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第3章 竜の襲撃
3.3.1 後始末
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本陣につくと、アメリ姉様やクリュシュナーダ伯のいるところへと向かった。
「将軍とアメリ様方はこちらのテントです」
テントに入ると、中央に簡易ベッドに横たわったクリュシュナーダ伯がいた。
その横にアメリ姉様。
クリュシュナーダ伯の治療は既に終わったみたいだ。
ほぼ全身に包帯が巻かれているのでどこを怪我したのか良くわからない。
「ジルちゃん、無事だったのね」
「はい、分隊の方でゴブリンキング1体と、ロード2体を倒しました。
クロスロードの騎士達がジェネラルを2体です。
重傷者の治療を済ませた時にこちらの報告があったので、急いで戻ってきました」
「ジルベール君、ありがとう。
まさか、一緒に行動していた竜から鱗を受け取った防具を作っているとは思わなかった」
「最後のキングですが、剣と盾が闇属性でした。
まるでダンジョン産の武器みたいに」
「そうか。やはりと言うべきか。今回の魔物はダンジョンから出てきた魔物を従えていたのか」
「ダンジョンの魔物だと、道具を作れるのですか?」
「ダンジョンの詳しい事は良くわかっていない。
だが、時折非常に強力な武器や防具を出土するのだから、材料さえあれば作れるのではないか。
もしかしたら、鱗を防具に加工できる魔物が生み出されていたのかもしれないが。
いずれにしても普通の魔物は武器や防具の加工はしない」
「そうですか、闇属性の剣と盾を接収できれば良かったのでしょうが、魔法攻撃で壊してしまったので」
「それはまた、予想外の答えだな。
いや、アメリ様から、君がジェネラルを倒したと聞いた時も驚いたが、さらにキングを倒しているのだから、事実なのだろうな」
「レイブリング様、エイミー様の治療が上手くいきません。
いかがいたしましょうか」
「エイミーか、上級ポーションではダメだったのか」
「はい」
「うむ、それ以上の魔法薬は無いぞ。
治癒師はなんと言っている」
「だめかもと、別れの準備をと」
「ちょっとまって、僕も回復魔法を使えます。
まず見せてください」
「だが、君も魔力はだいぶ消耗したのだろう」
「はい、でも万が一のこれがありますから」
そういって、神石を付けた杖を出した。
「この神石に魔力を溜めこんであるので、まだこの分は使えます。
それに神石があると魔法効果は2倍です」
「そうか、では頼む」
「はい。連れて行って」
「では、こちらです、急ぎましょう」
クリュシュナーダ伯達がいた隣のテントへと移動した。
そこにいたエイミーは、明らかに死相が見えている感じだった。
急いで診断の魔法と鑑定の両方を使う。
状態異常は、毒、精神汚染。
体の状態は、内臓破裂。
よく生きている。
おそらくは横にいる治療を続けている魔法で命が繋がっているのだろう。
神石の効果で回復魔法の効果を引き上げて、最大の回復魔法を使う。
体から、毒が消え、内臓破裂が正常へと変化。
折れた骨が修復され、神経もつながった。
「将軍とアメリ様方はこちらのテントです」
テントに入ると、中央に簡易ベッドに横たわったクリュシュナーダ伯がいた。
その横にアメリ姉様。
クリュシュナーダ伯の治療は既に終わったみたいだ。
ほぼ全身に包帯が巻かれているのでどこを怪我したのか良くわからない。
「ジルちゃん、無事だったのね」
「はい、分隊の方でゴブリンキング1体と、ロード2体を倒しました。
クロスロードの騎士達がジェネラルを2体です。
重傷者の治療を済ませた時にこちらの報告があったので、急いで戻ってきました」
「ジルベール君、ありがとう。
まさか、一緒に行動していた竜から鱗を受け取った防具を作っているとは思わなかった」
「最後のキングですが、剣と盾が闇属性でした。
まるでダンジョン産の武器みたいに」
「そうか。やはりと言うべきか。今回の魔物はダンジョンから出てきた魔物を従えていたのか」
「ダンジョンの魔物だと、道具を作れるのですか?」
「ダンジョンの詳しい事は良くわかっていない。
だが、時折非常に強力な武器や防具を出土するのだから、材料さえあれば作れるのではないか。
もしかしたら、鱗を防具に加工できる魔物が生み出されていたのかもしれないが。
いずれにしても普通の魔物は武器や防具の加工はしない」
「そうですか、闇属性の剣と盾を接収できれば良かったのでしょうが、魔法攻撃で壊してしまったので」
「それはまた、予想外の答えだな。
いや、アメリ様から、君がジェネラルを倒したと聞いた時も驚いたが、さらにキングを倒しているのだから、事実なのだろうな」
「レイブリング様、エイミー様の治療が上手くいきません。
いかがいたしましょうか」
「エイミーか、上級ポーションではダメだったのか」
「はい」
「うむ、それ以上の魔法薬は無いぞ。
治癒師はなんと言っている」
「だめかもと、別れの準備をと」
「ちょっとまって、僕も回復魔法を使えます。
まず見せてください」
「だが、君も魔力はだいぶ消耗したのだろう」
「はい、でも万が一のこれがありますから」
そういって、神石を付けた杖を出した。
「この神石に魔力を溜めこんであるので、まだこの分は使えます。
それに神石があると魔法効果は2倍です」
「そうか、では頼む」
「はい。連れて行って」
「では、こちらです、急ぎましょう」
クリュシュナーダ伯達がいた隣のテントへと移動した。
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急いで診断の魔法と鑑定の両方を使う。
状態異常は、毒、精神汚染。
体の状態は、内臓破裂。
よく生きている。
おそらくは横にいる治療を続けている魔法で命が繋がっているのだろう。
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折れた骨が修復され、神経もつながった。
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