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第十三章 空中都市『エムロード』 酒呑童子との死闘!
第九十六話 迫りくる酒呑童子の脅威!
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オレは、彼らに起こった事情が良く分からず、茨木童子(光宮悟)に詳しく事情を話す様に促す。
オレの実力を知り、オレに助けを求めて来たのは良いが、茨木童子は慌てていて、冷静さを失っていた。それでは、何をどう助ければ良いかも分からない。
彼ほどの奴がここまで慌てるなど、かなりの脅威が迫っている事は予想される。
「分かったから、少し落ち着いて話せ。じゃないと、どう助ければ良いかも分からないよ」
縋り付く様に近付く茨木童子に、オレが優しくそう話していると、茨木童子の身体がビックンと跳ね上がった。そして、そのまま意識を失い、オレに抱き付く様に靠れかかる。
オレ達全員は、何が起こったか分からなかったが、茨木童子の背後から出現した奴のせいである事は認識できた。茨木童子の背後に、突然現れたのは、酒呑童子(芸名:姫状瑠璃)だった。
アンドロイドの身体を使い、指先をスタンガンの様に変化させて、茨木童子を気絶させたのだ。顔は笑っているが、登場の仕方と行動によって、オレ達全員を動揺させる。
その酒呑童子が、独り言のように呟いた。
「やれやれ、お使い一つも出来ないとは……。四天王にも、茨木童子にも困ったものね。
ましてや、敵である光宮マモルに助けを求めるとは、ちょっときついお仕置きが必要かしらね?」
「くっ、酒呑童子、いや姫状瑠璃の方が良いのか? どう呼んだら良い?」
緊急事態だけど、オレは彼女にそう語りかける。
名前を統一していないと、語りかけるのも面倒くさいからな。
「ふふ、酒呑童子で良いわよ。私は、あなたを殺す気満々だからね。
私の茨木童子を誑かし、惑わした罪は重いわ。死を持って償いなさい、光宮マモル!」
酒呑童子がそう宣言すると、ブラックホールの様な空間が現れ、オレと真槍ちゃん、ゆたかを呑み込んで行く。同時に、酒呑童子もその空間に入り込んでいた。
気が付くと、オレ達は空中都市『エムロード』の上空に移動していた。
都市の中にいたはずなのに、高圧ガラスや海水を通らずに、上空へ移動させられたのだ。
酒呑童子も上空へ移動しており、ジェット推進によって空中に浮いていた。
オレ達三人にこう語りかける。
「ふふ、ブラックホールに入り込んだと思ったか?
その方が、楽に死ねたかもしれませんね。
残念ながら、私の次元能力は、敵を一瞬で殺せるようなタイプの物ではないのです。
光宮マモルの使うワープ能力と原理は同じですよ。
ただ違うのは、私の体内には、膨大なエネルギー源が存在するという事です。
アンドロイドなのでね、電気系のエネルギーは無尽蔵にあるのです。
だから、人間数人を移動させるなど、簡単な事なのです。
では、そろそろ処刑タイムにしましょうか?
私の可愛いペット達と遊んでください。
万が一、あなた達が勝てたら、私の城に再び訪れる事を許可しましょう。
では、頑張ってね♡」
酒呑童子がそう言うと、上空の何もない空間に、巨大なブラックホールが出現した。
ブラックホールは七つあり、一つの大きさが巨大な空母を呑み込めるほども大きかった。
オレ達が見ていると、それぞれのブラックホールから巨大な怪物が出現する。
色の違う巨大なドラゴン達が、酒呑童子の次元能力によって上空に出現した。
かつて、オレと光宮冷菓で一緒に倒した黄金のドラゴンが思い出される。
その圧倒的な戦闘力を持つ怪物が、今度は七体もいるのだ。
オレに恐怖を通り越し、畏怖の念さえも感じさせる。
「ふふ、ドラゴンの語源には、監視する事、見る事を意味するドラゴーンです。
私のペットとしてとてもふさわしいでしょう♡
万が一にも勝てたら、ですけどね♡」
酒呑童子は、自分の圧倒的勝利を感じて、二度同じ事を繰り返した。
オレは、すでにこの時点で悟っていた。
オレでは、この巨大なドラゴンと戦う事さえできないと……。
なぜなら、上空に足場は全く無く、オレに飛行能力は無かったからだ。
自由落下によって、地面に落ち始めていた。酒呑童子もそれが分かっているのだろう。
勝負条件を付け加える。
「まあ、勝負に参加できるのは、最低限空を飛べる事が条件ですけど……」
早くもオレのリタイヤが予想されていた。
真槍ちゃんやゆたかは、空を飛べる方法を持っており、戦いに参加する条件をクリアしていた。
真槍ちゃんは、槍のジェットエンジンを使い飛行し、空中都市『エムロード』の上に着地する。
空中戦と呼び難いが、足場を確保する事はできた。
ドラゴン達が真槍ちゃんに近付いてくれば、槍で攻撃する事が出来るだろう。
接近戦になれば、真槍ちゃんにも勝機はある。
ゆたかも、ペンギン型IPET『フンボル』を使い、空中戦が出来るようになっていた。エアバイクの様に『フンボル』を乗りこなし、エロベアソードを片手に構えていた。
おそらく空中戦も考慮に入れていたのだろう。
オレだけが空を飛べず、自由落下に身を任せていた。
「ああああ! ああ、空と海が綺麗だな……」
あまりの出来事に、オレは恐怖から悟りの境地へ到達していた。
どう足掻いても死ぬと……。すると、子狐丸が光出し、子狐が出現した。
子狐は、呆れた表情でオレを見る。
「死にかけている割には、呑気な奴だな。助ける気だったけど、助けない方が良いのか?」
オレに切り札があると勘違いしたのだろう。
この状況を助けた方が良いのか訊いて来た。
オレは、それを聴き、即答した。
「助けてくれ! 実は、絶体絶命の状況だったので、悟りの境地に達していたんだ!」
「ほう、緊張感のない奴。そのおかげで多くの敵と戦って来られたのかもな。
良いだろう、僕がサポートしてやるよ。
僕の次元能力は、炎だからお前を支えるジェット噴射くらいはできる。
これなら、地上と同様に戦えるだろう!」
オレの脚からジェット噴射が出来るようになり、地面の激突を免れた。
ジェット噴射が出来ても安心はできない。オレは、子狐に尋ねる。
「子狐、ジェット噴射の制限時間はどのくらいだ?
十五分とか短いと、ドラゴンを倒す事は不可能なんだが……」
「空を飛べるようになったら、今度は制限時間を気にするようになったか?
さすがに戦い慣れているだけはあるな! 安心しろ、数十時間は飛び続ける事が出来る!」
「ほう、ならあのドラゴン達を倒すのに十分な時間があるな。サポートは任せたぞ!」
「ほう、面白い! まずは、どいつをマークするんだい?
雑魚から倒して行くのがセオリーだぜ!」
子狐は、脅える事無くそう言う。おそらくオレの性格に影響されているのだろう。
それでこそ、阿吽の呼吸が出来るというものだ。
酒呑童子は、オレが飛行できる事を悟ると、こう言い残して去って行く。
「ふーん、第一条件は、全員クリアしたか。面白いわね。それでこそ倒し概があるわ。
では、私もドラゴン達を駒の様に操る為、『エムロード』に戻らせてもらう。
言っておくけど、ドラゴンの身体能力を使っても、この空中都市を落とす事はできないわよ。
私が許可した方法以外では、この『エムロード』に傷一つ与える事はできないからね!」
確かに、空中都市『エムロード』は、相当目立つ構造物だ。
戦闘機などを使えば、楽に撃墜できる様な見かけだ。
その事を危惧し、大型戦闘機でも破壊できない工夫がされているのだろう。
酒呑童子の次元能力を考えれば、事前に工夫する事など朝飯前だろう。
だからこそ、彼女の武器として巨大なドラゴンを呼び出す事が出来るのだ。
ゲームの駒としては、オレ達が三人なのに対し、ドラゴン達は七匹。
オレ達の圧倒的不利は、明らかだ。
オレ達の頭脳と次元能力を駆使しなければ、一瞬で終わってしまう。
オレは、ゆたかに指示を出し、作戦を伝える。
いくら酒呑童子が監視していると言っても、細かい動作までは分からないはずだ。
そこを狙い、ゆたかにしか出来ない秘密の作戦を教える。
ゆたかは、オレの指示を見て、ドラゴン達を挑発し出す。
コマイヌを餌に、ドラゴン達を引き付けようとしていた。
他に美味そうなIPETもいないし、コマイヌが無難な選択だった。
コマイヌは、オレの狙い通り騒ぎ出す。
「嫌―、私を餌にする気ね。ダメ、ヤ・メ・テ・♡」
コマイヌの抵抗も虚しく、ドラゴン達はゆたかの周りに集まった。
騒ぐだけで注目するし、コマイヌが餌に見えたのだろう。
ゆたかを追い駆け、数匹のドラゴンが集まる。
ゆたかは、ドラゴン達から逃れる為、更に上空へ上って行く。
ドラゴン達は、引き攣られる様にゆたかの下へ集まった。
「今だ! 喰らえ、ウラランアタック!」
ゆたかは、猫型IPET『ウララン』を出し、巨大化させる。
ウラランは、自然落下によって下へ落ちて行き、下にいた四匹のドラゴンを道連れに落下させた。
これで、残りのドラゴンは三匹。オレ達と三匹のドラゴンの死闘が開始される。
四匹のドラゴンが落下しても、酒呑童子は余裕だった。
「あらあら、ドラゴンの習性を上手く利用したわね。
なら、ドラゴンに電気信号を与え、私が完全に操るしかないですね。
各個攻撃であなた達を打ち破ってあげましょう!」
海外では、人間がマウスを完全に操る研究をしている。
その技術を使い、酒呑童子はドラゴンを制御し始めた。
完全な駒となったドラゴンに、今の技は通用しない。
オレと酒呑童子との頭脳戦は、始まったばかりなのだ。
オレの実力を知り、オレに助けを求めて来たのは良いが、茨木童子は慌てていて、冷静さを失っていた。それでは、何をどう助ければ良いかも分からない。
彼ほどの奴がここまで慌てるなど、かなりの脅威が迫っている事は予想される。
「分かったから、少し落ち着いて話せ。じゃないと、どう助ければ良いかも分からないよ」
縋り付く様に近付く茨木童子に、オレが優しくそう話していると、茨木童子の身体がビックンと跳ね上がった。そして、そのまま意識を失い、オレに抱き付く様に靠れかかる。
オレ達全員は、何が起こったか分からなかったが、茨木童子の背後から出現した奴のせいである事は認識できた。茨木童子の背後に、突然現れたのは、酒呑童子(芸名:姫状瑠璃)だった。
アンドロイドの身体を使い、指先をスタンガンの様に変化させて、茨木童子を気絶させたのだ。顔は笑っているが、登場の仕方と行動によって、オレ達全員を動揺させる。
その酒呑童子が、独り言のように呟いた。
「やれやれ、お使い一つも出来ないとは……。四天王にも、茨木童子にも困ったものね。
ましてや、敵である光宮マモルに助けを求めるとは、ちょっときついお仕置きが必要かしらね?」
「くっ、酒呑童子、いや姫状瑠璃の方が良いのか? どう呼んだら良い?」
緊急事態だけど、オレは彼女にそう語りかける。
名前を統一していないと、語りかけるのも面倒くさいからな。
「ふふ、酒呑童子で良いわよ。私は、あなたを殺す気満々だからね。
私の茨木童子を誑かし、惑わした罪は重いわ。死を持って償いなさい、光宮マモル!」
酒呑童子がそう宣言すると、ブラックホールの様な空間が現れ、オレと真槍ちゃん、ゆたかを呑み込んで行く。同時に、酒呑童子もその空間に入り込んでいた。
気が付くと、オレ達は空中都市『エムロード』の上空に移動していた。
都市の中にいたはずなのに、高圧ガラスや海水を通らずに、上空へ移動させられたのだ。
酒呑童子も上空へ移動しており、ジェット推進によって空中に浮いていた。
オレ達三人にこう語りかける。
「ふふ、ブラックホールに入り込んだと思ったか?
その方が、楽に死ねたかもしれませんね。
残念ながら、私の次元能力は、敵を一瞬で殺せるようなタイプの物ではないのです。
光宮マモルの使うワープ能力と原理は同じですよ。
ただ違うのは、私の体内には、膨大なエネルギー源が存在するという事です。
アンドロイドなのでね、電気系のエネルギーは無尽蔵にあるのです。
だから、人間数人を移動させるなど、簡単な事なのです。
では、そろそろ処刑タイムにしましょうか?
私の可愛いペット達と遊んでください。
万が一、あなた達が勝てたら、私の城に再び訪れる事を許可しましょう。
では、頑張ってね♡」
酒呑童子がそう言うと、上空の何もない空間に、巨大なブラックホールが出現した。
ブラックホールは七つあり、一つの大きさが巨大な空母を呑み込めるほども大きかった。
オレ達が見ていると、それぞれのブラックホールから巨大な怪物が出現する。
色の違う巨大なドラゴン達が、酒呑童子の次元能力によって上空に出現した。
かつて、オレと光宮冷菓で一緒に倒した黄金のドラゴンが思い出される。
その圧倒的な戦闘力を持つ怪物が、今度は七体もいるのだ。
オレに恐怖を通り越し、畏怖の念さえも感じさせる。
「ふふ、ドラゴンの語源には、監視する事、見る事を意味するドラゴーンです。
私のペットとしてとてもふさわしいでしょう♡
万が一にも勝てたら、ですけどね♡」
酒呑童子は、自分の圧倒的勝利を感じて、二度同じ事を繰り返した。
オレは、すでにこの時点で悟っていた。
オレでは、この巨大なドラゴンと戦う事さえできないと……。
なぜなら、上空に足場は全く無く、オレに飛行能力は無かったからだ。
自由落下によって、地面に落ち始めていた。酒呑童子もそれが分かっているのだろう。
勝負条件を付け加える。
「まあ、勝負に参加できるのは、最低限空を飛べる事が条件ですけど……」
早くもオレのリタイヤが予想されていた。
真槍ちゃんやゆたかは、空を飛べる方法を持っており、戦いに参加する条件をクリアしていた。
真槍ちゃんは、槍のジェットエンジンを使い飛行し、空中都市『エムロード』の上に着地する。
空中戦と呼び難いが、足場を確保する事はできた。
ドラゴン達が真槍ちゃんに近付いてくれば、槍で攻撃する事が出来るだろう。
接近戦になれば、真槍ちゃんにも勝機はある。
ゆたかも、ペンギン型IPET『フンボル』を使い、空中戦が出来るようになっていた。エアバイクの様に『フンボル』を乗りこなし、エロベアソードを片手に構えていた。
おそらく空中戦も考慮に入れていたのだろう。
オレだけが空を飛べず、自由落下に身を任せていた。
「ああああ! ああ、空と海が綺麗だな……」
あまりの出来事に、オレは恐怖から悟りの境地へ到達していた。
どう足掻いても死ぬと……。すると、子狐丸が光出し、子狐が出現した。
子狐は、呆れた表情でオレを見る。
「死にかけている割には、呑気な奴だな。助ける気だったけど、助けない方が良いのか?」
オレに切り札があると勘違いしたのだろう。
この状況を助けた方が良いのか訊いて来た。
オレは、それを聴き、即答した。
「助けてくれ! 実は、絶体絶命の状況だったので、悟りの境地に達していたんだ!」
「ほう、緊張感のない奴。そのおかげで多くの敵と戦って来られたのかもな。
良いだろう、僕がサポートしてやるよ。
僕の次元能力は、炎だからお前を支えるジェット噴射くらいはできる。
これなら、地上と同様に戦えるだろう!」
オレの脚からジェット噴射が出来るようになり、地面の激突を免れた。
ジェット噴射が出来ても安心はできない。オレは、子狐に尋ねる。
「子狐、ジェット噴射の制限時間はどのくらいだ?
十五分とか短いと、ドラゴンを倒す事は不可能なんだが……」
「空を飛べるようになったら、今度は制限時間を気にするようになったか?
さすがに戦い慣れているだけはあるな! 安心しろ、数十時間は飛び続ける事が出来る!」
「ほう、ならあのドラゴン達を倒すのに十分な時間があるな。サポートは任せたぞ!」
「ほう、面白い! まずは、どいつをマークするんだい?
雑魚から倒して行くのがセオリーだぜ!」
子狐は、脅える事無くそう言う。おそらくオレの性格に影響されているのだろう。
それでこそ、阿吽の呼吸が出来るというものだ。
酒呑童子は、オレが飛行できる事を悟ると、こう言い残して去って行く。
「ふーん、第一条件は、全員クリアしたか。面白いわね。それでこそ倒し概があるわ。
では、私もドラゴン達を駒の様に操る為、『エムロード』に戻らせてもらう。
言っておくけど、ドラゴンの身体能力を使っても、この空中都市を落とす事はできないわよ。
私が許可した方法以外では、この『エムロード』に傷一つ与える事はできないからね!」
確かに、空中都市『エムロード』は、相当目立つ構造物だ。
戦闘機などを使えば、楽に撃墜できる様な見かけだ。
その事を危惧し、大型戦闘機でも破壊できない工夫がされているのだろう。
酒呑童子の次元能力を考えれば、事前に工夫する事など朝飯前だろう。
だからこそ、彼女の武器として巨大なドラゴンを呼び出す事が出来るのだ。
ゲームの駒としては、オレ達が三人なのに対し、ドラゴン達は七匹。
オレ達の圧倒的不利は、明らかだ。
オレ達の頭脳と次元能力を駆使しなければ、一瞬で終わってしまう。
オレは、ゆたかに指示を出し、作戦を伝える。
いくら酒呑童子が監視していると言っても、細かい動作までは分からないはずだ。
そこを狙い、ゆたかにしか出来ない秘密の作戦を教える。
ゆたかは、オレの指示を見て、ドラゴン達を挑発し出す。
コマイヌを餌に、ドラゴン達を引き付けようとしていた。
他に美味そうなIPETもいないし、コマイヌが無難な選択だった。
コマイヌは、オレの狙い通り騒ぎ出す。
「嫌―、私を餌にする気ね。ダメ、ヤ・メ・テ・♡」
コマイヌの抵抗も虚しく、ドラゴン達はゆたかの周りに集まった。
騒ぐだけで注目するし、コマイヌが餌に見えたのだろう。
ゆたかを追い駆け、数匹のドラゴンが集まる。
ゆたかは、ドラゴン達から逃れる為、更に上空へ上って行く。
ドラゴン達は、引き攣られる様にゆたかの下へ集まった。
「今だ! 喰らえ、ウラランアタック!」
ゆたかは、猫型IPET『ウララン』を出し、巨大化させる。
ウラランは、自然落下によって下へ落ちて行き、下にいた四匹のドラゴンを道連れに落下させた。
これで、残りのドラゴンは三匹。オレ達と三匹のドラゴンの死闘が開始される。
四匹のドラゴンが落下しても、酒呑童子は余裕だった。
「あらあら、ドラゴンの習性を上手く利用したわね。
なら、ドラゴンに電気信号を与え、私が完全に操るしかないですね。
各個攻撃であなた達を打ち破ってあげましょう!」
海外では、人間がマウスを完全に操る研究をしている。
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