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番外編その一 不思議少女・夕景ゆたかの受難!
第五話 ヤツの名は
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女子高生の八葉(やつは)は、部活動でバスケットボールをしている普通の女子高生だった。
それなりに成績も良く、バスケットボールも練習と試合を繰り返すことにより徐々に上手くなりつつある。
バスケットボールの試合では、可愛い容姿の上にGカップのナイスバディを持っている為、他校の男子が押し寄せるほどの人気だった。
試合は勝つ時もあるし、負ける時もある。
普通の青春を精一杯楽しんでいた。
風間(かざま)は、プロのバスケットボール選手であり、異常とも言えるシュート練習によって、不可能とも言われていたオールコートからのシュートをできる様になっていた。
仲間のチームはプロとしては強いが、最上級と言えるレベルではなく、風間のシュートに頼ってようやく上位陣と互角の試合ができていた。
そんな二人が日曜日の試合がある日に、意識が入れ替わる様になっていた。
最初は夢だと思っていたが、周りの人からの報告によってその事実を知り始めた。
試合に参加できず、なんとか仲間達の活躍によって勝利を得る。
だが、そんな勝利も決勝では通用しない。
風間は、ある提案をする事によって、八葉の身体で試合に参加する。
その提案とは、全日本でオールコートからシュートを決められるのは自分だけだから、八葉の姿でシュートを決めた場合、彼が風間本人である事を認めると言うもの。
会場内の全員がその条件で納得し、シュートが決まれば風間である事を認める事になった。
八葉の身体になった風間は、予告通りにオールコートからのシュートを決めて試合に臨む。
身体は女子高生だが、力加減と投げ方でなんとかシュートを可能にしていた。
本来女子は一緒に試合する事もできないが、長距離シュートによって相手のデフェンスを物ともしない。
防ぐ事のできない長距離シュートによってチームは大量得点を重ねて、相手チームを引き離していた。
しかし、風間の人格が試合中盤になって八葉に戻り、長距離シュートが決まらなくなる。
八葉は自力で試合に参加しようとするが、プロ男子バスケットボール選手の実力は並ではない。
ただの女子高生バスケットボール選手の八葉では、ゴールに近づく事もデフェンスに参加することさえ不可能だった。
得点はどんどん縮まって行き、試合終了間際に逆転されてしまう。
試合終了直前、ボールはフリーの八葉に回って来た。
いくらボールをもらってもドリブルで敵を抜く事も、味方にパスする事もできない状況に追い込まれていた。
残された道は、八葉自身の実力でオールコートからのシュートを決めるのみ。
自分の身体に戻った風間により応援され、八葉はシュートする決意をする。
八葉の放ったボールが宙を舞い、バスケットボールのコートに当たる。
原作では、ここでGカップのオッパイが激しく揺れ、観客を魅了していた。
バスケットボールは、ゴールのリングに転がる様に回り、成功するかどうかが分からない。
このシーンが数秒続き、観客を更に興奮させる。
そして、ボールの回転が止まり、決勝点のシュートが決まった。
この瞬間ブザービーターが鳴り響き、日本選手権の優勝チームが決定した。
八葉は胴上げされ、みんなから賞賛の言葉を浴びる。
風間も感動に打ちひしがれ、八葉のことが好きになっていた。
試合終了後、風間と八葉は二人だけで夕方の散歩を楽しんでいた。
それを壊すかの様に八葉の携帯電話が鳴り始める。
八葉が携帯電話に出ると、喜んだ様に今日の試合結果を発表していた。
風間の活躍によって、八葉の高校の試合も優勝していた。
「竜(仮)君、好きだよ!」
八葉の口から出る言葉に、風間は違和感を覚えた。
「ヤツは何者だ?
まさか、君の彼氏?」
「うん、高校を卒業したら結婚する約束をしているの!」
嬉しそうに話す八葉に、風間は怒りを感じていた。
しかし、八葉の彼氏の名前に聞き覚えがある。
「ヤツの名は?」
「竜(ご自由な名前を入れて下さい)君だよ!」
ヤツは、風間のチームの経営者の息子だった。
世の中権力が全てなのだと言う事を悟り、風間は夕暮れ時に一人佇んでいた。
(じゃあ、婚活でもするか……)
風間は、飛び跳ねる様に帰っていく八葉を見送っていた。
------ーーーーーーーーー
この映画の実写を務めていた主演女優が幾島悦子だった。
若干十五歳にして八葉に近い容姿とスタイルを持つ。
しかし、原作のGカップまでは再現できていなかった。
Eカップどまりにより、何万件かのクレームが入る事もあった。
それでも、彼女自身がバストアップマッサージなどを努力している事が伝わり、クレームは徐々に無くなっていった。
今日のロボットコンテストで司会を務めるのも、彼女の努力を賞賛してのことだった。
磯部霊子は、彼女の事を気に入っており、本人と瓜二つのアンドロイドを用意したのだ。
このロボットコンテストで、オールコートからのシュートを決めて見せると言う。
そんな彼女の戦いが開始されようとしていた。
ゆたかにバストアップされているが、上手くシュートが決まるのだろうか?
注目の一戦が開始しようとしていた。
悪意ある入れ替えだから恋愛には発展しなかったよ!
失恋と必殺技が取られるという悲しい悲劇なのです。
アンドロイドが思いつかなかったから仕方ない。
一気にアクセス数が減ったけど、許してね♡
それなりに成績も良く、バスケットボールも練習と試合を繰り返すことにより徐々に上手くなりつつある。
バスケットボールの試合では、可愛い容姿の上にGカップのナイスバディを持っている為、他校の男子が押し寄せるほどの人気だった。
試合は勝つ時もあるし、負ける時もある。
普通の青春を精一杯楽しんでいた。
風間(かざま)は、プロのバスケットボール選手であり、異常とも言えるシュート練習によって、不可能とも言われていたオールコートからのシュートをできる様になっていた。
仲間のチームはプロとしては強いが、最上級と言えるレベルではなく、風間のシュートに頼ってようやく上位陣と互角の試合ができていた。
そんな二人が日曜日の試合がある日に、意識が入れ替わる様になっていた。
最初は夢だと思っていたが、周りの人からの報告によってその事実を知り始めた。
試合に参加できず、なんとか仲間達の活躍によって勝利を得る。
だが、そんな勝利も決勝では通用しない。
風間は、ある提案をする事によって、八葉の身体で試合に参加する。
その提案とは、全日本でオールコートからシュートを決められるのは自分だけだから、八葉の姿でシュートを決めた場合、彼が風間本人である事を認めると言うもの。
会場内の全員がその条件で納得し、シュートが決まれば風間である事を認める事になった。
八葉の身体になった風間は、予告通りにオールコートからのシュートを決めて試合に臨む。
身体は女子高生だが、力加減と投げ方でなんとかシュートを可能にしていた。
本来女子は一緒に試合する事もできないが、長距離シュートによって相手のデフェンスを物ともしない。
防ぐ事のできない長距離シュートによってチームは大量得点を重ねて、相手チームを引き離していた。
しかし、風間の人格が試合中盤になって八葉に戻り、長距離シュートが決まらなくなる。
八葉は自力で試合に参加しようとするが、プロ男子バスケットボール選手の実力は並ではない。
ただの女子高生バスケットボール選手の八葉では、ゴールに近づく事もデフェンスに参加することさえ不可能だった。
得点はどんどん縮まって行き、試合終了間際に逆転されてしまう。
試合終了直前、ボールはフリーの八葉に回って来た。
いくらボールをもらってもドリブルで敵を抜く事も、味方にパスする事もできない状況に追い込まれていた。
残された道は、八葉自身の実力でオールコートからのシュートを決めるのみ。
自分の身体に戻った風間により応援され、八葉はシュートする決意をする。
八葉の放ったボールが宙を舞い、バスケットボールのコートに当たる。
原作では、ここでGカップのオッパイが激しく揺れ、観客を魅了していた。
バスケットボールは、ゴールのリングに転がる様に回り、成功するかどうかが分からない。
このシーンが数秒続き、観客を更に興奮させる。
そして、ボールの回転が止まり、決勝点のシュートが決まった。
この瞬間ブザービーターが鳴り響き、日本選手権の優勝チームが決定した。
八葉は胴上げされ、みんなから賞賛の言葉を浴びる。
風間も感動に打ちひしがれ、八葉のことが好きになっていた。
試合終了後、風間と八葉は二人だけで夕方の散歩を楽しんでいた。
それを壊すかの様に八葉の携帯電話が鳴り始める。
八葉が携帯電話に出ると、喜んだ様に今日の試合結果を発表していた。
風間の活躍によって、八葉の高校の試合も優勝していた。
「竜(仮)君、好きだよ!」
八葉の口から出る言葉に、風間は違和感を覚えた。
「ヤツは何者だ?
まさか、君の彼氏?」
「うん、高校を卒業したら結婚する約束をしているの!」
嬉しそうに話す八葉に、風間は怒りを感じていた。
しかし、八葉の彼氏の名前に聞き覚えがある。
「ヤツの名は?」
「竜(ご自由な名前を入れて下さい)君だよ!」
ヤツは、風間のチームの経営者の息子だった。
世の中権力が全てなのだと言う事を悟り、風間は夕暮れ時に一人佇んでいた。
(じゃあ、婚活でもするか……)
風間は、飛び跳ねる様に帰っていく八葉を見送っていた。
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この映画の実写を務めていた主演女優が幾島悦子だった。
若干十五歳にして八葉に近い容姿とスタイルを持つ。
しかし、原作のGカップまでは再現できていなかった。
Eカップどまりにより、何万件かのクレームが入る事もあった。
それでも、彼女自身がバストアップマッサージなどを努力している事が伝わり、クレームは徐々に無くなっていった。
今日のロボットコンテストで司会を務めるのも、彼女の努力を賞賛してのことだった。
磯部霊子は、彼女の事を気に入っており、本人と瓜二つのアンドロイドを用意したのだ。
このロボットコンテストで、オールコートからのシュートを決めて見せると言う。
そんな彼女の戦いが開始されようとしていた。
ゆたかにバストアップされているが、上手くシュートが決まるのだろうか?
注目の一戦が開始しようとしていた。
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