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番外編その三 IPET(神獣)VS IPET(性獣)
第二十一話 敵となったIPET(神獣)
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オレとゆたか、真槍ちゃん、空気の虎熊童子がメイドさんに案内されて、次のステージへと移動する。
移動した先は、小さい島の様な場所だった。
切り立つ崖が周りを形成し、土俵の様な戦場になっていた。
周りを棘の様な岩場が囲み、幻想的な風景を作り出している。
そのステージの中心に、眼鏡をかけた女性が立ちはだかっていた。
オレ達が近づいて行くと、女性はゆたかに話しかけ始める。
どうやらゆたかの知り合いの様だ。
「久しぶりね、ゆたかちゃん。愚かさは相変わらずと言ったところかしらね。
私の事、覚えているかしら?
小学生ロボットコンテストで知り合っただけなんだけど……」
ゆたかは女性の姿を確認し、こう語り始める。
「もちろん覚えている。
その眼鏡を忘れる事はないよ。
眼鏡童子とは、お前の事だ。
七天童子と同等の実力を持つ童子の一人」
「いや、見た目だけで判断しないで下さいよ。
一応、知り合いですよ。
確かに、若作りで子供の様に見えるけど、すでに三十歳は超えているわよ。
青蓮よ、青蓮! 全く覚えていないかしら?」
「青蓮? スイレン? ほうれん草?
誰だ、お前?
全く記憶に無い。
もう眼鏡童子でいいじゃん!
どうせ、私に瞬殺されるだけだし。
下手に名乗るより、みんなの記憶に残ると思うよ!
と言うわけで、眼鏡童子でいこう!」
ゆたかにより、青蓮は眼鏡童子と認識された。
本人は納得していない様だが、ゆたかが忘れている以上仕方ない。
眼鏡童子は、自分のアンドロイドを出して、ゆたかにこう語る。
眼鏡童子から徐々に邪悪なオーラを纏い始めていた。
「ふっふっふ、ゆたかちゃん。あなたは、この子を覚えていないかな?
まあ、私の手により、更に強力なIPETとなってますけどね。
全てを揺り動かす神獣となったIPETを見て、絶望に叩き落されるが良い。
これが、我々とあなたの実力の差ですよ!」
眼鏡童子が指を指すと、そこにはゆたかの知っていると思われるIPETシリーズがいた。
ゆたかは、そのIPETシリーズを確認し、表情が変化する。
どうやら記憶には含まれていた様だ。
これも忘れていたら話が進まないが、覚えていたので良かった。
「お前は、IPETシリーズNo.03 カエル型の『ジライヤ』、眼鏡童子に連れ去られていたのか?
まさか、もう彼女がいるか?
お前は、童貞を卒業したのか?」
「ふふ、答えてあげなさい!」
ジライヤは、眼鏡童子に促されて話し始める。
「うむ、すでに彼女もおり、結婚をしている。
最近の趣味は、動物園にデートをしに行く事だ。
個人的に好きな場所は、博物館。
化石になったカエルとかを見ると落ち着くな」
「そうか、幸せに暮らしている様だねえ。
どうやら私とお前は敵同士の様だ。
お前を徹底的に叩き潰さないといけない。
まず、お前を捉えて身動き取れない様にし、彼女を人質にして交渉する。
交渉を断った場合、二匹共々スクラップにして、数千度の溶鉱炉に叩き落し、ドロドロに溶かしてしまわなければいけない。
それを回避したとしても、意識があるままにして、パーツを一つづつ外してバラバラにする。
最愛の者が壊されて行く様を見て、絶望するが良い。
これが、私に逆らった罰だ。
嫌だと言うなら、私に逆らった振りをして戦い、眼鏡童子が油断した隙をついて、眼鏡童子を拘束しろ!
そして、私と共に眼鏡童子の全身という全身をくすぐり、廃人にしてしまえ!
奴にセクシーな衣装を着せ、私の僕にするのだ。
そうすれば、お前も彼女も無事に生きていられる。
さあ、どっちを選ぶ⁉︎」
「じゃあ、後者で!」
ゆたかとジライヤの会話は終了した。
眼鏡童子は、何も気付いていないのか、オレ達の戦力を確認する。
ユッキーやヤリザル、ライガーなどの対策を立てている様だ。
オレ達は、ゆたかに任せることにした。
神獣となったジライヤは超強力だろうが、ゆたかのIPETシリーズも並大抵では無い。
三対三の激しい戦いがパネルにより表示された。
ゆたかと眼鏡童子の激しい死闘が開始される。
果たして、IPET対決を制するのはどっちであろうか?
移動した先は、小さい島の様な場所だった。
切り立つ崖が周りを形成し、土俵の様な戦場になっていた。
周りを棘の様な岩場が囲み、幻想的な風景を作り出している。
そのステージの中心に、眼鏡をかけた女性が立ちはだかっていた。
オレ達が近づいて行くと、女性はゆたかに話しかけ始める。
どうやらゆたかの知り合いの様だ。
「久しぶりね、ゆたかちゃん。愚かさは相変わらずと言ったところかしらね。
私の事、覚えているかしら?
小学生ロボットコンテストで知り合っただけなんだけど……」
ゆたかは女性の姿を確認し、こう語り始める。
「もちろん覚えている。
その眼鏡を忘れる事はないよ。
眼鏡童子とは、お前の事だ。
七天童子と同等の実力を持つ童子の一人」
「いや、見た目だけで判断しないで下さいよ。
一応、知り合いですよ。
確かに、若作りで子供の様に見えるけど、すでに三十歳は超えているわよ。
青蓮よ、青蓮! 全く覚えていないかしら?」
「青蓮? スイレン? ほうれん草?
誰だ、お前?
全く記憶に無い。
もう眼鏡童子でいいじゃん!
どうせ、私に瞬殺されるだけだし。
下手に名乗るより、みんなの記憶に残ると思うよ!
と言うわけで、眼鏡童子でいこう!」
ゆたかにより、青蓮は眼鏡童子と認識された。
本人は納得していない様だが、ゆたかが忘れている以上仕方ない。
眼鏡童子は、自分のアンドロイドを出して、ゆたかにこう語る。
眼鏡童子から徐々に邪悪なオーラを纏い始めていた。
「ふっふっふ、ゆたかちゃん。あなたは、この子を覚えていないかな?
まあ、私の手により、更に強力なIPETとなってますけどね。
全てを揺り動かす神獣となったIPETを見て、絶望に叩き落されるが良い。
これが、我々とあなたの実力の差ですよ!」
眼鏡童子が指を指すと、そこにはゆたかの知っていると思われるIPETシリーズがいた。
ゆたかは、そのIPETシリーズを確認し、表情が変化する。
どうやら記憶には含まれていた様だ。
これも忘れていたら話が進まないが、覚えていたので良かった。
「お前は、IPETシリーズNo.03 カエル型の『ジライヤ』、眼鏡童子に連れ去られていたのか?
まさか、もう彼女がいるか?
お前は、童貞を卒業したのか?」
「ふふ、答えてあげなさい!」
ジライヤは、眼鏡童子に促されて話し始める。
「うむ、すでに彼女もおり、結婚をしている。
最近の趣味は、動物園にデートをしに行く事だ。
個人的に好きな場所は、博物館。
化石になったカエルとかを見ると落ち着くな」
「そうか、幸せに暮らしている様だねえ。
どうやら私とお前は敵同士の様だ。
お前を徹底的に叩き潰さないといけない。
まず、お前を捉えて身動き取れない様にし、彼女を人質にして交渉する。
交渉を断った場合、二匹共々スクラップにして、数千度の溶鉱炉に叩き落し、ドロドロに溶かしてしまわなければいけない。
それを回避したとしても、意識があるままにして、パーツを一つづつ外してバラバラにする。
最愛の者が壊されて行く様を見て、絶望するが良い。
これが、私に逆らった罰だ。
嫌だと言うなら、私に逆らった振りをして戦い、眼鏡童子が油断した隙をついて、眼鏡童子を拘束しろ!
そして、私と共に眼鏡童子の全身という全身をくすぐり、廃人にしてしまえ!
奴にセクシーな衣装を着せ、私の僕にするのだ。
そうすれば、お前も彼女も無事に生きていられる。
さあ、どっちを選ぶ⁉︎」
「じゃあ、後者で!」
ゆたかとジライヤの会話は終了した。
眼鏡童子は、何も気付いていないのか、オレ達の戦力を確認する。
ユッキーやヤリザル、ライガーなどの対策を立てている様だ。
オレ達は、ゆたかに任せることにした。
神獣となったジライヤは超強力だろうが、ゆたかのIPETシリーズも並大抵では無い。
三対三の激しい戦いがパネルにより表示された。
ゆたかと眼鏡童子の激しい死闘が開始される。
果たして、IPET対決を制するのはどっちであろうか?
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