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第4章 10歳王都編
4.14.2 王都からの帰還
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さて、出発だ。
先頭が大領地の侯爵家。すべての馬車に4騎の小隊2列が馬車の前後に並んでいる。どの兵士も綺麗な鎧を着こんでいる。全ての領地がこれだけの護衛を連れているわけがなく、この護衛達は王宮の騎士だ。
そして、パレードの中心人物である男子は鎧ではなく騎士服を着て騎乗している。女子は馬車の窓を大きく開けて手を振っている。
そんな一団の最後が僕らだ。
僕らの列は少し特殊だ。エイミーが太郎に載って進んでいる。その隣に、騎士服を着た僕が白銀の狐に騎乗している。最初は普通に馬に騎乗する予定だったが、陛下からの指示でこうなった。やたらに目立っているので恥ずかしい。
さらに、僕とエイミーの後ろにクロスロードの馬車が走る。ティアマトは、パレードがうるさいと馬車の中でおとなしくしている。もちろん、主役となる僕が馬車の前にいるので、馬車の窓は閉めてある。
そしてその馬車だが、イシスとガルダが精霊体になって屋根に乗っている。それも姿が見えるように。見る人が見れば精霊と解るだろう。
コハクは、このままバディアワードまで一緒に行って、その後、転移で王城に連れ帰ることになっている。
派手にするならイシスとガルダを聖獣の姿にする案もあったらしいが、それで王都を移動したら、恐慌状態になるのではと却下となったそうだ。
パレードが終わってから1時間ほど進むと道が別れている。
カルスディーナ領側が6人。オルトディーナ領側が5人。
当然だが僕らはカルスディーナ領へと向かう馬車隊だ。
別れてからさらに半日移動すると王都の街並みが消え、馬車だけが走る街道になる。
さらに1時間ほど進むと最初に泊まる小さな町に到着した。
この町には宿屋が2軒しかない。あらかじめ泊まることは伝えてあるが、王都から来た護衛達全員が部屋に泊まることはできない。
彼らは、中央広場で野営をするらしい。
クロスロード用に貰えた部屋は3つだ。
僕とコハクが同じ部屋。勘違いしてはいけないがコハクは狐の姿になって足元で眠る。エイミーとティアマトが一部屋を使う。太郎も小型になってエイミーの近くで寝るらしい。最後の部屋がトシアキだ。従者が少ないので余裕だ。他の人達は割とギュウギュウ詰めらしい。
王宮の騎士達は、明日になってから王都に戻る。皆、パレードの為だけの騎士達なので必要最小限でさっさと帰って貰うのだ。明日以降は最小限の護衛騎士での移動となる。まあそのためにすべての領地が同時に移動するのだ。
先頭が大領地の侯爵家。すべての馬車に4騎の小隊2列が馬車の前後に並んでいる。どの兵士も綺麗な鎧を着こんでいる。全ての領地がこれだけの護衛を連れているわけがなく、この護衛達は王宮の騎士だ。
そして、パレードの中心人物である男子は鎧ではなく騎士服を着て騎乗している。女子は馬車の窓を大きく開けて手を振っている。
そんな一団の最後が僕らだ。
僕らの列は少し特殊だ。エイミーが太郎に載って進んでいる。その隣に、騎士服を着た僕が白銀の狐に騎乗している。最初は普通に馬に騎乗する予定だったが、陛下からの指示でこうなった。やたらに目立っているので恥ずかしい。
さらに、僕とエイミーの後ろにクロスロードの馬車が走る。ティアマトは、パレードがうるさいと馬車の中でおとなしくしている。もちろん、主役となる僕が馬車の前にいるので、馬車の窓は閉めてある。
そしてその馬車だが、イシスとガルダが精霊体になって屋根に乗っている。それも姿が見えるように。見る人が見れば精霊と解るだろう。
コハクは、このままバディアワードまで一緒に行って、その後、転移で王城に連れ帰ることになっている。
派手にするならイシスとガルダを聖獣の姿にする案もあったらしいが、それで王都を移動したら、恐慌状態になるのではと却下となったそうだ。
パレードが終わってから1時間ほど進むと道が別れている。
カルスディーナ領側が6人。オルトディーナ領側が5人。
当然だが僕らはカルスディーナ領へと向かう馬車隊だ。
別れてからさらに半日移動すると王都の街並みが消え、馬車だけが走る街道になる。
さらに1時間ほど進むと最初に泊まる小さな町に到着した。
この町には宿屋が2軒しかない。あらかじめ泊まることは伝えてあるが、王都から来た護衛達全員が部屋に泊まることはできない。
彼らは、中央広場で野営をするらしい。
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僕とコハクが同じ部屋。勘違いしてはいけないがコハクは狐の姿になって足元で眠る。エイミーとティアマトが一部屋を使う。太郎も小型になってエイミーの近くで寝るらしい。最後の部屋がトシアキだ。従者が少ないので余裕だ。他の人達は割とギュウギュウ詰めらしい。
王宮の騎士達は、明日になってから王都に戻る。皆、パレードの為だけの騎士達なので必要最小限でさっさと帰って貰うのだ。明日以降は最小限の護衛騎士での移動となる。まあそのためにすべての領地が同時に移動するのだ。
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