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第3章 竜の襲撃
3.17.2 ピーチの分裂
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どうやら、レティーシアに従魔としてラズベリーが追加され、称号にスライムマスターが追加されていた。
称号
スライムマスター
従魔となったスライムと簡単な意思の疎通が出来る。
気に入ったスライムと契約し従魔にできる。
「レティーシア、ステータスに変化があったよ。君の称号にスライムマスターが追加された。元々資質があったのかな」
「スライムマスターですか。どんな効果があるのですか」
「まず、今みたいに気に入ったスライムと契約し従魔にできる。そして従魔となったスライムと簡単な意思の疎通が出来るとなっている。さっきのイシスとの会話を見る限りあまり期待できないけど、嬉しいとかそういった感情ぐらいはわかるんじゃないかな。まあ嬉しい時はピョンピョンと跳ねているから能力がなくても感情がわかる気がするけどね」
「試してみます。ってどうやったら良いんでしょ」
「さあ?」
「スライムの正面に行って話しかければよいじゃろう」
「ありがとうございます。イシス様。試してみます」
「ラズベリー、もう暫くはこのお屋敷にお世話になるけど、その後、私と一緒に移動ね。一緒に付いて来てくれるよね」
...
「通じたみたいです。いつ行くのって聞こえました。」
彼女は、ラズベリーの前を向きなおり、また話しかけた。
「もうすぐよ。あと数日」
...
「ええ、このお兄さんが私の旦那様になるのよ。バーニィって言うの。仲良くしてね」
...
「うん、ありがとうね」
...
スライムと話をする人がいるとは、不思議な光景だ。
「何言ってるか教えてもらっても良い」
「えっと、移動の事は解かってもらえみたいです。それとバーニィの事も。あと、私に子供ができたら守るって言ってくれました」
「子供、そんなことまでスライムが認識してるの」
「まあ、なんとなく私の小さいの者も守るって聞こえて気がしただけです。正確に理解しているのかはわかりませんけど」
「へー、じゃあ、レティーシアに子供の気配があるって事」
「そんなわけある訳無いじゃないですか。私達、まだそんなことしてません」
「あ、そうなんだ」
「もう、なんでジルベール様がそんな事をご存知なんですか。ジルベール様のエッチ。やっぱりジルベール様も男の子ですね」
「やぶへびだったな。ああ、イシスありがとう。このまま暫くうろうろしてる?」
「ウム、面白いものが見れたゆえ、暫く観察する事にするのじゃ。
それとラズベリーがレティーシアは主の子だと言っておったのじゃ。わかるか?」
「そういうことか。恐らく、主はコルドマイムさんの事だと思うよ。レティーシアはその子孫だからね」
「え、はい。たぶん血は繋がってると思います」
「やっぱりこの子はコルドマイム子爵と関係があるスライムだったんだよ。だからライムはお墓を守っていたんだ。しかし良くわかるな」
「このスライムは召喚によって生まれた特殊体のようだ、だからだろう。普通の個体とはことなるのだ」
やはり元になったライムは普通のスライムではなくコルドマイムさんが召喚した特殊体だったのか。
僕はイシスをそのまま放置して、ピーチと一緒に部屋を出た。
ピーチは部屋から出るとまた分裂して家中に散らばって行った。領主館では調理場が一番汚いのだろう、分裂した半分は調理場に向かっていった。
うむ、やっぱりなぞ生物だ。ただのスライムとは思えない。
それにしても、主がコルドマイムさんか。
子孫のレティーシアを守ると言う意思か、それならば、コルドマイムの家に行っても良い気がするだけど、なんでここに来たんだろう。
魔物の生態って良くわからないな。
称号
スライムマスター
従魔となったスライムと簡単な意思の疎通が出来る。
気に入ったスライムと契約し従魔にできる。
「レティーシア、ステータスに変化があったよ。君の称号にスライムマスターが追加された。元々資質があったのかな」
「スライムマスターですか。どんな効果があるのですか」
「まず、今みたいに気に入ったスライムと契約し従魔にできる。そして従魔となったスライムと簡単な意思の疎通が出来るとなっている。さっきのイシスとの会話を見る限りあまり期待できないけど、嬉しいとかそういった感情ぐらいはわかるんじゃないかな。まあ嬉しい時はピョンピョンと跳ねているから能力がなくても感情がわかる気がするけどね」
「試してみます。ってどうやったら良いんでしょ」
「さあ?」
「スライムの正面に行って話しかければよいじゃろう」
「ありがとうございます。イシス様。試してみます」
「ラズベリー、もう暫くはこのお屋敷にお世話になるけど、その後、私と一緒に移動ね。一緒に付いて来てくれるよね」
...
「通じたみたいです。いつ行くのって聞こえました。」
彼女は、ラズベリーの前を向きなおり、また話しかけた。
「もうすぐよ。あと数日」
...
「ええ、このお兄さんが私の旦那様になるのよ。バーニィって言うの。仲良くしてね」
...
「うん、ありがとうね」
...
スライムと話をする人がいるとは、不思議な光景だ。
「何言ってるか教えてもらっても良い」
「えっと、移動の事は解かってもらえみたいです。それとバーニィの事も。あと、私に子供ができたら守るって言ってくれました」
「子供、そんなことまでスライムが認識してるの」
「まあ、なんとなく私の小さいの者も守るって聞こえて気がしただけです。正確に理解しているのかはわかりませんけど」
「へー、じゃあ、レティーシアに子供の気配があるって事」
「そんなわけある訳無いじゃないですか。私達、まだそんなことしてません」
「あ、そうなんだ」
「もう、なんでジルベール様がそんな事をご存知なんですか。ジルベール様のエッチ。やっぱりジルベール様も男の子ですね」
「やぶへびだったな。ああ、イシスありがとう。このまま暫くうろうろしてる?」
「ウム、面白いものが見れたゆえ、暫く観察する事にするのじゃ。
それとラズベリーがレティーシアは主の子だと言っておったのじゃ。わかるか?」
「そういうことか。恐らく、主はコルドマイムさんの事だと思うよ。レティーシアはその子孫だからね」
「え、はい。たぶん血は繋がってると思います」
「やっぱりこの子はコルドマイム子爵と関係があるスライムだったんだよ。だからライムはお墓を守っていたんだ。しかし良くわかるな」
「このスライムは召喚によって生まれた特殊体のようだ、だからだろう。普通の個体とはことなるのだ」
やはり元になったライムは普通のスライムではなくコルドマイムさんが召喚した特殊体だったのか。
僕はイシスをそのまま放置して、ピーチと一緒に部屋を出た。
ピーチは部屋から出るとまた分裂して家中に散らばって行った。領主館では調理場が一番汚いのだろう、分裂した半分は調理場に向かっていった。
うむ、やっぱりなぞ生物だ。ただのスライムとは思えない。
それにしても、主がコルドマイムさんか。
子孫のレティーシアを守ると言う意思か、それならば、コルドマイムの家に行っても良い気がするだけど、なんでここに来たんだろう。
魔物の生態って良くわからないな。
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