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第4章 10歳王都編
4.5.3 王都到着
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今日は、王城へと行く日だ。持ってきたアイテムボックスに詰め込んだ荷物を全て外に出して、荷馬車に積み込む。公爵が用意した護衛と共に王城へと向かった。コハクとティアマトの二人の正体も知らせてあり、今日一緒に連れて行く事になっている。
到着するとその警備の厳しさに驚いた。通路の角々に兵士が立っている。いつもよりも厳しいのか、これが普通なのかはわからないがクロスロードとは比べ物にならないようだ。ただ、何度か王城に来ているエイミーが今日はピリピリしているなとこぼしたのできっといつもよりも厳しめなのだろう。
その厳重な警備とは裏腹に、僕らはすんなりと謁見の間に通された。部屋に入ると。許可が出るまで下を向いた姿勢で待つ。
「面を上げよ。ジルベール・クロスロードからの挨拶を許す」
顔を上げて口上を伝える。
「は。
レイブリング・クロスロード、アメリ・クロスロードの長子ジルベール・クロスロードです。本日の謁見の許可ありがとうございます。
早速ではありますが、10歳の儀を前に、わたくしが成長するためにいろいろな支援を頂いたお礼を持ってまいりました。
ぜひお収めください」
事前に渡していた目録を陛下の従者が読み始めた。
「マジックバッグが6個、アイテムボックス大容量20、中容量30、小容量50。
大容量のアイテムボックスには死の沼の塩水と塩泥が封入済。
竜王バハムートの鱗より作りし守りの印が1。
黒狼の皮から作りし皮鎧10。
竜の鱗より作りし武具一式。
絶対防御を付与した魔石5つ。
道中で倒した魔獣の皮や毛皮が多数です」
アロノニア様から貰った付与奪取魔法は非常に便利な魔法だった、この魔法は魔石に魔法を封入することができた。絶対防御の魔法を魔石に封入すれば魔力が切れるまで物理も魔法も無効化できるのだ。
ただし1回きりと言う制約があるが色々な魔法を付与することも可能だ。
攻撃魔法も付与できたが、使い方が難しかったので、防御系の方が使い勝手が良かった。結果的には絶対防御を付与したお守りになった。
付与奪取魔法
攻撃 敵と認定した相手からスキルを奪取することができる。ただし奪ったスキルはレベル1になる。
防御 スキルを奪う攻撃に対して抵抗する。
生活 1回限り発動する魔法を付与できる。付与した術者よりも効果は落ちる。付与した魔法は好きなタイミングで発動させることもできる。
目録が読み終わり、言葉を待つ。
陛下からの最初の言葉はこれだった。
「ジルベール。
両金眼と聞いてはいたが、実際に目の前にすると言葉にはできぬ感動があるな」
到着するとその警備の厳しさに驚いた。通路の角々に兵士が立っている。いつもよりも厳しいのか、これが普通なのかはわからないがクロスロードとは比べ物にならないようだ。ただ、何度か王城に来ているエイミーが今日はピリピリしているなとこぼしたのできっといつもよりも厳しめなのだろう。
その厳重な警備とは裏腹に、僕らはすんなりと謁見の間に通された。部屋に入ると。許可が出るまで下を向いた姿勢で待つ。
「面を上げよ。ジルベール・クロスロードからの挨拶を許す」
顔を上げて口上を伝える。
「は。
レイブリング・クロスロード、アメリ・クロスロードの長子ジルベール・クロスロードです。本日の謁見の許可ありがとうございます。
早速ではありますが、10歳の儀を前に、わたくしが成長するためにいろいろな支援を頂いたお礼を持ってまいりました。
ぜひお収めください」
事前に渡していた目録を陛下の従者が読み始めた。
「マジックバッグが6個、アイテムボックス大容量20、中容量30、小容量50。
大容量のアイテムボックスには死の沼の塩水と塩泥が封入済。
竜王バハムートの鱗より作りし守りの印が1。
黒狼の皮から作りし皮鎧10。
竜の鱗より作りし武具一式。
絶対防御を付与した魔石5つ。
道中で倒した魔獣の皮や毛皮が多数です」
アロノニア様から貰った付与奪取魔法は非常に便利な魔法だった、この魔法は魔石に魔法を封入することができた。絶対防御の魔法を魔石に封入すれば魔力が切れるまで物理も魔法も無効化できるのだ。
ただし1回きりと言う制約があるが色々な魔法を付与することも可能だ。
攻撃魔法も付与できたが、使い方が難しかったので、防御系の方が使い勝手が良かった。結果的には絶対防御を付与したお守りになった。
付与奪取魔法
攻撃 敵と認定した相手からスキルを奪取することができる。ただし奪ったスキルはレベル1になる。
防御 スキルを奪う攻撃に対して抵抗する。
生活 1回限り発動する魔法を付与できる。付与した術者よりも効果は落ちる。付与した魔法は好きなタイミングで発動させることもできる。
目録が読み終わり、言葉を待つ。
陛下からの最初の言葉はこれだった。
「ジルベール。
両金眼と聞いてはいたが、実際に目の前にすると言葉にはできぬ感動があるな」
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