【オススメネット小説】秘められた異次元( シークレットディメンション) ムッツリスケベは異世界を救う!?

猫パンチ

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第十章 引き離されたオレと冷菓!

第五十九話 エロベアソードVS茨木童子!

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 オレは、決死の覚悟でゆたかを止める。
オレでさえ、負けるかもしれないと思わせるほどのエロさを誇っていた。
油断したら、一瞬にして全裸にされるのだ。

同い年の真槍ちゃんや冷菓の前でそれは避けたい状況だ。
しかし、食い止めなければ、妹の奏子が全裸にされてしまうかもしれない。
個人的には見たいが、男として、兄貴として止める。

「止めろ! エロベアソードを大人しく収めるんだ。
そうすれば、手荒なまねはしない!」

ゆたかは、オレを警戒しながら悪態を吐く。

「ふーん、反応がワンテンポ遅いね。
マモル君も本当は気になっているくせに! 
自分を偽らず、正直に生きようよ!」

ゆたかは、オレの言葉を無視して、奏子に刃を向ける。
徐々に、奏子が下着姿になって行くのは、何となく見てみたい。
どの程度妹が女として成長しているのかも見てみたい。

(くっ、見抜かれている! 力の無いオレを許してくれ、父さん!)

オレには、ゆたかを止める術は無いに等しかった。
その時に、茨木童子と対峙したのである。

「ふーん、中々良い眺めだね。僕も混ぜてくれよ!」

「はっ、何奴!」

謎の呼び声に、ゆたかは警戒し始める。
エロベアソードを止め、謎の声の主を捜し出した。
オレ達が声のする方を見ると、白髪の少年が立っている。

中性的な感じを見ると、エロに興味はなさそうだが……。
むしろ、女の子かもしれないと思わせる。

奏子が全裸にされかけていた今は、この状況を崩してくれて嬉しい登場だ。
オレとしては、もう少し遅く来てくれても良かったのだが……。

「何者だ、あんた。それは、姫野剣冴の剣だ。
どうしてお前が持っている?」

茨木童子は、オレに剣を見せながら言う。

「へえ、さすがは、マモル君。一瞬でこれを聞いて来るか。
大方、僕と同じように姫野剣冴君が美少女アイドルとして活躍していた時のファンかな。

男の子に戻った今も、すぐには気持ちが切り替わらないで、応援していると言ったところかな? 僕と同じだね!」

(くっ、見抜かれている!)

オレは、相手の洞察力に敬服する。
ここまでオレの考えを見抜かれた事はほとんどなかった。

ゆたかとエロ度が近くて、期待した事は何度かあるが、意見があった相手は初めてだった。こいつ、間違いなく強い!

「姫野剣冴君と磯辺霊子ちゃんは無事だよ。僕の狙いは、この剣だったからね。
空賊として、狙った獲物以外は傷付けない主義なんだ。だから、安心していいよ!」

ゆたかも茨木童子の強さに気が付いたのか、奏子への攻撃を止めて、茨木童子を攻撃し始めた。

「こいつ、私の楽しみを邪魔するな! 罰として全裸の刑! 
私の見立てでは、本当は女の子だね、お前! ひんむいて確かめてやる」

オレも茨木童子は女の子かもしれないと思っていた。
たぶん敵だし、妨害する気も起きない。

ゆたかは、問答無用でエロベアソードで攻撃し、茨木童子の服を切る。
しかし、茨木童子はすぐに攻撃を防ぎ始め、ゆたかの連続攻撃をことごとく防ぐ。

茨木童子に妨害され、奏子の様に下着だけには出来ず、肩の一部分を露出させるに留まっていた。

「むう、神足のゆたかに対応できるとは……。これは苦戦しそうだ」

ゆたかの攻撃を、全て見切った上で小太刀を使い防いでいた。
思わぬ不意打ちに、着物が一撃喰らったが、その後はほぼ完璧に防ぎ切っていた。
茨木童子は、肩の一部が切り裂かれているのを見て微笑む。

「へえ、僕に一撃入れるとは、君が初めてだよ。
まあ、正確には、一撃入れて無いけど。
なんか、ややこしいな……」

神足のゆたかは、茨木童子の着物の一部を切り裂いただけだった。
不意打ちだった為、攻撃が効いたが、今度はそうはいかない。
相手も警戒している。

このままでは、茨木童子に一撃もダメージを与える事無く負けてしまうだろう。
ゆたかに対抗策はあるのだろうか?
肩をはだけた茨木童子の姿が、何となくエロかった。頑張れ、ゆたか!

「ふう、神足のゆたかを破ったくらいで良い気にならない方が良いよ。
私の秘剣は、まだまだある。喰らえ、第三の秘剣!」

ゆたかは、第三の秘剣を繰り出し、茨木童子に対抗する。
茨木童子は、さっきと同様に完璧にゆたかの攻撃を防いでいる。

しかし、徐々に服が切り裂かれ始めて行った。
茨木童子は、乳首が見え始めたくらいで、ようやく異変に気が付く。

どうやら本当に男の子だったようだ。
オッパイは、オレと同じくらいの大きさしかない。

茨木童子は、ゆたかから離れ、間合いを取り直す。
茨木童子の顔から笑顔が完全に消え、驚いている様だった。

「なぜだ? 僕は、君の剣を完璧に防いでいるはずなのに、なぜ防ぎ切れない?」

茨木童子の問いに、エロベアソードが答える。

「ふふ、第三の秘剣は、防御不能の秘剣さ。
このエロベア様が、ゆたかとは別に、お前の衣を引き裂くというわけさ!」

エロベアソードに意志が宿り、ゆたかの剣とは別に、エロベアがワンテンポ遅れて攻撃していたのだ。それにより、防御不能の秘剣となる。
たとえゆたかの剣を全て見切っても、予測できないエロベアの攻撃が決まってしまうのだ。

「名付けて、エロベアソード第三の秘剣『もう一つの意志』と言ったところかな? 
どうする? このまま全裸になる?」

ゆたかは、完全に茨木童子を圧倒していた。恐るべきエロベアソードの威力だ! 
茨木童子は、まともな表情をしてこう語る。

「悪いけど、もう手加減できないかな。全裸は、絶対ごめんだしね!」

ゆたかと本気の茨木童子が話していると、ゆたかの服が突然切り裂かれた。
ブラとパンツだけになり、ゆたかが敗北した。

「どうして、いきなり……」

茨木童子は、不穏な顔でゆたかを見詰める。
さっきまで互角の戦いだったのに、一方的に自爆したのだ。

「ああ、忘れていた。エロベアソードには、厳しい制約が設けられていたんだ。
エロベアの意志無しに、男を脱がす事はしない。
これを破った事により、私が全裸になるんだった」

ゆたかは、自分の状況を見て、淡々と説明する。

「ふう、男の裸なんて脱がすのは、オイラのモラルに反するからな。
罰として、ゆたかには全裸になってもらった。

まあ、顔はオイラの好みだったから、パンツとブラは容赦したがな。
あれじゃあ、女の子と間違えても仕方ない。しかし、ルールはルール。
ゆたかは、ここまでだ!」

エロベアの良く分からないプライドにより、ゆたかは敗北した。
これが、第三の秘剣のリスクだったのだ。エロベアは、女の子しか脱がせたくない。
男なら誰もが持つこだわりだった。これは、敗北を受け入れるしかない。

茨木童子は、状況が呑み込めずに、しばらく固まっていた。
戦っていた女の子が、突然パンツとブラだけになったのだ。
オレだって、呆然となり、対戦相手を見詰めるだろう。

ゆたかは、真槍ちゃんの上着を着て、とりあえず退場した。
妹の奏子も同じ格好だったから、オレの上着を貸してあげた。

何にしても、これで全裸対決は終了したのだ。
これ以降は、全裸になる危険は無いだろう。たぶん……。

 ゆたかが引っ込むと、軽装の真槍ちゃんが茨木童子と対立する。
上着を脱いだだけあって、幻のFカップが魅惑的に揺れる。
ゆたかが敗北した意味はあったのだ。オレは、無言でゆたかに感謝を述べた。

「で、あんたの目的は何なのよ? 
事と場合によっては、戦わなくても済むと思うんだけど……」

真槍ちゃんは、そう言って茨木童子と交渉する。
しばらく呆然としていた茨木童子だが、真槍ちゃんを見て気を取り直した。
茨木童子がオレ達の目の前に現れた理由を述べる。

「ああ、僕が君達を狙う理由は、光宮冷菓と光宮奏子を誘拐する為さ! 
空賊だからね。気に入った獲物は奪い取るのさ!」

「ふーん、ただの金髪美少女好きなのか。それなら、交渉は決裂だね。
あんたになんて絶対に二人を渡さないわ! 
アタシの大切な友人を連れて行こうなんて許さない! 二人はアタシが守る!」

真槍ちゃんは冷菓を背中から降ろし、槍を構えて警告する。

「ふーん、テレビだと自信なさげな感じだけど、実物はカッコいいね。
僕は好きだよ、男勝りな女の子! 

でも、残念だな。槍を持つ手が震えているよ。
人を傷付ける事がそんなに怖い?」

茨木童子の言う通り、真槍ちゃんの手は小刻みに震えていた。
冷菓との一戦が影響しているのだろう。
茨木童子が笑いながら近付いて来ても、真槍ちゃんは攻撃しない。

「僕は、異次元の魔物だよ。遠慮はいらないんだけどな!」

茨木童子は、冷菓に近付いて行く。
このままでは、茨木童子に冷菓を奪われてしまう。

オレは、茨木童子を止めようと考えていると、真槍ちゃんが茨木童子の進路に立ちふさがった。何かを決心したようで、手の震えは消えている。

茨木童子は、真槍ちゃんから離れて、間合いを取る。
真槍ちゃんを警戒しているのか、二メートルほど間合いを長く取っていた。
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