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第五章 ミノタウロスの地下迷宮
第九話 ゆたかのライバル?登場!
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オレは風呂から上がり、寝室へ移動する。
ベッドは怪我した男子生徒に優先して上げたので、オレとゆたかは寝袋で寝る。
一応寝る前に、彼の体調を確認する。
元々それほど怪我していたわけではなく、体力が無くなっていただけの様だ。
疲労が激しいが、今日一日休ませれば回復するだろう。
そう思って彼の顔を見ると、誰かに似ていた。
(あれ? こいつもしかして……)
オレが顔をよく確認しようと、彼に近付こうとしていると、ゆたかが寝室に入って来た。さすがに、男同士で顔を見合しているのはまずい。
オレは看病を終え、眠る事にした。
オレが寝袋に入り、寝た振りをしていると、ゆたかが毛布を持って来て、抱き付きながら眠り込んだ。
寝袋が拘束具となり、動く事が出来ない。
まさか、寝袋も改造されている?
オレは緊張して寝ていたが、ゆたかはそれ以上何もして来なかった。
数時間は普通に寝ていたが、朝方になるとやばい状況である事に気が付いた。
(トイレに行きたい……)
オレはもぞもぞしていると、ゆたかが起きて来てくれた。
これでトイレに行ける!
「ゆたかちゃん、寝起きで悪いんだけど、トイレに行きたい!
寝袋を開けてくれないかな?」
ゆたかは目を擦りながら答える。
「大? 小?」
「小だけど……」
「分かった」
ゆたかは寝袋を開けず、しびん(病院の入院患者に使われる小用の簡易トイレ)を取り出した。
そして、オレの股間部辺りのチャックを開け始める。
ズボンの上から股間を触られた。
オレはようやくゆたかの意図が分かり、抵抗する。
「ちょっと! 何をやってんだ! 寝袋を開けてくれ!
オレの股間を触るんじゃない!」
「え? トイレでしょう?」
「オレは起きてトイレに行きたいんだ!
さすがに、他人の手でトイレをされるのはちょっと……」
「えー、寝袋を外すと、守君が逃げちゃうじゃない。嫌だよ!」
ゆたかは意外と束縛系だった。このままではまずい。
おそらく孤独だったからこそ、人が離れるのは怖いのだろう。
それが他人を離れさせる原因なのだが、本人は知るよしも無かった。
これも他人との交友が無い事による弊害なのだろう。
オレがやんわりと教えてやるしかない。
オレは脅えないようにし、ゆたかに説明し始める。
「バカだな。ちょっと五分くらいトイレに行くだけだ。すぐ戻って来るから」
「本当に、すぐ戻って来る?」
ゆたかは身を乗り出して、オレに覆いかぶさるように訊く。
顔が十センチ以内にあり、息がかかる。
「ああ、男のトイレなんて三分もあれば終わる。
五分と言ったのは、ちょっと小腹を空かせたからだ。
おやつ持って来るから、お前は寝ていろ。何が欲しい?」
「じゃあ、付いていく」
ゆたかはそう言って、オレを寝袋から解放した。
やはり改造してあるらしく、開け方がおかしかった。
トイレまで来ると、オレは二手に分かれることを提案する。
その方が効率も良いだろう。
外で待たれても、困るし……。
「じゃあ、ゆたかちゃんは何か持って来てくれよ。
オレは先にトイレしているから……」
「私も一緒に入る。ダンジョン内では、一人の行動は危険だよ!」
こいつの方が危険な気もするが、オレは答えるのに疲れた。
仕方なく一緒に入る。
「お触りは厳禁だよ。じーっと見つめるのも禁止!
男性同士でもこれは最低限のマナーなんだ。ゆたかちゃんも守ってね」
「うん、分かった」
そう言いつつ、ゆたかはオレの方を凝視していた。
背中だからまだ良いが、視線が痛い。
「ふー、オレは外で待っているけど、ゆたかちゃんはどうする? おトイレ使う?」
「使う」
ゆたかはオレの服を掴み、トイレから出そうとしない。
オレは仕方なく、ゆたかのトイレが終わるまで中で待っていた。
恥ずかしくないのだろうかとか、背後から聞こえる音を聞きながら考えた。
(まさか、オバケが怖いとか? だから一緒にいて欲しいとか?)
オレはゆたかの事をなるべくポジティブに考える事にした。
変態とかではなく、女の子だからこう感じているのだろうと……。
そう思えば、彼女の怪しい行動も可愛く見える。
昨日の行動は、目覚ましを態と遅らせてセットし、堂々と遅刻する事や、包丁を持ち歩いているなどの奇怪な行動を見せていたが、ぎりぎり好きになれそうだった。
早くみんなと交流し、まともな交友生活を送ってくれる事を願う。
それまでオレが部屋友として、しっかり教育しなければ……。
ゆたかがトイレを終え、オレ達はキッチンに移動する。
オレはとりあえず男女同士での連れションはしないという事を告げておくことにした。
同性ならばそう言う事もするかもしれないが、異性では気軽にしてはいけない。
「同性同士でしか、連れションや風呂に入る事はしちゃ駄目だよ。
それと明らかに変な奴とかとは気を付けてね」
「そんな同棲だなんて……」
ゆたかはオレの話も聞かず、変な妄想をしながら照れていた。
こいつが変な奴だから理解できないのか?
「まあ、トイレや風呂は基本一人でしろよ」
「分かった」
オレ達がキッチンに辿り着くと、ガサガサと変な音がする。
どうやら誰かいる様だ。
「おい、キッチンの方で変な音がするぞ。モンスターか?」
「うーん、エロベアとコマイヌじゃない? この時間なら交尾しているかも……」
「知りたくない事実を知ってしまったな。しかし、お湯を沸かしている音がするぞ!」
オレがそう言うと、カップ麺の香りが漂って来た。
ゆたかの表情が豹変する。
「こ、これは私のカップ麺『キャットメン醤油』の香り!
ウララのぬいぐるみ欲しさに一ダース箱買いしたのを、誰かに食われている。
成敗せねば!」
ちなみに、ウララとは、巨大化した猫である。
その猫が東京を襲い、日本中がパニックに陥るという恐怖映画が人気になった。
飛んだり跳ねたり、躍動感溢れる作品となっている。
主に、小学生や幼稚園児に大人気らしい!
ゆたかは鉈を装備し、キッチンに突撃して行った。
オレがキッチンに行くと、怪我をしていた彼がお湯を沸かしていた。
どうやら怪我をした彼が、小腹が空いたのでカップ麺を食べようとしていたらしい。
ゆたかは怪我人だろうと容赦なく、カップ麺を守死する為に襲いかかる。
彼に攻撃がヒットする瞬間、準備してあるカップ麺を見て攻撃を止めた。
「こ、これは、『キャットメン』じゃない!
おかしな奴らが宣伝し、三百円もする高級ラーメン『ナイト王』!
夜中に小腹が空いた時に食べるとかほざいている『キャットメン』のライバル!
じゃあ、私の『キャットメン』は……」
ゆたかがそう言って近くを見回すと、『キャットメン』のお湯が入って準備されていた。
そう、犯人は別にいたのだ。
そいつが悪気も無く、ゆたかに話しかけて来た。
「よう、お前のラーメンは頂いたぜ!
まあ、百円ちょっとのショボイラーメンだけどな!」
「なあ、私のラーメンを食っていたのはエロベアだったのか!
道理でラーメンの減りが早いと思った」
「へへ、貴様のラーメンなど、オイラの腹の中よ!」
エロベアは一気にラーメンを喰い切って、汁を飲み乾した。
まさに、一瞬の早食いだった。
良い子のみんなは真似しないようにしよう。
健康にも悪いし、味も分からないからね。
ゆたかは残ったラーメンの容器を、物悲しそうに見つめていた。
ゆたかがじーっとラーメンの容器を見つめていると、高級ラーメンの持ち主が心配する。
「僕のラーメンで良ければ分けてあげるけど、食べるかな?」
そう言いながら、彼は小さい容器を取り出し、ゆたかの為にラーメンを取り分けた。
ゆたかは感謝を言う事無く、匂いにつられる様にラーメンを食べ出した。
「う、美味い……」
一口食べた後、そう言って固まっていた。
エロベアは更にそれを横取りしようとする。一口食べて眼の色が変わる。
それほどに美味しいのだ。
「これはキャットメン以上だ!」
ゆたかはナイト王の味の美味さに驚愕していた。
自分のこよなく愛していたキャットメンが敗れた事を悟る。
それを見て、彼は更に慰め始める。
「まあ、ナイト王は三百円もするからね。キャットメンの三倍だから仕方ないよ……」
ゆたかはそれを聞き、冷静さを取り戻した。
「くっ、引き分けと言う事ですね。恐ろしい相手です! 次は負けません!」
ゆたかは彼に向って指を差し、ライバル宣言していた。
一見、的外れのようだが、彼が宣伝しているアイドル達に似ているから仕方ない。
オレも実は、そのアイドル達のファンである。
妹とどちらが好きかで口論した事もあるし、両親へ熱心に説明するほど好きだった。
そうやってライブのチケットを買ってもらった事も、いまでは良い思い出である。
ベッドは怪我した男子生徒に優先して上げたので、オレとゆたかは寝袋で寝る。
一応寝る前に、彼の体調を確認する。
元々それほど怪我していたわけではなく、体力が無くなっていただけの様だ。
疲労が激しいが、今日一日休ませれば回復するだろう。
そう思って彼の顔を見ると、誰かに似ていた。
(あれ? こいつもしかして……)
オレが顔をよく確認しようと、彼に近付こうとしていると、ゆたかが寝室に入って来た。さすがに、男同士で顔を見合しているのはまずい。
オレは看病を終え、眠る事にした。
オレが寝袋に入り、寝た振りをしていると、ゆたかが毛布を持って来て、抱き付きながら眠り込んだ。
寝袋が拘束具となり、動く事が出来ない。
まさか、寝袋も改造されている?
オレは緊張して寝ていたが、ゆたかはそれ以上何もして来なかった。
数時間は普通に寝ていたが、朝方になるとやばい状況である事に気が付いた。
(トイレに行きたい……)
オレはもぞもぞしていると、ゆたかが起きて来てくれた。
これでトイレに行ける!
「ゆたかちゃん、寝起きで悪いんだけど、トイレに行きたい!
寝袋を開けてくれないかな?」
ゆたかは目を擦りながら答える。
「大? 小?」
「小だけど……」
「分かった」
ゆたかは寝袋を開けず、しびん(病院の入院患者に使われる小用の簡易トイレ)を取り出した。
そして、オレの股間部辺りのチャックを開け始める。
ズボンの上から股間を触られた。
オレはようやくゆたかの意図が分かり、抵抗する。
「ちょっと! 何をやってんだ! 寝袋を開けてくれ!
オレの股間を触るんじゃない!」
「え? トイレでしょう?」
「オレは起きてトイレに行きたいんだ!
さすがに、他人の手でトイレをされるのはちょっと……」
「えー、寝袋を外すと、守君が逃げちゃうじゃない。嫌だよ!」
ゆたかは意外と束縛系だった。このままではまずい。
おそらく孤独だったからこそ、人が離れるのは怖いのだろう。
それが他人を離れさせる原因なのだが、本人は知るよしも無かった。
これも他人との交友が無い事による弊害なのだろう。
オレがやんわりと教えてやるしかない。
オレは脅えないようにし、ゆたかに説明し始める。
「バカだな。ちょっと五分くらいトイレに行くだけだ。すぐ戻って来るから」
「本当に、すぐ戻って来る?」
ゆたかは身を乗り出して、オレに覆いかぶさるように訊く。
顔が十センチ以内にあり、息がかかる。
「ああ、男のトイレなんて三分もあれば終わる。
五分と言ったのは、ちょっと小腹を空かせたからだ。
おやつ持って来るから、お前は寝ていろ。何が欲しい?」
「じゃあ、付いていく」
ゆたかはそう言って、オレを寝袋から解放した。
やはり改造してあるらしく、開け方がおかしかった。
トイレまで来ると、オレは二手に分かれることを提案する。
その方が効率も良いだろう。
外で待たれても、困るし……。
「じゃあ、ゆたかちゃんは何か持って来てくれよ。
オレは先にトイレしているから……」
「私も一緒に入る。ダンジョン内では、一人の行動は危険だよ!」
こいつの方が危険な気もするが、オレは答えるのに疲れた。
仕方なく一緒に入る。
「お触りは厳禁だよ。じーっと見つめるのも禁止!
男性同士でもこれは最低限のマナーなんだ。ゆたかちゃんも守ってね」
「うん、分かった」
そう言いつつ、ゆたかはオレの方を凝視していた。
背中だからまだ良いが、視線が痛い。
「ふー、オレは外で待っているけど、ゆたかちゃんはどうする? おトイレ使う?」
「使う」
ゆたかはオレの服を掴み、トイレから出そうとしない。
オレは仕方なく、ゆたかのトイレが終わるまで中で待っていた。
恥ずかしくないのだろうかとか、背後から聞こえる音を聞きながら考えた。
(まさか、オバケが怖いとか? だから一緒にいて欲しいとか?)
オレはゆたかの事をなるべくポジティブに考える事にした。
変態とかではなく、女の子だからこう感じているのだろうと……。
そう思えば、彼女の怪しい行動も可愛く見える。
昨日の行動は、目覚ましを態と遅らせてセットし、堂々と遅刻する事や、包丁を持ち歩いているなどの奇怪な行動を見せていたが、ぎりぎり好きになれそうだった。
早くみんなと交流し、まともな交友生活を送ってくれる事を願う。
それまでオレが部屋友として、しっかり教育しなければ……。
ゆたかがトイレを終え、オレ達はキッチンに移動する。
オレはとりあえず男女同士での連れションはしないという事を告げておくことにした。
同性ならばそう言う事もするかもしれないが、異性では気軽にしてはいけない。
「同性同士でしか、連れションや風呂に入る事はしちゃ駄目だよ。
それと明らかに変な奴とかとは気を付けてね」
「そんな同棲だなんて……」
ゆたかはオレの話も聞かず、変な妄想をしながら照れていた。
こいつが変な奴だから理解できないのか?
「まあ、トイレや風呂は基本一人でしろよ」
「分かった」
オレ達がキッチンに辿り着くと、ガサガサと変な音がする。
どうやら誰かいる様だ。
「おい、キッチンの方で変な音がするぞ。モンスターか?」
「うーん、エロベアとコマイヌじゃない? この時間なら交尾しているかも……」
「知りたくない事実を知ってしまったな。しかし、お湯を沸かしている音がするぞ!」
オレがそう言うと、カップ麺の香りが漂って来た。
ゆたかの表情が豹変する。
「こ、これは私のカップ麺『キャットメン醤油』の香り!
ウララのぬいぐるみ欲しさに一ダース箱買いしたのを、誰かに食われている。
成敗せねば!」
ちなみに、ウララとは、巨大化した猫である。
その猫が東京を襲い、日本中がパニックに陥るという恐怖映画が人気になった。
飛んだり跳ねたり、躍動感溢れる作品となっている。
主に、小学生や幼稚園児に大人気らしい!
ゆたかは鉈を装備し、キッチンに突撃して行った。
オレがキッチンに行くと、怪我をしていた彼がお湯を沸かしていた。
どうやら怪我をした彼が、小腹が空いたのでカップ麺を食べようとしていたらしい。
ゆたかは怪我人だろうと容赦なく、カップ麺を守死する為に襲いかかる。
彼に攻撃がヒットする瞬間、準備してあるカップ麺を見て攻撃を止めた。
「こ、これは、『キャットメン』じゃない!
おかしな奴らが宣伝し、三百円もする高級ラーメン『ナイト王』!
夜中に小腹が空いた時に食べるとかほざいている『キャットメン』のライバル!
じゃあ、私の『キャットメン』は……」
ゆたかがそう言って近くを見回すと、『キャットメン』のお湯が入って準備されていた。
そう、犯人は別にいたのだ。
そいつが悪気も無く、ゆたかに話しかけて来た。
「よう、お前のラーメンは頂いたぜ!
まあ、百円ちょっとのショボイラーメンだけどな!」
「なあ、私のラーメンを食っていたのはエロベアだったのか!
道理でラーメンの減りが早いと思った」
「へへ、貴様のラーメンなど、オイラの腹の中よ!」
エロベアは一気にラーメンを喰い切って、汁を飲み乾した。
まさに、一瞬の早食いだった。
良い子のみんなは真似しないようにしよう。
健康にも悪いし、味も分からないからね。
ゆたかは残ったラーメンの容器を、物悲しそうに見つめていた。
ゆたかがじーっとラーメンの容器を見つめていると、高級ラーメンの持ち主が心配する。
「僕のラーメンで良ければ分けてあげるけど、食べるかな?」
そう言いながら、彼は小さい容器を取り出し、ゆたかの為にラーメンを取り分けた。
ゆたかは感謝を言う事無く、匂いにつられる様にラーメンを食べ出した。
「う、美味い……」
一口食べた後、そう言って固まっていた。
エロベアは更にそれを横取りしようとする。一口食べて眼の色が変わる。
それほどに美味しいのだ。
「これはキャットメン以上だ!」
ゆたかはナイト王の味の美味さに驚愕していた。
自分のこよなく愛していたキャットメンが敗れた事を悟る。
それを見て、彼は更に慰め始める。
「まあ、ナイト王は三百円もするからね。キャットメンの三倍だから仕方ないよ……」
ゆたかはそれを聞き、冷静さを取り戻した。
「くっ、引き分けと言う事ですね。恐ろしい相手です! 次は負けません!」
ゆたかは彼に向って指を差し、ライバル宣言していた。
一見、的外れのようだが、彼が宣伝しているアイドル達に似ているから仕方ない。
オレも実は、そのアイドル達のファンである。
妹とどちらが好きかで口論した事もあるし、両親へ熱心に説明するほど好きだった。
そうやってライブのチケットを買ってもらった事も、いまでは良い思い出である。
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