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第肆話
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「大変申し訳ありません。君はこちらに来てまだ時も少なく、精神的にも落ち着かれてからお呼び立てなさるよう、僭越ながら進言させて頂いたのですが、千茜殿下もお忙しい身である故か、今すぐだと聞き入れて下さらなかったものですから」
「いえ、私は大丈夫です」
丹思様のお屋敷を出て、私と蒼慈さんとは並んで石造りの橋の上を歩いていた。とても長い橋で、その先がお城に繋がっている。間隔を開けて兵士が両脇に一人ずつ立っているのが物々しく見えたけれど、そういうものなのだろうと敢えてそちらを見ないようにした。
屋敷からお城までは直線で結ぶなら本当に目と鼻の先にあった。というよりお城の敷地内であったのに、そのことに気付かなかったのは、丹思様のお屋敷がお城の裏手にあり、またお城が山をくり貫いた中に納まる形で聳えていたものだから、屋敷から見ても山を覆う豊かな木々しか見えないのだ。
「お怪我の方ですが……」
「はい。あの後、栞梠さんから頂いたお薬のお陰もあって痛みはもうないです。ご心配をお掛けしてすみません」
「君が謝ることではないでしょう。こちらが悪いというのに」
ちょっとだけ肌の色が黒っぽく見えなくもないけれど、湿布を貼る程でもないまでに回復した指を見せながら言うと、呆れたような溜め息をつかれてしまった。麗しいばかりの顔なのに、眉間にうっすらと皺が浮かんでいる。
ここに来る前。朱皇くんの部屋で丹思様から話を聞いた時、朱皇くんのご機嫌が少しだけ斜めになってしまっていた。
千茜様のことをすごく尊敬しているらしいのに、私と会わせることを渋る様子だった。何かしら面白くないことが起こるからだそうなのだけど、それが一体どういうことなのかは教えて貰えなかった。
多分、私だけが呼ばれて自分は屋敷から出して貰えないから拗ねているんだろう。
「あの……何故、私が呼ばれたのでしょう?」
もしかしたら、このまま朱皇くんたちと引き離されてしまうんじゃないだろうか。ふと、そんな考えが頭を過って不安に見舞われる。
こんなこと絶対考えたらいけないことなのだろうけど、もし、もしも千茜様が――或いは千茜様を皇帝にと望む側の人たちの中に、朱皇くんを異界の扉の外へ放り出した人がいたとしたら。それで、本当に私が何かしたことが朱皇くんを戻す切欠となって、そのことを知って忌々しく思われたのだとしたら、私は最悪――。
「青子さん」
呼ばれたのと同時に腕を強く引かれてハッとする。目の前に壁があった。問い掛けておきながら考えに耽ってしまっていたから前方不注意どころか、向かう方とは違う方に歩いてしまっていたようだ。
「す、すみません」
「いいえ。やはりお疲れのご様子。千茜殿下にはわたしからお詫びを申し上げておきますので、青子さんはお戻りになられた方がよいですね」
拷問しようとしていた時の蒼慈さんは別人だったのではないかと思う程、すっかり心配症な様子に、私は両手を振って辞する。
名前に色を冠していることから、蒼慈さんだってそれなりの血筋の人なのだろうことは明白だ。今は黒狼族が国を統べているようだけれど、反対に白狼族の皇子として接していたかもしれない相手を煩わせたくないし、ここまで来て不興を買う真似はしたくない。
例え、選択を誤ったと後で嘆くことになったとしても。
「将軍殿、まだこのようなところにおられましたか。どれだけ千茜様をお待たせするつもりなのです?」
と、不意に橋から続く石畳の先、解放されていた扉の奥から現れた壮年の黒狼族の人の声が。
大きな体のわりに頭が小さいからか、首が肩に埋まってしまっているように思えて目を疑う。短い首である上に纏っている厳めしい軍服の襟を立てている所為だった。
「これは乃漢殿」
頭を下げる蒼慈さんに倣い、私も頭を下げる。頭上で鼻で笑われたような気がしたけれど、単に鼻息が荒いだけかもしれない。
「千茜様は紅世様の件もあってお休みなされる時間もないくらいなのですぞ? 小娘一人連れて来るのにどれだけの時間を費やせばよいのです。――ああ、このような忙しい時に珍しい人族の娘がいるからなどと呼び寄せるとは。ご多忙の中での癒しとなるかもしれんと承諾したのは間違いだったか」
「失礼。急いでおりますので、お叱りはまた後程」
「おい!」
嫌味を言われているように聞こえてしまうのは、その人の表情が私を値踏みした上で嘲笑ったように見えたからか。第一印象として悪役によくいそうなタイプだなんて思ってしまったことを申し訳なく思い、心の中で謝りながら、制する声を無視して進む蒼慈さんの後を追う。
「あの……私、珍しいから呼ばれたのですか?」
先程の答えを聞きそびれてしまったから、違う形でもう一度訊ねてみる。
広い廊下の天井に美しい空の模様が描かれていた。紫がかった青空。ほんのりと星が散りばめられているのは夜明けを表しているからか。
うっかりまた意識を奪われそうになったけれど、蒼慈さんの声はちゃんと耳に届いた。
その理由は。
「それもあるかもしれませんが、第一は君が異世界から来たことによると思われます。わたしたちは朱皇殿下のお言葉を信じておりますが、異界の扉の存在自体、迷信だとされておりましたから、君を通じて真実を探るおつもりなのでしょう。朱皇殿下が戻られたことに関して、箝口令が敷かれておりますから、先程の者の耳には人族の娘が入国しているといった情報だけを与えたのではないでしょうか」
「――」
壁画に見惚れながらも蒼慈さんの声がしっかり耳に届いている理由は、私が意識をそちらに傾けていたからではなく、蒼慈さんが少し身を傾けて、私の耳元で囁くように話したからだった。
吐息が耳にかかって擽ったいのと、距離が近くて恥ずかしいのと緊張とで、内容が飛びそうになる。ついでに倒れそうな感覚に見舞われたのを、どうにか堪えられた自分を褒めたい。
「やっぱり、異世界に行ったとかって、普通に考えたら、ちょっと信じ難いですよね」
ドキドキする鼓動の所為で熱くて堪らない頬を冷やす為に、両手で頬をおさえながら頷く。
朱皇くんもだけど、どうして平然と距離を詰めて来るのだろう。
そんなことを考えたすぐ後に気付く。朱皇くんは兎も角、今の場合は、誰かに聞かれたらいけないものが混じっていたから、仕方ないことだったのだと。少し声を潜めただけじゃ、人である私には聞こえなくても狼族の耳には明確に届いてしまうのだろうから。
ああ、もう。すぐに意識しちゃって過剰に反応してしまうなんて、本当に私は恥ずかしい人間だ。でもでも男性から囁かれるなんてことに免疫がないのだから許して欲しい。
「あの者は」と蒼慈さんが背筋を正し。「騎士や役人といった者を配していない、元商人が貴族になった家系の者で」
それは人の耳を気にせずに話せるものなのか、廊下に声が響くのも構わずに続ける。
「戦に次ぐ戦で財政が困難になった折り、国にお金を貸すことで貴族の地位を得たようなのです。それはあの者の祖父が半ば無償でしたことだったそうなのですが、商いの才も武人となる才も学を修める才もなかったあの者の父親の代から、国に恩返しを求めるようになりましてね。今では大臣たちの腰巾着をつとめながら、祖父の功績を自分のものとして随分と好き勝手に振る舞われている困った者なのですよ」
「は、あ……」
どうやら見た目の印象通りの人だったようだ。だけど、恩返しってお祖父さんの代で終わってるんじゃないのかな。本当に困っているなら、誰かしらがちゃんと注意すればいいのに、それをしないのは国の財政を救ってくれたことに対して、返しきれないと考える程に恩を感じているから?
なんて、また考えに没頭してしまいそうになったところで、階段に躓き。情けなくも蒼慈さんに手を取って貰って上がって行くと、すぐに鈍色のドアが見えた。
ノッカーで来訪を告げると、中から「入りたまえ」との返事が微かに聞こえた。途端に全身が一瞬震え上がり、自分でも不思議に思っていたのだけど。
「失礼致します。千茜殿下、人族の青子さんをお連れいたしました」
「ご苦労。――セイコ、こちらへ来ることを許そう」
「!」
蒼慈さんと共に入室したのは、執務室のような部屋だった。
書き物をしていた途中の様子だった千茜様がこちらを見て微笑みを浮かべている。
朱皇くんがもう少し大人びて涼やかな雰囲気になったような美しい男性。その瞳の赤さに、見慣れない所為で怯んでしまったけれど、問題はそこじゃない。
「どうした? 早くこちらへ参れ。傍に来て貰わねば顔がよく見えぬだろう」
「……っ……」
動けない私に苛立つどころか、楽しげに言う千茜様に、私は気合いを入れて近付く。
そう気持ちを強く持たなければ腰砕けになってしまいそうな程に、千茜様の声は妖艶だったのだ。
「いえ、私は大丈夫です」
丹思様のお屋敷を出て、私と蒼慈さんとは並んで石造りの橋の上を歩いていた。とても長い橋で、その先がお城に繋がっている。間隔を開けて兵士が両脇に一人ずつ立っているのが物々しく見えたけれど、そういうものなのだろうと敢えてそちらを見ないようにした。
屋敷からお城までは直線で結ぶなら本当に目と鼻の先にあった。というよりお城の敷地内であったのに、そのことに気付かなかったのは、丹思様のお屋敷がお城の裏手にあり、またお城が山をくり貫いた中に納まる形で聳えていたものだから、屋敷から見ても山を覆う豊かな木々しか見えないのだ。
「お怪我の方ですが……」
「はい。あの後、栞梠さんから頂いたお薬のお陰もあって痛みはもうないです。ご心配をお掛けしてすみません」
「君が謝ることではないでしょう。こちらが悪いというのに」
ちょっとだけ肌の色が黒っぽく見えなくもないけれど、湿布を貼る程でもないまでに回復した指を見せながら言うと、呆れたような溜め息をつかれてしまった。麗しいばかりの顔なのに、眉間にうっすらと皺が浮かんでいる。
ここに来る前。朱皇くんの部屋で丹思様から話を聞いた時、朱皇くんのご機嫌が少しだけ斜めになってしまっていた。
千茜様のことをすごく尊敬しているらしいのに、私と会わせることを渋る様子だった。何かしら面白くないことが起こるからだそうなのだけど、それが一体どういうことなのかは教えて貰えなかった。
多分、私だけが呼ばれて自分は屋敷から出して貰えないから拗ねているんだろう。
「あの……何故、私が呼ばれたのでしょう?」
もしかしたら、このまま朱皇くんたちと引き離されてしまうんじゃないだろうか。ふと、そんな考えが頭を過って不安に見舞われる。
こんなこと絶対考えたらいけないことなのだろうけど、もし、もしも千茜様が――或いは千茜様を皇帝にと望む側の人たちの中に、朱皇くんを異界の扉の外へ放り出した人がいたとしたら。それで、本当に私が何かしたことが朱皇くんを戻す切欠となって、そのことを知って忌々しく思われたのだとしたら、私は最悪――。
「青子さん」
呼ばれたのと同時に腕を強く引かれてハッとする。目の前に壁があった。問い掛けておきながら考えに耽ってしまっていたから前方不注意どころか、向かう方とは違う方に歩いてしまっていたようだ。
「す、すみません」
「いいえ。やはりお疲れのご様子。千茜殿下にはわたしからお詫びを申し上げておきますので、青子さんはお戻りになられた方がよいですね」
拷問しようとしていた時の蒼慈さんは別人だったのではないかと思う程、すっかり心配症な様子に、私は両手を振って辞する。
名前に色を冠していることから、蒼慈さんだってそれなりの血筋の人なのだろうことは明白だ。今は黒狼族が国を統べているようだけれど、反対に白狼族の皇子として接していたかもしれない相手を煩わせたくないし、ここまで来て不興を買う真似はしたくない。
例え、選択を誤ったと後で嘆くことになったとしても。
「将軍殿、まだこのようなところにおられましたか。どれだけ千茜様をお待たせするつもりなのです?」
と、不意に橋から続く石畳の先、解放されていた扉の奥から現れた壮年の黒狼族の人の声が。
大きな体のわりに頭が小さいからか、首が肩に埋まってしまっているように思えて目を疑う。短い首である上に纏っている厳めしい軍服の襟を立てている所為だった。
「これは乃漢殿」
頭を下げる蒼慈さんに倣い、私も頭を下げる。頭上で鼻で笑われたような気がしたけれど、単に鼻息が荒いだけかもしれない。
「千茜様は紅世様の件もあってお休みなされる時間もないくらいなのですぞ? 小娘一人連れて来るのにどれだけの時間を費やせばよいのです。――ああ、このような忙しい時に珍しい人族の娘がいるからなどと呼び寄せるとは。ご多忙の中での癒しとなるかもしれんと承諾したのは間違いだったか」
「失礼。急いでおりますので、お叱りはまた後程」
「おい!」
嫌味を言われているように聞こえてしまうのは、その人の表情が私を値踏みした上で嘲笑ったように見えたからか。第一印象として悪役によくいそうなタイプだなんて思ってしまったことを申し訳なく思い、心の中で謝りながら、制する声を無視して進む蒼慈さんの後を追う。
「あの……私、珍しいから呼ばれたのですか?」
先程の答えを聞きそびれてしまったから、違う形でもう一度訊ねてみる。
広い廊下の天井に美しい空の模様が描かれていた。紫がかった青空。ほんのりと星が散りばめられているのは夜明けを表しているからか。
うっかりまた意識を奪われそうになったけれど、蒼慈さんの声はちゃんと耳に届いた。
その理由は。
「それもあるかもしれませんが、第一は君が異世界から来たことによると思われます。わたしたちは朱皇殿下のお言葉を信じておりますが、異界の扉の存在自体、迷信だとされておりましたから、君を通じて真実を探るおつもりなのでしょう。朱皇殿下が戻られたことに関して、箝口令が敷かれておりますから、先程の者の耳には人族の娘が入国しているといった情報だけを与えたのではないでしょうか」
「――」
壁画に見惚れながらも蒼慈さんの声がしっかり耳に届いている理由は、私が意識をそちらに傾けていたからではなく、蒼慈さんが少し身を傾けて、私の耳元で囁くように話したからだった。
吐息が耳にかかって擽ったいのと、距離が近くて恥ずかしいのと緊張とで、内容が飛びそうになる。ついでに倒れそうな感覚に見舞われたのを、どうにか堪えられた自分を褒めたい。
「やっぱり、異世界に行ったとかって、普通に考えたら、ちょっと信じ難いですよね」
ドキドキする鼓動の所為で熱くて堪らない頬を冷やす為に、両手で頬をおさえながら頷く。
朱皇くんもだけど、どうして平然と距離を詰めて来るのだろう。
そんなことを考えたすぐ後に気付く。朱皇くんは兎も角、今の場合は、誰かに聞かれたらいけないものが混じっていたから、仕方ないことだったのだと。少し声を潜めただけじゃ、人である私には聞こえなくても狼族の耳には明確に届いてしまうのだろうから。
ああ、もう。すぐに意識しちゃって過剰に反応してしまうなんて、本当に私は恥ずかしい人間だ。でもでも男性から囁かれるなんてことに免疫がないのだから許して欲しい。
「あの者は」と蒼慈さんが背筋を正し。「騎士や役人といった者を配していない、元商人が貴族になった家系の者で」
それは人の耳を気にせずに話せるものなのか、廊下に声が響くのも構わずに続ける。
「戦に次ぐ戦で財政が困難になった折り、国にお金を貸すことで貴族の地位を得たようなのです。それはあの者の祖父が半ば無償でしたことだったそうなのですが、商いの才も武人となる才も学を修める才もなかったあの者の父親の代から、国に恩返しを求めるようになりましてね。今では大臣たちの腰巾着をつとめながら、祖父の功績を自分のものとして随分と好き勝手に振る舞われている困った者なのですよ」
「は、あ……」
どうやら見た目の印象通りの人だったようだ。だけど、恩返しってお祖父さんの代で終わってるんじゃないのかな。本当に困っているなら、誰かしらがちゃんと注意すればいいのに、それをしないのは国の財政を救ってくれたことに対して、返しきれないと考える程に恩を感じているから?
なんて、また考えに没頭してしまいそうになったところで、階段に躓き。情けなくも蒼慈さんに手を取って貰って上がって行くと、すぐに鈍色のドアが見えた。
ノッカーで来訪を告げると、中から「入りたまえ」との返事が微かに聞こえた。途端に全身が一瞬震え上がり、自分でも不思議に思っていたのだけど。
「失礼致します。千茜殿下、人族の青子さんをお連れいたしました」
「ご苦労。――セイコ、こちらへ来ることを許そう」
「!」
蒼慈さんと共に入室したのは、執務室のような部屋だった。
書き物をしていた途中の様子だった千茜様がこちらを見て微笑みを浮かべている。
朱皇くんがもう少し大人びて涼やかな雰囲気になったような美しい男性。その瞳の赤さに、見慣れない所為で怯んでしまったけれど、問題はそこじゃない。
「どうした? 早くこちらへ参れ。傍に来て貰わねば顔がよく見えぬだろう」
「……っ……」
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