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第二章 クラン街の悪夢
第36話 遠距離恋愛のような感覚
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オレが手紙に文字を書いてから、五分ほどして手紙が消えた。
しばらくして、返事が書き込まれて現れた。どうやら、連絡方法が出来たようだ。
サキュバスも予想していなかった連絡方法だろう。
しかし、もたもたしていると、この連絡方法も出来なくなってしまうかもしれない。
オレは可能な限り、状況を詳細に書き込もうと努力する。
シルビアさんはこう書いて来た。
「インキュバス・サキュバスですか?
ギンロウや嵐山さん、キーリアなどに情報を尋ねてみます。
一応、日本科学庁長官にも連絡を取って見て、情報が分かり次第連絡します。
これはおにぎりです。届くでしょうか?」
そう書かれた後に、おにぎりとお茶が出現した。
持久戦になるかもしれないので、食糧の供給は助かる。
どうやらこの部屋の中でなら、物の受け渡しができるようだ。
ルールとしては、一度誰かが触れたものでないと出現しないという事だ。
つまり日本の部屋の中にあった物は、誰かが移動したりしないと出現しないのだ。
オレの記憶の中には本やチョコレートなどが置いてあったが、誰も触っていないために出現していない。
これは貴重な情報だ。
食糧を確保しておくのに役立つ。
「ありがとう、シルビア。どうやら誰かが移動した物なら出現するようだ。
なるべく多くの食料を持って来てくれないか?
そうしたら、持久戦でも大丈夫だから……」
そう手紙に書くと、水やらコーヒー、食糧が大量に出現した。
次第に蒸し暑さを感じて来たが、水分を確保した事で何とか乗り切れそうだ。
しかし、シルビアさんの返信が待ち遠しい。
遠距離恋愛とは歯がゆい物だと改めて思った。
一時間ほどして、シルビアさんは集めた情報を教えてくれた。
どうやら異次元世界でも有名な魔物の様で、かなり詳しい情報が手に入った。
なんと不思議な事件が世界中でもニ、三件報告されているという。
シルビアさんがまとめてくれた情報はこうだ。
「インキュバス・サキュバスとは、両性具有の怪物であり、異次元世界の恐るべき暗殺者です。
殺害能力は極めて強く、相手を虜にする能力と精気を吸い取る能力によって、暗殺を繰り返しています。
しかし、ここ最近は亜空間を作り出す能力を手に入れたらしく、最強レベルの怪物となりました。
それが分かったのは、世界中で起きている不可解な三件の事件を調査出来たからです。
アメリカとイギリスで起きた事件は、ターゲット達が精気を吸い取られて死んでいました。
最初はどちらも怪死とされましたが、第三件目の事件によりこの魔物の正体が明らかにされました。
日本にいた政治家が死ぬ間際にこう書いていたそうです。
とびっきりの美女に誘惑された。
しかし、愛する妻を裏切る事は出来ないと言うと、魔物は何もない世界に自分一人を残して消え去ったと……。
この三件目の事件を調査すると、この恐るべき魔物がいる事が分かったのです。
インキュバス・サキュバス自身の恨みや欲望から人を襲う事はほとんどなく、誰かから依頼されて暗殺を請け負うそうです。
最近手に入れた亜空間を作り出す能力は強力ですが、いろいろと弱点もあると判断できます。
まず、私達が手紙で交流しているように、現実世界といくらかの繋がりがある事です。
この手紙は大丈夫だと思いますが、インターネットやメールなどの連絡手段は全てハッキングされていると思います。
なので、メール等は信用しないようにしてください。
もう一つの弱点は、亜空間の出口がどこかにあるという事です。
巧妙に隠していると思いますが、時間が経過するとともに亜空間自体も小さくなっていく傾向にあります。
つまり、ターゲットの体力が弱まると同時に、脱出する機会も増えるという事です。
ただし、何もない荒野には行かないでください。
どんなに歩いたとしてもまた元の街に戻って来ることになるそうですから……。
結論として、まず亜空間の出口を捜してみてください。
まだ動けるうちは、出口が見付かる可能性があります。
ただし、体力が無くなった時は私達のいたこの部屋に戻って来てください。
時間が経ち衰弱していくにつれ、出口はターゲットに近づいて行くようです。
そして、亜空間から出られた場合の出口は、現実世界で繋がっている場所に出るそうです。
つまり、弱まってこの部屋にいた場合、出て来るのは現実世界のあなたの部屋というわけです。
三件目の事件では発見が間に合わず、被害者は亡くなりました今回は、私があなたの部屋に待機していますので、死ぬギリギリ寸前を救助することができます。
なるべくなら、早く無事な姿を見せてくださいね。シルビアより」
オレは異世界にではなく、魔物の作った亜空間に閉じ込められていたのだ。
魔物はターゲットであるオレを殺そうとしているが、シルビアさんは対象外のために現実世界へ戻されたのだ。
殺し屋という割には詰めが甘い。
亜空間と元の世界の物を送ったりする交流は、確実ではないができる。
五、六回ほど物を触ったり、話したりすれば別空間に移動させる事ができるようだ。
一回で別の空間に送れる時もあれば、数回試さないといけない時もある。
それでも今いる空間から物が消えたら、別空間に移動した事が分かる。
この方法を使えば、インターネットやメールが使えなくても、亜空間と元の世界で連絡を取る事ができるようだ。
魔物はまだ亜空間を使いこなせていないためだろうか。
オレはそう考えるが、亜空間の熱さが尋常でない事を悟り、考えを改めた。
奴は恐ろしいほど残忍な性格だと……。
そう言えば聞いたことがある、赤い色は性欲を刺激する色なのだと……。
ならば、赤い空と熱いこの環境は、性欲が高まるようにしての事だろう。
嵐山との死闘により戦闘力は上がったオレだったが、敵のいない空間には手も足も出なかった。
本来は体力の温存を図り、現実世界へ戻った時に回復してくれる事を期待すべきなのだろうが、この熱い世界から逃げ出したいために出口を捜す事にした。
果たして、亜空間から抜け出す出口はあるのだろうか?
外に出てみると、街は縮小しているのが分かった。
二キロほどあった街も一日経って一回りほど小さくなっていた。
それでも探し出すのは困難である。
とりあえず自分があの魔物だったらどこに隠すかを考えてみた。
自分が魔物だったなら、ターゲットの良く知っている場所は避けるはずだ。
そうすると、オレが全く利用しない場所にあるはずだ。
職業案内所ハローワークという場所が思い浮かんだ。
あそこは仕事を紹介しているが、ニートや無職には厳しい場所だ。
昔は、優秀な社員がよりよい職場を捜すために使っていたために、案内所の職員も紹介してくれた職場も態度が冷たい。
特に、登録している職場は未だに優秀な社員を捜すために用いているため、ニートや無職にはゴミ扱いするような場所だ。
職業訓練学校にでも行けば違うのだろうが、大半は来た時点で時間の無駄なのが分かる。
形ばかりの面接もイライラとするような事を言われるばかりで、ニートや無職をバカにしているとしか思えない。
こんなクソ職場、後一年で消えるぜ! と言いたい気持ちを何度抑えた事か……。
まあ、優秀なオレにはもはや無用な場所だ。
もしも、サキュバスがオレの考えをトレースしているのなら、ここを亜空間の出入り口にするはずだ。
オレはそこに行き探してみた。
しかし、何もない。
こんな時にも役に立たないのかこの場所は……。
オレは改めて新しい可能性を探ってみた。
オレの頭の中で、あるコンビニが浮かんで来た。
そこは数字を名前にしたようなコンビニで、赤色が目立つ。
インターネットの利用としては使い勝手が良いが、オレにとっては禁断の場所となっていた。
たかが時給数百円の仕事の割には服装や身だしなみが厳しく、ババアや頭の硬い学生が働いているような場所だ。
他のコンビニならば、まだ融通が利くだろうがここは利かないのだ。
ここに深夜営業のバイトを申し込んだ事があったが、簡単な面接で落とされたのだ。
人が多かったから仕方ないかもしれないが、オレには痛い経験だった。
ここならば、二十四時間開いているだろうし、金をあまり落としたくない場所だ。
そう思ってコンビニのあった場所を捜す。
おにぎりやお菓子などが落ちていたが、肝心の亜空間の出口は見付からなかった。
二十四時間開いているというのはデマだった。
こうして考えて行ったが、最後はどこも思い浮かばなくなった。
とりあえずコンビニで拾ったビールを飲みながら、裂きイカを左手にして帰る事にした。
ビールは冷えているし、裂きイカも新鮮なままだ。
オレはようやくこのコンビニがあって良かったと実感した。
早く帰って、冷えたアイスを食べよう!
しばらくして、返事が書き込まれて現れた。どうやら、連絡方法が出来たようだ。
サキュバスも予想していなかった連絡方法だろう。
しかし、もたもたしていると、この連絡方法も出来なくなってしまうかもしれない。
オレは可能な限り、状況を詳細に書き込もうと努力する。
シルビアさんはこう書いて来た。
「インキュバス・サキュバスですか?
ギンロウや嵐山さん、キーリアなどに情報を尋ねてみます。
一応、日本科学庁長官にも連絡を取って見て、情報が分かり次第連絡します。
これはおにぎりです。届くでしょうか?」
そう書かれた後に、おにぎりとお茶が出現した。
持久戦になるかもしれないので、食糧の供給は助かる。
どうやらこの部屋の中でなら、物の受け渡しができるようだ。
ルールとしては、一度誰かが触れたものでないと出現しないという事だ。
つまり日本の部屋の中にあった物は、誰かが移動したりしないと出現しないのだ。
オレの記憶の中には本やチョコレートなどが置いてあったが、誰も触っていないために出現していない。
これは貴重な情報だ。
食糧を確保しておくのに役立つ。
「ありがとう、シルビア。どうやら誰かが移動した物なら出現するようだ。
なるべく多くの食料を持って来てくれないか?
そうしたら、持久戦でも大丈夫だから……」
そう手紙に書くと、水やらコーヒー、食糧が大量に出現した。
次第に蒸し暑さを感じて来たが、水分を確保した事で何とか乗り切れそうだ。
しかし、シルビアさんの返信が待ち遠しい。
遠距離恋愛とは歯がゆい物だと改めて思った。
一時間ほどして、シルビアさんは集めた情報を教えてくれた。
どうやら異次元世界でも有名な魔物の様で、かなり詳しい情報が手に入った。
なんと不思議な事件が世界中でもニ、三件報告されているという。
シルビアさんがまとめてくれた情報はこうだ。
「インキュバス・サキュバスとは、両性具有の怪物であり、異次元世界の恐るべき暗殺者です。
殺害能力は極めて強く、相手を虜にする能力と精気を吸い取る能力によって、暗殺を繰り返しています。
しかし、ここ最近は亜空間を作り出す能力を手に入れたらしく、最強レベルの怪物となりました。
それが分かったのは、世界中で起きている不可解な三件の事件を調査出来たからです。
アメリカとイギリスで起きた事件は、ターゲット達が精気を吸い取られて死んでいました。
最初はどちらも怪死とされましたが、第三件目の事件によりこの魔物の正体が明らかにされました。
日本にいた政治家が死ぬ間際にこう書いていたそうです。
とびっきりの美女に誘惑された。
しかし、愛する妻を裏切る事は出来ないと言うと、魔物は何もない世界に自分一人を残して消え去ったと……。
この三件目の事件を調査すると、この恐るべき魔物がいる事が分かったのです。
インキュバス・サキュバス自身の恨みや欲望から人を襲う事はほとんどなく、誰かから依頼されて暗殺を請け負うそうです。
最近手に入れた亜空間を作り出す能力は強力ですが、いろいろと弱点もあると判断できます。
まず、私達が手紙で交流しているように、現実世界といくらかの繋がりがある事です。
この手紙は大丈夫だと思いますが、インターネットやメールなどの連絡手段は全てハッキングされていると思います。
なので、メール等は信用しないようにしてください。
もう一つの弱点は、亜空間の出口がどこかにあるという事です。
巧妙に隠していると思いますが、時間が経過するとともに亜空間自体も小さくなっていく傾向にあります。
つまり、ターゲットの体力が弱まると同時に、脱出する機会も増えるという事です。
ただし、何もない荒野には行かないでください。
どんなに歩いたとしてもまた元の街に戻って来ることになるそうですから……。
結論として、まず亜空間の出口を捜してみてください。
まだ動けるうちは、出口が見付かる可能性があります。
ただし、体力が無くなった時は私達のいたこの部屋に戻って来てください。
時間が経ち衰弱していくにつれ、出口はターゲットに近づいて行くようです。
そして、亜空間から出られた場合の出口は、現実世界で繋がっている場所に出るそうです。
つまり、弱まってこの部屋にいた場合、出て来るのは現実世界のあなたの部屋というわけです。
三件目の事件では発見が間に合わず、被害者は亡くなりました今回は、私があなたの部屋に待機していますので、死ぬギリギリ寸前を救助することができます。
なるべくなら、早く無事な姿を見せてくださいね。シルビアより」
オレは異世界にではなく、魔物の作った亜空間に閉じ込められていたのだ。
魔物はターゲットであるオレを殺そうとしているが、シルビアさんは対象外のために現実世界へ戻されたのだ。
殺し屋という割には詰めが甘い。
亜空間と元の世界の物を送ったりする交流は、確実ではないができる。
五、六回ほど物を触ったり、話したりすれば別空間に移動させる事ができるようだ。
一回で別の空間に送れる時もあれば、数回試さないといけない時もある。
それでも今いる空間から物が消えたら、別空間に移動した事が分かる。
この方法を使えば、インターネットやメールが使えなくても、亜空間と元の世界で連絡を取る事ができるようだ。
魔物はまだ亜空間を使いこなせていないためだろうか。
オレはそう考えるが、亜空間の熱さが尋常でない事を悟り、考えを改めた。
奴は恐ろしいほど残忍な性格だと……。
そう言えば聞いたことがある、赤い色は性欲を刺激する色なのだと……。
ならば、赤い空と熱いこの環境は、性欲が高まるようにしての事だろう。
嵐山との死闘により戦闘力は上がったオレだったが、敵のいない空間には手も足も出なかった。
本来は体力の温存を図り、現実世界へ戻った時に回復してくれる事を期待すべきなのだろうが、この熱い世界から逃げ出したいために出口を捜す事にした。
果たして、亜空間から抜け出す出口はあるのだろうか?
外に出てみると、街は縮小しているのが分かった。
二キロほどあった街も一日経って一回りほど小さくなっていた。
それでも探し出すのは困難である。
とりあえず自分があの魔物だったらどこに隠すかを考えてみた。
自分が魔物だったなら、ターゲットの良く知っている場所は避けるはずだ。
そうすると、オレが全く利用しない場所にあるはずだ。
職業案内所ハローワークという場所が思い浮かんだ。
あそこは仕事を紹介しているが、ニートや無職には厳しい場所だ。
昔は、優秀な社員がよりよい職場を捜すために使っていたために、案内所の職員も紹介してくれた職場も態度が冷たい。
特に、登録している職場は未だに優秀な社員を捜すために用いているため、ニートや無職にはゴミ扱いするような場所だ。
職業訓練学校にでも行けば違うのだろうが、大半は来た時点で時間の無駄なのが分かる。
形ばかりの面接もイライラとするような事を言われるばかりで、ニートや無職をバカにしているとしか思えない。
こんなクソ職場、後一年で消えるぜ! と言いたい気持ちを何度抑えた事か……。
まあ、優秀なオレにはもはや無用な場所だ。
もしも、サキュバスがオレの考えをトレースしているのなら、ここを亜空間の出入り口にするはずだ。
オレはそこに行き探してみた。
しかし、何もない。
こんな時にも役に立たないのかこの場所は……。
オレは改めて新しい可能性を探ってみた。
オレの頭の中で、あるコンビニが浮かんで来た。
そこは数字を名前にしたようなコンビニで、赤色が目立つ。
インターネットの利用としては使い勝手が良いが、オレにとっては禁断の場所となっていた。
たかが時給数百円の仕事の割には服装や身だしなみが厳しく、ババアや頭の硬い学生が働いているような場所だ。
他のコンビニならば、まだ融通が利くだろうがここは利かないのだ。
ここに深夜営業のバイトを申し込んだ事があったが、簡単な面接で落とされたのだ。
人が多かったから仕方ないかもしれないが、オレには痛い経験だった。
ここならば、二十四時間開いているだろうし、金をあまり落としたくない場所だ。
そう思ってコンビニのあった場所を捜す。
おにぎりやお菓子などが落ちていたが、肝心の亜空間の出口は見付からなかった。
二十四時間開いているというのはデマだった。
こうして考えて行ったが、最後はどこも思い浮かばなくなった。
とりあえずコンビニで拾ったビールを飲みながら、裂きイカを左手にして帰る事にした。
ビールは冷えているし、裂きイカも新鮮なままだ。
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