【オススメネット小説】秘められた異次元( シークレットディメンション) ムッツリスケベは異世界を救う!?

猫パンチ

文字の大きさ
252 / 302
番外編その三 IPET(神獣)VS IPET(性獣)

第二十三話 神獣ジライヤを倒せ!

しおりを挟む
ゆたかは二番手のIPETを出現させる。
今までのパターンから言えば、コマイヌが出現してセクシー攻撃をするのがセオリーだが、今回は違う。
どうやらゆたかも真面目に戦わなければ勝てない相手と判断したのだろう。

なんの面白味もないIPETステルスを出現させた。
本来なら戦闘機となり、オレ達を乗せるだけだが、戦闘では簡単な人格は備わっているらしい。
ある程度自分で判断できるが、エロは控えめだった。

「こいつはステルス戦闘機を基にしたIPETだ。
だから戦闘はプロ級だけど、エロは初心者だ。
神龍対策に加えておいた。
多分勝てるだろう。
とりあえずボインジャー!」

ゆたかがそう言うと、ステルスから二つのミサイルが飛び出した。
一瞬、巨乳が出現したかと錯覚させるほどのリアルさだった。
その恐るべきミサイルは、寸分違わずに神龍ラハブに向かって行く。
ボボインという音共に爆発して煙に巻かれていた。

「ふふふ、ボインジャーはとりもちの入った特殊弾だ。
ゴッキーホイホイ並みの粘着力がある。
更に、水に漬けると硬質化する二段構えだ。
剥がし液が欲しいなら、降参するが良い!」

「負けました!」

神龍ラハブと化していたジライヤは、自分が不利になると判断すると、すぐに降参した。
これではもう戦うことはできないだろう。
眼鏡童子の次のIPETが登場する。
ここからは彼女自身の作り出したIPETシリーズだ。

科学者としての価値が試されることになる。
ジライヤがあっさり降伏した為、眼鏡童子は不機嫌になっていた。
所詮は、ゆたかが作ったIPETシリーズだ。
完全に信用の置けるアンドロイドではない。

「ふん、まあ合格点といったところかしらね。
では、本番といきましょうか?
出なさい、ツナデン!
そのつまらないIPETを粉砕して、私がIPETシリーズの生みの親になるのよ。
ゆたかちゃんはいらないけど、IPETシリーズは欲しいからね!」

「おい、人のことを見ていらないとか言うな!
大半の人間が実はいらない人間なんだぞ。
会社内で信用の置ける人間なんて、一千人に一人いれば良いほどだ。
自分のカスみたいな価値観で判断するんじゃないよ、全く!」

眼鏡童子は、ナメクジ型のIPETツナデンを繰り出した。
ドロドロの状態のIPETであり、かなりグロテスクなアンドロイドだった。
カエル型のIPETジライヤは、振動によって攻撃するソニックブームを得意とする。
ツナデンは、どうやら液体を操るIPETらしい。

「ふふふ、ツナデンは、様々な液体を操る強力なIPETよ。
あなたのステルスの特殊弾とはいえ、ツナデンの実力にかかれば拘束力はなくなるわ。
ツナデン、まずは奴のとりもち弾の剥がし液を奪え!
そうすれば、奴のステルスは能力が半減する。
奴の所有者と同様に無能と化す!」

「分かりました」

ツナデンの液体攻撃により、ゆたか自信が攻撃を受ける。
ドロドロの液体が発射されたが、ゆたかの剥がし液が当たった瞬間に、ジェル状の物体になり取り込まれた。
原理はゆたかのとりもち弾と同じ材質らしい。
眼鏡童子は、それを分析して勝利を確信する。

「ふーん、私と同じ考えのようですね。
材質の成分が少し違う為に、硬化に違いの影響が出ていますが、基本的には同じ物質のようです。
ならば、私のツナデンには、ステルスの攻撃は無効になりますね。
さあ、ツナデン、ゆたかちゃんにドロドロの液体を浴びせて差し上げなさい。
彼女、そういうのが大好きでしょうからね!」

眼鏡童子が粋がっていると、ゆたかが怒り出した。
まあ、眼鏡同時の態度が悪いのはムカつくが、ゆたかがそれを指摘できるレベルではない。
どっちも普段の素行は最悪だった。
良く指摘できるなと勇気をたたえるレベルだ。

「おい、眼鏡童子! お前、それでも人間か?
ジライヤの妻にそんな液体状のIPETをあてがいやがって!
そんなドロドロの体じゃあ、満足な性ライフが送れないだろうが!
アンドロイドにも、幸福で幸せな生活ができるように環境を整えてやる必要があるんだ。

幸せな生活を与えず、仕事だけを押し付けるなど、アンドロイド技術者にあってはならない事だ!
恥を知れ、恥を!
そんな無能な奴と一緒に生活していたなど、ジライヤが可哀想じゃないか!」

ゆたかがジライヤの境遇を考えて義憤を感じていると、神童宗谷がツナデンのスピーカーを使って話し始めた。
どうやらツナデンのコンピューターをハッキングし、情報を集めていたりしたようだ。
ゆたかの正義に対し、神童宗谷も対応する。

「ふふ、大丈夫だよ。
ツナデンは、ジライヤの妻に相応しいように、僕が秘密裏に改造しておいた。
昨日もジライヤと激しく愛し合っていたさ。
普段は液状だけど、ヒューマンモードになる事で、大人気女優の姿に変わることができる。

ジライヤの好きなササキノゾミさんだよ。
ジライヤは、ワタベとかいうさえないお笑い芸人になってデートしているけどね。
日本中でいろいろデートしているらしいよ!
昨日は、ジェルを使っていたらしいけどね」

ジライヤは昨日の出来事を思い出し、顔を赤くしていた。
相当激しく愛し合っていたらしい。
ツナデンも少し紅色に火照っていた。
どうやら性関係は満足のいくものらしい。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

最後の女

蒲公英
恋愛
若すぎる妻を娶ったおっさんと、おっさんに嫁いだ若すぎる妻。夫婦らしくなるまでを、あれこれと。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている

井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。 それはもう深く愛していた。 変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。 これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。 全3章、1日1章更新、完結済 ※特に物語と言う物語はありません ※オチもありません ※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。 ※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。

処理中です...