってきた。
他国で上手くいかなかった彼は、自国に戻ることを選んだのだ。
そんな彼に対して、ユーリアとリオレスは言い渡す。最早この国に、王太子の居場所などないと。
そちらから縁を切ったのですから、今更頼らないでください。
木山楽斗
恋愛
伯爵家の令嬢であるアルシエラは、高慢な妹とそんな妹ばかり溺愛する両親に嫌気が差していた。
ある時、彼女は父親から縁を切ることを言い渡される。アルシエラのとある行動が気に食わなかった妹が、父親にそう進言したのだ。
不安はあったが、アルシエラはそれを受け入れた。
ある程度の年齢に達した時から、彼女は実家に見切りをつけるべきだと思っていた。丁度いい機会だったので、それを実行することにしたのだ。
伯爵家を追い出された彼女は、商人としての生活を送っていた。
偶然にも人脈に恵まれた彼女は、着々と力を付けていき、見事成功を収めたのである。
そんな彼女の元に、実家から申し出があった。
事情があって窮地に立たされた伯爵家が、支援を求めてきたのだ。
しかしながら、そんな義理がある訳がなかった。
アルシエラは、両親や妹からの申し出をきっぱりと断ったのである。
※8話からの登場人物の名前を変更しました。1話の登場人物とは別人です。(バーキントン→ラナキンス)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる