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番外編その二 VSキメラカンパニー
第十九話 動かされていた死体!
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ゆたかと真槍ちゃん、ウラランは、メイドさんが殺されていた現場ダイニングキッチンに戻る。
ゆたかと真槍ちゃんは、ブラジャーとパンティーだけだったので、普段の戦闘服に着替えてからだ。
「ふう、ちょっと時間を食ったけど、現場検証再開といきますか!
迷探偵ゆたかに代わり、名探偵まやりが星をあげるわ!
実は、被害者役ばっかりで探偵役に憧れていたのよね。
犯人は、絶対にアタシが捕まえるわ!」
「ニャーン(今回は迷宮入りの可能性が高いですね。無能探偵二人じゃあ、どんなに駆けずり回ってもネズミ一匹捉えられませんよ。私は、すでに五匹もネズミを捉えましたけどね。こんな鮮やかな捕り物、他の奴らじゃあ絶対できませんよ! 小さくても頭脳は大人、迷宮無しの名探偵、その名は『名探偵ウララ』!)」
「ニャーンしか言えない名探偵は引っ込んでなさい!」
「フギャー!(ニャーン以外も言えるぞ! この乳だけのスッカラカンが!)」
「何を言っているのか全然分からないわ。
仕草と声の表情だけじゃあ、説明は無理よね」
ゆたかは、ウラランの猫語を翻訳する。
全く悪気はなく、ただ単に内容を伝えるだけだ。
「真槍は、乳がでかいだけの無能だって。
私がウラランの言葉を伝えるから問題ないよ」
「あんたの作った猫でしょうが!
間接的にアタシの事をどう思ってるかが分かったわ。
誰が乳だけの無能だ!」
「イタタタ、地味に痛い」
真槍ちゃんがゆたかの頭をグリグリすると、ゆたかとウラランが大人しくなった。
これでようやく捜査が再開できる。
ゆたかがそう思って死体を確認すると、体が消えていた。
生首は変わらずテーブルに置いてあるのに、体はどこにもない。
「あれ? 死体の体がないよ。
テーブルの下の床に転がっていたのに。
トイレにでも行ったのかな?」
「いや、さすがにそれはないでしょう。
犯人が隙を見て遺体を動かした可能性が高いわ。
まずは、見張りをしていたコマイヌに話を聞いてみましょうか?」
真槍ちゃんとゆたかは、目撃者であるコマイヌに話を聞くことにした。
事件解決の糸口となるのだろうか?
死体がどこに行ったかによっては、犯人が割り出せるのか?
「メイドさんを殺し、死体を動かした犯人はお前だ、コマイヌ!
動機は、エロベアがメイドさんにちょっかいをかけていた事による嫉妬。
凶器は、そのダンボールの包丁だ!
切れないという先入観を持たせていたようだが、この名探偵ゆたかの目は誤魔化せない!
どうせ、エロベアと接触する前に殺し、エロベアが出現しているのを待っていたんだろう」
「そんな、私が犯人なんて……。
何かの間違いよ!」
「悲しいけど、これが真実になるんだ。
お前を脅迫して、無理矢理に犯人にする。
自白して諦めるんだな!
たとえお前が犯人じゃなくても、お前を精神的に追い詰める!」
「そんな……。
どちらにしてもストーカーになる発言ね。
私の私生活も体も丸裸にする気なのね!」
コマイヌは、どうあがいても自分が犯人になる事を悟り、悲しみを露わにしていた。
しかし、どう哀れに見せても、ゆたかの判断が覆ることはない。
これで犯人が決まったかに思われた。
ゆたかがすでに推理ゲームに飽き始めていたのだ。
「おい、真面目に推理しなさいよ。
アタシが参加し始めたらやる気をなくすとか、どんだけ失礼なのよ。
まずは、遺体の確認が先でしょう。
体がどこにあるのかを探すわよ」
「はいはい、私はコーヒー淹れるから、真槍は勝手に探してよ。
多分、見つからないんだろうけど……。
ウインナーコーヒーで良いよね」
「いや、かなり大きいし、各部屋をくまなく探せば見つかると思うんだけど……」
真槍ちゃんは、各部屋を見て探し始める。
真槍ちゃんの扉を開けた音に反応し、オレは起きた。
真槍ちゃんと目が合い、夜這いかと勘ぐる。
朝だけど、真槍ちゃんの体からシャンプーの匂いがした。
男ならこのシュチュエーションを何度夢見たことか。
「何、夜這い?
そんな薄着で真槍ちゃんの方から来てくれるなんて嬉しいよ。
でも、もう少し早くから来て欲しかったな」
「いや、違うわよ。
なんか事件が発生したみたいで、各部屋を捜索中よ。
怪しい人物が部屋に入ったりしなかった?
犯人は、身内内にいるはずないと思うんだけど。
アタシの予想では、虎熊童子あたりが怪しいと踏んでいるんだけどね。
とりあえず、マモル君が起きて来たことだし、全員を呼び集めてみるか。
ダイニングキッチンに集まってね!」
真槍ちゃんに呼び起こされ、オレと虎熊童子は犯行現場があったと思われるダイニングキッチンに集まった。
やはりメイドさんの体は見つかっておらず、どこにあるかもわからない。
パッと見て回ったが、どこにもそれらしきものはない。
メイドさんの生首が、痛々しくテーブルの上に乗っているのは変わらない。
「やっぱりメイドさんの体はないわね。
生首が置いてあるから、犯行があったことは間違いないんだけど。
これからどうしようか?
これを無視して、次のステージに移動しちゃおうか?」
殺人事件自体は、神童宗谷達との戦いに関係ないように思える。
スピーカーを通して話せば、神童宗谷が次のステージに移動させてくれるだろう。
オレ達は、次のステージに行こうか迷い始めていた。
戦いには直接関係ないし、無視しても差し支えないはずだ。
ゆたかと真槍ちゃんは、ブラジャーとパンティーだけだったので、普段の戦闘服に着替えてからだ。
「ふう、ちょっと時間を食ったけど、現場検証再開といきますか!
迷探偵ゆたかに代わり、名探偵まやりが星をあげるわ!
実は、被害者役ばっかりで探偵役に憧れていたのよね。
犯人は、絶対にアタシが捕まえるわ!」
「ニャーン(今回は迷宮入りの可能性が高いですね。無能探偵二人じゃあ、どんなに駆けずり回ってもネズミ一匹捉えられませんよ。私は、すでに五匹もネズミを捉えましたけどね。こんな鮮やかな捕り物、他の奴らじゃあ絶対できませんよ! 小さくても頭脳は大人、迷宮無しの名探偵、その名は『名探偵ウララ』!)」
「ニャーンしか言えない名探偵は引っ込んでなさい!」
「フギャー!(ニャーン以外も言えるぞ! この乳だけのスッカラカンが!)」
「何を言っているのか全然分からないわ。
仕草と声の表情だけじゃあ、説明は無理よね」
ゆたかは、ウラランの猫語を翻訳する。
全く悪気はなく、ただ単に内容を伝えるだけだ。
「真槍は、乳がでかいだけの無能だって。
私がウラランの言葉を伝えるから問題ないよ」
「あんたの作った猫でしょうが!
間接的にアタシの事をどう思ってるかが分かったわ。
誰が乳だけの無能だ!」
「イタタタ、地味に痛い」
真槍ちゃんがゆたかの頭をグリグリすると、ゆたかとウラランが大人しくなった。
これでようやく捜査が再開できる。
ゆたかがそう思って死体を確認すると、体が消えていた。
生首は変わらずテーブルに置いてあるのに、体はどこにもない。
「あれ? 死体の体がないよ。
テーブルの下の床に転がっていたのに。
トイレにでも行ったのかな?」
「いや、さすがにそれはないでしょう。
犯人が隙を見て遺体を動かした可能性が高いわ。
まずは、見張りをしていたコマイヌに話を聞いてみましょうか?」
真槍ちゃんとゆたかは、目撃者であるコマイヌに話を聞くことにした。
事件解決の糸口となるのだろうか?
死体がどこに行ったかによっては、犯人が割り出せるのか?
「メイドさんを殺し、死体を動かした犯人はお前だ、コマイヌ!
動機は、エロベアがメイドさんにちょっかいをかけていた事による嫉妬。
凶器は、そのダンボールの包丁だ!
切れないという先入観を持たせていたようだが、この名探偵ゆたかの目は誤魔化せない!
どうせ、エロベアと接触する前に殺し、エロベアが出現しているのを待っていたんだろう」
「そんな、私が犯人なんて……。
何かの間違いよ!」
「悲しいけど、これが真実になるんだ。
お前を脅迫して、無理矢理に犯人にする。
自白して諦めるんだな!
たとえお前が犯人じゃなくても、お前を精神的に追い詰める!」
「そんな……。
どちらにしてもストーカーになる発言ね。
私の私生活も体も丸裸にする気なのね!」
コマイヌは、どうあがいても自分が犯人になる事を悟り、悲しみを露わにしていた。
しかし、どう哀れに見せても、ゆたかの判断が覆ることはない。
これで犯人が決まったかに思われた。
ゆたかがすでに推理ゲームに飽き始めていたのだ。
「おい、真面目に推理しなさいよ。
アタシが参加し始めたらやる気をなくすとか、どんだけ失礼なのよ。
まずは、遺体の確認が先でしょう。
体がどこにあるのかを探すわよ」
「はいはい、私はコーヒー淹れるから、真槍は勝手に探してよ。
多分、見つからないんだろうけど……。
ウインナーコーヒーで良いよね」
「いや、かなり大きいし、各部屋をくまなく探せば見つかると思うんだけど……」
真槍ちゃんは、各部屋を見て探し始める。
真槍ちゃんの扉を開けた音に反応し、オレは起きた。
真槍ちゃんと目が合い、夜這いかと勘ぐる。
朝だけど、真槍ちゃんの体からシャンプーの匂いがした。
男ならこのシュチュエーションを何度夢見たことか。
「何、夜這い?
そんな薄着で真槍ちゃんの方から来てくれるなんて嬉しいよ。
でも、もう少し早くから来て欲しかったな」
「いや、違うわよ。
なんか事件が発生したみたいで、各部屋を捜索中よ。
怪しい人物が部屋に入ったりしなかった?
犯人は、身内内にいるはずないと思うんだけど。
アタシの予想では、虎熊童子あたりが怪しいと踏んでいるんだけどね。
とりあえず、マモル君が起きて来たことだし、全員を呼び集めてみるか。
ダイニングキッチンに集まってね!」
真槍ちゃんに呼び起こされ、オレと虎熊童子は犯行現場があったと思われるダイニングキッチンに集まった。
やはりメイドさんの体は見つかっておらず、どこにあるかもわからない。
パッと見て回ったが、どこにもそれらしきものはない。
メイドさんの生首が、痛々しくテーブルの上に乗っているのは変わらない。
「やっぱりメイドさんの体はないわね。
生首が置いてあるから、犯行があったことは間違いないんだけど。
これからどうしようか?
これを無視して、次のステージに移動しちゃおうか?」
殺人事件自体は、神童宗谷達との戦いに関係ないように思える。
スピーカーを通して話せば、神童宗谷が次のステージに移動させてくれるだろう。
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