【オススメネット小説】秘められた異次元( シークレットディメンション) ムッツリスケベは異世界を救う!?

猫パンチ

文字の大きさ
167 / 302
第十章 引き離されたオレと冷菓!

第五十八話 恐るべき強敵・茨木童子!

しおりを挟む
 オレと光宮奏子(本名・黒沢奏子)が戦っている時、別の場所で姫野真槍ちゃんの弟である姫野剣冴と磯辺霊子が謎の敵に遭遇していた。
石橋を渡っている時に、背後からこう声をかけられた。

「やあ、君の剣良いね! 変わった剣の形をしている。ちょっと見してもらえるかな?」

剣冴は突然呼ばれた事で、驚いて振り向く。
姫野剣冴(芸名・姫野カタナ。美少女アイドルとして活躍していたが、年齢の限界により男性俳優に転職)も姫野真槍ちゃんと同様に、相手の気配を感知する事が出来る。
その能力から、声をかけた人物が只者でない事を悟る。

「君は、誰だ?」

声をかけたのは、同い年くらいの少年であり、髪の毛が綺麗な長髪の男の子だった。
髪の色は真っ白であり、この世の者とは思えないほど美しい。

服装は、サムライの様であり、動き易い着物を着用していた。
腰には、刀を所持している。この異次元世界に住んでいる者の様だ。

「へえ、男の子の割に可愛いね! 
ショートカットにして男らしさを出そうとしているようだけど、まだまだ女の子に見えるな。

僕も仲間から同じ様に言われているから良く分かるよ! 
実は、強い武器を探していてね。君の武器が欲しいんだ!」

「何を言っているんだ? そんななりをして、武蔵坊弁慶きどりかい? 
見かけは、牛若丸みたいなのにさ!」

「ふふ、凝った演出だろう? 石橋の上での戦いなんてさ! 
それに、天下の『バトルナイツ』の武器を奪うんだ。

それなりに継承を儀式っぽくした方が良いと思ってね。
その武器、芸能活動で使っている割には超強力だからね!」

「ああ、ファンの一人に、すごい武器を作ってくれる人がいてね。
その人からプレゼントされた物さ。

僕は、バトルナイツは卒業だけど、君にこの武器を譲る気は無い! 
この磯辺霊子ちゃんが僕の後を引き継ぐ予定だからね!」

着物を着た少年は、じろじろと磯辺霊子を見る。
悪意も嫌らしい感じも無いが、そこまで見られると照れる。
頭から足のつま先までじっとりと見る感じだ。

「うん、合格かな! 
僕もバトルナイツのファンだから、交代するのが君みたいな美少女で嬉しいよ。
まあ、彼女は、真槍ちゃんとは対照的に貧乳だけどね!」

その一言に、姫野剣冴は怒る。
剣を構え、威嚇の体勢を取る。

「その発言は、霊子ちゃんへの侮辱だよ! それと、僕の質問に答えていない!」

着物を着た少年は、二人から離れ、間合いを取る。
どうやら、剣冴を挑発して、剣を構えさせるのが目的だったらしい。
自分の戦い易い距離を保っていた。

「ふふ、ごめん、ごめん。僕は、君と同類の貧乳好きだから許してよ。
僕の名前は『茨木童子』。空賊『七天童子』の一人で、役職は副隊長兼切り込み隊長かな。

君に言えるのは、ここまで。
君、武器が無くなったら、この異次元ともおさらばだからさ!」

茨木童子から異様な雰囲気が漂う。
剣冴は警戒しつつも、紳士的に振る舞う。

「武器を構えなよ! 敵というのなら、僕は全力で君を倒す! 
異次元の魔物を倒すというのが、僕がこの世界へ来た使命だからね!」

「ふふ、武器を持たない者を攻撃したくないという紳士的な態度は、素敵だね! 
確かに、僕は異次元の魔物だ。君は、気にせず攻撃して来て良いよ。
僕は、君を傷付けたくないから武器は構えないけどね!」

「警告は一度だけだよ! 異次元の魔物なら、容赦なく切り捨てる!」

剣冴は、茨木童子を倒す覚悟ができたようだ。
剣気が漲っていた。剣冴は、渾身の力で剣を振る。
更に、剣のブースターを発動する事によって、恐ろしい威力の太刀筋を見せる。

完全に、茨木童子を容赦なく切り捨てるほどの一撃だった。
しかし、小太刀一つで止められてしまう。

「うん、素晴らしい太刀筋だ! 
しかし、綺麗過ぎる。それじゃあ、攻撃の軌道が手に取る様に分かるよ。

大方、この一撃で敵を倒して来たのだろうけど、そのせいで実戦経験がまるで無いね。
僕には、君の力は通用しないよ!」

「バカな! 乗用車でも真っ二つにできる威力だぞ! 
小太刀一つで止められるはずが無い!」

「これは、相当鍛えられた技物でね。
象やミサイルさえも折る事が出来ない一品なんだ。
防御力が優れていれば、僕はどんな攻撃でも止める事が出来る!」

「いくら小太刀に防御力があっても、人間の力で止められるはずが無い! 
防御したとしても、腕が折れたり、吹っ飛ぶほどの威力だぞ!」

「ふふ、これが僕の能力だよ。普通の人間よりも数段上の腕力があるんだ!」

茨木童子は、華奢な身体つきとは裏腹に、恐るべき剛腕を誇っていた。
ブースター全快の剣冴の剣を押し返す。

「くっ、そんなバカな……」

剣冴が両腕を使い全力で押し返しても、茨木童子は動じない。
それどころか、片手で小太刀を持ち、もう一方の腕で剣冴の腕を掴む。

「ぐああ、なんて腕力なんだ!」

「別に驚くほどでもないよ。
確かに、勢いがある時は、片手じゃ無理だろうけど、剣が止まったら、身体で片腕を支えれば良いだけだからね。大丈夫、折る気は無いからさ!」

茨木童子は、剣冴の腕を掴み、軽く力を込める。
折る気は無いらしいが、容赦する気も無い。
剣冴の腕を強い力で掴み、剣を持つ握力を無くすのが狙いだ。

粘っていた剣冴だが、ついに武器を手放してしまった。
カランという音が辺りに響き渡る。
剣冴が武器を落とすと、茨木童子がそれを拾い上げる。

茨木童子が剣冴から離れるが、剣冴は、腕を押さえて跪いていた。
腕に痣が出来ていた。

「ふふ、一日くらいは、握力が戻らないかもね。じゃあ、君の武器は頂いて行くよ。
他の生徒や教師達は、僕の仲間がそれぞれ連れ去った。
後、残っているのは、ボス戦をしている光宮マモル君だけさ! 

君達は、戦力外だから早く元の世界に帰った方が良いよ。
元の世界に帰る装置は、学校にあるから適当に弄って帰りなよ。
君達なら、自力で帰る事も出来るでしょう?」

茨木童子は、剣冴と磯辺霊子を放って、オレ達を追い掛けて行こうとする。
どうやら、本当の狙いは、オレ達の様だ。

「待て! 茨木童子!」

剣冴は、腕を押さえて立ち上がっていた。
まだ戦う意志を見せる。

「さすがは、姫野剣冴君といったところか。他の生徒とは違って、根性があるね! 
でも、君は邪魔だ!」

茨木童子は、一瞬で剣冴の懐に飛び込んだ。

「デコピン!」

強烈なデコピンにより、剣冴は頭から吹っ飛ぶ。
磯辺霊子が身体を支えたが、威力が強過ぎて二人とも倒れ込んだ。
剣冴は気絶し、茨木童子は霊子に語りかける。

「これで分かっただろ。君達は、この異世界で通用するレベルじゃない。
現実世界に戻って、僕達をもっと楽しませてくれよ!」

磯辺霊子は、ただ頷くことしかできなかった。
茨木童子の圧倒的身体能力を前に、自分達の実力を噛み締めていた。

茨木童子は、もう抵抗する者がいない事を悟ると、遺跡の奥へと向かう。
恐るべきスピードで俺達の元に近付きつつあった。

 オレはその頃、気絶していた奏子を背負い、遺跡の奥から出る準備をしていた。
真槍ちゃんは、冷菓を背負い、ゆたかは武器などを運ぶ。
お城の外へ出て、舗装された道をゆっくりと歩く。

しばらく歩いていると、奏子が目を覚ました。
オレに背負われている状況から、自分の敗北を悟る。

「すいません、マモルお兄様。もう自分で歩けます。降ろしてください」

奏子は、そう言ってオレの背中から降りる。
レズ化したゆたかは、奏子に興味を持ったようだ。
武器などを放置し、エロベアソードを構え始めた。

「ねえ、何で倉庫って名前なの? 中に何か入っているのかな?」

エロおやじと化したゆたかが、一方的に奏子を追い詰め始めた。
狂気の形相でエロベアソードを使い、奏子を脱がし始める。

一瞬にして、奏子の上着は切り裂かれた。
恐るべし、ゆたかのエロベアソード!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...