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第五章 ミノタウロスの地下迷宮
第五章のプロローグ
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人生は勝負の連続だ!
難関な試験や勝負に勝って行き、やがて大物と呼ばれるようになる。
逆に、敗者は負け犬と呼ばれ、チャンスさえ簡単には与えられない。
それがこの世界の真実だ。
そして、それが強者には全く関係のない世界というのでもない。
強者でさえ、権力の前には無力と化すのだ。
そう、この世界は間違っている!
オレこと光宮守(こうみやまもる)も中学校最後の年に、親が政界のエリートという屑に阻まれ、事件に巻き込まれてしまった。
オレは剣道部主将として部活を終えた帰り道、学校の門を出ると不良共が三十人ほどたむろしていた。
当然関わり合いにならぬよう無視して校門を通り過ぎる。
リーダー格の不良がオレに近付いて来てこう言う。
「おい、シカトしてんじゃねーぞ!」
オレの胸倉を掴み、喧嘩を吹っ掛けて来た。
近くには交番もあるし、学校には教師もいる。
オレが何かあればすぐ助けてくれるだろうと思っていた。
しかし、不良のリーダーはこのように言う。
「オレのパパは、政界の官僚だ!
ここらの警察も教師も俺には逆らえねえぜ!
俺達、ストレスが溜まっているから、お前でうっぷんを晴らさしてもらうわ!
まあ、後ろの女子が本当の目当てなんだけどな!」
オレは妹の奏子(そうこ)と一緒に登下校をしていた。
奏子も剣道部のマネージャーをしており、夜九時までオレに付き添って学校に残っていたのだ。
妹の奏子は、学校でも有名な黒髪ロングヘアーの美少女で、それが不良の目を引いたのだろう。
オレと一緒に登下校する事で、毎晩九時くらいまで学校に居ることが知れ渡ってしまったのだ。
オレ一人なら、この不良共から逃げることも可能だが、奏子が居ては逃げることは難しい。
仮に、数人の不良を倒したとしても、数日後にはまた学校に妹狙いで現れることだろう。
不良共には、確実に妹に近付く事が出来ない身体にしてやる必要があった。
オレは竹刀を取り出し構える。
「三十対一だ。お前達は鉄パイプも持っているようだし、オレが竹刀を装備しても文句はないだろう?」
「へっ、この人数に勝つ気かよ?
速攻で終わらせて、妹ちゃんと身体で愛し合わねえとな!
テメ―は、病院で寝ていな!」
オレと不良共は戦闘を開始した。鉄パイプを持っているが、所詮は素人集団。
オレの敵ではない。妹に手を出す事がない様に、きっちりとトドメを刺して行く。
不良達のリーダーがオレのあまりの強さに逃げ出した。
普段は威張っているくせに、ピンチになると仲間を盾にして逃げる。
もう少し根性のある不良はいない者かと周りを見回すが、どいつもこいつもタイマンで勝負をする事も出来なくなった腰ぬけ共だ。
弱い者には集団で攻撃し、強い者には一目散で逃げる典型的な不良と化していた。
もはや昔の不良とは格が違う。
弱い者を助けるために、自ら望まない戦いに挑むという様な不良は、絶滅危惧種となっていた。
オレも戦いに準じる者である以上、そういう不良と戦いたいと思っていたが、そんな奴らはもはやどこにもいなかった。
ぜいぜい怪我が少ない様に不良共にトドメを刺して行く。
中途半端な攻撃では、不良共が抵抗して思わぬ怪我を招く。
所詮は、剣術のプロというほど強くはない雑魚共だ。
オレが強いと分かれば、妹に狙いを定める可能性はある。
一人でも妹に近付かせてはいけない。
オレがあらかた不良共を片付けると、不良のリーダーがナイフを出して来た。
負けると分かれば逃げ出し、ナイフで奇襲を狙う。
清々しいまでの屑の不良だった。
いや、親の権力をかざす負け犬と言った方がいいかな?
どうせ、親も近いうちに子供の犯罪を隠蔽していた事で非難されるだろう。
権力による保護などは一時的だ。
マスコミに噂が流れれば、一気に敗者の仲間入りになる。
「死ねぇ!」
不良のリーダーは死角を突いたつもりかもしれないが、サバイバルナイフを出す時に音が出ていた。
音が聞こえなくても、オレにはこの程度の小者の取る行動など、手に取るように分かる。
妹の方に向かうという選択肢もあったが、不良のリーダーは迷わずオレを狙って来た。
決して誉められたものではないが、不良のリーダーにもカスほどのプライドは残っていたらしい。
オレはそのプライドに敬意を表し、素手で戦う事にする。
竹刀で倒したのでは、奴の非力さは分からないだろう。
オレは、ナイフを持っている手ごと捕まえ、奴の攻撃を防御する。
「痛! 放せ……」
オレが握力を加えて手を握り潰すと、奴はようやくナイフから手を放す。
ナイフが地面に落ち、奴が絶望の表情を浮かべた所で最後の攻撃を仕掛けることにした。
オレは、奴の顎目掛けてアッパーを繰り出し、痙攣するように仰向けで倒れる。
オレは、奴が舌をきっていないか心配する反面、まともな奴になる事を願っていた。
オレが不良グループ三十人を打ち倒すと、ようやく警察が駆けつけて来た。
やれやれ今頃出て来たのか。
オレがそう思っていると、警察はオレの手首に手錠をかけた。
「えええ、オレ達被害者ですよ? オレと妹がこいつらに囲まれていたんですよ!」
「うんうん、分かるよ。だが、内容は所の方で聞こうね」
こうしてオレと妹は警察所に連れて行かれたが、不良のリーダーらしき男が政界の官僚の息子らしく、オレ達の意見は聞き入れられなかった。
学校側にも圧力をかけ、オレの高校入学取り消し処分が決まった。
妹は停学処分となった。
偽善的な教師はこう言う。
「我々にも悪い点はあった。
妹さんを夜晩くまで残らせていたことは謝罪しよう。
しかし、相手が悪かった。
君には、とりあえず入学取り消し処分にするように言われている。
悪く思わんでくれ!」
こうしてオレは、高校受験に失敗し、どうしようかと思い悩んでいた。
滑り込みの高校でさえ入学拒否をして来たのだ。
良い事は黙認するくせに、悪い事には厳しい世の中だ。
これまでしっかり頑張って来たはずなのに、一気にやる気を無くしていく。
すると、オレ宛に一通の手紙が届いた。
まあ、滑り込みの高校合格にさえ届かなかった学生を救済する為の二次募集だろう。
漫画では、ちょっとレベルの高い高校が売れ残ったりしているパターンが多いが、現実は金目当ての私立高校が関の山だった。
当然、オレが受け取った手紙も二次募集の申込書だった。
有難い制度ではあるが、オレの希望していた高校ではなく、やる気も回復しない。
授業料が普通の高校だったら良いなと考えながら手紙の封を切った。
それにはこう書いてあった。
「高校への受験がまだお決まりでない方へ。
このたび、新しい高校が設立し、お試し期間として三年間の特別教室が実地されます。
条件としては、住み込みが可能の生徒に限られます。
そして、多少の危険が伴う場合がございますが、それでも良いという生徒限定です。
無事に卒業できた場合は、あなたの望む大学に推薦入学できる事を保証します。
入学をご希望の皆様は、この電車にお乗りください。
試験、面接などは必要ありません」
その手紙と共に、電車の時刻指定切符が同封されていた。
オレはその手紙を見て、その高校に行く事を決意した。
さすがに、高校入学で浪人はきついし、他に行くあてもないからな。
超進学校かもしれないが、家で何もする事が無いよりはマシだ。
それに、妹も負い目を感じている。
自分のせいでオレが高校に入学できないのだと本気で悲しんでいた。
オレが高校に行き頑張っていれば、妹も苦しむ必要はないだろう。
オレは家族と相談し、この高校に入学する事を話した。
家族は最初心配していたものの、高校生活の費用があまりかからない事を知って承諾した。
普通の高校よりも割安なのだ。
親はそれだけで納得してくれた。
不安はかなりあるが行くしかない!
「お兄ちゃん、私がいなければ高校にも無事に行けたのに……」
「バカ、たとえ良い高校に行けたって、お前を見捨てたら意味がないだろ。
それに、良い高校を出ても出なくても結果は大して変わらないよ!
優秀な奴は、一度失敗しても諦めない。いずれは同じ所に向かうさ!」
オレは切符を見せて笑った。
必要な荷物は、紙に明記されており、妹を励ましながら準備する。
だいたい一ヶ月分の旅行に行くような感じだ。
「うん、お兄ちゃんは強いね。本当に、何でも叶えちゃいそう……」
「お前も強いだろ! オレの事は気にしなくて良い。
自分の身を守って、高校生になって、オレと同じ大学に来い。
待っているぞ!」
「うん、私も頑張るからね!」
妹の言葉を聞き、オレは妹に微笑む。
大丈夫なことを確信し、オレは家を出ていく。
最後の心配事が無くなってこそ、オレは思い切って高校生活を楽しむことができる。
オレの新しい高校生活が始まろうとしていた。
難関な試験や勝負に勝って行き、やがて大物と呼ばれるようになる。
逆に、敗者は負け犬と呼ばれ、チャンスさえ簡単には与えられない。
それがこの世界の真実だ。
そして、それが強者には全く関係のない世界というのでもない。
強者でさえ、権力の前には無力と化すのだ。
そう、この世界は間違っている!
オレこと光宮守(こうみやまもる)も中学校最後の年に、親が政界のエリートという屑に阻まれ、事件に巻き込まれてしまった。
オレは剣道部主将として部活を終えた帰り道、学校の門を出ると不良共が三十人ほどたむろしていた。
当然関わり合いにならぬよう無視して校門を通り過ぎる。
リーダー格の不良がオレに近付いて来てこう言う。
「おい、シカトしてんじゃねーぞ!」
オレの胸倉を掴み、喧嘩を吹っ掛けて来た。
近くには交番もあるし、学校には教師もいる。
オレが何かあればすぐ助けてくれるだろうと思っていた。
しかし、不良のリーダーはこのように言う。
「オレのパパは、政界の官僚だ!
ここらの警察も教師も俺には逆らえねえぜ!
俺達、ストレスが溜まっているから、お前でうっぷんを晴らさしてもらうわ!
まあ、後ろの女子が本当の目当てなんだけどな!」
オレは妹の奏子(そうこ)と一緒に登下校をしていた。
奏子も剣道部のマネージャーをしており、夜九時までオレに付き添って学校に残っていたのだ。
妹の奏子は、学校でも有名な黒髪ロングヘアーの美少女で、それが不良の目を引いたのだろう。
オレと一緒に登下校する事で、毎晩九時くらいまで学校に居ることが知れ渡ってしまったのだ。
オレ一人なら、この不良共から逃げることも可能だが、奏子が居ては逃げることは難しい。
仮に、数人の不良を倒したとしても、数日後にはまた学校に妹狙いで現れることだろう。
不良共には、確実に妹に近付く事が出来ない身体にしてやる必要があった。
オレは竹刀を取り出し構える。
「三十対一だ。お前達は鉄パイプも持っているようだし、オレが竹刀を装備しても文句はないだろう?」
「へっ、この人数に勝つ気かよ?
速攻で終わらせて、妹ちゃんと身体で愛し合わねえとな!
テメ―は、病院で寝ていな!」
オレと不良共は戦闘を開始した。鉄パイプを持っているが、所詮は素人集団。
オレの敵ではない。妹に手を出す事がない様に、きっちりとトドメを刺して行く。
不良達のリーダーがオレのあまりの強さに逃げ出した。
普段は威張っているくせに、ピンチになると仲間を盾にして逃げる。
もう少し根性のある不良はいない者かと周りを見回すが、どいつもこいつもタイマンで勝負をする事も出来なくなった腰ぬけ共だ。
弱い者には集団で攻撃し、強い者には一目散で逃げる典型的な不良と化していた。
もはや昔の不良とは格が違う。
弱い者を助けるために、自ら望まない戦いに挑むという様な不良は、絶滅危惧種となっていた。
オレも戦いに準じる者である以上、そういう不良と戦いたいと思っていたが、そんな奴らはもはやどこにもいなかった。
ぜいぜい怪我が少ない様に不良共にトドメを刺して行く。
中途半端な攻撃では、不良共が抵抗して思わぬ怪我を招く。
所詮は、剣術のプロというほど強くはない雑魚共だ。
オレが強いと分かれば、妹に狙いを定める可能性はある。
一人でも妹に近付かせてはいけない。
オレがあらかた不良共を片付けると、不良のリーダーがナイフを出して来た。
負けると分かれば逃げ出し、ナイフで奇襲を狙う。
清々しいまでの屑の不良だった。
いや、親の権力をかざす負け犬と言った方がいいかな?
どうせ、親も近いうちに子供の犯罪を隠蔽していた事で非難されるだろう。
権力による保護などは一時的だ。
マスコミに噂が流れれば、一気に敗者の仲間入りになる。
「死ねぇ!」
不良のリーダーは死角を突いたつもりかもしれないが、サバイバルナイフを出す時に音が出ていた。
音が聞こえなくても、オレにはこの程度の小者の取る行動など、手に取るように分かる。
妹の方に向かうという選択肢もあったが、不良のリーダーは迷わずオレを狙って来た。
決して誉められたものではないが、不良のリーダーにもカスほどのプライドは残っていたらしい。
オレはそのプライドに敬意を表し、素手で戦う事にする。
竹刀で倒したのでは、奴の非力さは分からないだろう。
オレは、ナイフを持っている手ごと捕まえ、奴の攻撃を防御する。
「痛! 放せ……」
オレが握力を加えて手を握り潰すと、奴はようやくナイフから手を放す。
ナイフが地面に落ち、奴が絶望の表情を浮かべた所で最後の攻撃を仕掛けることにした。
オレは、奴の顎目掛けてアッパーを繰り出し、痙攣するように仰向けで倒れる。
オレは、奴が舌をきっていないか心配する反面、まともな奴になる事を願っていた。
オレが不良グループ三十人を打ち倒すと、ようやく警察が駆けつけて来た。
やれやれ今頃出て来たのか。
オレがそう思っていると、警察はオレの手首に手錠をかけた。
「えええ、オレ達被害者ですよ? オレと妹がこいつらに囲まれていたんですよ!」
「うんうん、分かるよ。だが、内容は所の方で聞こうね」
こうしてオレと妹は警察所に連れて行かれたが、不良のリーダーらしき男が政界の官僚の息子らしく、オレ達の意見は聞き入れられなかった。
学校側にも圧力をかけ、オレの高校入学取り消し処分が決まった。
妹は停学処分となった。
偽善的な教師はこう言う。
「我々にも悪い点はあった。
妹さんを夜晩くまで残らせていたことは謝罪しよう。
しかし、相手が悪かった。
君には、とりあえず入学取り消し処分にするように言われている。
悪く思わんでくれ!」
こうしてオレは、高校受験に失敗し、どうしようかと思い悩んでいた。
滑り込みの高校でさえ入学拒否をして来たのだ。
良い事は黙認するくせに、悪い事には厳しい世の中だ。
これまでしっかり頑張って来たはずなのに、一気にやる気を無くしていく。
すると、オレ宛に一通の手紙が届いた。
まあ、滑り込みの高校合格にさえ届かなかった学生を救済する為の二次募集だろう。
漫画では、ちょっとレベルの高い高校が売れ残ったりしているパターンが多いが、現実は金目当ての私立高校が関の山だった。
当然、オレが受け取った手紙も二次募集の申込書だった。
有難い制度ではあるが、オレの希望していた高校ではなく、やる気も回復しない。
授業料が普通の高校だったら良いなと考えながら手紙の封を切った。
それにはこう書いてあった。
「高校への受験がまだお決まりでない方へ。
このたび、新しい高校が設立し、お試し期間として三年間の特別教室が実地されます。
条件としては、住み込みが可能の生徒に限られます。
そして、多少の危険が伴う場合がございますが、それでも良いという生徒限定です。
無事に卒業できた場合は、あなたの望む大学に推薦入学できる事を保証します。
入学をご希望の皆様は、この電車にお乗りください。
試験、面接などは必要ありません」
その手紙と共に、電車の時刻指定切符が同封されていた。
オレはその手紙を見て、その高校に行く事を決意した。
さすがに、高校入学で浪人はきついし、他に行くあてもないからな。
超進学校かもしれないが、家で何もする事が無いよりはマシだ。
それに、妹も負い目を感じている。
自分のせいでオレが高校に入学できないのだと本気で悲しんでいた。
オレが高校に行き頑張っていれば、妹も苦しむ必要はないだろう。
オレは家族と相談し、この高校に入学する事を話した。
家族は最初心配していたものの、高校生活の費用があまりかからない事を知って承諾した。
普通の高校よりも割安なのだ。
親はそれだけで納得してくれた。
不安はかなりあるが行くしかない!
「お兄ちゃん、私がいなければ高校にも無事に行けたのに……」
「バカ、たとえ良い高校に行けたって、お前を見捨てたら意味がないだろ。
それに、良い高校を出ても出なくても結果は大して変わらないよ!
優秀な奴は、一度失敗しても諦めない。いずれは同じ所に向かうさ!」
オレは切符を見せて笑った。
必要な荷物は、紙に明記されており、妹を励ましながら準備する。
だいたい一ヶ月分の旅行に行くような感じだ。
「うん、お兄ちゃんは強いね。本当に、何でも叶えちゃいそう……」
「お前も強いだろ! オレの事は気にしなくて良い。
自分の身を守って、高校生になって、オレと同じ大学に来い。
待っているぞ!」
「うん、私も頑張るからね!」
妹の言葉を聞き、オレは妹に微笑む。
大丈夫なことを確信し、オレは家を出ていく。
最後の心配事が無くなってこそ、オレは思い切って高校生活を楽しむことができる。
オレの新しい高校生活が始まろうとしていた。
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