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終章

82☆仲良く(1)

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 お風呂から上がると丁寧に体を拭かれ、湯冷めしないうちに服を着させられた。疲れやすくなったのもあるせいか、甘やかしに甘やかされている。
 ジャスミンに服を着せてから自分の服を着る為、アレクはまだ裸だった。ゴリゴリについている訳ではなく、必要な筋肉だけそこにあるという感じの締まったアレクの体は、ジャスミンをドキドキさせる。
 そして今は期待に満ちている為、下半身のそびえ立った大きなものは、ふるふると揺れていた。
「ねえ、アレク…」
「なに?」
 タオルで頭を拭いているアレクに後ろから抱きつき、ぽこぽこしている腹筋を指先で楽しむ。温まったせいもあるが、筋肉量が多い為、基本的にアレクの体は熱い。
 すっと下ろした指先が茂みを通って、より熱く硬くなった陰茎の裏側を撫でた。血管がプニプニしていて気持ちいい。
「…もうヌルヌルしてる。」
「そんな風に触られたら…そうなりますよ。」
「可愛いねえ、アレクのおちんちん。元気ですかあ?」
「元気でーす。」
 野太い声が返ってくる。
「声、低いね。」
「変声期が終わったのかな。」
「思春期だったんだ。」
「そう、だから今すっごく元気。若いからね。」
 確かに、お腹につきそうなくらい、反り返っていた。それを両手で握って、先走りを広げて擦り上げる。
「っ…!」
「うふふ、ヌルヌルがいっぱい出る。」
「ジャズ…体勢辛くない?イスに座る?」
「んー、じゃあ座らせてもらおうかしら。」
 浴室に置いてあるイスに深く座り楽な体勢になると、ちょうど目の前にアレクの大きなものが来た。
 手で何度か擦ってから、先っぽを口に含むと、少ししょっぱいアレクの味がした。レロレロと舌で段差を舐め回したり、口をすぼめて優しく吸ったりすると、ビクビクと反応するのが楽しい。
「うっ…あんまりすると、出そうなんだけど。」
「らしたい?らしていいお。」
 含んだまま喋るとそれも響くのか、快感に眉根を寄せていた。
「んー…一回、出させて。」
 こくんと頷き、口と手を一緒に使ってアレクの弱いところ攻める。吸って舐めてを激しくしていると、口内で大きくなった陰茎がビクンと跳ねた。
「んぐっ!」
 喉の奥に吐き出された苦くて青臭い液体を、思わず飲み込む。濃くてねっとりしたそれは、飲み下すのが大変だった。
「ゲホッゲホッ…」
「ごめん、ジャズ。水飲む?」
「うん…」
 コップに入った水を差し出されて、そのまま勢いよく流し込む。
 まだ少し喉がイガイガするけれど、概ね無くなった。
「ジャズがエロすぎて、早く出ちゃった…」
「可愛かったわよ。」
「どうせ終わったらまた風呂に入るし、おれはこのままでいっか。」
 裸のままジャスミンの手を引いて寝室へ行くと、ランプに灯をともしてベッドに寝かせた。
 その間にも、萎えてふにふにだったものが硬度を取り戻していく。
「アレク、元気ね。疲れないの?」
「三十代だったら無理かもだけど、若いから大丈夫。ほら、もうギンギン。」
 間接照明で照らされたそれは、先程と同じ形になっていた。
「では、無理のない程度に。」
「うふふ。」
 ジャズはアレクに背中を向けて、横向きに寝そべった。

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