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第九章 古代遺跡 続・学校編最後の試練!
第五十六話 光宮マモルVS本当の奏子!
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奏子は、オレの前で台風の様な半透明の姿で襲って来る。
彼女の身体が触れた部分が、一瞬にして粉々に粉砕されて行く。
防御・攻撃共に最強レベルの状態だった。オレは、迂闊に近付くことさえ許されない。
「ふふ、半殺しの状態にして、私のキスで回復してあげますわ♡
その時には、マモルお兄様は私の物♡
覚悟してくださいね♡」
「くっ、こんな攻撃をまともに受けたら、子狐丸でも折れてしまう。
何とか、盾に変化させて耐えるしか方法が無い!」
「あら、私の攻撃が単純な力押しだと思っているんですか?
突風を使って、マモルお兄様の隙を作り出す事も出来るんですよ。
例えば、竜巻に巻き込ませるなどしてね。
脚が地面に付いていないと、踏ん張りも効かないでしょう?
そこから、連続で一気に攻めたてるんですよ、こんな風に……」
奏子は、竜巻を作り出し、オレを上空に舞い上げる。
真空状態により、身体が引き裂かれて、どんどん傷付いて行く。
盾では、360度の攻撃を受ける事は出来ない。
突風が過ぎ去った後は、上空から叩きつけられる。
受け身さえまともに取る事が出来ない。
「ぐう、強い……」
「ふふ、殺しはしませんよ。私の目的は、あくまでもマモルお兄様と結婚する事です。
こんな化け物では、結婚してくれる相手がいませんのでね。でも大丈夫です。
身体を維持しているのも私は慣れていますので、夜の営みもばっちりですよ。
それとも、マモルお兄様はドSタイプがお好みですか?
それもご要望にお応えしますよ。妻として当然ですよね♡」
「くっ、確かに、奏子は言わば、全身武器人間。
どんなSMプレイにも対応できるというわけか。恐ろしい奴だ」
オレは何とか立ち上がる。怪我の具合は酷いが、出血は無い。
カマイタチ現象の特徴だった。
「ふふ、こんな攻撃もできますよ?」
奏子は、自分の腕を鞭の様に変化させ、オレを攻撃する。
ピシッと乾いた音が響いた。
「あっ♡」
「ふふ、もう少し虐めた方が、マモルお兄様も私を妻にし易いですかね?」
奏子は、オレを地味に攻撃する。オレの身体は、鞭の痕が付き始めていた。
このままでは、オレの身体が持たない。オレは、奏子から離れ、間合いを取る。
「はあ、はあ、奏子の身体は何なんだ?
なんで、風になったり、武器になったりできるんだ?
もう精霊を四体も召喚しているのに、力尽きる気配が全く無い!」
オレがそう言うと、ヴォルデがオレにアドバイスしてくれる。
「マモル君の方を持つわけじゃないが、奏子の能力の秘密を教えてあげよう。
それを知らないのは、状況的に不利過ぎるからな。
まあ、お父さんが与えたダメージ分のハンデとしておこう。
奏子が傘を核に作った精霊達の力の元は、自然界の重力や大気圧などだよ。
いつでも、一定に力を供給出来るからね。
その分、能力はいつも一定で、パワーアップは出来ない。
そして、俺を召喚した能力は、奏子が準備していた外部のエネルギーを使ったのだろう。車のバッテリーを使えば、一時間くらいは出現させることが可能だ。
本当だったら、お父さんは今頃には、買い物に行っているからな。
いやあ、お風呂に入っている時でなくて良かったよ!」
「いつも、その格好で買い物に行っているのか? 恥ずかしいから止めてくれ!」
オレは衝撃の事実に驚くが、もはや何を言っても無意味だった。
過ぎ去った時間はもう元には戻らない。
「でも、この格好だと近所の子供達や奥さんとかに大人気だぞ!
握手や写真を求められる。中には、二十代の若いOLさんなんかもいて、超嬉しいぞ!」
「不倫反対派の正義のヒーローが、すでに危ない状態じゃないか!
不倫だけはしてくれるなよ。お母さんに相手の女性が刺されるぞ!
本当にどっちも可哀想だろう」
「ははは、不倫をした夫ではなく、何も知らずに恋をした罪がない女性が刺されるなんて滑稽だよな。これだから不倫は困る!
世の中には、結婚さえも諦めた童貞が溢れているというのにな……。
むしろ、そいつらからタコ殴りにされても文句は言えないぞ!」
「そうかもな。佐々木望とかを結婚させずに自由に出来る渡部なんてのも、殺されても仕方ないかもな。
そろそろ家庭に落ち着いた方が良いだろうに……。
そんな事より、奏子の能力の続きを教えてくれ!
今の奏子には、勝てる気さえもして来ない。
攻略法が全く無いんだ!」
「ふう、今の奏子は、私と全く同じ身体だよ。
違う所は、自分の意志で能力を得たか、生まれ付いて能力を持ったかの違いだけだ。
私達の能力を簡単に言うなら、イメージした物質に身体が変化する能力といったところかな。
自らの身体を異次元空間にする事で、どんな武器や身体にも変化できるし、年齢も関係なくなる。もちろん、かなりの危険はある。
身体をコントロールするのが難しかったり、使い過ぎれば死ぬ可能性もある。
それでも、普通の人間よりは、圧倒的に強いけどね」
オレとヴォルデが話していると、奏子はそれを阻止し始める。
オレに突風を浴びせ、ヴォルデから引き離そうとしていた。
「ふふ、分かりましたか? マモルお兄様は、私と結婚してこそ最強になるのです。
もしも、私とキスをするなら、生物として最強になれますよ。
どうです、私達家族と同じ身体になってみませんか?」
「オレを誘惑しているつもりか? その手には乗らないぞ!」
オレは、再び奏子に戦いを仕掛けるが、同じようにボコボコにされてしまう。
「ふふ、バカなお兄様。奏子のキスで目を覚まさせてあげますね♡」
奏子の圧倒的な能力の前に、オレは膝を付かされていた。
ヴォルデは、この戦いを見て気付いた。
奏子の精神がかなり危ない状態である事に……。
「奏子は本気だ! マモル君の身体をバラバラにしようとも、勝つつもりでいる。
マモル君に対抗策はあるのかな?」
オレの持っている能力では、奏子の攻撃を防げても、奏子自身を止めるのは不可能に近かった。
ワープ能力は、攻撃を避ける事は出来ても、今の奏子を攻撃する事は出来ない。
ウェポンチェンジも、攻撃を防ぐ事は出来ても、奏子を止めるほどの力は無い。
格闘による体感時間を変化させても、奏子にダメージを与える事が出来ないなら、意味は無いに等しい。
「くっ、奏子の本気を受け止める事は出来ない。
物理攻撃が全く通用しないのでは、オレの力ではとても……。
風の能力じゃあ、科学の知識も役に立つかどうか……」
オレの泣き事を言う姿に、ヴォルデは怒る。
ここに来て、まだオレにできる事があるとでも言うのだろうか?
「ふん、ワープ能力を持っているくせに、ここで諦めるのは兄貴ではないな!
マモル君だけが、今の奏子を止める事が出来るというのに……。
お父さんとの戦いを思い出して見ろ。
マモル君は、お父さんの爆発の力を使い、別空間に逃げる事でワープしただろう?
という事は、今の状態の奏子を止める事も出来るという事だよ。マモル君ならな!」
ヴォルデの言葉により、オレは究極の能力に行き着いた。
この方法ならば、奏子の能力に対抗する事が出来るだろう。
冷菓や真槍ちゃん、ゆたかなら別の方法を思い付くかもしれないが、オレにはその方法しか思い付けそうになかった。
「仕方ない。
どこまでその方法が使えるか分からないが、出来る限りやって奏子を止めて見せるさ!」
「ふっ、マモル君なら、傷付いた奏子の心も優しく包んで揚げられるはずだ。
お父さんには、ちょっと無理だったようだけどな!」
ヴォルデは、転送に使っていた力が尽きたのか、オレにアドバイスを残して消えてしまった。
最後に、父親らしい一面が見られて良かった。
娘という者は、父親には理解できない生き物だ。
昔は、パパ大好き! 私お父さんと結婚するとか言う可愛い娘も、時間が立てば臭い・汚い・キモいと拒絶される。息子と仲良くなれるパターンの方が多い。
逆に、娘は母親と仲良くなるパターンが多いようだ。
オレは今、父親が果たせなかった役割をやろうとしている。
兄貴として、男として、絶対に失敗は出来ない!
彼女の身体が触れた部分が、一瞬にして粉々に粉砕されて行く。
防御・攻撃共に最強レベルの状態だった。オレは、迂闊に近付くことさえ許されない。
「ふふ、半殺しの状態にして、私のキスで回復してあげますわ♡
その時には、マモルお兄様は私の物♡
覚悟してくださいね♡」
「くっ、こんな攻撃をまともに受けたら、子狐丸でも折れてしまう。
何とか、盾に変化させて耐えるしか方法が無い!」
「あら、私の攻撃が単純な力押しだと思っているんですか?
突風を使って、マモルお兄様の隙を作り出す事も出来るんですよ。
例えば、竜巻に巻き込ませるなどしてね。
脚が地面に付いていないと、踏ん張りも効かないでしょう?
そこから、連続で一気に攻めたてるんですよ、こんな風に……」
奏子は、竜巻を作り出し、オレを上空に舞い上げる。
真空状態により、身体が引き裂かれて、どんどん傷付いて行く。
盾では、360度の攻撃を受ける事は出来ない。
突風が過ぎ去った後は、上空から叩きつけられる。
受け身さえまともに取る事が出来ない。
「ぐう、強い……」
「ふふ、殺しはしませんよ。私の目的は、あくまでもマモルお兄様と結婚する事です。
こんな化け物では、結婚してくれる相手がいませんのでね。でも大丈夫です。
身体を維持しているのも私は慣れていますので、夜の営みもばっちりですよ。
それとも、マモルお兄様はドSタイプがお好みですか?
それもご要望にお応えしますよ。妻として当然ですよね♡」
「くっ、確かに、奏子は言わば、全身武器人間。
どんなSMプレイにも対応できるというわけか。恐ろしい奴だ」
オレは何とか立ち上がる。怪我の具合は酷いが、出血は無い。
カマイタチ現象の特徴だった。
「ふふ、こんな攻撃もできますよ?」
奏子は、自分の腕を鞭の様に変化させ、オレを攻撃する。
ピシッと乾いた音が響いた。
「あっ♡」
「ふふ、もう少し虐めた方が、マモルお兄様も私を妻にし易いですかね?」
奏子は、オレを地味に攻撃する。オレの身体は、鞭の痕が付き始めていた。
このままでは、オレの身体が持たない。オレは、奏子から離れ、間合いを取る。
「はあ、はあ、奏子の身体は何なんだ?
なんで、風になったり、武器になったりできるんだ?
もう精霊を四体も召喚しているのに、力尽きる気配が全く無い!」
オレがそう言うと、ヴォルデがオレにアドバイスしてくれる。
「マモル君の方を持つわけじゃないが、奏子の能力の秘密を教えてあげよう。
それを知らないのは、状況的に不利過ぎるからな。
まあ、お父さんが与えたダメージ分のハンデとしておこう。
奏子が傘を核に作った精霊達の力の元は、自然界の重力や大気圧などだよ。
いつでも、一定に力を供給出来るからね。
その分、能力はいつも一定で、パワーアップは出来ない。
そして、俺を召喚した能力は、奏子が準備していた外部のエネルギーを使ったのだろう。車のバッテリーを使えば、一時間くらいは出現させることが可能だ。
本当だったら、お父さんは今頃には、買い物に行っているからな。
いやあ、お風呂に入っている時でなくて良かったよ!」
「いつも、その格好で買い物に行っているのか? 恥ずかしいから止めてくれ!」
オレは衝撃の事実に驚くが、もはや何を言っても無意味だった。
過ぎ去った時間はもう元には戻らない。
「でも、この格好だと近所の子供達や奥さんとかに大人気だぞ!
握手や写真を求められる。中には、二十代の若いOLさんなんかもいて、超嬉しいぞ!」
「不倫反対派の正義のヒーローが、すでに危ない状態じゃないか!
不倫だけはしてくれるなよ。お母さんに相手の女性が刺されるぞ!
本当にどっちも可哀想だろう」
「ははは、不倫をした夫ではなく、何も知らずに恋をした罪がない女性が刺されるなんて滑稽だよな。これだから不倫は困る!
世の中には、結婚さえも諦めた童貞が溢れているというのにな……。
むしろ、そいつらからタコ殴りにされても文句は言えないぞ!」
「そうかもな。佐々木望とかを結婚させずに自由に出来る渡部なんてのも、殺されても仕方ないかもな。
そろそろ家庭に落ち着いた方が良いだろうに……。
そんな事より、奏子の能力の続きを教えてくれ!
今の奏子には、勝てる気さえもして来ない。
攻略法が全く無いんだ!」
「ふう、今の奏子は、私と全く同じ身体だよ。
違う所は、自分の意志で能力を得たか、生まれ付いて能力を持ったかの違いだけだ。
私達の能力を簡単に言うなら、イメージした物質に身体が変化する能力といったところかな。
自らの身体を異次元空間にする事で、どんな武器や身体にも変化できるし、年齢も関係なくなる。もちろん、かなりの危険はある。
身体をコントロールするのが難しかったり、使い過ぎれば死ぬ可能性もある。
それでも、普通の人間よりは、圧倒的に強いけどね」
オレとヴォルデが話していると、奏子はそれを阻止し始める。
オレに突風を浴びせ、ヴォルデから引き離そうとしていた。
「ふふ、分かりましたか? マモルお兄様は、私と結婚してこそ最強になるのです。
もしも、私とキスをするなら、生物として最強になれますよ。
どうです、私達家族と同じ身体になってみませんか?」
「オレを誘惑しているつもりか? その手には乗らないぞ!」
オレは、再び奏子に戦いを仕掛けるが、同じようにボコボコにされてしまう。
「ふふ、バカなお兄様。奏子のキスで目を覚まさせてあげますね♡」
奏子の圧倒的な能力の前に、オレは膝を付かされていた。
ヴォルデは、この戦いを見て気付いた。
奏子の精神がかなり危ない状態である事に……。
「奏子は本気だ! マモル君の身体をバラバラにしようとも、勝つつもりでいる。
マモル君に対抗策はあるのかな?」
オレの持っている能力では、奏子の攻撃を防げても、奏子自身を止めるのは不可能に近かった。
ワープ能力は、攻撃を避ける事は出来ても、今の奏子を攻撃する事は出来ない。
ウェポンチェンジも、攻撃を防ぐ事は出来ても、奏子を止めるほどの力は無い。
格闘による体感時間を変化させても、奏子にダメージを与える事が出来ないなら、意味は無いに等しい。
「くっ、奏子の本気を受け止める事は出来ない。
物理攻撃が全く通用しないのでは、オレの力ではとても……。
風の能力じゃあ、科学の知識も役に立つかどうか……」
オレの泣き事を言う姿に、ヴォルデは怒る。
ここに来て、まだオレにできる事があるとでも言うのだろうか?
「ふん、ワープ能力を持っているくせに、ここで諦めるのは兄貴ではないな!
マモル君だけが、今の奏子を止める事が出来るというのに……。
お父さんとの戦いを思い出して見ろ。
マモル君は、お父さんの爆発の力を使い、別空間に逃げる事でワープしただろう?
という事は、今の状態の奏子を止める事も出来るという事だよ。マモル君ならな!」
ヴォルデの言葉により、オレは究極の能力に行き着いた。
この方法ならば、奏子の能力に対抗する事が出来るだろう。
冷菓や真槍ちゃん、ゆたかなら別の方法を思い付くかもしれないが、オレにはその方法しか思い付けそうになかった。
「仕方ない。
どこまでその方法が使えるか分からないが、出来る限りやって奏子を止めて見せるさ!」
「ふっ、マモル君なら、傷付いた奏子の心も優しく包んで揚げられるはずだ。
お父さんには、ちょっと無理だったようだけどな!」
ヴォルデは、転送に使っていた力が尽きたのか、オレにアドバイスを残して消えてしまった。
最後に、父親らしい一面が見られて良かった。
娘という者は、父親には理解できない生き物だ。
昔は、パパ大好き! 私お父さんと結婚するとか言う可愛い娘も、時間が立てば臭い・汚い・キモいと拒絶される。息子と仲良くなれるパターンの方が多い。
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