47 / 49
第玖話
4
しおりを挟む
「さあ丹思よ。早くその娘を我に差し出せ」
皇帝の声に私を支える丹思様の腕に力が入る。
一瞬、反対側から同じように私を支えてくれている、朱皇皇子から離すように、その腕の中に押し込められた気がした。
「あなたに、青子様をお渡しすることは出来ません」
「何?」
「朱皇様に害をなそうとし、青子様を恐ろしい妄言の犠牲になさろうとする者に、出来る筈がありません。お二人とも、僕にとって、僕の命より大切で尊い方々なのですから!」
「『とうとい』だと? それはお前のような傑作のことを言うのだ。お前以上に貴重な存在はおらぬ」
言い捨てると、焦れたように皇帝が右手をフラッグのように上げた。
「!」
途端、玉座近くの左右の壁から、黒と白の狼族兵士が雪崩れ込む。
やっぱりこういう展開になってしまうんだ。と嘆いても仕方ない。嘆くのは、足手纏いにしかならないという自分自身の力のなさの方だ。
「玖涅、青子さんを頼みますよ」
「はいっ」
「栞梠は掩護を。主力として働いてくれても構わん」
「お戯れを。紅い目の呪力を前に、狐の術などどれ程のお役に立ちましょうか」
「丹思。青子の傍に」
「しかし……」
「そこの内官理の者だけでは足りん。奴らはお前も手に入れたいだろうから、逆手に取ってやれ」
それぞれのやり取りが終わると、皇帝の傀儡状態にある兵士たちの辺りに白い閃光が広がった。
目眩ましとして足を止めさせるのと、正気を取り戻させる効果を期待してのものだろう。勿論放ったのは栞梠さんだ。
足止めには一瞬だけれども成功した。しかし、正気を取り戻したのは一部だけで、それもすぐに正気ではない者と顔を見合わせただけで戻ってしまう。
千茜様と朱皇皇子、そして蒼慈さんが剣を振るい、栞梠さんが掩護する。
玖涅くんがこちらに迫った兵士を肉弾戦で倒していくが、やはり一人では対処しきれず、何人かがこちらに来てしまう。
「グッ……丹思様……」
私に掴みかかろうとした兵士がドサリと倒れると、こちらを囲んだ複数の兵士が、戸惑ったように動きを止めた。
狼族の身体が強靱である為か、皆装備は身軽そうなものだった。その為、丹思様が柄頭で腹部を強く突いただけで動けなくなってしまったらしい。
丹思様がそのような真似をする筈がないという思い込みからの油断が、命取りとなったのだ。
「青子さんは渡しません」
「丹思様……」
「ここであなたを奪われるくらいなら、僕が皇帝の首を狩ります」
「――っ」
そんな言葉を丹思様が口にするとは思わなかった。
優しくて儚げな青年にそんな真似をさせるくらいなら、求められているこの心臓を燃やし尽くしてしまえばいいと考えてしまう。
どうせろくなことに使われなくて、皇帝を喜ばせるだけのものでしかないなら、いっそのこと……と。
「いけません」
「!?」
丹思様が厳しい眼差しで私を見つめる。
考えを読まれていたの? それとも、口に出してしまっていた?
「すみません。今、僕の能力が異常なまでに高まっています。ですから文字として表さずとも、それより明確に感じ取ることが出来ます」
「……」
「ここにいる皆があなたを渡したくないと言っています。あなたを喪うことの方が、他の何より恐ろしいのです。ですからどうか、もしも僕のことを案じて下さるなら、青子さんは僕が、僕らしくない振る舞いをすることの理由として、利用されて下さい」
言いながら剣を抜く。
瞳が、紅い。
けれど、刃を向けるのは皇帝の放った兵士たち。
「うおぉぉぉぉっ!!」
雄叫びをあげながら丹思様が斬り込んでいくと、同調したように朱皇皇子たちからも雄叫びがあげられ。
「役立たずどもが……」
起き上がれなくなった全ての兵士を、栞梠さんが蔦のようなもので拘束し、脇に転がし終えた頃。
怒りの為か、皇帝の体躯から炎が出ているかのような幻影が見える。
ゆらり、と幻影を背負いながら立ち上がった皇帝は、ゆっくりと階段を下りたかと思うと。
「来る!」
朱皇皇子の声が響く。
それに気を取られたからという訳ではなく、瞬きの間に皇帝の姿を見失った。
だけど、皆には見えているようで、千茜様の元で刃が噛み合う音がしたかと思うと、蒼慈さんが何かを弾き、または弾かれたように後方へ飛ぶ。
玖涅くんが何もないところに踵落としをしたように見えたが、それを防いだ皇帝の腕が見えた。
朱皇皇子が身を翻すと、皇帝はその背後を狙っていたようで、一拍遅れて皇子の首を掴み損ねる。皇子が踏み込んで、兵士とは違う重装備の鎧の隙間を突くように、剣の切っ先が脇腹に迫った。
「ぬるい」
籠手に守られた手が皇子の剣を握り締め、力を籠めると、ビシリと嫌な音がして刃が砕けた。
「チッ」
舌打ちした皇子が足払いを受けて床に倒れると、皇帝の剣が皇子の胸部に突き立てられようとする。
「いやっ!」
思わずあげた悲鳴。
逸らすことも出来なかった目は、けれど残酷な未来を映すことはなかった。
千茜様と丹思様の剣が合わさって皇帝の剣を防ぎ、床下から伸びた蔦と蒼慈さんが皇帝の腕を制止させ、玖涅くんが皇帝に肩車させるように飛び乗って、顎に両手を添えて後ろへねじ曲げる。
「っ」
ゴキリ、と背筋を冷たくさせるような音が響いた。
玖涅くんが飛び下りると、フラフラと後方へ下がっていき、ドンッと大きな音を立て、地震が起きたような揺れを与えながら仰向けに倒れた。
「丹思!」
一方、朱皇皇子の前で膝をついた丹思様が、カタカタと身体を震わせている。
まだ瞳は紅いまま。更に濃い色に染まっただろうか。
その目を憎悪に満たして皇帝へ向ける。
「なりません、丹思様」
栞梠さんが鋭い声を放つが、聞こえていないようだった。剣を構えて、今にも皇帝を討ち取ろうとしそうな雰囲気だ。
「母が守っていたのは、あなたではなく朱皇様だったのですね。あなたはずっと朱皇様のお命を狙っていた……。何故だ、潭赫!」
丹思様は、先程私の考えを読み取ったように、皇帝の記憶の中から、隠された真実を読み取ったのだろう。
丹思様のお母さんは、確か皇帝に掛けられた呪いの身代わりとなって亡くなられたのではなかった、ということなのだろうか。
「朱皇がいなくなれば、お前の中が虚ろになるとアレから聞いたからな……」
ギシリと鎧を軋ませながら皇帝が起き上がる。
立ち上がるまでに至らないのは、身体に負担が掛かりすぎているからか。恐らくは身に着けている装備全ての重さで。
「それほど前から、貴様は朱皇を殺め、丹思を傀儡とすることを考えていたということかね」
ツカツカと千茜様が皇帝へ近付く。
栞梠さんが顔を背け、蒼慈さんがハッとして千茜様を止めようとしたのだけれど。
「全て、貴様一人が死ねば犠牲もなく済んだものを」
「!」
不意に玖涅くんが視界を遮るように、私の頭を抱え込むようにして抱き締める。
ガツッという鈍い音の後にゴトンッと重量のものが落ちた音がして。
玖涅くんが深い溜め息をつくと、それから暫く沈黙が続いた。
皇帝の声に私を支える丹思様の腕に力が入る。
一瞬、反対側から同じように私を支えてくれている、朱皇皇子から離すように、その腕の中に押し込められた気がした。
「あなたに、青子様をお渡しすることは出来ません」
「何?」
「朱皇様に害をなそうとし、青子様を恐ろしい妄言の犠牲になさろうとする者に、出来る筈がありません。お二人とも、僕にとって、僕の命より大切で尊い方々なのですから!」
「『とうとい』だと? それはお前のような傑作のことを言うのだ。お前以上に貴重な存在はおらぬ」
言い捨てると、焦れたように皇帝が右手をフラッグのように上げた。
「!」
途端、玉座近くの左右の壁から、黒と白の狼族兵士が雪崩れ込む。
やっぱりこういう展開になってしまうんだ。と嘆いても仕方ない。嘆くのは、足手纏いにしかならないという自分自身の力のなさの方だ。
「玖涅、青子さんを頼みますよ」
「はいっ」
「栞梠は掩護を。主力として働いてくれても構わん」
「お戯れを。紅い目の呪力を前に、狐の術などどれ程のお役に立ちましょうか」
「丹思。青子の傍に」
「しかし……」
「そこの内官理の者だけでは足りん。奴らはお前も手に入れたいだろうから、逆手に取ってやれ」
それぞれのやり取りが終わると、皇帝の傀儡状態にある兵士たちの辺りに白い閃光が広がった。
目眩ましとして足を止めさせるのと、正気を取り戻させる効果を期待してのものだろう。勿論放ったのは栞梠さんだ。
足止めには一瞬だけれども成功した。しかし、正気を取り戻したのは一部だけで、それもすぐに正気ではない者と顔を見合わせただけで戻ってしまう。
千茜様と朱皇皇子、そして蒼慈さんが剣を振るい、栞梠さんが掩護する。
玖涅くんがこちらに迫った兵士を肉弾戦で倒していくが、やはり一人では対処しきれず、何人かがこちらに来てしまう。
「グッ……丹思様……」
私に掴みかかろうとした兵士がドサリと倒れると、こちらを囲んだ複数の兵士が、戸惑ったように動きを止めた。
狼族の身体が強靱である為か、皆装備は身軽そうなものだった。その為、丹思様が柄頭で腹部を強く突いただけで動けなくなってしまったらしい。
丹思様がそのような真似をする筈がないという思い込みからの油断が、命取りとなったのだ。
「青子さんは渡しません」
「丹思様……」
「ここであなたを奪われるくらいなら、僕が皇帝の首を狩ります」
「――っ」
そんな言葉を丹思様が口にするとは思わなかった。
優しくて儚げな青年にそんな真似をさせるくらいなら、求められているこの心臓を燃やし尽くしてしまえばいいと考えてしまう。
どうせろくなことに使われなくて、皇帝を喜ばせるだけのものでしかないなら、いっそのこと……と。
「いけません」
「!?」
丹思様が厳しい眼差しで私を見つめる。
考えを読まれていたの? それとも、口に出してしまっていた?
「すみません。今、僕の能力が異常なまでに高まっています。ですから文字として表さずとも、それより明確に感じ取ることが出来ます」
「……」
「ここにいる皆があなたを渡したくないと言っています。あなたを喪うことの方が、他の何より恐ろしいのです。ですからどうか、もしも僕のことを案じて下さるなら、青子さんは僕が、僕らしくない振る舞いをすることの理由として、利用されて下さい」
言いながら剣を抜く。
瞳が、紅い。
けれど、刃を向けるのは皇帝の放った兵士たち。
「うおぉぉぉぉっ!!」
雄叫びをあげながら丹思様が斬り込んでいくと、同調したように朱皇皇子たちからも雄叫びがあげられ。
「役立たずどもが……」
起き上がれなくなった全ての兵士を、栞梠さんが蔦のようなもので拘束し、脇に転がし終えた頃。
怒りの為か、皇帝の体躯から炎が出ているかのような幻影が見える。
ゆらり、と幻影を背負いながら立ち上がった皇帝は、ゆっくりと階段を下りたかと思うと。
「来る!」
朱皇皇子の声が響く。
それに気を取られたからという訳ではなく、瞬きの間に皇帝の姿を見失った。
だけど、皆には見えているようで、千茜様の元で刃が噛み合う音がしたかと思うと、蒼慈さんが何かを弾き、または弾かれたように後方へ飛ぶ。
玖涅くんが何もないところに踵落としをしたように見えたが、それを防いだ皇帝の腕が見えた。
朱皇皇子が身を翻すと、皇帝はその背後を狙っていたようで、一拍遅れて皇子の首を掴み損ねる。皇子が踏み込んで、兵士とは違う重装備の鎧の隙間を突くように、剣の切っ先が脇腹に迫った。
「ぬるい」
籠手に守られた手が皇子の剣を握り締め、力を籠めると、ビシリと嫌な音がして刃が砕けた。
「チッ」
舌打ちした皇子が足払いを受けて床に倒れると、皇帝の剣が皇子の胸部に突き立てられようとする。
「いやっ!」
思わずあげた悲鳴。
逸らすことも出来なかった目は、けれど残酷な未来を映すことはなかった。
千茜様と丹思様の剣が合わさって皇帝の剣を防ぎ、床下から伸びた蔦と蒼慈さんが皇帝の腕を制止させ、玖涅くんが皇帝に肩車させるように飛び乗って、顎に両手を添えて後ろへねじ曲げる。
「っ」
ゴキリ、と背筋を冷たくさせるような音が響いた。
玖涅くんが飛び下りると、フラフラと後方へ下がっていき、ドンッと大きな音を立て、地震が起きたような揺れを与えながら仰向けに倒れた。
「丹思!」
一方、朱皇皇子の前で膝をついた丹思様が、カタカタと身体を震わせている。
まだ瞳は紅いまま。更に濃い色に染まっただろうか。
その目を憎悪に満たして皇帝へ向ける。
「なりません、丹思様」
栞梠さんが鋭い声を放つが、聞こえていないようだった。剣を構えて、今にも皇帝を討ち取ろうとしそうな雰囲気だ。
「母が守っていたのは、あなたではなく朱皇様だったのですね。あなたはずっと朱皇様のお命を狙っていた……。何故だ、潭赫!」
丹思様は、先程私の考えを読み取ったように、皇帝の記憶の中から、隠された真実を読み取ったのだろう。
丹思様のお母さんは、確か皇帝に掛けられた呪いの身代わりとなって亡くなられたのではなかった、ということなのだろうか。
「朱皇がいなくなれば、お前の中が虚ろになるとアレから聞いたからな……」
ギシリと鎧を軋ませながら皇帝が起き上がる。
立ち上がるまでに至らないのは、身体に負担が掛かりすぎているからか。恐らくは身に着けている装備全ての重さで。
「それほど前から、貴様は朱皇を殺め、丹思を傀儡とすることを考えていたということかね」
ツカツカと千茜様が皇帝へ近付く。
栞梠さんが顔を背け、蒼慈さんがハッとして千茜様を止めようとしたのだけれど。
「全て、貴様一人が死ねば犠牲もなく済んだものを」
「!」
不意に玖涅くんが視界を遮るように、私の頭を抱え込むようにして抱き締める。
ガツッという鈍い音の後にゴトンッと重量のものが落ちた音がして。
玖涅くんが深い溜め息をつくと、それから暫く沈黙が続いた。
0
あなたにおすすめの小説
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件
表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。
病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。
この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。
しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。
ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。
強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。
これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。
甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。
本編完結しました。
続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる