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【10】恋のエントランス
②
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「あっ、お疲れ様です!」 浜中が声を掛けてきた。
「あっ! お疲れ様でした」
由唯が笑顔で返すと、一緒にいた男性が「誰?」と聞いてきた。
「隣の打席になって少し話したんだ」
「改めまして、僕は浜中と言います。彼は友達の……」
「山口です」
「あっ、本宮です」
山口が「僕達今からお茶しに行くんですが、本宮さんも一緒に行きませんか?」と誘ってきた。
「おい、山口! 今日初めて話したのに本宮さんに失礼だよ」
浜中はびっくりして言うと、山口は「いいじゃないですか、これも縁なので」と言って由唯の方を見た。
由唯は迷ったが、これからレッスンで顔を合わすこともあるし、断るのも気が引けるので「少しなら」と行くことにした。
「すみません・・・」
浜中は恐縮しながらも3人で近くの駅ナカのカフェに行くことになった。
歩きながら浜中が聞いてきた。
「前にレッスンの後【コムズガーデン】のラーメン屋にいませんでしたか?」
「いましたー。やっぱり浜中さんだったんですね?」
休日のカフェは混雑していたが、運が良く席が1つ空いてすぐに座ることができた。
先に浜中が簡単に自己紹介をしてくれた。年齢は45歳。父親が設立したスポーツマネジメント会社で働いていて関西の有望なアスリートを発掘してスポンサー契約や選手のマネジメントをする会社らしい。ゴルフ好きは勿論だが、取引先との付き合いでゴルフをする機会が多いため練習しているとのことだった。
「浜中さんのスイングは綺麗でかっこいいですね。私も綺麗なスイングで打てるようになりたいです」
「浜中の腕前はシングルでめっちゃ上手いんですよ! 本宮さんも教えてもらったらどうですか?」
「シングルなんですか? すごく上手なんですね。ぜひ、教えてください!」
カフェに入って1時間ほど経った頃、浜中が時計を見て
「あっ、もうこんな時間か。このあと仕事の予定があって……こっちから誘ったのにほんとすみません」
「いいえ、大丈夫ですよ。楽しかったです」
カフェを出て別れ際に浜中が「もしよかったら今度打ちっぱなし練習場でも行きませんか?」と誘ってきた。
「えー、ほんとにいいんですか?」
「もちろんです。僕で良ければアドバイスさせてもらいますので、ぜひ一緒にいきましょう!」
浜中と連絡先を交換してお店の前で別れた。
「あっ! お疲れ様でした」
由唯が笑顔で返すと、一緒にいた男性が「誰?」と聞いてきた。
「隣の打席になって少し話したんだ」
「改めまして、僕は浜中と言います。彼は友達の……」
「山口です」
「あっ、本宮です」
山口が「僕達今からお茶しに行くんですが、本宮さんも一緒に行きませんか?」と誘ってきた。
「おい、山口! 今日初めて話したのに本宮さんに失礼だよ」
浜中はびっくりして言うと、山口は「いいじゃないですか、これも縁なので」と言って由唯の方を見た。
由唯は迷ったが、これからレッスンで顔を合わすこともあるし、断るのも気が引けるので「少しなら」と行くことにした。
「すみません・・・」
浜中は恐縮しながらも3人で近くの駅ナカのカフェに行くことになった。
歩きながら浜中が聞いてきた。
「前にレッスンの後【コムズガーデン】のラーメン屋にいませんでしたか?」
「いましたー。やっぱり浜中さんだったんですね?」
休日のカフェは混雑していたが、運が良く席が1つ空いてすぐに座ることができた。
先に浜中が簡単に自己紹介をしてくれた。年齢は45歳。父親が設立したスポーツマネジメント会社で働いていて関西の有望なアスリートを発掘してスポンサー契約や選手のマネジメントをする会社らしい。ゴルフ好きは勿論だが、取引先との付き合いでゴルフをする機会が多いため練習しているとのことだった。
「浜中さんのスイングは綺麗でかっこいいですね。私も綺麗なスイングで打てるようになりたいです」
「浜中の腕前はシングルでめっちゃ上手いんですよ! 本宮さんも教えてもらったらどうですか?」
「シングルなんですか? すごく上手なんですね。ぜひ、教えてください!」
カフェに入って1時間ほど経った頃、浜中が時計を見て
「あっ、もうこんな時間か。このあと仕事の予定があって……こっちから誘ったのにほんとすみません」
「いいえ、大丈夫ですよ。楽しかったです」
カフェを出て別れ際に浜中が「もしよかったら今度打ちっぱなし練習場でも行きませんか?」と誘ってきた。
「えー、ほんとにいいんですか?」
「もちろんです。僕で良ければアドバイスさせてもらいますので、ぜひ一緒にいきましょう!」
浜中と連絡先を交換してお店の前で別れた。
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