転生者はめぐりあう(チートスキルで危機に陥ることなく活躍 ストレスを感じさせない王道ストーリー)

佐藤醤油

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第2章 幼少期

2.2.3 初めてのお出かけ

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「ところでバーニィ!
 バーニィは僕が生まれた時からこの領地に来ていたんでしょ」

「そうですよ。ジルベール様」

「でも、会ったは3歳の誕生会が初めてだったよね。今まではどこにいたの」

「ジルベール様の専属護衛として任務に就く前に実戦を積むように言われ、クロスロードの自警団にいました。毎日魔物の討伐や盗賊の退治に借り出されていました。おかげで今はA級の魔物でも私1人で倒せますよ」

「そうなんだ。じゃあ魔物が来ても安心だね」
「お任せ下さい」

「ところで、A級の魔物って何」

「え。...そうですね。普通の大人が10人で倒せる魔物がC級です。そして騎士が5人掛かりで倒せる魔物がB級と言われています。A級はそれ以上ですね。大体10人ぐらいで倒せるまものでしょうか。そして騎士100人以上の大部隊で戦わなければ勝てない相手がS級です。A級と言っても上下幅があるのでS級に近いA級は私1人では無理ですね。ですがこの辺りに出没するA級はB級よりも少し強いだけですから安心してください」

「へー、でどんな魔物倒したの?」
「はい、ジルベール様」
...
...
...

「ははは、ジャックリーン冷たいよ」

「って、ジルベール様。聞いてました?」
 バーニィは魔物の討伐の話をしてくれたらしいが、途中。
 いや最初から聞き逃した。

 目の前にあるのは水。
 3歳児に水遊びを我慢する事はできず、ジャックリーンと一緒に水遊びに集中していた。

 その間、バーニィは護衛なので水場の左右や後ろを見ながら見張りつつ淡々と魔物討伐の自慢をしていたようだ。

「あ、うん。聞いてた聞いてた。たぶん。それでさ、明日は魔法見せてね」
「はい。わかりました」
「やったー。約束だよバーニィ」

 その日は、僕らは水浴びを1時間ほどした後で家に帰った。

 帰りの馬車ではすぐに寝てしまい気がついたら家のベッドで寝ていた。
 初のお出かけはとても楽しかった。

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