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第六章 水の底から襲い来る死神
第二十一話 黄泉津大神(よもつおおかみ)の願い!
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オレは、キョンシ―、グ―ルを倒し、残りの死霊達は、グ―ラと黄泉醜女だけになった。
グ―ラも尻や太ももの完成度が高く、動きも高性能だったが、ゆたかの無理な要求により壊れかけていた。
バリ島の喜びの踊りやランパダ、パラパラやアニメの踊りにより、多大な無理をしたらしい。
精神的なダメージもあったのだろうか?
最後の方は、恐いはずのグ―ラが可愛く見えていた。
いや、可哀想に見えていた。
「黄泉醜女(よみしこめ)ちゃん、君一人だよ。
さあ、ボスの黄泉津大神(よもつおおかみ)ちゃんの所へ案内するんだ!
それとも、伊邪那美命(いざなみのみこと)の方がいいかな?」
カタナちゃんがそう言うと、黄泉醜女は周りを見回して、死霊四人衆が負けた事を悟った。
ゆたかの策略? により、オッパイをどうすれば巨乳にできるのか、どう踊れば人気が出て男を虜にできるのかなどを模索していた為、キョンシ―とグ―ルが負けた事も気が付かなかったのだ。
更に、肝心のグ―ラも動きがぎこちない。
人に言われてようやく現状を把握できた。
「分かりました。では、男性だけ黄泉津大神の元へお連れいたします。どうぞ!」
カタナちゃんは一人で行く事をしぶって、ゆたかの方を見る。
ゆたかは、グ―ラの胸を弄りながら答える。
「私はこの子のオッパイを大きくしておくから行かない」
光子先生は、返事をする事も出来ず、眠り込んでいた。
おそらくかなり疲労しているのだろう、休ませておくしかない。
オレもはっきり言って、度重なる戦闘で疲れている。
ゆたかと共に、グ―ラのオッパイの感触を確かめておくことにするか。
「じゃあ、オレも……」
そう思ってグ―ラに近付くと、黄泉醜女に襟首を掴まれた。
どうやら強制的に、黄泉津大神とやらに会わされるらしい。
(止めてくれ、オレは疲れているんだ! )
オレの想いも虚しく、黄泉醜女には伝わらなかった。
おのれ、疲れているオレに強制的に働かせるとは、名前だけでなく心まで醜い奴だ!
黄泉醜女に連れられ、オレとカタナちゃんは、ダンジョンの奥深くの洞窟へと辿り着いた。
どうやらここにボスの黄泉津大神がいるらしい。
人一人分しか通れない洞窟だが、果たして大丈夫なのだろうか?
罠がありそうな予感しかしない。
洞窟の入口に辿り着くと、黄泉醜女はオレに言う。
「では、まずはこいつから先に通ってください。
一方通行ですが、絶世の美女がお待ちしています。
その方を連れてくれば、ダンジョン攻略終了です」
絶世の美女と聞き、やる気になるが、黄泉津大神という名が少し気になる。
そいつから美女を奪い返してくればいいのだろうか?
オレは少し気になって渋っている。
「黄泉津大神って確か……」
「良いからさっさと入りなさい!」
黄泉醜女に後ろから突き飛ばされ、洞窟の中に入る。
洞窟の入り口を過ぎると暗くなっているが、奥の方は明かりが付いているらしい。
おそらくその明りの所にボスがいる。
オレはそう思って、ゆっくりと明りの方に近付いて行った。
(ボスに奇襲をかけ、一気に勝負を決めてしまおう!)
オレはボスの位置を確認し、一気にボスらしき人物に襲いかかった。
「黄泉津大神(よもつおおかみ)、覚悟!」
オレが刀を振り下ろそうとすると、そこには言われた通りの絶世の美女がいた。
(え? 可愛い……。オレと同じくらいの年だよな。正直、好きになりそう……)
オレは少し照れて、美女から顔を隠した。
かぐや姫とか、そういうおとぎ話の姫が頭に浮かぶ。
今、目の前にいるのは、そういう伝説のお姫様なのだ。
「あの、どうしましたか?」
オレは美女にそう尋ねられ、後ろを振り向いた。
(もう一度、美女の顔が見たい!)
オレが振り返ると、美女は化け物に変身していた。
腐敗した死体に、ウジがたかっているような姿。
「ぎゃああああ!」
オレは、あまりのショックに気絶してしまった。
おそらくダンジョンの先生達も同じ物を見たのだろう。
洞窟の奥の方で、二人仲良く眠っていた。
オレもその仲間に追加された。
これで、カタナちゃんまで倒されれば、オレ達を救出してくれる者はいない。
オレの叫び声を聞くと、カタナちゃんはオレが失敗した事を悟る。
「ふふふ、やはりあのお方も失敗したようですね。
では、姫野剣冴(カタナちゃんの本名)様、中へお入りください」
黄泉醜女は、カタナちゃんに洞窟へ向かわせる。
何らかの対策がないなら、オレと同じ結末を迎えてしまう事になる。
黄泉津大神は、今までの雑魚敵と違い、最初が可愛いだけにショックも大きいのだ。
まあ、光子先生も美人だが、アンデットモンスターの質が悪いので、今となっては恐怖もさほど感じない。
「君も一緒に入るかい?
君の求めている物が分からなければ、僕も結局は同じ末路だからね」
カタナちゃんは、黄泉醜女をそうさそう。
黄泉醜女も、黄泉津大神である彼女が操っているのだろう。
声や姿はそれで確認していたらしい。
「ご遠慮いたします。黄泉津大神である私は、洞窟の中におります。
そこでなら、あなたとの会話も可能でしょうから……」
「分かったよ。じゃあ、洞窟へ入るよ!」
カタナちゃんは、黄泉醜女を残して、洞窟の奥へと向かう。
カタナちゃんは、黄泉津大神の正体を知っており、その話を語りながら奥へと進んで行く。
「僕は、君の正体を知っているよ。小学校が一緒だったからね」
「そうですか、あなたがここまで来られるのは、あらかじめ予想していました。
大半の男性は、ここまで来る前に気絶してしまいますからね。
で、私が誰か分かったんですか?」
「ああ、イカとオバケをこよなく愛する子は、僕の記憶の中では一人しかいない。
磯辺霊子(いそべりょうこ)ちゃんでしょ?
君は、小学校の頃から学校を占拠して、みんなを怖がらせていたからね。
オバケの質は上がったけど、内容はそれほど変わっていない。
だから始めから気付いていたんだ。
小学校の時は、姉さんの影に隠れていた僕だけど、今はそれなりに成長したよ。
でも、君はなぜこんな事をするんだい?」
「賢いあなたなら分かるはず……。
黄泉津大神、通称伊邪那美命(いざなみのみこと)に起こった悲劇を!」
「ああ、知っているよ、有名な話だからね。
子供を産んだ時に死んで、夫である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉の国へ迎えに行くけど、禁忌を犯して伊邪那美命(いざなみのみこと)が腐敗してしまった所を見るんだろ?」
「はい。そして、夫である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は、恐怖のあまり伊邪那美命を離婚して逃げるのです。
しかし、私は思うのです。
もしも、夫である伊邪那岐命が逃げずに愛を貫き通していたのなら、そうしていたのなら女にとってどれほど幸せな結末であったかと……。
私は見たいのです、醜い外見などにとらわれず、本当に私を愛してくれる男性はいないかと……。
そして、見付けた。
姫野剣冴様こそ、私を恐れずに愛して下さる方だと!」
オレは気絶が浅く、数分ほどで意識を取り戻していた。
(なんだ、変態少女じゃないのかよ。てっきり姫野真槍ちゃんが好きかと思っていたのに)
しかし、黄泉津大神の狙いが気になっていたので眠ったふりをしていた。
黄泉津大神は、その事を勘で悟ったのか、オレが起きているのを悟ると、腹に一撃を加えて来た。
(ふっ、恋する乙女は、時に怖い物だな)
オレは大人しくカタナちゃんに全てを任せる事にした。
実際、自分に惚れていないなら、こんな変な女を追い駆ける事も無い。
(オレには、絶世の金髪美少女のフィアンセがいる。
この黒髪美少女は、カタナちゃんに処理してもらおう)
オレはそう思って、また寝た振りをする。
果たして、カタナちゃんはどう処理するのだろうか?
グ―ラも尻や太ももの完成度が高く、動きも高性能だったが、ゆたかの無理な要求により壊れかけていた。
バリ島の喜びの踊りやランパダ、パラパラやアニメの踊りにより、多大な無理をしたらしい。
精神的なダメージもあったのだろうか?
最後の方は、恐いはずのグ―ラが可愛く見えていた。
いや、可哀想に見えていた。
「黄泉醜女(よみしこめ)ちゃん、君一人だよ。
さあ、ボスの黄泉津大神(よもつおおかみ)ちゃんの所へ案内するんだ!
それとも、伊邪那美命(いざなみのみこと)の方がいいかな?」
カタナちゃんがそう言うと、黄泉醜女は周りを見回して、死霊四人衆が負けた事を悟った。
ゆたかの策略? により、オッパイをどうすれば巨乳にできるのか、どう踊れば人気が出て男を虜にできるのかなどを模索していた為、キョンシ―とグ―ルが負けた事も気が付かなかったのだ。
更に、肝心のグ―ラも動きがぎこちない。
人に言われてようやく現状を把握できた。
「分かりました。では、男性だけ黄泉津大神の元へお連れいたします。どうぞ!」
カタナちゃんは一人で行く事をしぶって、ゆたかの方を見る。
ゆたかは、グ―ラの胸を弄りながら答える。
「私はこの子のオッパイを大きくしておくから行かない」
光子先生は、返事をする事も出来ず、眠り込んでいた。
おそらくかなり疲労しているのだろう、休ませておくしかない。
オレもはっきり言って、度重なる戦闘で疲れている。
ゆたかと共に、グ―ラのオッパイの感触を確かめておくことにするか。
「じゃあ、オレも……」
そう思ってグ―ラに近付くと、黄泉醜女に襟首を掴まれた。
どうやら強制的に、黄泉津大神とやらに会わされるらしい。
(止めてくれ、オレは疲れているんだ! )
オレの想いも虚しく、黄泉醜女には伝わらなかった。
おのれ、疲れているオレに強制的に働かせるとは、名前だけでなく心まで醜い奴だ!
黄泉醜女に連れられ、オレとカタナちゃんは、ダンジョンの奥深くの洞窟へと辿り着いた。
どうやらここにボスの黄泉津大神がいるらしい。
人一人分しか通れない洞窟だが、果たして大丈夫なのだろうか?
罠がありそうな予感しかしない。
洞窟の入口に辿り着くと、黄泉醜女はオレに言う。
「では、まずはこいつから先に通ってください。
一方通行ですが、絶世の美女がお待ちしています。
その方を連れてくれば、ダンジョン攻略終了です」
絶世の美女と聞き、やる気になるが、黄泉津大神という名が少し気になる。
そいつから美女を奪い返してくればいいのだろうか?
オレは少し気になって渋っている。
「黄泉津大神って確か……」
「良いからさっさと入りなさい!」
黄泉醜女に後ろから突き飛ばされ、洞窟の中に入る。
洞窟の入り口を過ぎると暗くなっているが、奥の方は明かりが付いているらしい。
おそらくその明りの所にボスがいる。
オレはそう思って、ゆっくりと明りの方に近付いて行った。
(ボスに奇襲をかけ、一気に勝負を決めてしまおう!)
オレはボスの位置を確認し、一気にボスらしき人物に襲いかかった。
「黄泉津大神(よもつおおかみ)、覚悟!」
オレが刀を振り下ろそうとすると、そこには言われた通りの絶世の美女がいた。
(え? 可愛い……。オレと同じくらいの年だよな。正直、好きになりそう……)
オレは少し照れて、美女から顔を隠した。
かぐや姫とか、そういうおとぎ話の姫が頭に浮かぶ。
今、目の前にいるのは、そういう伝説のお姫様なのだ。
「あの、どうしましたか?」
オレは美女にそう尋ねられ、後ろを振り向いた。
(もう一度、美女の顔が見たい!)
オレが振り返ると、美女は化け物に変身していた。
腐敗した死体に、ウジがたかっているような姿。
「ぎゃああああ!」
オレは、あまりのショックに気絶してしまった。
おそらくダンジョンの先生達も同じ物を見たのだろう。
洞窟の奥の方で、二人仲良く眠っていた。
オレもその仲間に追加された。
これで、カタナちゃんまで倒されれば、オレ達を救出してくれる者はいない。
オレの叫び声を聞くと、カタナちゃんはオレが失敗した事を悟る。
「ふふふ、やはりあのお方も失敗したようですね。
では、姫野剣冴(カタナちゃんの本名)様、中へお入りください」
黄泉醜女は、カタナちゃんに洞窟へ向かわせる。
何らかの対策がないなら、オレと同じ結末を迎えてしまう事になる。
黄泉津大神は、今までの雑魚敵と違い、最初が可愛いだけにショックも大きいのだ。
まあ、光子先生も美人だが、アンデットモンスターの質が悪いので、今となっては恐怖もさほど感じない。
「君も一緒に入るかい?
君の求めている物が分からなければ、僕も結局は同じ末路だからね」
カタナちゃんは、黄泉醜女をそうさそう。
黄泉醜女も、黄泉津大神である彼女が操っているのだろう。
声や姿はそれで確認していたらしい。
「ご遠慮いたします。黄泉津大神である私は、洞窟の中におります。
そこでなら、あなたとの会話も可能でしょうから……」
「分かったよ。じゃあ、洞窟へ入るよ!」
カタナちゃんは、黄泉醜女を残して、洞窟の奥へと向かう。
カタナちゃんは、黄泉津大神の正体を知っており、その話を語りながら奥へと進んで行く。
「僕は、君の正体を知っているよ。小学校が一緒だったからね」
「そうですか、あなたがここまで来られるのは、あらかじめ予想していました。
大半の男性は、ここまで来る前に気絶してしまいますからね。
で、私が誰か分かったんですか?」
「ああ、イカとオバケをこよなく愛する子は、僕の記憶の中では一人しかいない。
磯辺霊子(いそべりょうこ)ちゃんでしょ?
君は、小学校の頃から学校を占拠して、みんなを怖がらせていたからね。
オバケの質は上がったけど、内容はそれほど変わっていない。
だから始めから気付いていたんだ。
小学校の時は、姉さんの影に隠れていた僕だけど、今はそれなりに成長したよ。
でも、君はなぜこんな事をするんだい?」
「賢いあなたなら分かるはず……。
黄泉津大神、通称伊邪那美命(いざなみのみこと)に起こった悲劇を!」
「ああ、知っているよ、有名な話だからね。
子供を産んだ時に死んで、夫である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉の国へ迎えに行くけど、禁忌を犯して伊邪那美命(いざなみのみこと)が腐敗してしまった所を見るんだろ?」
「はい。そして、夫である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は、恐怖のあまり伊邪那美命を離婚して逃げるのです。
しかし、私は思うのです。
もしも、夫である伊邪那岐命が逃げずに愛を貫き通していたのなら、そうしていたのなら女にとってどれほど幸せな結末であったかと……。
私は見たいのです、醜い外見などにとらわれず、本当に私を愛してくれる男性はいないかと……。
そして、見付けた。
姫野剣冴様こそ、私を恐れずに愛して下さる方だと!」
オレは気絶が浅く、数分ほどで意識を取り戻していた。
(なんだ、変態少女じゃないのかよ。てっきり姫野真槍ちゃんが好きかと思っていたのに)
しかし、黄泉津大神の狙いが気になっていたので眠ったふりをしていた。
黄泉津大神は、その事を勘で悟ったのか、オレが起きているのを悟ると、腹に一撃を加えて来た。
(ふっ、恋する乙女は、時に怖い物だな)
オレは大人しくカタナちゃんに全てを任せる事にした。
実際、自分に惚れていないなら、こんな変な女を追い駆ける事も無い。
(オレには、絶世の金髪美少女のフィアンセがいる。
この黒髪美少女は、カタナちゃんに処理してもらおう)
オレはそう思って、また寝た振りをする。
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