【オススメネット小説】秘められた異次元( シークレットディメンション) ムッツリスケベは異世界を救う!?

猫パンチ

文字の大きさ
224 / 302
最終章(仮) 秘められた願い! 絶対に明かしてはいけない真実!

第百五話 囚われの乙女達

しおりを挟む
黒沢勝昭に促されるようにオレは、屋上へ向かう。
幻獣の絵画や彫像と人間を操る研究の集大成を見せるつもりなのか。
屋上に出ると、そこには人間を拘束する為に備えられた台座のようなものが置いてあった。
数は、人間五人分を拘束できるほどだった。
使われていたのは、四人だけであり、冷菓と奏子、姫野真槍ちゃん、夕景ゆたかだった。
座らされ、両腕を拘束されている状態だ。

「冷菓、奏子、真槍ちゃん、無事か?」

オレがそう声をかけると、ゆたかが速攻で答えた。
おそらくダメージは一番少ないようだ。

「ガーン、私の名前が入ってない!私は無事だよ。
早く拘束を解いて、熱いキッスをして!」

「他のみんなは?」

オレの答えに、真槍ちゃんが答える。
他の二人は、なんらかの抵抗により、かなりのダメージを受けているようだった。
身体に害はなさそうだが、オレは心配になる。

「見ての通りよ。
拘束されて動けないわ。
今のところ、縛られているだけだけどね。
そこの変態ジジイに!」

オレは、怒りを込めて勝昭を見た。
どうやら少し笑っている。
この展開も予測済みのようだ。

「ふふ、光宮マモルとの交渉に邪魔をしてほしく無いだけじゃよ。
その証拠に、光宮冷菓と黒沢奏子と姫野真槍、夕景ゆたかには手を出してはいない。
マモルの回答次第では、彼女達を無事に解放しよう。
俺の実験になるにも、自由に生活できるようになるにも、マモル君の回答次第というわけじゃ。
君達、マモルを説得してくれんかね?」

「イヤーン、私達を抱く気ね!
こんなに可愛い私達に興奮するのはわかるけど、私はこの人(熊)と一生を共にすると誓ったの。
あなた達のものになる気は全く無いわ!」

「コマイヌ、オイラの事をそんなに思ってくれてたなんて、嬉しい!
今晩は、寝かさないよ。朝まで合体していよう!」

「アーン、嬉しい!
でも、この変態ジジイ共をなんとかしないと、私達の貞操がヤバイわ!」

「ニャーン(犯されるニャン!)」

夕景ゆたかの近くにいたコマイヌ、エロベア、ウラランも丁寧に拘束されていた。
本来なら鍵開けなどができるエロベアも、ただ捕まっているしか手がないようだ。
まあ、勝昭の手がこいつらに回ることもないだろうけど。
オレは、動物達を無視し、勝昭に真面目に答える。

「勝昭、お前の欲しい物は何だった?
おそらくオレが欲しい物は、かつてお前が本当に欲していた物だ。
すでに、お前の意思では手に入らない物かもしれないがな。
時間と憎しみが募り、世界を支配したいなどという野望を抱いているようだが、そんな物がお前の欲しい物では無いはずだ。

記憶が取り戻したオレは、冷菓だけを愛すると決めた。
例え、どんな美女でも、オレと冷菓との愛を引き裂くことはできない!
オレの夢は、冷菓と共にずっと素晴らしい未来を築いていく事だ。
子供や孫を作り、幸せな家庭を築く。

今ならまだ遅くは無い。
黒沢勝昭、お前もオレの家族の一員になれるんだ。
だから、そんな野望は捨てて、オレ達と一緒に生活しようじゃないか?
それが、お前が本当に求めている物なんだ!」

「ふん、俺もお前達の戦いの記録はあらかじめしている。
姫状瑠璃を使い、お前への対策もバッチリだ。
今の誘惑は、夕景ゆたかの時に使った決めゼリフと同じだな。
俺をなめるな。
そんな子供騙しの誘惑で操れる者ではない!」

勝昭は、リモコンのような機械を手に取り、怪しい笑顔でこう宣言した。

「くっくっく、光宮マモル、お前はまだ絶望していないからそう言えるのだ。
真に俺の気持ちを理解していれば、そんな軽口を叩く事もできなくなる。
すこし揺さぶりをかけてみようか?
実は、すでに惚れ薬の開発は成功段階に向かっているのだ。
他の者には装置を準備することができなかったが、お前の大切な者には設置しておいた。
そこで、お前の無力を噛み締めるが良い。
そして、自分の愚かさを感じるのだな!」

黒沢勝昭がリモコンを弄ると、冷菓の上に謎の機械が出現した。
それが冷菓の頭に被さり、帽子のようになる。
オレが見ていると、冷菓の反応がおかしくなり始めた。

「あっ、あっ、あっ、気持ち良い……。
頭がボーッとして、何も考えられない!」

冷菓は舌を出し、恍惚とした表情になる。
顔は蕩けそうなほど緩み出していた。
どうやら快感を感じているようだ。

「くっくっく、これは好きな男とキスしている時の快感だ。
どうかね、これを使えば、俺でも冷菓を蕩けさせることが出来るのだ。
これを俺とのキス時に使えば、脳が誤作動を起こして、冷菓は最愛の者とキスしていると思う事だろう。

更に、これ以上の快感を与えれば、冷菓は俺無しではいられなくなる。
どうかね、冷菓に気絶させるほどの快感を与えてみるか?
性欲に溺れ、複数の男に抱かれなければ満足しない様な女の快感を与えてみるのも楽しいかもしれないぞ?

まあ、そうなった場合は、本当に複数の男共と寝るか、俺が機械で快感を与える以外に満足する事はないだろうけどな。
俺は、この方法を用いる事で冷菓も、奏子も、姫野真槍、夕景ゆたか、黒沢エレンを操る事ができるのだ。
これが最後の交渉じゃぞ!」

黒沢勝昭は、そう言ってオレに圧力をかける。
冷菓達を人質に取った汚いやり方だ。
そんな卑劣な方法を用いるこいつを許すわけにはいかない。
オレは、高速のナイフを使い、勝昭の手からリモコンを落とさせる。
完全に油断していたのか、リモコンはナイフに突き刺さり、壁に刺さる様な形で止まった。
黒沢勝昭から余裕の笑みが消え去る。

「これ以上、冷菓を苦しめるというのなら、オレも本気を出させてもらう!」

「貴様、俺の最後の情けを良くも踏みにじったな!」

黒沢勝昭の怒りは、全てオレに注がれた。
これからが本当の戦いの始まりなのだ!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

処理中です...