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第一章 『秘められた異次元(シークレットディメンション)』への扉!
第一章のエピローグ 戦いの果てに
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キーリアは三日間、アビナとシルビアさんの処理地獄に耐え続けていた。
最初はうまくいかなかったが、三日ほど仕事をこなしていると、徐々にコツが分かって来たようで、すでに残りわずかとなっていた。
キーリアもやはりシルビアさんの妹、頭脳は明晰のようだ。
お菓子作りの才能以外、全てが訓練次第で上手くいくようだ。
「良くここまでやりましたね。
後は、これをコツコツ続けて行けば、大きな問題も起きずに済みますし、問題が起こっても早期発見ができますよ! 国を支配するには、必要なスキルです」
シルビアさんは書類に目を通して言う。
珍しくメガネを掛けていた。
インテリ教師の誕生であり、生徒を優しく指導してくれる。
お仕置きもツボを突いて適度に苦しめてくれるだろう。
今は、キーリアがそのご褒美を受けていた。
「うげ……。これを毎日するの……。三日で数字を見るのも嫌になったんだけど……」
「まあ、後はアビナと共同で処理しますから、そこまできつくはないと思いますけど……」
「そういえば、火焔とマモルはどうしたの?
あれから全然顔を見せないけど……」
「オーク達の話だと、まだ戦っているらしいですけど……。見に行ってみますか?
さすがに戦闘も終わってると思いますけど……」
その話を聞き、キーリアは驚く。
「えええええええ、まだ戦ってんの? もう三日も経つのよ。
まさか寝て無いなんて事はないよね?」
「そのまさかみたいですよ。
もうナイフも使わず、子供のケンカのようになってるらしいですけど……」
「二人ともバカよね……」
「料理の腕が私に劣るからという理由で戦争を仕掛けたあなたが言いますか?」
「結局、人間の戦う理由なんて、全部くだらない理由なのかもね。
自分のプライドとか、自分の土地を持っているのに領地拡大とか、個人的な恨みとか。
仲間や家族を守る為とか、自分の宗教を守る為とかほざいているけど……」
「そうですね。
結局、個人の激情に駆られて数億人を巻き込むくせに、被害者面ですからね。
いつの間にか家族も友人も死に、誰一人守れないというのに……」
「そもそも人間の守りが必要の宗教って何? 矛盾しているわ!」
こうして、キーリアとシルビアさんは休憩がってら、オレ達の戦闘を見てみる事にした。
シルビアさんの言う通り、オレと火焔はあの戦闘からぶっ続けで、三日も戦っていた。もう体力も無くなり、ナイフも使わずに、ただの体力勝負になっていた。
どちらかが倒れた方の負け。そのため、どちらも寝ていない。
「ハア、ハア、ハア、君も体力がもたんだろう。そろそろ負けを認めてはどうかね?」
「イヤ、イヤ、あんたの方がご老体に鞭打っているんだ。
さぞかしきついだろう? そろそろ諦めてはどうかね?」
「ふん、この勝負が私の最後かもしれないのだ! 諦めてたまるかい!」
「最後の勝負か……。あんたは軍人だが、戦うだけが仕事じゃない。
平和を維持するのも軍人の務めだ! そういう意味では、あんたは立派だったよ。
ここでオレが勝ち、あんたの経歴に傷を付けるわけには行かせない!」
「そういう見方もできるのか?
勝つだけが私の仕事ではないと?」
「勝つだけならいつでも出来る。
重要なのは、お互いに分かり合う事だ。
戦いも恋愛と同じ事なのだ。
モテない奴は、全てを破壊して終わりにしようとする。
他人も自分も道連れにしてな。
できる奴は、他人も自分も見捨てる事はしない。
最後の最後まで抗ってやるぜ!
だが、この戦いはここまでだ!」
「馬鹿な、ここまで来て、これ程の力が……。
いや、ここに来て成長したのだな。
光宮マモル、恐ろしいほどの奴だ!」
オレは、最後の力を振り絞り、弱っている火焔を地面に崩れさせた。
お互いに一歩も譲れない戦いだったが、いつの間にか気が付いた時には勝負が決まっていた。
オレは、無我夢中で火焔を越える事ができていた。
火焔が気付いた時には、城のベットの中で眠っていたようで、キーリアが看病していた。火焔は目を覚まし尋ねる。
「ここは?」
「城の中よ。
私とお姉様が外を見たら、あんた達が倒れているのを見付けたから運んだのよ。
全く、三日間も戦いっぱなしとか、どうかしてるわね」
「勝ったのは? 誰が勝ったんだ?」
火焔はキーリアの腕を掴んで尋ねる。あまりの必死さに、驚いたようだ。
「知らない! あんたらを見付けた時には、どちらも倒れていたし……。
オーク達も街の掃除をしていたし……。覚えていないの?」
「全く分からん。最後の方は記憶が飛んでおるようだ」
「はあ、三日も寝ないで戦うからよ。
私も伝票の書き方とか、会計の仕事をしているけど、ちゃんと寝てるわよ。
見付けてから一日たったけど、暇で看病してるんじゃないんだからね!
今日の仕事が終わったから、様子を見に来ただけなんだからね!」
「そういう安っぽいツンデレはいい。私もロリコンになってしまったようだな。
君に愛情を感じるわい!」
「はああああ、何言ってるの?」
「まあ、本気だよ! 始めは恋愛対象でもなかったが、尻を叩かれている姿に興奮した!」
「お前もか! オーク達も私を見る眼が変なのよ! ちらちら見て、気持ち悪い!」
「私はそういう面では、肉食だよ! 即結婚を申し込むタイプだ!」
「まあ、他に人がいなかったら考えとくわ!」
「いるわけないだろう、君のような性悪女に……」
「おい!」
火焔は腹の傷を見てつぶやく。
「そうか、決着は分からぬわけか……。いや、この傷の分、私の負けだな。
マモルはきっとあざは酷いが無傷だろうから……」
「それが勝敗に関係ある?」
キーリアはそう言って火焔に尋ねるが、火焔はただ笑っていた。
オレも激闘を終え、ようやく目覚めた。
「あれ? ここはどこだ?」
「城の中ですよ。お疲れ様です!」
シルビアさんはそう言って、オレに微笑みかける。
オレも火焔と同様に記憶がはっきりしない。
「火焔は? 城はどうなっている?」
「ああ、火焔さんはぐっすり眠っていますよ。
お互いに戦って、力尽きたのでしょう。昨日の今頃までぐっすり眠ってましたよ。
城の方は、オーガとオーク達が復興作業をしているので、もうしばらくしたら元のように戻るはずです。
火焔の科学ロボットは、ギンロウがいろいろ調査して、遊園地で働くロボットにしていましたし、黄金のドラゴンは血抜きを出来る限りして、オーク達が食べていましたよ。
マモルさんのおかげで、平和な国に戻りました」
オレは照れながらも言う。
「もうしばらくしたらさ、オレと日本に戻って、普通に生活してくれるかな?」
「はい!
そのために、キーリアがいろいろ仕事を出来るように頑張ってくれたんですから……」
オレとシルビアさんは日本へ帰る。
ある人々は、異世界で有名になったり、王様や英雄になったりしたいかもしれない。
でも、この主人公のマモルはそうはしない。
異世界に影響を与えず、また来た時は新しい発見をしたいからだ。
ただし、これまでの経営による利益は別という事で……。
やっぱり異次元世界でも拠点は欲しいからね♡
現実世界に隠され、ごく稀に人を別世界に連れて行く異次元世界。
人々は、その隠された異次元世界をこう呼ぶ。
『秘められた異次元(シークレットディメンション)』と……。
#作者からの感謝の言葉と注意
ここまで読んでくれてありがとうございます。
本当はナイフを使った戦闘などは嫌いですが、今回の敵は仕方なかったです。
みんなは、ナイフは使用上の注意をよく読み、人に向けたり、投げる等の危険行為はしないでください。
刃物は間違って使うと、人にも自分にも害を与えます。
絶対に間違った使い方はしないように決意しましょう!
第一章は、物語の最初にすぎません。
実は、この異次元世界はたくさんある異次元空間の一つであり、他にも様々な異次元空間が存在します。
現実からちょっとした切っ掛けでいける異次元世界が、『秘められた異次元(シークレットディメンション)』なのです。#
最初はうまくいかなかったが、三日ほど仕事をこなしていると、徐々にコツが分かって来たようで、すでに残りわずかとなっていた。
キーリアもやはりシルビアさんの妹、頭脳は明晰のようだ。
お菓子作りの才能以外、全てが訓練次第で上手くいくようだ。
「良くここまでやりましたね。
後は、これをコツコツ続けて行けば、大きな問題も起きずに済みますし、問題が起こっても早期発見ができますよ! 国を支配するには、必要なスキルです」
シルビアさんは書類に目を通して言う。
珍しくメガネを掛けていた。
インテリ教師の誕生であり、生徒を優しく指導してくれる。
お仕置きもツボを突いて適度に苦しめてくれるだろう。
今は、キーリアがそのご褒美を受けていた。
「うげ……。これを毎日するの……。三日で数字を見るのも嫌になったんだけど……」
「まあ、後はアビナと共同で処理しますから、そこまできつくはないと思いますけど……」
「そういえば、火焔とマモルはどうしたの?
あれから全然顔を見せないけど……」
「オーク達の話だと、まだ戦っているらしいですけど……。見に行ってみますか?
さすがに戦闘も終わってると思いますけど……」
その話を聞き、キーリアは驚く。
「えええええええ、まだ戦ってんの? もう三日も経つのよ。
まさか寝て無いなんて事はないよね?」
「そのまさかみたいですよ。
もうナイフも使わず、子供のケンカのようになってるらしいですけど……」
「二人ともバカよね……」
「料理の腕が私に劣るからという理由で戦争を仕掛けたあなたが言いますか?」
「結局、人間の戦う理由なんて、全部くだらない理由なのかもね。
自分のプライドとか、自分の土地を持っているのに領地拡大とか、個人的な恨みとか。
仲間や家族を守る為とか、自分の宗教を守る為とかほざいているけど……」
「そうですね。
結局、個人の激情に駆られて数億人を巻き込むくせに、被害者面ですからね。
いつの間にか家族も友人も死に、誰一人守れないというのに……」
「そもそも人間の守りが必要の宗教って何? 矛盾しているわ!」
こうして、キーリアとシルビアさんは休憩がってら、オレ達の戦闘を見てみる事にした。
シルビアさんの言う通り、オレと火焔はあの戦闘からぶっ続けで、三日も戦っていた。もう体力も無くなり、ナイフも使わずに、ただの体力勝負になっていた。
どちらかが倒れた方の負け。そのため、どちらも寝ていない。
「ハア、ハア、ハア、君も体力がもたんだろう。そろそろ負けを認めてはどうかね?」
「イヤ、イヤ、あんたの方がご老体に鞭打っているんだ。
さぞかしきついだろう? そろそろ諦めてはどうかね?」
「ふん、この勝負が私の最後かもしれないのだ! 諦めてたまるかい!」
「最後の勝負か……。あんたは軍人だが、戦うだけが仕事じゃない。
平和を維持するのも軍人の務めだ! そういう意味では、あんたは立派だったよ。
ここでオレが勝ち、あんたの経歴に傷を付けるわけには行かせない!」
「そういう見方もできるのか?
勝つだけが私の仕事ではないと?」
「勝つだけならいつでも出来る。
重要なのは、お互いに分かり合う事だ。
戦いも恋愛と同じ事なのだ。
モテない奴は、全てを破壊して終わりにしようとする。
他人も自分も道連れにしてな。
できる奴は、他人も自分も見捨てる事はしない。
最後の最後まで抗ってやるぜ!
だが、この戦いはここまでだ!」
「馬鹿な、ここまで来て、これ程の力が……。
いや、ここに来て成長したのだな。
光宮マモル、恐ろしいほどの奴だ!」
オレは、最後の力を振り絞り、弱っている火焔を地面に崩れさせた。
お互いに一歩も譲れない戦いだったが、いつの間にか気が付いた時には勝負が決まっていた。
オレは、無我夢中で火焔を越える事ができていた。
火焔が気付いた時には、城のベットの中で眠っていたようで、キーリアが看病していた。火焔は目を覚まし尋ねる。
「ここは?」
「城の中よ。
私とお姉様が外を見たら、あんた達が倒れているのを見付けたから運んだのよ。
全く、三日間も戦いっぱなしとか、どうかしてるわね」
「勝ったのは? 誰が勝ったんだ?」
火焔はキーリアの腕を掴んで尋ねる。あまりの必死さに、驚いたようだ。
「知らない! あんたらを見付けた時には、どちらも倒れていたし……。
オーク達も街の掃除をしていたし……。覚えていないの?」
「全く分からん。最後の方は記憶が飛んでおるようだ」
「はあ、三日も寝ないで戦うからよ。
私も伝票の書き方とか、会計の仕事をしているけど、ちゃんと寝てるわよ。
見付けてから一日たったけど、暇で看病してるんじゃないんだからね!
今日の仕事が終わったから、様子を見に来ただけなんだからね!」
「そういう安っぽいツンデレはいい。私もロリコンになってしまったようだな。
君に愛情を感じるわい!」
「はああああ、何言ってるの?」
「まあ、本気だよ! 始めは恋愛対象でもなかったが、尻を叩かれている姿に興奮した!」
「お前もか! オーク達も私を見る眼が変なのよ! ちらちら見て、気持ち悪い!」
「私はそういう面では、肉食だよ! 即結婚を申し込むタイプだ!」
「まあ、他に人がいなかったら考えとくわ!」
「いるわけないだろう、君のような性悪女に……」
「おい!」
火焔は腹の傷を見てつぶやく。
「そうか、決着は分からぬわけか……。いや、この傷の分、私の負けだな。
マモルはきっとあざは酷いが無傷だろうから……」
「それが勝敗に関係ある?」
キーリアはそう言って火焔に尋ねるが、火焔はただ笑っていた。
オレも激闘を終え、ようやく目覚めた。
「あれ? ここはどこだ?」
「城の中ですよ。お疲れ様です!」
シルビアさんはそう言って、オレに微笑みかける。
オレも火焔と同様に記憶がはっきりしない。
「火焔は? 城はどうなっている?」
「ああ、火焔さんはぐっすり眠っていますよ。
お互いに戦って、力尽きたのでしょう。昨日の今頃までぐっすり眠ってましたよ。
城の方は、オーガとオーク達が復興作業をしているので、もうしばらくしたら元のように戻るはずです。
火焔の科学ロボットは、ギンロウがいろいろ調査して、遊園地で働くロボットにしていましたし、黄金のドラゴンは血抜きを出来る限りして、オーク達が食べていましたよ。
マモルさんのおかげで、平和な国に戻りました」
オレは照れながらも言う。
「もうしばらくしたらさ、オレと日本に戻って、普通に生活してくれるかな?」
「はい!
そのために、キーリアがいろいろ仕事を出来るように頑張ってくれたんですから……」
オレとシルビアさんは日本へ帰る。
ある人々は、異世界で有名になったり、王様や英雄になったりしたいかもしれない。
でも、この主人公のマモルはそうはしない。
異世界に影響を与えず、また来た時は新しい発見をしたいからだ。
ただし、これまでの経営による利益は別という事で……。
やっぱり異次元世界でも拠点は欲しいからね♡
現実世界に隠され、ごく稀に人を別世界に連れて行く異次元世界。
人々は、その隠された異次元世界をこう呼ぶ。
『秘められた異次元(シークレットディメンション)』と……。
#作者からの感謝の言葉と注意
ここまで読んでくれてありがとうございます。
本当はナイフを使った戦闘などは嫌いですが、今回の敵は仕方なかったです。
みんなは、ナイフは使用上の注意をよく読み、人に向けたり、投げる等の危険行為はしないでください。
刃物は間違って使うと、人にも自分にも害を与えます。
絶対に間違った使い方はしないように決意しましょう!
第一章は、物語の最初にすぎません。
実は、この異次元世界はたくさんある異次元空間の一つであり、他にも様々な異次元空間が存在します。
現実からちょっとした切っ掛けでいける異次元世界が、『秘められた異次元(シークレットディメンション)』なのです。#
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