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第二章 クラン街の悪夢
第30話 異次元ゲートの異変?
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オレは長官に言われた事を、シルビアさんに話す。
その前に、オレがアニメイトで衝動買いして、シルビアさんの目的の物を買い忘れたために、シルビアさんに怒られていた。
シルビアさんも怒る時は怒るのだ。
「もう、私の好きな少女漫画を買い忘れて来るなんて!
自分は萌え萌えなフュギュアを買って来たというのに……。
なんですか、このロリコンが好きそうな美少女フィギュアは……。
本当は、幼いキーリアの方がタイプだったのね!」
「いや、これは嵐山さんのために買って来たんだ。
奴はロリコンに目覚めて日が浅い。
幼女に手を出すのはまだ無理だというから、そういうフィギュアを買って来て慣れるようにしてやるんだよ!」
シルビアさんはその説明を聞き納得する。
「ああ、キーリアが嘆いていましたね。
もう結婚するのなら、別に関係ないのに……。
日本の江戸時代には、十二歳頃で初体験なんて普通と……」
「うーん、さすがにそこは、今の日本国憲法に従って欲しいね。
最低限、十六歳くらいまでは結婚も初体験もダメだよ!」
「えー、なんか性に興味が出て来たようで、生理も始まったらしいですけど……」
「シルビアさんは異世界に行って、キーリアにちゃんと性教育してあげないとダメだよ。この前は子供の様な理由で世界を滅ぼそうとしていたけど、性的な事件にあったらそれこそ脅威になるかもしれない。
男性は汚れた者と思い込んで、手当たり次第に殺す危険もあるからね。
ああいう年頃は、思い込みが激しいから……」
「ああ、レイプなんてされたら、当然そうなりますよね。
初体験で痛い思いをすると、あの子なら相手だけでなく、男性全てに対して嫌悪感を抱くかもしれませんね。
手当たり次第に男性を殺しにかかるかもしれません。
なかなか難しい年頃ですよ」
「ちょっと過激すぎる気もするけど……」
「まあ、冗談はおいといて、性教育は大切ですからね。
愛する相手と結婚をして結ばれる。
これが理想の初体験ですから……」
「という事は、シルビアさんは……」
「はい、まだですよ……。キャ!」
これは、オレも嬉しかった。
結婚してしばらく経つが、眠さに負け続けて未だに性的な関係を持っていないのだ。
以前にシルビアさんに襲われた事があるが、そういうハプニングもなかったために気が付くと、高校生のような健全な結婚生活を送っていたのだ。
それが分かると、結ばれたいという欲求も強くなるが、明日の仕事は早いためにお預けとなってしまった。
こういう押しの弱さも原因なのだろうが……。
オレは涙を流しながら寝付く。
シルビアさんはそんなオレを知らず、隣で寝息をしながら寝ていた。
可愛い寝顔だなと思っていると、更なる事実に気付く。
キスもしていない。
寝チュウくらいはいいかと思うが、やはり起きてした方がお互いのためかと考えていると、眠れなくなってしまいそのまま朝になった。
寝不足だけど、この異世界への旅は大丈夫なのだろうか?
シルビアさんは五時に起きて、お弁当の支度を始める。
オレもそろそろ子供が欲しいなと考え始めていた。
そうは言っても、今日は予定が一杯だからすぐにとはいかない。
また時間を改めて、二人で相談する必要があるのだ。
男の生理現象など気にしている場合ではない。
すぐに三日分の旅行の用意を準備した。
ほとんどの準備は、シルビアさんがしてくれたため、オレの仕事は服を用意する程度だった。
準備ができ次第、駅へ向かう。
電車に乗れば、異世界に行くという単純な方法ではない。
以前はそうだったが、間違って異世界に行く人もいたために、電車の時間や座席の指定方法を使い、オレとシルビアさんだけが異世界に行けるように決められたのだ。
一人や二人程度なら、まだ問題ないが、ある時などは修学旅行中の生徒が大勢来てしまったので、このようにしたらしい。
更に、以前は行く場所を想像しなければならなかったが、今はそうしなくてもいいように異世界の座標を作って、特定の場所に行けるようにしたのだ。
以前の方法を使えば、新しい異世界に行く事は出来るが、今回は場所を特定する方法を試してみる事にした。
異世界の大使は、いろいろ試さないといけないらしい。
まあ、そんなに違いは無いだろうと思っていたのが間違いだった。
電車に乗り、いつものように眠り込む。
これで平和なモンスターの楽園、アルスター王国に着くはずだった。
しかし、異変が起きたのである。
キーリア
種族:人間 性別:女 年齢:十二歳
称号:アルスター王国の危険な王女様
HP(体力): 20
MP(魔力): 70
攻撃力: 10 (魔法により高くなる)
防御力: 30 (魔法による防御は最強)
スピード: 50
知力: 50
得意技: 光線系の魔法 魅力魔法 美女なのに怖い顔(男性と女性の能力を下げる)
家事全般を修行せず、ただ男を虜にする方法を模索していた。
アビナの修業により、会計と事務の仕事ができるようになった。
今は、家事を習得しようと努力している。
最近の様子:最近は、ウサギのエプロンがお気に入りで良く付けている。
変なロリコンのおじさん達に狙われているようで警戒している。
そのロリコンのリーダーと化した嵐山火焔と交際中らしい。
元々お父さんなどを好きだったため、中年に弱いかもしれない。
容姿は、シルビアさんを幼くしたような金髪に、白い肌の美少女。
性に目覚め始めたらしく、性教育が必要らしい。
スタイル: B70・W45・H65
その前に、オレがアニメイトで衝動買いして、シルビアさんの目的の物を買い忘れたために、シルビアさんに怒られていた。
シルビアさんも怒る時は怒るのだ。
「もう、私の好きな少女漫画を買い忘れて来るなんて!
自分は萌え萌えなフュギュアを買って来たというのに……。
なんですか、このロリコンが好きそうな美少女フィギュアは……。
本当は、幼いキーリアの方がタイプだったのね!」
「いや、これは嵐山さんのために買って来たんだ。
奴はロリコンに目覚めて日が浅い。
幼女に手を出すのはまだ無理だというから、そういうフィギュアを買って来て慣れるようにしてやるんだよ!」
シルビアさんはその説明を聞き納得する。
「ああ、キーリアが嘆いていましたね。
もう結婚するのなら、別に関係ないのに……。
日本の江戸時代には、十二歳頃で初体験なんて普通と……」
「うーん、さすがにそこは、今の日本国憲法に従って欲しいね。
最低限、十六歳くらいまでは結婚も初体験もダメだよ!」
「えー、なんか性に興味が出て来たようで、生理も始まったらしいですけど……」
「シルビアさんは異世界に行って、キーリアにちゃんと性教育してあげないとダメだよ。この前は子供の様な理由で世界を滅ぼそうとしていたけど、性的な事件にあったらそれこそ脅威になるかもしれない。
男性は汚れた者と思い込んで、手当たり次第に殺す危険もあるからね。
ああいう年頃は、思い込みが激しいから……」
「ああ、レイプなんてされたら、当然そうなりますよね。
初体験で痛い思いをすると、あの子なら相手だけでなく、男性全てに対して嫌悪感を抱くかもしれませんね。
手当たり次第に男性を殺しにかかるかもしれません。
なかなか難しい年頃ですよ」
「ちょっと過激すぎる気もするけど……」
「まあ、冗談はおいといて、性教育は大切ですからね。
愛する相手と結婚をして結ばれる。
これが理想の初体験ですから……」
「という事は、シルビアさんは……」
「はい、まだですよ……。キャ!」
これは、オレも嬉しかった。
結婚してしばらく経つが、眠さに負け続けて未だに性的な関係を持っていないのだ。
以前にシルビアさんに襲われた事があるが、そういうハプニングもなかったために気が付くと、高校生のような健全な結婚生活を送っていたのだ。
それが分かると、結ばれたいという欲求も強くなるが、明日の仕事は早いためにお預けとなってしまった。
こういう押しの弱さも原因なのだろうが……。
オレは涙を流しながら寝付く。
シルビアさんはそんなオレを知らず、隣で寝息をしながら寝ていた。
可愛い寝顔だなと思っていると、更なる事実に気付く。
キスもしていない。
寝チュウくらいはいいかと思うが、やはり起きてした方がお互いのためかと考えていると、眠れなくなってしまいそのまま朝になった。
寝不足だけど、この異世界への旅は大丈夫なのだろうか?
シルビアさんは五時に起きて、お弁当の支度を始める。
オレもそろそろ子供が欲しいなと考え始めていた。
そうは言っても、今日は予定が一杯だからすぐにとはいかない。
また時間を改めて、二人で相談する必要があるのだ。
男の生理現象など気にしている場合ではない。
すぐに三日分の旅行の用意を準備した。
ほとんどの準備は、シルビアさんがしてくれたため、オレの仕事は服を用意する程度だった。
準備ができ次第、駅へ向かう。
電車に乗れば、異世界に行くという単純な方法ではない。
以前はそうだったが、間違って異世界に行く人もいたために、電車の時間や座席の指定方法を使い、オレとシルビアさんだけが異世界に行けるように決められたのだ。
一人や二人程度なら、まだ問題ないが、ある時などは修学旅行中の生徒が大勢来てしまったので、このようにしたらしい。
更に、以前は行く場所を想像しなければならなかったが、今はそうしなくてもいいように異世界の座標を作って、特定の場所に行けるようにしたのだ。
以前の方法を使えば、新しい異世界に行く事は出来るが、今回は場所を特定する方法を試してみる事にした。
異世界の大使は、いろいろ試さないといけないらしい。
まあ、そんなに違いは無いだろうと思っていたのが間違いだった。
電車に乗り、いつものように眠り込む。
これで平和なモンスターの楽園、アルスター王国に着くはずだった。
しかし、異変が起きたのである。
キーリア
種族:人間 性別:女 年齢:十二歳
称号:アルスター王国の危険な王女様
HP(体力): 20
MP(魔力): 70
攻撃力: 10 (魔法により高くなる)
防御力: 30 (魔法による防御は最強)
スピード: 50
知力: 50
得意技: 光線系の魔法 魅力魔法 美女なのに怖い顔(男性と女性の能力を下げる)
家事全般を修行せず、ただ男を虜にする方法を模索していた。
アビナの修業により、会計と事務の仕事ができるようになった。
今は、家事を習得しようと努力している。
最近の様子:最近は、ウサギのエプロンがお気に入りで良く付けている。
変なロリコンのおじさん達に狙われているようで警戒している。
そのロリコンのリーダーと化した嵐山火焔と交際中らしい。
元々お父さんなどを好きだったため、中年に弱いかもしれない。
容姿は、シルビアさんを幼くしたような金髪に、白い肌の美少女。
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