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第3章 竜の襲撃
3.2.4 竜の退治
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「あ、盾が半壊してるじゃん。
なんだ、闇属性の武器、ダメじゃん」
「闇属性は、単属性魔法を無効化するんですけど、やっぱり複合魔法なら大丈夫でしたね」
「中心部に本物の石を入れて、外側を火と風で包んだ魔法。
名づけて”フェニックス”。
効くみたいだから、あと2、3発いれて、剣まで壊してくるか」
どうやら、待ちは不利だと気が付いたらしい、キングがこちらに向けて走ってきた。
瞬転で後ろ側に移動する。
もともとキングがいた位置だ。
そこから、フェニックスを撃ちこむ。
火で轟々と燃えながら、こちらを振り向いた。
次に右に飛んでフェニックス。
さらに反対に飛んでフェニックス。
これで、盾と剣が無くなった。
うん、勝てそうな気がする。
鎧だけになったキングが躊躇なく僕の方へと向かってくる。
剣がないので、格闘で決着を付けるつもりらしい。
パンチを繰り出そうとする姿を光の剣で切った。
確かにステータス上はあちらの方が速かったが、瞬間移動で後ろに飛ばれ続ければ勝てるわけが無かった。
胴体に大きな傷ができる。
そして、体を半分に切り割く。
その頃、剣を持っていた右手を切り落としたジェネラルも、多勢に囲まれ槍や弓で鎧のない所を的確に突かれ倒れたようだ。
「よし、倒したぞ」
僕の戦果は、ジェネラル1体、キング1体、ロード2体。
他の騎士達でジェネラル2体。
安心して、トシアキの方を向く。
良く見たら、トシアキは全身が傷だらけだった。
「トシアキ、良く見たら傷だらけ、血がいっぱい出てるよ」
「寸前でかわしたつもりでも、切れちゃうんですね。
まだまだ甘いみたいです。
訓練あるのみですね」
「いや、その前に怪我直すか。その怪我は不味いよ。
回復魔法」
回復魔法で傷を治す。
他の兵士達も集めて重症者から傷を治療して行った。
さすがに手足が無い者たちを復活させる事はできないが、綺麗に切り落とされて、接続できそうな手足を持っている人は消毒してからくっつけてみた。
動くかどうかはわからないけど、くっついた。
そうこうしている間に、巨大な咆哮が聞こえて、その後でものすごく鈍い音が聞こえた。
「竜を倒したのかな」
兵士たちが騒ぎ出す。
伯爵が、連絡係を本隊へと向けた。
僕らは、この場から動けない兵士があまりに多いのでここで夜営することになり、準備が始まった。
魔力の回復薬をもらったので、気休めに飲んだ。
僅かに回復速度が上がったが、元の回復速度が速いので効果は薄いようだ。
しばらくすると伝令が戻ってきた。
「竜の討伐が終了しました」
その伝令に質問を投げる。
「被害は?」
「死亡した兵士が若干名、重傷者は多数。
残念ながらレイブリング・クリュシュナーダ将軍も重症だそうです。
現在、王宮魔導師が最優先で治療を行っています」
「トシアキ、僕らは本陣に戻る。重傷者を治療しないと。
それに、アメリ姉様の無事も確認しないと」
馬にのって、本陣へと移動した。
疲れもあるので、スピードが出ない。
30分ほど走ったころに本陣が見えた。
なんだ、闇属性の武器、ダメじゃん」
「闇属性は、単属性魔法を無効化するんですけど、やっぱり複合魔法なら大丈夫でしたね」
「中心部に本物の石を入れて、外側を火と風で包んだ魔法。
名づけて”フェニックス”。
効くみたいだから、あと2、3発いれて、剣まで壊してくるか」
どうやら、待ちは不利だと気が付いたらしい、キングがこちらに向けて走ってきた。
瞬転で後ろ側に移動する。
もともとキングがいた位置だ。
そこから、フェニックスを撃ちこむ。
火で轟々と燃えながら、こちらを振り向いた。
次に右に飛んでフェニックス。
さらに反対に飛んでフェニックス。
これで、盾と剣が無くなった。
うん、勝てそうな気がする。
鎧だけになったキングが躊躇なく僕の方へと向かってくる。
剣がないので、格闘で決着を付けるつもりらしい。
パンチを繰り出そうとする姿を光の剣で切った。
確かにステータス上はあちらの方が速かったが、瞬間移動で後ろに飛ばれ続ければ勝てるわけが無かった。
胴体に大きな傷ができる。
そして、体を半分に切り割く。
その頃、剣を持っていた右手を切り落としたジェネラルも、多勢に囲まれ槍や弓で鎧のない所を的確に突かれ倒れたようだ。
「よし、倒したぞ」
僕の戦果は、ジェネラル1体、キング1体、ロード2体。
他の騎士達でジェネラル2体。
安心して、トシアキの方を向く。
良く見たら、トシアキは全身が傷だらけだった。
「トシアキ、良く見たら傷だらけ、血がいっぱい出てるよ」
「寸前でかわしたつもりでも、切れちゃうんですね。
まだまだ甘いみたいです。
訓練あるのみですね」
「いや、その前に怪我直すか。その怪我は不味いよ。
回復魔法」
回復魔法で傷を治す。
他の兵士達も集めて重症者から傷を治療して行った。
さすがに手足が無い者たちを復活させる事はできないが、綺麗に切り落とされて、接続できそうな手足を持っている人は消毒してからくっつけてみた。
動くかどうかはわからないけど、くっついた。
そうこうしている間に、巨大な咆哮が聞こえて、その後でものすごく鈍い音が聞こえた。
「竜を倒したのかな」
兵士たちが騒ぎ出す。
伯爵が、連絡係を本隊へと向けた。
僕らは、この場から動けない兵士があまりに多いのでここで夜営することになり、準備が始まった。
魔力の回復薬をもらったので、気休めに飲んだ。
僅かに回復速度が上がったが、元の回復速度が速いので効果は薄いようだ。
しばらくすると伝令が戻ってきた。
「竜の討伐が終了しました」
その伝令に質問を投げる。
「被害は?」
「死亡した兵士が若干名、重傷者は多数。
残念ながらレイブリング・クリュシュナーダ将軍も重症だそうです。
現在、王宮魔導師が最優先で治療を行っています」
「トシアキ、僕らは本陣に戻る。重傷者を治療しないと。
それに、アメリ姉様の無事も確認しないと」
馬にのって、本陣へと移動した。
疲れもあるので、スピードが出ない。
30分ほど走ったころに本陣が見えた。
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