転生者はめぐりあう(チートスキルで危機に陥ることなく活躍 ストレスを感じさせない王道ストーリー)

佐藤醤油

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第3章 竜の襲撃

3.11.1 10歳の誕生日

いよいよ10歳の誕生日を迎える。
今回もファールじいちゃんとカトレア様がやってきた。
それに、初めて会う女の子。
「先に紹介するわね、この子は私たちの孫のマリアテレーズよ」
「初めまして、マリアテレーズです」
「初めまして、アメリ・クロスロードとレイブリング・クロスロードの子、ジルベール・クロスロードです」
 鑑定で見えているのでわかるってはいるが、目の前に王女様がいる。
 ファールじいちゃん譲りの黒髪に目の色が今は黒。
 鑑定では聖女の眼で紫だと表示されている。僕と同じで眼の色を変える魔道具をつけている。
 聖女の能力が目覚めている。
 そして、メリーナの加護 大 特別な人だ。

「ふふふ、さすがのジルベールも惚れちゃったかしら。
わたくし自慢の孫なのよね」
「はい」
「まあ、正直ね。
この子があなたの婚約者よ、うれしいかしら」
「嬉しいです。
メリーナ様に導かれ、ようやく会えました。
マリアテレーズ様、今世では必ず、守ります。
何者にも負けない力を身に着け、守り、そして貴方を幸せにします」

・・・
「はい、ジルベール様。
よろしくお願いします」
・・・

「魂でひかれあう2人だったのかしらね。
10歳と7歳の子供がここまでひかれあうものなね。
とても素敵な言葉だったけれど、ジルベール。
告白は時と場所を考える物よ」
カトレア様が、マリアテレーズ様の後ろから声をかける。
「そうね、私も玄関先で愛をつぶやくのはどうかと思うわ。
そんな教育をしてしまったのね。
はずかしいわ。
とにかく、中に入ってもらいなさい」
 リリアーナ母様が、呆れた声で言ってきた。しまった焦って失敗したかな。

 僕は、マリアテレーズ様の手を引いて家の中へとエスコート。
 うん、手を引くだけでドキドキしてる。

 なぜだろう、相手は7歳の子供なのに。幼児好きになってしまったのか。

 エレノアも、ニナシスティも大丈夫なのに。

 そのあとは、残念ながら二人だけで話すタイミングがなく、一緒に亡くなった女の子なのか確かめられず、少し挙動不審になってしまった。
その状態で、昼食を乗り切り皆で神殿に移動した。
 当然のように大神官様が来ていた。
 いや、それ以外にもたくさんの神官が来ている。
 ファールじいちゃんもリリアーナ母様も文句を言わないので事前に取り決めされていたのだろう。
 ちなみに、リリアーナおばあさまと呼ぶのか聞いたら却下され、そのまま母様で落ち着いた。
 アメリ母様とレイブリング父様、リリアーナ母様だ。
 今は母様が二人になったのだ。


豪華メンバーで僕の10歳の祈りの儀を見守ってくれるそうだ。
メリーナ様の降臨を期待しているのだろうか。

7歳の時にもうメリーナ様は出ないと言ったのに、大神官様がまた来るとは予想外だ。

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