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第6章 新しい命
6.3.5 昇格試験
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そして剣帝の試験が始まる。最初の剣王と戦うと言っていたが、正直さっきまでの剣王の昇格試験で剣王と戦っても瞬殺じゃないのかと思ったら、円の中に先ほど昇格した剣王も含めて5人が全員上がっていた。
この場には、元々剣王だった者がエイミーを含めて5人。新たな昇格したのが僕を含めて5人。
昇格者と僕を除けば7人。そのうちの5人が場に立っている。
エイミーとクリスタがじゃんけんをして最初にエイミーが向かった。
エイミーが中央に立ち、均等に5人が彼女を囲む。
集団戦で5人全員を倒さないといけないようだ。
ちょっと厳しいのではないかと思ったが、スタートの合図がされた瞬間にエイミーの正面にいた剣士は場外まで吹き飛ばされていた。
距離の離れた場所にいた3人が止まり、一人がそのまま向かって行ったのでエイミーが確実にその一人を軽く吹き飛ばす。
残された3人は元から剣王だった者だ。とっさの状況判断は経験によるものなのか。
じりじりと距離を詰め、ある距離になったところで一斉に飛びかかる。
だが、エイミーは1歩さがり剣をかわし、端の1人に狙いを定め横に高速で移動。そのまま横なぎに剣を当てて一人脱落。
2対1で果敢に攻めてきたがそれをかいくぐり一瞬で二人同時に倒してしまった。
3分の時間制限に対して半分も使っていないが完全勝利。
5人のうち2人が入れ替わり、すぐにクリスタの試合が始まる。
まあこちらも似たような感じ。相手が間合いを詰める前に1対1で確実に人数を倒す。
エイミーと同じく序盤で2人を倒し、その後3人を同時に一撃で吹き飛ばす大技を使った。
あの技は危険だ。防御魔法が無ければ僕でも怪我をする。
つまり、3人の剣王は倒れた状態から動かなかった。
「すげー技」
「え、僕もできるけど、次の試合があるから使わなかったんだよ。クリスタは試合場に入るときに当面起きなくても問題ないなって言ってたからね」
ふーむ、そういうことか。
ラルクバッハの医療班が人が治療を行うらしく端に運ばれ治療が始まった。
その間にステパンとシルビア様が試合場で相対して準備運動といって撃ちあい始めた。
シルビア様が剣を抜いて立つ。それは構えただけなのにとても美しく見えた。ただ、その立ち姿に記憶があった。
ティアマトに似ているのだ。
そうか、100年前に教えたと言っていたが、それが本当だと解った。
練習が終わったらしく、シルビア様がエイミー達に声をかけた。
「剣帝の試験をつづけます。二人ともこちらへ」
二人がシルビア様に近づき、くじを引いた。
エイミーが下がりクリスタが残る。主審の位置にステパンが立つ。
どうやらクリスタとシルビア様の試合から始まるようだ。
この場には、元々剣王だった者がエイミーを含めて5人。新たな昇格したのが僕を含めて5人。
昇格者と僕を除けば7人。そのうちの5人が場に立っている。
エイミーとクリスタがじゃんけんをして最初にエイミーが向かった。
エイミーが中央に立ち、均等に5人が彼女を囲む。
集団戦で5人全員を倒さないといけないようだ。
ちょっと厳しいのではないかと思ったが、スタートの合図がされた瞬間にエイミーの正面にいた剣士は場外まで吹き飛ばされていた。
距離の離れた場所にいた3人が止まり、一人がそのまま向かって行ったのでエイミーが確実にその一人を軽く吹き飛ばす。
残された3人は元から剣王だった者だ。とっさの状況判断は経験によるものなのか。
じりじりと距離を詰め、ある距離になったところで一斉に飛びかかる。
だが、エイミーは1歩さがり剣をかわし、端の1人に狙いを定め横に高速で移動。そのまま横なぎに剣を当てて一人脱落。
2対1で果敢に攻めてきたがそれをかいくぐり一瞬で二人同時に倒してしまった。
3分の時間制限に対して半分も使っていないが完全勝利。
5人のうち2人が入れ替わり、すぐにクリスタの試合が始まる。
まあこちらも似たような感じ。相手が間合いを詰める前に1対1で確実に人数を倒す。
エイミーと同じく序盤で2人を倒し、その後3人を同時に一撃で吹き飛ばす大技を使った。
あの技は危険だ。防御魔法が無ければ僕でも怪我をする。
つまり、3人の剣王は倒れた状態から動かなかった。
「すげー技」
「え、僕もできるけど、次の試合があるから使わなかったんだよ。クリスタは試合場に入るときに当面起きなくても問題ないなって言ってたからね」
ふーむ、そういうことか。
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ティアマトに似ているのだ。
そうか、100年前に教えたと言っていたが、それが本当だと解った。
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「剣帝の試験をつづけます。二人ともこちらへ」
二人がシルビア様に近づき、くじを引いた。
エイミーが下がりクリスタが残る。主審の位置にステパンが立つ。
どうやらクリスタとシルビア様の試合から始まるようだ。
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