【オススメネット小説】秘められた異次元( シークレットディメンション) ムッツリスケベは異世界を救う!?

猫パンチ

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第八章 極限のサバイバル 食材争奪戦!

第三十二話 エロエロCMソング

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 三人が歌の思索に集中していると、姫野真槍ちゃんと剣冴、アビナ先生も合流する。

「はあ、食物関連の歌を作れ? 
冗談じゃないわよ、アタシは腹減り状態なのよ! 
そんな状態で頭が働くわけがないじゃない。大人しく野菜をよこせ!」

真槍ちゃんはゆたかと同じように行動し、腹に攻撃を喰らう。
しかし、反射的に攻撃を避けようとし、ダメージはかなり軽減された。

「やるわね。腹減り状態でなきゃ勝てたのに。
仕方ない、ゆたか達の歌を聞く振りして、野菜の在りかを探るしかないわ。
隙を見て強奪するのよ!」

真槍ちゃんとアビナ先生は、ゆたか達の歌が出来上がるのを静かに待った。
剣冴だけが真面目に歌を考えているようだ。

「出来たよ!」

ゆたかが一番にそう声を上げた。

「うーん、ちょっと後になってしまいましたかね。では、お先にどうぞ!」

冷菓もほぼ同時に出来あがった様だが、ゆたかに先を譲る。
ゆたかは、用意されたマイクを取り歌い出した。

「おっ、こいつ良いオッパイしてんな! ちょっと揉ませろよ!

いや! 何するの? 

へへへ、大人しくしてなよ。そうすりゃあ、痛い事はしないからよ!

いやああ、乳首をコリコリしちゃダメ! あ、あ、あっ、何か出ちゃう。いやーん♡

へへ、良い味してんじゃないかよ。もっと俺に飲ませてくれよ。オラオラ!

あー、そんな思いっ切り揉まれたら、私の大切な宝物が出ちゃう! せめて、これを世界中のみんなに飲ませたいわ。

へへへ、良いぜ! 俺がその願いを叶えてやるぜ。感謝するんだな!

あーん、私幸せです! みんなも喜んで飲んでね。田原のどうまい牛乳♡」

ゆたかの食品関連の歌が歌い終わった。
実際にある食品だけど、大丈夫だろうか?

「まあ、実際のどうまい牛乳は、それほど特別な味でもないけど……。
もう少し味のインパクトが欲しい」

ゆたかは宣伝した割に、それほどどうまい牛乳が好きでもないらしい。
まあ、味は普通の牛乳と同じだから仕方ない。
オレと光子先生は、モニター越しに評価する。

「何年か前に、こういう歌が一時期出ましたよね? 
内容が内容だけに、クレームが来たのかすぐに宣伝しなくなりましたけど……」

「うーん、牛乳会社自体が問題が起きた時だったから、歌なのか、業績不振なのか分かりませんけどね。

いずれにしても、クレームは覚悟しないといけません。
それと、宣伝としてはそれほど良くはないかも……」

「犯罪を臭わせますもんね。
もう少しさわやかなイメージが欲しいです。

CMとかでも、良いイメージの女優何かを採用していますからね。
ゆたかでは、これはちょっと厳しいかもしれません。
エロが売りですから……」

「エロ縛りとしては、頑張った方なのでは?」

「さて、イカ縛りの霊子ちゃんはどういう宣伝曲を歌うのかな?」

「一応、チーム内で一人は歌ったので、彼女達は合格ですよ!」

光子先生がそう認めてくれるにもかかわらず、オレ達の思いは通じずモニター越しの霊子ちゃんは、宣伝曲を歌うという。

「私も、イカを愛する者として、イカの宣伝をする歌を歌わなければなりません。
そこだけは譲りたくない!」

「うん、頑張って!」

「私ももうしばらく応援してあげるわ!」

ゆたかと冷菓は、霊子が宣伝曲を思い付くまで待ってくれていた。
他の女性二人は、早く野菜が欲しい為、イライラし始めていた。

「ちっ、イカなんてどうでも良いでしょう。
さっさと野菜を持ちに行きなさいよ!」

「そうしたら、私達が野菜を奪い易くなるんだからね。
あんたらの獲得した野菜を奪っても問題ないんだし……」

確かに、霊子ちゃんが歌を考えつくまで焦らさせた方が良いだろう。
イライラすれば、貴重な体力を使うことにもなるからね。

ゆたかは何も考えていないが、冷菓はその点を見抜いていた。
敢えて焦らし、彼女達巨乳二人の体力を奪って行く。

「出来ました」

霊子は、ちょっと自信なさげにそう言った。

「ちっ、ようやくか!」

「さっさと歌い出しなさい!」

巨乳二人は、霊子に恐るべき圧力をかけ出していた。
あまりにもウザいので、冷菓とゆたかは冷たい手を彼らの背中に入れた。

「ひゃあああ! 何すんだ、この野郎!」

「邪魔よ! 大人しくしてなさい、このデカ乳共が!」

ウザい巨乳の二人も、思わず後ろに下がり大人しくなった。
ようやく歌う準備が出来、霊子はマイクを使って歌い出した。

「君、肌白いね。僕とデートしてくれないかな? 所謂、ナンパという奴だよ!

え? 私? うーん、どうしようかな?
(キャ! ちょっと素敵な殿方。本当は、付いて行きたいけど、軽い子って思われちゃうかな? よーし、ちょっと焦らしちゃおう♡)

良いじゃん! お金も倍払うし、奢っても上げるよ。絶対悪いようにはしないからさ!

あーん、三倍、いや四倍なら付いて行きます。
それ以外はお断りです! 私、そんな安い女じゃないんです!

ちっ、人が優しくしていれば、調子に乗りやがって! こんな袋破いてやる!

いやああ、駄目、私の服を破かないで……。
中身が見えちゃう。まだ誰にも見られた事無いのに……。

へへ、存分に堪能させてもらうぜ!

ああん、そんな甘噛みなんて……。

味がどんどん染み出して来るな。美味いぜ!

(あん、今まで育ててくださったお父さん、お母さん。私は、この人に嫁ぎます!)

みんな美味しく食べてね♡ 美味しいイカ刺し!」

霊子は、怪しい歌を歌い終わると、ゆたかが抱き付いて来た。
相当歌に感動したようだ。

「うおおおお、良いよ。感動したよ。成長したね、霊子!」

成長というより、変態化してきている危険が感じられる。
友達はもう少し選んだ方が良いだろう。

「では、そろそろ野菜をもらいに行くとしましょうかね?」

「アタシ達も同行するわよ!」

アビナ先生と真槍ちゃんは、ゆたか達が獲得した野菜を奪おうと狙っていた。

「では、次は私が歌う番ですね」

冷菓がマイクを持ち、歌う準備をすると、ゆたかと霊子はエロい歌かと思い聞く事にする。

「おい! ちゃっちゃと野菜の所に向かえよ。
お前ら、トロいんだよ!」

真槍ちゃんの暴言を無視して、歌に聞く事にしたようだ。
果たして、冷菓の歌は、彼らの望むエロい歌なのだろうか?
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