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第一章 『秘められた異次元(シークレットディメンション)』への扉!
第29話 戦う理由
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火焔の顔から笑顔が消える。
それは彼が本気になった証拠だった。
「どうやら防御力をあげて来たようだが、それだけで対等になったと思われては困るぞ。
私はまだ攻撃をしていない。全ての攻撃を受け切ってから、初めて対等と言えるのだ!」
「あんたもオレの実戦での攻撃は知らないだろ。
この前のような戦いじゃない、動きと戦術を駆使した攻撃を防げるかな?」
オレは一気に勝負に出る。
ナイフの火薬を発火させ、ナイフを高速で飛ばし、火焔に攻撃する。
いかに火焔とはいえ、高速で動きながらのこの技を見切れるはずはない。
そう思って攻撃する。
しかし、大小様々なナイフを投げて攻撃しているにもかかわらず、火焔は的確にナイフを叩き落としていく。
近付いて来る火焔を見て、オレもさすがにやばいと感じ、剣王アルシャードを倒した時に使った、地面にナイフを突き刺して動きを止める技を使う。
本来、ナイフの攻撃には敏感でも、動いている地面の事までは考えない。
相手の動きが速く、ナイフにつまずいて動きが止まれば、それだけで勝機が見えて来るのだ。
しかし、火焔は地面のナイフに気付き、突然動きを遅くする。
実戦経験の差がここまであるのか、とオレは考える。
「ふん、私がことごとく君の攻撃を防ぐので、不思議に思っているのかな?
ちゃんとネタがある。君はナイフを丁寧に仕舞っているな。
私も以前に君のナイフ道具を見たから、ナイフの位置と大きさを知っているのだよ。
そこから、君がどのナイフを使おうとしているかが予測できる。
地面に刺さったナイフを避けたのは、勘だけどな!」
なんと火焔はオレの出す武器の位置から、オレがどんな攻撃をして来るかを予測しているのだ。
素人には驚くほどの技術だが、戦闘訓練を積んだ軍人ならばできても不思議ではない。
オレの攻撃が終わり、今度は火焔が攻撃して来る。
「今度はこちらの番だ! 私の三種の攻撃を防ぐ事ができるかな?」
火焔はナイフの高速突きで、オレを攻撃して来る。
ギンロウの高速の爪と攻撃の仕方が似ているため、オレは何とか防ぎきった。
「ふむ、この突き技は防いだか……。ならば次だ!」
火焔は二本のナイフを同時に突いて来た。
スピードは速いが、止められない攻撃ではない。
オレはナイフを使いその攻撃を防ぐ。
しかし、火焔はその鍛え上げられた腕力を使い、オレのナイフを扉を開けるようにしてガードをくぐり抜けて来た。
オレの腕が開き、ノーガードの身体が火焔の前に現れた。
このままでは、火焔の攻撃をまともに受け、致命傷を負ってしまう。
オレは咄嗟に、身体を後ろ側に回転させ、火焔のナイフ攻撃を防ぐとともに、火焔に蹴りを喰らわせる。
柔道の巴投げのような形になり、火焔は不意打ちを食らい、オレから少し離れた体勢を取る。その間に、オレは起き上がり、また戦闘に備える構えをした。互角の勝負が続く。
「まさか、これをも防ぐとはな……。機転もきくようだ。ハア、ハア……」
火焔もだいぶ息が上がり始めている。
オレの攻撃が少しずつだが、火焔の体力を奪っているのだ。
しかし、勝負はまだ決まってはいない。一瞬の油断が命取りとなるのだ。
「君の知らない攻撃はこれで最後だな。
これを防いだら、君をライバルと認め、同じ力量を持った事にしてやろう!」
火焔は腕を振り上げ、オレの右肩をナイフで攻撃して来る。
オレは経験から、火焔のその攻撃を片手で受けるのは不可能と判断し、両腕で攻撃を防ぐ。
もしも、片腕で受けたならば、ナイフは弾き飛ばされ、勝負が決まってしまうかもしれない。オレは何とか、火焔の攻撃を受ける。
しかし、それも火焔の計算の内だった。
「ふむ、そう来るよな。ならばこれならどうかな?」
火焔は反対側を攻撃して来る。オレは咄嗟に、両腕でガードしようとする。
実は、火焔の攻撃はフェイクであり、オレに両腕を使わせて、反対側を責める魂胆なのだ。
火焔の攻撃を受けるには、両腕を使うしかない。
かといって、両腕をガードに回せば、他の所がガードできなくなる。
恐ろしい攻撃方法だ。腕力のある火焔だからこそできる技とも言える。
「どうかね? 確かに、君の反射神経などは鋭い。称賛に値する!
しかし、力で押し込む戦法もあるのだよ。こうすれば、一度はガードできても、次からは君を不利にしていく。強くガードしなければならないからこそ、そこに隙が生じるのだ!」
またしても、ガードしていない側から火焔は攻撃を仕掛けて来る。
今度は、咄嗟の蹴りも出来ない状況だ。
火焔の攻撃を受けて終わるとオレが思った瞬間、オレはもう一つの武器がある事に気が付いた。オーガを倒した仕込み武器だ。
本来戦闘を想定していなかったオレだが、そのために様々な道具も作っていた。
ある意味、暗殺用の武器と言えるかもしれない。
火焔の攻撃をガードできない状況というのは、逆に言えば、火焔にとっても油断の多い状況なのだ。
これでカウンターが決まれば、オレの勝ちになる。
オレは火焔の攻撃を、隠し武器で攻撃する事にした。
遠心力を使わないと武器は出て来ない仕組みだが、この状況ならば武器が出せる。
オレに近づく火焔に一筋の光が襲う。
火焔は勘からか、経験からか知らないが、咄嗟の反射速度でオレから遠ざかる。
火焔の腹には、軽い傷が付いていた。
「なんだ? 今のは……。ものすごい寒気を感じた。
ハア、ハア、何か、得体の知れない恐怖を感じたぞ……」
火焔は咄嗟に腹を触る。そこには少し血が流れていた。
「ハア、ハア、なるほど、仕込み武器か!
それで私を攻撃したというのだね。恐ろしい男だ……」
火焔はそう言いつつも、笑顔だった。
「もうそろそろ止めないか? あんたは傷を負った。
それで勝負が付いたという事にしようじゃないか!」
「ふざけるな! こんな物、かすり傷とも言わん! 私は負けるわけにはいかないんだ!」
「あんたはなぜ戦うんだ? そこまでして……」
火焔は少し躊躇したが、ゆっくりと話し出す。
「ふん、知れた事。日本を世界一の強国にするためだ!
今のうちに異世界から武器を生産すれば、アメリカを覆す恐るべき勢力となる。
まだ世界が知らない今のうちに準備をしなければ……。
日本が独占している今しかチャンスがないのだ! そこを攻めずに、いつ攻めるのだ!」
「確かに、今ならアメリカとも良い戦いになるかもしれないが、結局はアメリカの技術が追い付き、ついにまた多くの悲劇が生まれるんだ。それがなぜわからない!」
「そうかな?
日本がかつてアメリカに敗れたのは、物資が足りなかったからに他ならない!
もしも、物資さえあれば、日本の技術がアメリカの戦闘機を破っていたはずだ!
それに今は核兵器を保有している国はたくさんにある。分かるかね?
自分でここを攻めればいいと教えてくれているような物だ。
そこをピンポイントに攻め込めば、世界の支配者になれる! 日本が優位に立てるのだ!」
「いや、そううまくはいかんだろう。それに、そんな灰の山を支配してどうする?
あんたのやっている事は、ただの私怨による怒りだろう?」
火焔は少し笑って言う。
「私怨か……。そうだろうな! 私は憎い!
私をないがしろにし、たらい回しにした政府がな!
高官の奴らを一人残らず殺さずにはおれん!
君には分からないかもしれないがね……。
能力を存分に使えず、ただ時を過ぎる日々など……。
その理由は力があり過ぎたせい等だ!」
「分かるさ! まあ、あんたの場合は、ある程度実績もあるから、そういう境遇になったかもしれないが、オレも能力があり過ぎて落とされた口さ!」
「ほう、ならば、君が異世界にやって来た時の職業を言ってみたまえ!
当ててやろう。無職だろう? 会社にでも立て付いて、クビになった口だろう?」
「ああ、そうだ!」
「ふはははは、ならば私と同じかもな……。
どうかね? このまま世界を滅ぼすというのは?」
「この異世界に来た時のオレなら、この誘いに乗ったかもしれない。でも、今は違う!
大切な守りたい人ができたんだ! あんただってそういう人物はいるだろう?」
「確かに、かつてはいた。しかし、今はいない。私に守る人などいないさ!」
「いや、いるはずだ!」
「いるかもしれん。しかし、私の恨みがそれを守ろうとしない!
復讐したいという衝動にかられておるわ!」
「確かに、地位や境遇でいろいろ状況も変わって来るさ。
良い大学に行ったり、長官になったりすれば、誰からも尊敬される。
それを悪いとは言わない。だけど、出来なかった時はどうする?
簡単だ、地位や称号は重要な武器の一つだが、結局は自分自身の心のあり方だ!
武器も重要だが、本当に大切なのは強い自分だ!
武器が無くとも、批判されても、何とか活路を見いだせる!」
「ほう、武器を捨てろか……。
私に武器を捨てさせられたら、君の意見を考えてもいい!
出来るかな?」
火焔はものすごい勢いで迫って来るが、攻撃は単調だ。
オレは、火焔の攻撃の真似をし、扉を開けるようにして、火焔の二本の刃を弾き飛ばした。火焔のナイフが遠くに飛んで行く。
「見事! と言いたいが、私にももう一本の刃があるのだよ!」
火焔は隠し持っていたナイフで、オレの隙を突く。
しかし、完全に覚醒したオレに隙など無かった。
火焔の最後の刃も弾き飛ばし、自分の武器も捨てた。火焔はそれを見て笑う。
「ほう、自分自身の肉体のみで戦えというのか!
いいだろう、私の気が済むまで付き合ってもらうぞ!」
オレと火焔の長い戦いが、今開始されたのだ。
それは彼が本気になった証拠だった。
「どうやら防御力をあげて来たようだが、それだけで対等になったと思われては困るぞ。
私はまだ攻撃をしていない。全ての攻撃を受け切ってから、初めて対等と言えるのだ!」
「あんたもオレの実戦での攻撃は知らないだろ。
この前のような戦いじゃない、動きと戦術を駆使した攻撃を防げるかな?」
オレは一気に勝負に出る。
ナイフの火薬を発火させ、ナイフを高速で飛ばし、火焔に攻撃する。
いかに火焔とはいえ、高速で動きながらのこの技を見切れるはずはない。
そう思って攻撃する。
しかし、大小様々なナイフを投げて攻撃しているにもかかわらず、火焔は的確にナイフを叩き落としていく。
近付いて来る火焔を見て、オレもさすがにやばいと感じ、剣王アルシャードを倒した時に使った、地面にナイフを突き刺して動きを止める技を使う。
本来、ナイフの攻撃には敏感でも、動いている地面の事までは考えない。
相手の動きが速く、ナイフにつまずいて動きが止まれば、それだけで勝機が見えて来るのだ。
しかし、火焔は地面のナイフに気付き、突然動きを遅くする。
実戦経験の差がここまであるのか、とオレは考える。
「ふん、私がことごとく君の攻撃を防ぐので、不思議に思っているのかな?
ちゃんとネタがある。君はナイフを丁寧に仕舞っているな。
私も以前に君のナイフ道具を見たから、ナイフの位置と大きさを知っているのだよ。
そこから、君がどのナイフを使おうとしているかが予測できる。
地面に刺さったナイフを避けたのは、勘だけどな!」
なんと火焔はオレの出す武器の位置から、オレがどんな攻撃をして来るかを予測しているのだ。
素人には驚くほどの技術だが、戦闘訓練を積んだ軍人ならばできても不思議ではない。
オレの攻撃が終わり、今度は火焔が攻撃して来る。
「今度はこちらの番だ! 私の三種の攻撃を防ぐ事ができるかな?」
火焔はナイフの高速突きで、オレを攻撃して来る。
ギンロウの高速の爪と攻撃の仕方が似ているため、オレは何とか防ぎきった。
「ふむ、この突き技は防いだか……。ならば次だ!」
火焔は二本のナイフを同時に突いて来た。
スピードは速いが、止められない攻撃ではない。
オレはナイフを使いその攻撃を防ぐ。
しかし、火焔はその鍛え上げられた腕力を使い、オレのナイフを扉を開けるようにしてガードをくぐり抜けて来た。
オレの腕が開き、ノーガードの身体が火焔の前に現れた。
このままでは、火焔の攻撃をまともに受け、致命傷を負ってしまう。
オレは咄嗟に、身体を後ろ側に回転させ、火焔のナイフ攻撃を防ぐとともに、火焔に蹴りを喰らわせる。
柔道の巴投げのような形になり、火焔は不意打ちを食らい、オレから少し離れた体勢を取る。その間に、オレは起き上がり、また戦闘に備える構えをした。互角の勝負が続く。
「まさか、これをも防ぐとはな……。機転もきくようだ。ハア、ハア……」
火焔もだいぶ息が上がり始めている。
オレの攻撃が少しずつだが、火焔の体力を奪っているのだ。
しかし、勝負はまだ決まってはいない。一瞬の油断が命取りとなるのだ。
「君の知らない攻撃はこれで最後だな。
これを防いだら、君をライバルと認め、同じ力量を持った事にしてやろう!」
火焔は腕を振り上げ、オレの右肩をナイフで攻撃して来る。
オレは経験から、火焔のその攻撃を片手で受けるのは不可能と判断し、両腕で攻撃を防ぐ。
もしも、片腕で受けたならば、ナイフは弾き飛ばされ、勝負が決まってしまうかもしれない。オレは何とか、火焔の攻撃を受ける。
しかし、それも火焔の計算の内だった。
「ふむ、そう来るよな。ならばこれならどうかな?」
火焔は反対側を攻撃して来る。オレは咄嗟に、両腕でガードしようとする。
実は、火焔の攻撃はフェイクであり、オレに両腕を使わせて、反対側を責める魂胆なのだ。
火焔の攻撃を受けるには、両腕を使うしかない。
かといって、両腕をガードに回せば、他の所がガードできなくなる。
恐ろしい攻撃方法だ。腕力のある火焔だからこそできる技とも言える。
「どうかね? 確かに、君の反射神経などは鋭い。称賛に値する!
しかし、力で押し込む戦法もあるのだよ。こうすれば、一度はガードできても、次からは君を不利にしていく。強くガードしなければならないからこそ、そこに隙が生じるのだ!」
またしても、ガードしていない側から火焔は攻撃を仕掛けて来る。
今度は、咄嗟の蹴りも出来ない状況だ。
火焔の攻撃を受けて終わるとオレが思った瞬間、オレはもう一つの武器がある事に気が付いた。オーガを倒した仕込み武器だ。
本来戦闘を想定していなかったオレだが、そのために様々な道具も作っていた。
ある意味、暗殺用の武器と言えるかもしれない。
火焔の攻撃をガードできない状況というのは、逆に言えば、火焔にとっても油断の多い状況なのだ。
これでカウンターが決まれば、オレの勝ちになる。
オレは火焔の攻撃を、隠し武器で攻撃する事にした。
遠心力を使わないと武器は出て来ない仕組みだが、この状況ならば武器が出せる。
オレに近づく火焔に一筋の光が襲う。
火焔は勘からか、経験からか知らないが、咄嗟の反射速度でオレから遠ざかる。
火焔の腹には、軽い傷が付いていた。
「なんだ? 今のは……。ものすごい寒気を感じた。
ハア、ハア、何か、得体の知れない恐怖を感じたぞ……」
火焔は咄嗟に腹を触る。そこには少し血が流れていた。
「ハア、ハア、なるほど、仕込み武器か!
それで私を攻撃したというのだね。恐ろしい男だ……」
火焔はそう言いつつも、笑顔だった。
「もうそろそろ止めないか? あんたは傷を負った。
それで勝負が付いたという事にしようじゃないか!」
「ふざけるな! こんな物、かすり傷とも言わん! 私は負けるわけにはいかないんだ!」
「あんたはなぜ戦うんだ? そこまでして……」
火焔は少し躊躇したが、ゆっくりと話し出す。
「ふん、知れた事。日本を世界一の強国にするためだ!
今のうちに異世界から武器を生産すれば、アメリカを覆す恐るべき勢力となる。
まだ世界が知らない今のうちに準備をしなければ……。
日本が独占している今しかチャンスがないのだ! そこを攻めずに、いつ攻めるのだ!」
「確かに、今ならアメリカとも良い戦いになるかもしれないが、結局はアメリカの技術が追い付き、ついにまた多くの悲劇が生まれるんだ。それがなぜわからない!」
「そうかな?
日本がかつてアメリカに敗れたのは、物資が足りなかったからに他ならない!
もしも、物資さえあれば、日本の技術がアメリカの戦闘機を破っていたはずだ!
それに今は核兵器を保有している国はたくさんにある。分かるかね?
自分でここを攻めればいいと教えてくれているような物だ。
そこをピンポイントに攻め込めば、世界の支配者になれる! 日本が優位に立てるのだ!」
「いや、そううまくはいかんだろう。それに、そんな灰の山を支配してどうする?
あんたのやっている事は、ただの私怨による怒りだろう?」
火焔は少し笑って言う。
「私怨か……。そうだろうな! 私は憎い!
私をないがしろにし、たらい回しにした政府がな!
高官の奴らを一人残らず殺さずにはおれん!
君には分からないかもしれないがね……。
能力を存分に使えず、ただ時を過ぎる日々など……。
その理由は力があり過ぎたせい等だ!」
「分かるさ! まあ、あんたの場合は、ある程度実績もあるから、そういう境遇になったかもしれないが、オレも能力があり過ぎて落とされた口さ!」
「ほう、ならば、君が異世界にやって来た時の職業を言ってみたまえ!
当ててやろう。無職だろう? 会社にでも立て付いて、クビになった口だろう?」
「ああ、そうだ!」
「ふはははは、ならば私と同じかもな……。
どうかね? このまま世界を滅ぼすというのは?」
「この異世界に来た時のオレなら、この誘いに乗ったかもしれない。でも、今は違う!
大切な守りたい人ができたんだ! あんただってそういう人物はいるだろう?」
「確かに、かつてはいた。しかし、今はいない。私に守る人などいないさ!」
「いや、いるはずだ!」
「いるかもしれん。しかし、私の恨みがそれを守ろうとしない!
復讐したいという衝動にかられておるわ!」
「確かに、地位や境遇でいろいろ状況も変わって来るさ。
良い大学に行ったり、長官になったりすれば、誰からも尊敬される。
それを悪いとは言わない。だけど、出来なかった時はどうする?
簡単だ、地位や称号は重要な武器の一つだが、結局は自分自身の心のあり方だ!
武器も重要だが、本当に大切なのは強い自分だ!
武器が無くとも、批判されても、何とか活路を見いだせる!」
「ほう、武器を捨てろか……。
私に武器を捨てさせられたら、君の意見を考えてもいい!
出来るかな?」
火焔はものすごい勢いで迫って来るが、攻撃は単調だ。
オレは、火焔の攻撃の真似をし、扉を開けるようにして、火焔の二本の刃を弾き飛ばした。火焔のナイフが遠くに飛んで行く。
「見事! と言いたいが、私にももう一本の刃があるのだよ!」
火焔は隠し持っていたナイフで、オレの隙を突く。
しかし、完全に覚醒したオレに隙など無かった。
火焔の最後の刃も弾き飛ばし、自分の武器も捨てた。火焔はそれを見て笑う。
「ほう、自分自身の肉体のみで戦えというのか!
いいだろう、私の気が済むまで付き合ってもらうぞ!」
オレと火焔の長い戦いが、今開始されたのだ。
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