【オススメネット小説】秘められた異次元( シークレットディメンション) ムッツリスケベは異世界を救う!?

猫パンチ

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第九章 古代遺跡 学校編最後の試練!

第四十七話 戦闘前夜の告白

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 オレ達が温泉に浸かっていると、姫野剣冴と磯辺霊子が現れた。
本来は、男湯と女湯で別々に入って来たのに、聖なる結界が破られていた為、全裸のままかち合う事になった。

恥ずかしがる二人だったが、結界を破壊したゆたかが逃げるのを阻止する。
最後の防衛線のタオルを剥ぎ取られ、仕方なく露天風呂に浸かる事になった。
ゆたかは、本日二度目の功労を果たしたのだ。

女顔の剣冴君に、黒髪の美少女を加えれば、オレの温泉旅行は大満足だ。
男の剣冴君はいらないと言う奴もいるかもしれないが、この楽園を共感できる男子がいなくては、旅の思い出も語り合えないだろう。

そう言う意味では、剣冴君は大切なパートナーなのだ。
オーガ先生は、一足先に離脱してしまったし、オッパイの大きい真槍ちゃんを直接見て耐える事の出来る剣冴君は、オレに安心感を与えてくれるのだ。
いつ悩殺されても、オレを介抱してくれるだろうと。

「何で、こんなハーレム状態になっているんですか? 
露天風呂を隔てていた壁は、どうしたんですか?」

剣冴君が動揺してそう言う。
さすがに、健全な高校生男子が、男女混合で居るのは抵抗があるのだろう。
オレだって、経緯を知っていなければ、温泉に入るのを躊躇うはずだ。

ゆたかが、自分が犯人であることを認めると、剣冴君は安心したように温泉に入る。
現場を見ていなくても、状況が脳内でリアルに再現されたのだろう。
ゆたかや女子達を警戒しつつ、温泉に浸かる。

「ねーねー、剣冴君と霊子は、二人っきりで何していたの? 
デート? ハグした? キスした? エスカレートして、集合時間を忘れちゃったの?」

剣冴君の防壁は、あっさりとゆたかに突破された。
剣冴君の太ももを触る様にしながら聞いて来る。
時折、剣冴君の股間に注目する。

油断をしたら、一気にやられる危険を醸し出していた。
剣冴君、ゆたかなんか無視するのが一番だぞ。
オレの心の声も届かず、剣冴君は真面目に答える。

「いや、変な人達に追われて、山の方まで逃げ回っていたんだ。
そして、安全が確認できるまで潜んでいたんで、集合時間に遅れちゃったんだ。
まあ、霊子ちゃんが無事で良かったよ!」

「へー、山で二人っきりだったんだ。
数ヵ月後には、霊子のお腹の中に新しい生命が誕生しているね。

名前は何にするの? 姫野奈伊都(ひめのないと)? 
女の子なら、姫野嵐栖(ひめのらんす)? 

私、偶にだったら赤ちゃんの世話してあげても良いよ。
後、霊子のオッパイが出る様になったら、味見させてね」

「へ? なんで子供の名前? 僕達、動物なんて拾って来てないよ?」

「またまた。男の子と女の子が二人だけで一緒、しかも遅れてきたらそういう事があったって分かるよ。
世間は厳しいかもしれないけど、私は二人の結婚を支持するよ!」

「いや、そんな事は起こってないよ! 
そりゃあ、手を握ったり、身体が近付いた事はあるけど……」

「へー、手を握り合って、身体をくっ付けながらするのが好きか。私と同じだね。
私は、更に名前を呼んでもらって、世界で一番可愛いよって言ってもらいたいな。
まあ、将来的には、マモル君とそういう関係になるんだろうけどね、一年以内に!」

「ふーん、頑張ってね」

「うん! 結婚式には、お金をいっぱい持って来てお祝いしてね。
芸能人って、儲かるんでしょう?」

「まあ、一部の人は……」

ゆたかは勝手に妄想し始め、剣冴君は意味が分からないまま相槌を打つ。
これにより、剣冴君は、ゆたかが結婚する時には、数百万円を渡す約束をしてしまった。もちろん有名な俳優になっていた場合限定だが……。

オレは、ゆたかとは結婚しないが、オレが結婚する時には剣冴君からスポーツカーをプレゼントしてもらいたいものだ。
ランボルギニ―とか、フェラーリなんて、他人から貰わない限り自分で買う気にはならない。

それなら、家族全員で乗れる車(マツダのボックスワゴン)とか、エコカー(トヨタのプリウス)などを買う。
現実主義のオレには、スポーツカーは手に余る。

それに、日本にいる限りは、時速数百キロの車なんて必要ない! 
それでも、時速数百キロの世界を体感して見たいという欲望はある。

オレもやはり男の子なのだ。
剣冴君の乗り飽きた中古車でも良い。
スポーツカーを乗りこなしてみたい!

ゆたかと剣冴君の話を聞きながら、そんな事を妄想していると、真槍ちゃんと冷菓がオレに問い掛けてくる。

「ぶっちゃけ、アタシと冷菓、どっちが好きなの? 
アタシ達が本気で戦う前に、これだけは訊いておかないと」

「ゆたかちゃんや奏子は眼中にない様子ですし、霊子ちゃんには剣冴君がいる。
マモル君が好きなのは、女の勘から言って、私達二人の様に感じるのですが……」

「先生達は結婚しているから、魅力はあっても考えないはず……。
消去法から言っても、アタシか冷菓のどちらかのはずよ!」

「私は、本来マモル君と結婚して子供までいましたよ♡ 
今は、処女に戻っちゃいましたけど……」

「卑怯よ! アタシだって、人気はまだないけどアイドルなのよ。
そりゃあ、料理とかは上手く出来ないけど……」

美少女二人にそう訊かれ、オレは戸惑う。
どちらも違う意味で魅力的だ。

幻のFカップ美乳を持つ姫野真槍ちゃんは、自信が無い時には抜群に可愛い。
料理や掃除が今は出来なくても、いずれは出来る様になる才能を秘めている。
茶髪のツインテールの髪型も、オレの好みではある。

それがバスタオル一枚だけの姿で訊いて来るのだ。
二人だけなら告白していただろう。

対する光宮冷菓も金髪のハーフ美少女だ。
Cカップではあるが、形の良いオッパイを持っている。
優しいし、料理や掃除も出来て、頭も良い。

妻にするなら、こういう女性が良いと断言できる。
金髪を結い上げ、温泉に座っている姿は絵画の様でずっと見ていたい。

この二人に同時に迫られ、オレは言葉に困っていた。
すぐに最良の判断が出来る男気なオレも、こればかりは即決できなかった。
モテる男なら、この苦悩を分かってもらえるとは思うが……。

「どっちも、とっても魅力的だよ!」

オレの一言に、二人は即喰い付く。

「言っておきますけど、ハーレムエンドとかは無いですからね」

「どっちも魅力的だというのなら、絶対にどっちか一方に決めなさいよ!」

オレは今までの記憶を辿り、この場を上手く収める言葉を探した。
失敗した場合、二人の美少女から鉄拳を喰らう。嬉しい事だが、後々の事を考えれば、上手く収めた方が良い。

「男性が欲しいパートナーの条件は、オレと釣り合う事の出来る能力を持った女性だろう。
どっちも相当能力が高い事が分かっている以上、このオレでさえ判断に困る。
判別する時間がもっと欲しい!」

オレの返答を聞き、二人は同時に答えた。

「分かったわ。
私(アタシ)がこいつを倒せば、マモル君のパートナーとして認めてくれるという事ね!」

戦闘力だけが有能という事ではないと思うが、オレにはその言葉を認めるしかなかった。オレの心に、どちらも同じくらい大切に思えたからだ。
今のオレに、二人を比べる事など出来ない。

「じゃあ、君達は、いつからオレの事が好きだったの?」

オレは逆に二人に質問し返した。
冷菓がオレに気がある事はだいぶ前から知っていたけど、真槍ちゃんはこの時が初めてだった。

オレの事など、ただのクラスメートとしか見ていないと思っていただけに、驚きと動揺が沸き上がる。
槍が無くなったからこそ、女の子としての自覚が芽生えたのだろうか?

「うん、突然だと思うよね。
前々からカッコいいとは思っていたのよ。
最初のダンジョンでミノタウロスを倒した時はすごいと思った。

戦闘機での戦いでは、アタシとゆたかが強制脱出装置を使って見捨てたのに、復帰して優勝したのは単純に感動した。

そして、昨日の夜に、マモル君の事を思いながら、サンドイッチを作っていたら自分の気持ちに気付いたの。マモル君が好きだって……」

オレの事を思って作ったサンドイッチが、あれだけ不味かったのか。
普段のオレならそう考えてしまうが、この時はときめいてしまう。

「私は、マモル君と知り合うずっと前から好きでしたよ♡」

冷菓もオレにそう告げるが、今のオレには真槍ちゃんの方が魅力的に思えた。
自分が好きになった経緯を相手に知らせるのは、かなりの威力があったようだ。
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