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第参話
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「青子様は、いつ頃こちらに?」
そう訊ねられたのは、来た道を戻る形であの塔が林立しているところへ出た辺りだった。それまでは自分がもう少し早く駆け付けられていたら、私が怪我を負わずに済んだのにと後悔されて、何度も謝られてしまって申し訳なく思っていた時だったから、話題が変わってホッとする。
「蒼慈さんたちと会う少し前です。何故か往来の中心に出てしまって、通行の邪魔をしてしまいました。それで、妖しい術を使うのじゃないかと、えっと……ばくざいふ? の役人を呼びに行かれてしまって。そしたら蒼慈さんたちが」
「では、随分と朱皇様とは時間が離れているのですね」
「?」
「朱皇様が戻られたのは、一週間程前になります。発見されたのは、フェンリル城内の神殿で、意識を手放されておりまして。取り戻されたのは一昨日の夜になってからでした」
「……そんなに」
幸運なことに、私の身には何の異常もないようだったけど、朱皇くんは小さいからか身体に相当な負担が掛かったのだろう。それとも、私自身気付いていないだけで、何か異常があったりするのだろうか。
「どうして、私までこっちに来てしまったのでしょう?」
丹思様に聞いたって困らせるだけだと思っても、疑問が口をついて出てしまう。
「僕は経験したことはありませんので、これは推測でしかないのですが、朱皇様が戻られる切っ掛けとなった標を、あなたが持っていたのではありませんか?」
「標、ですか?」
「ええ。異界へ飛ばされた時、何かしら標があれば戻れると聞きます。それがどういったものなのかというのは説明出来ませんが、あなた自身が標をお持ちだったからこそ、朱皇様はお戻りになった。青子様あっての帰還が条件下にあったのかもしれません。あなたにとっては不運なことかもしれませんが、出来るだけ青子様が暮らしやすいように配慮していくつもりです」
「……暮らしやすいように? 私、帰れないんですか?」
「そういうことになります」
…………そんな。
頭の中が真っ白になった。視界も同様で、丹思様の姿すら、見えなくなる。
膝が崩れそうになりながらも、ただただ歩いた。途中から手を引かれていることに気付いたけれど、ぼんやりと聞こえて来る丹思様の言葉に反応することも出来ない。
否、したくなかった。どうでも良くなった。胸に穴が開くという感覚とはこんなものなのかと思い、自分の全てを奪われたようで、その絶望に泣き出してしまいたいのに、泣けずにいる。
両親にも藤四郎くんにも友達にも二度と会えない。私は失踪したことになるのだろうか。
まさか、はじめからいなかったことになんかならないよね?
卒業したら、実家に帰る約束だった。旅館を継ぐ為の修行をするって約束をしたのに。
約束はそれだけじゃない。けれど全部全部守れない。辿る筈だった未来の全て、失ってしまったのだ。
「……様。青子様」
肩を揺すられた途端、視界が広がった気がした。
いつの間にか建物の中に入っていたようで、白に近い灰色の岩のような壁にある漆で塗られたような滑らかな黒の扉を前にしていた。誰かの部屋の前のようだ。
「――こちらが朱皇様のお部屋になります。もう少し堪えられますか?」
耳を伏せた丹思様の言葉が何を意味しているのか理解出来なかったけれど、一応頷き、朱皇くんのことを思い出して奈落の底にでも届きそうだった気持ちを幾分か引き上げる。
ノックするかと思われたがそれはなく、開かれた扉の先は、丸みを帯びた一人掛けのソファが二脚、やはり丸い硝子テーブルを挟んで置かれていたり、和綴じの冊子が詰められた書棚で囲まれていたりする、書斎のような部屋だった。
右奥にドアがあり、こっちには躊躇いがちにノックをする。体調が悪くて臥せっているならば、この先は寝室で、朱皇くんが眠っているか起きているか分からないから、丹思様は控えめに叩いたのだろう。
「――――」
向こうから声らしきものが聞こえたような気がした。
「失礼します。朱皇様、青子様をお連れしました」
「――は?」
一礼し、ドアを開けてまた一礼した丹思様。その言葉から一拍遅れて、くぐもった声がした。
「懸念されていたように、あまり宜しい事態ではないようです。……青子様、どうぞこちらへ」
一緒に入ることを遠慮していた私を促す丹思様は、とても優しい眼差しを向けてくれる。それでも躊躇する私に小首を傾げるその様子は大変可愛らしく、待たせているのが申し訳なくなってきたので、今更ながら緊張しながらも中に入る。
――――?
丹思様の他に男の人がいた。勿論黒の狼族だ。
きょろ、きょろ。
不躾ながら室内を見渡す。大きすぎる気がする天蓋付きの寝台に腰掛けて、丹思様に羽織を掛けられているその人以外に、部屋の主と思しき人はいない。
朱皇くんは? もしかして名前が一緒の別人? 私、間違って連れて来られた?
どうしようどうしよう。「誰だこいつ」みたいな目で見られているかもしれない。
目が合ったのをサッと逸らす。
ちょっと見ただけだけど、年上のカッコいい人だった。それも、とびきりのだ。蒼慈さんの女性と見紛うような麗しさとは違う、男らしい秀麗さ。ちらりともう一度見てみたけれど、目は大きめなのに力強い感じで、直視するのは少し怖い。
「勘弁してくれ」
ややあってから、深い溜息混じりにそんな言葉を吐かれる。
「青子」
「!」
やっぱり人違いだったんだ。おかしな偶然が重なって勘違いしてしまったんだ。そう思った瞬間、名を呼ばれて、反射的にその人を見てしまう。
「こっちに来い。何処か異常はないか?」
「…………」
ゆっくりと近付く。丹思様が私の手を取り、朱皇くんの手を取って、私の手を握らせる。
「あっ!?」
ぐいっとその手を引かれるままに、私は朱皇くんの方へ倒れ込む。
「この指は? 向こうにいた時、こんな怪我してなかっただろう」
「それは、将軍殿の仕業ですよ」
中指に巻かれた湿布の上から撫でられる。丹思様が代わりに答えてくれている傍らで、抱き付くような形になった状態から逃れようにも、朱皇くんの片腕がしっかり私の腰を抱いてしまっている為に、かなわない。
「首筋の傷は? 結構、血が流れただろう?」
そう言って確認されるまで、忘れていた。何故か朱皇くんの爪で引っ掻かれた痕はないようだ。
「……朱皇、くん……?」
中指のことは兎も角、首筋の件を知っているのは朱皇くんだけ。ならば、この人があの朱皇くんの本当の姿なのか。
「何だ。小さくないのが不満か?」
くくっと喉を鳴らして笑われる。
本当に、朱皇くんなんだ。
そう思ったら、急に涙が溢れて来て。
「うっ……えぇ……ん……」
「青子!? ど、どうした? 痛むのか?」
蒼慈さんの拷問染みた酷いことも、殆ど泣かなかったのに。帰れないと言われて、あれだけ絶望感を抱いても泣けなかったのに。
今は、涙が止まらない。
「た、丹思!」
「ようやく泣くことが出来たようです。暫くそのままでいさせて差し上げて下さい。朱皇様とは時間を違えてこちらへ来てしまったようで、然程経っていない所為か、理解しようとする方向にばかりつとめていたことで感情がついていっていないようでしたから。朱皇様に会われて安堵なさったのでしょう」
「………そうか」
泣き続ける私の頭を、朱皇くんの手が優しく撫でてくれる。
「すまなかったな、青子。お前の世話にならんと言っておきながら、結局巻き込んでしまった」
そう言う青年姿の朱皇くんの声は、低く甘く、私の胸に沁みていったのだった。
そう訊ねられたのは、来た道を戻る形であの塔が林立しているところへ出た辺りだった。それまでは自分がもう少し早く駆け付けられていたら、私が怪我を負わずに済んだのにと後悔されて、何度も謝られてしまって申し訳なく思っていた時だったから、話題が変わってホッとする。
「蒼慈さんたちと会う少し前です。何故か往来の中心に出てしまって、通行の邪魔をしてしまいました。それで、妖しい術を使うのじゃないかと、えっと……ばくざいふ? の役人を呼びに行かれてしまって。そしたら蒼慈さんたちが」
「では、随分と朱皇様とは時間が離れているのですね」
「?」
「朱皇様が戻られたのは、一週間程前になります。発見されたのは、フェンリル城内の神殿で、意識を手放されておりまして。取り戻されたのは一昨日の夜になってからでした」
「……そんなに」
幸運なことに、私の身には何の異常もないようだったけど、朱皇くんは小さいからか身体に相当な負担が掛かったのだろう。それとも、私自身気付いていないだけで、何か異常があったりするのだろうか。
「どうして、私までこっちに来てしまったのでしょう?」
丹思様に聞いたって困らせるだけだと思っても、疑問が口をついて出てしまう。
「僕は経験したことはありませんので、これは推測でしかないのですが、朱皇様が戻られる切っ掛けとなった標を、あなたが持っていたのではありませんか?」
「標、ですか?」
「ええ。異界へ飛ばされた時、何かしら標があれば戻れると聞きます。それがどういったものなのかというのは説明出来ませんが、あなた自身が標をお持ちだったからこそ、朱皇様はお戻りになった。青子様あっての帰還が条件下にあったのかもしれません。あなたにとっては不運なことかもしれませんが、出来るだけ青子様が暮らしやすいように配慮していくつもりです」
「……暮らしやすいように? 私、帰れないんですか?」
「そういうことになります」
…………そんな。
頭の中が真っ白になった。視界も同様で、丹思様の姿すら、見えなくなる。
膝が崩れそうになりながらも、ただただ歩いた。途中から手を引かれていることに気付いたけれど、ぼんやりと聞こえて来る丹思様の言葉に反応することも出来ない。
否、したくなかった。どうでも良くなった。胸に穴が開くという感覚とはこんなものなのかと思い、自分の全てを奪われたようで、その絶望に泣き出してしまいたいのに、泣けずにいる。
両親にも藤四郎くんにも友達にも二度と会えない。私は失踪したことになるのだろうか。
まさか、はじめからいなかったことになんかならないよね?
卒業したら、実家に帰る約束だった。旅館を継ぐ為の修行をするって約束をしたのに。
約束はそれだけじゃない。けれど全部全部守れない。辿る筈だった未来の全て、失ってしまったのだ。
「……様。青子様」
肩を揺すられた途端、視界が広がった気がした。
いつの間にか建物の中に入っていたようで、白に近い灰色の岩のような壁にある漆で塗られたような滑らかな黒の扉を前にしていた。誰かの部屋の前のようだ。
「――こちらが朱皇様のお部屋になります。もう少し堪えられますか?」
耳を伏せた丹思様の言葉が何を意味しているのか理解出来なかったけれど、一応頷き、朱皇くんのことを思い出して奈落の底にでも届きそうだった気持ちを幾分か引き上げる。
ノックするかと思われたがそれはなく、開かれた扉の先は、丸みを帯びた一人掛けのソファが二脚、やはり丸い硝子テーブルを挟んで置かれていたり、和綴じの冊子が詰められた書棚で囲まれていたりする、書斎のような部屋だった。
右奥にドアがあり、こっちには躊躇いがちにノックをする。体調が悪くて臥せっているならば、この先は寝室で、朱皇くんが眠っているか起きているか分からないから、丹思様は控えめに叩いたのだろう。
「――――」
向こうから声らしきものが聞こえたような気がした。
「失礼します。朱皇様、青子様をお連れしました」
「――は?」
一礼し、ドアを開けてまた一礼した丹思様。その言葉から一拍遅れて、くぐもった声がした。
「懸念されていたように、あまり宜しい事態ではないようです。……青子様、どうぞこちらへ」
一緒に入ることを遠慮していた私を促す丹思様は、とても優しい眼差しを向けてくれる。それでも躊躇する私に小首を傾げるその様子は大変可愛らしく、待たせているのが申し訳なくなってきたので、今更ながら緊張しながらも中に入る。
――――?
丹思様の他に男の人がいた。勿論黒の狼族だ。
きょろ、きょろ。
不躾ながら室内を見渡す。大きすぎる気がする天蓋付きの寝台に腰掛けて、丹思様に羽織を掛けられているその人以外に、部屋の主と思しき人はいない。
朱皇くんは? もしかして名前が一緒の別人? 私、間違って連れて来られた?
どうしようどうしよう。「誰だこいつ」みたいな目で見られているかもしれない。
目が合ったのをサッと逸らす。
ちょっと見ただけだけど、年上のカッコいい人だった。それも、とびきりのだ。蒼慈さんの女性と見紛うような麗しさとは違う、男らしい秀麗さ。ちらりともう一度見てみたけれど、目は大きめなのに力強い感じで、直視するのは少し怖い。
「勘弁してくれ」
ややあってから、深い溜息混じりにそんな言葉を吐かれる。
「青子」
「!」
やっぱり人違いだったんだ。おかしな偶然が重なって勘違いしてしまったんだ。そう思った瞬間、名を呼ばれて、反射的にその人を見てしまう。
「こっちに来い。何処か異常はないか?」
「…………」
ゆっくりと近付く。丹思様が私の手を取り、朱皇くんの手を取って、私の手を握らせる。
「あっ!?」
ぐいっとその手を引かれるままに、私は朱皇くんの方へ倒れ込む。
「この指は? 向こうにいた時、こんな怪我してなかっただろう」
「それは、将軍殿の仕業ですよ」
中指に巻かれた湿布の上から撫でられる。丹思様が代わりに答えてくれている傍らで、抱き付くような形になった状態から逃れようにも、朱皇くんの片腕がしっかり私の腰を抱いてしまっている為に、かなわない。
「首筋の傷は? 結構、血が流れただろう?」
そう言って確認されるまで、忘れていた。何故か朱皇くんの爪で引っ掻かれた痕はないようだ。
「……朱皇、くん……?」
中指のことは兎も角、首筋の件を知っているのは朱皇くんだけ。ならば、この人があの朱皇くんの本当の姿なのか。
「何だ。小さくないのが不満か?」
くくっと喉を鳴らして笑われる。
本当に、朱皇くんなんだ。
そう思ったら、急に涙が溢れて来て。
「うっ……えぇ……ん……」
「青子!? ど、どうした? 痛むのか?」
蒼慈さんの拷問染みた酷いことも、殆ど泣かなかったのに。帰れないと言われて、あれだけ絶望感を抱いても泣けなかったのに。
今は、涙が止まらない。
「た、丹思!」
「ようやく泣くことが出来たようです。暫くそのままでいさせて差し上げて下さい。朱皇様とは時間を違えてこちらへ来てしまったようで、然程経っていない所為か、理解しようとする方向にばかりつとめていたことで感情がついていっていないようでしたから。朱皇様に会われて安堵なさったのでしょう」
「………そうか」
泣き続ける私の頭を、朱皇くんの手が優しく撫でてくれる。
「すまなかったな、青子。お前の世話にならんと言っておきながら、結局巻き込んでしまった」
そう言う青年姿の朱皇くんの声は、低く甘く、私の胸に沁みていったのだった。
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