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第2章 幼少期
2.11.5 ブルンスワードへの旅行
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その声のあと周りが急に明るくなった。
どうやら元の通路に戻されたようだ。
「あれ、元に戻った」
「ジルベール様。
ああ、良かった。
急に中に姿が消えたのでどうしようかと。
いつも不思議な行動をしますが、今回は肝が冷えましたよ」
トシアキが声をかけた後に、すぐ執事さんの声も聞こえた。
「ジルベール様、大丈夫でしたか」
「あ、ごめんね。心配させたかな。トシアキも執事さんも大丈夫」
トシアキは僕の体をペタペタと触り怪我がないか確認している。
「中で何か異常はございませんでしたでしょうか」
執事さんは、トシアキが僕の体を確認している間に質問をしてきた。
「うん、中に入ったら、暗い部屋だった。
明るい所があったからそっちに行ったら『幼すぎる』って声がした。
その後ここに戻されたよ」
「そうですか。
ほんとにびっくりしました。
まさか中に入れるとは予想もしていませんでしたから。
年齢ということは、資格があるのですねジルベール様は」
執事さんがなんだかかなり難しい顔をしているけど。
「え、なんかまずかった?
入っていいと言われたから入ったんだけど」
「ジルベール様は、どうして中に入るとわかったのですか」
日本語が読めると言うのはまずいな。
どうしようか。うーん。
そうだ。
「扉が話しかけてきたんだよ。
でも結局追い出されたし今は声が聞こえない」
「さすがジルベール様です。
やはり常識では測れないですね。
我が主は。
いつも言ってますが、変わったことがあれば行動する前に一言私に伝えてください。
お願いしますよ」
なんだかむちゃくちゃな言い方をされている気がするが、なんとなく事実なので怒るに怒れない。
「そうするよ、トシアキ」
「これ以上の詮索をする身ではありませんので質問はしません。
ですが、ここで何かが起こると困ります。
この城は当主様しか知らない隠し通路や、他にも不思議な物がたくさんあるのです。
ジルベール様が触ると発動しそうで危ないので、ジルベール様は壁に近づかないようにしてください。
姫様、ジルベール様と手を繋いで歩いてください。
エレノア様は反対側を。
ではご案内を続けます」
執事さんが前を、僕が真ん中になってアナスタシア様が右側。
エレノアが左側に来て後ろにトシアキが。
厳重に隔離された状態で図書館へ。
うーん、なんか変だな。
どうやら元の通路に戻されたようだ。
「あれ、元に戻った」
「ジルベール様。
ああ、良かった。
急に中に姿が消えたのでどうしようかと。
いつも不思議な行動をしますが、今回は肝が冷えましたよ」
トシアキが声をかけた後に、すぐ執事さんの声も聞こえた。
「ジルベール様、大丈夫でしたか」
「あ、ごめんね。心配させたかな。トシアキも執事さんも大丈夫」
トシアキは僕の体をペタペタと触り怪我がないか確認している。
「中で何か異常はございませんでしたでしょうか」
執事さんは、トシアキが僕の体を確認している間に質問をしてきた。
「うん、中に入ったら、暗い部屋だった。
明るい所があったからそっちに行ったら『幼すぎる』って声がした。
その後ここに戻されたよ」
「そうですか。
ほんとにびっくりしました。
まさか中に入れるとは予想もしていませんでしたから。
年齢ということは、資格があるのですねジルベール様は」
執事さんがなんだかかなり難しい顔をしているけど。
「え、なんかまずかった?
入っていいと言われたから入ったんだけど」
「ジルベール様は、どうして中に入るとわかったのですか」
日本語が読めると言うのはまずいな。
どうしようか。うーん。
そうだ。
「扉が話しかけてきたんだよ。
でも結局追い出されたし今は声が聞こえない」
「さすがジルベール様です。
やはり常識では測れないですね。
我が主は。
いつも言ってますが、変わったことがあれば行動する前に一言私に伝えてください。
お願いしますよ」
なんだかむちゃくちゃな言い方をされている気がするが、なんとなく事実なので怒るに怒れない。
「そうするよ、トシアキ」
「これ以上の詮索をする身ではありませんので質問はしません。
ですが、ここで何かが起こると困ります。
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ジルベール様が触ると発動しそうで危ないので、ジルベール様は壁に近づかないようにしてください。
姫様、ジルベール様と手を繋いで歩いてください。
エレノア様は反対側を。
ではご案内を続けます」
執事さんが前を、僕が真ん中になってアナスタシア様が右側。
エレノアが左側に来て後ろにトシアキが。
厳重に隔離された状態で図書館へ。
うーん、なんか変だな。
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