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香琴国――祢々切 3――
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獣人を探して歩いていたロミーだったが、また天遣族を見つけて、大変分かりやすい嫌そうな表情をした。
あれは見なかったことにしよう。そう決めたロミーだったが、見逃したことで獣人に被害があったらクラウスに怒られてしまうかもしれない。それと同時にアメリアに嫌われる、といった図式が浮かび、それは嫌だと返しかけていた踵を戻す。
天遣族を見逃そうと見逃すまいと、ロミー自身が報告しなければ主の知るところとはならないのだが、今日の自分は考えが冴えていると自画自賛しているロミーは気付かない。また、クラウスに何を言われたところでアメリアが彼女を嫌ったりすることはないということについては、自分に自信がない為の激しい思い違いであるということにも、思い至れずにいた。
「……?」
暫く離れた位置からその天遣族を観察していたロミーは、相手の様子がおかしいことに気付く。
逃げた獣人を捜しているというよりは、その者自身も何かに怯えて逃げてきたかのように、身を隠す場所を探しているようだった。
二翼のうち左側は半ばから折れていた。あれでは飛ぶことは叶わないだろう。
茶色の髪は肩の辺りで揃えられ、全体的に細い体躯ではあったが、胸にはかなり存在感のある膨らみが見える。
ロミーは自分の平たい胸を見下ろし、二翼の女性の胸と見比べる。フィリーネのそれもなかなかに主張していたが、それよりも更に大きいのだ。何か入っているに違いない。そう考えたロミーは躊躇うことなく女性に近付き。
「!」
ハッとロミーに気付いて強張った表情を浮かべた彼女のそれを掴む。
「きゃあぁっ!?」
女性は一瞬、胸を刺されるか何か……攻撃を受けたのだと思った。
ロミーの鎖状の尾が揺れるのが見えたからだ。しかし。
「……」
片方だけだったその行為は両手になっていた。
無表情と思える顔の中で、目だけが興味深そうに揉んでいる柔らかく張りのあるものに注がれている。
相手が人族の男性であったなら、女性は突き飛ばすなり平手打ちするなりしていただろう。しかし、魔族であり同性である上に、全く敵意を感じない。女性は困り果てた上に泣きそうになった。
「きもちいい」
ぱかりと口を開けたかと思うと、幼いような声で楽しげにロミーが言う。
「やわらかいの、ロミーもあったらよかったのに」
全く遠慮する気配もなく、今度は顔を埋めて感触を楽しんでいる。
ロミーのやっていることは痴漢であるが、女性は相手を刺激しないようにおとなしくしていることしか出来なかった。
しかしそれが運命を分けたのだろう。
満足したロミーは怯えた目を向ける女性に、にこりとあまり上手ではない笑顔を向けた。
「ロミー、じゅうじんさがしてるの。おねえさんは、じゅうじんいじめるひと?」
「――っ」
ロミーの言葉に女性は頭を振る。
「わたしも、逃げてきたの。大切なお役目だと聞いて来たのに、あんな残酷なこと……」
「ロミー、さっきね、によくころしたの。こわい?」
「……えっ?」
「バスティアンゆるさないっていったら、おこったから、ロミーしっぱいした。おいはらう、できなかった」
「……そう」
女性の瞳から怯えの色が消える。
少なくとも自分を追って来る者の仲間ではないと察したからだろう。
「エイセル様……あの方は、あなたに何をしたの?」
その優しい声音に、ロミーはアメリアの話をした。どれだけ酷なことをされたか。また、どれだけ綺麗な存在になったか。
女性は赤子にされた仕打ちを嘆き、翼が戻ったという奇跡に安堵の涙まで流した。
「わたしの名はクリスタ。クリスタ=ドリーセン。あなたが獣人を守って下さるのなら、探すのを手伝います。これ以上、犠牲を出さない為に」
女性……クリスタは、ロミーがアメリアに従って行動していると思ったのだろう。その庇護下に置いて貰おうという打算的な考えからか、ロミーの手を取ってそう告げる。――と。
「我らを裏切るか。クリスタ=ドリーセン」
物音一つ立てず、男が上空から降りてくる。
クリスタは再び表情を強張らせ、ロミーは男の背に四枚の翼を認めると、憎悪を湛えたような眼差しを向けた。
「やはり二翼は使えんな。道具としてすら役に立てないばかりか、下等な魔物に身を委ねるか」
「ギルベルト様、あなたも目を覚ますべきです! 獣人の内臓を呑み込んでも、獣人の能力を得ることなど出来ません。ましてや、魔族を凌ぐ程の力を得られる筈など……!」
「黙れ。だから可能か否かを実験しているのだろうが。そんなことも理解出来ないとは嘆かわしい」
「――ロミー、おまえ、きらい」
二人のやり取りを眺めていたロミーだったが、クリスタを馬鹿にしているような物言いに腹を立てたらしい。四翼というだけでも十分に敵意を抱くに値する相手だったが、そのことが余計にロミーの虫の居所を悪くさせたらしかった。
「ハッ。魔物風情がこの四翼たる我に歯向かうか?」
ギルベルトはロミーを魔族だと気付いていないようだった。鎖尾という魔族についての知識がないのだろう。
ロミーが僅かに身を屈め、尻尾の先端をギルベルトに定めたように向ける。
臨戦態勢に入った彼女を見て、ギルベルトは不敵に笑った。
「面白い。すぐに後悔させてやろう。来い」
相手の許可を得た。とばかりにロミーが正面から突っ込む。
瞬きをする間に起きた素早い動きだったが、ギルベルトは光の盾を発動させて彼女の蹴撃と尻尾の攻撃を防ぐ。
「氷の結晶よ。聖なる力を纏いて魔を斬り裂く剣となれ」
詠唱と共にギルベルトの周囲に幾つもの氷の剣が出現する。
ギルベルトの合図で一斉にロミーへと襲い掛かり、避けきれずに彼女の二の腕や太ももを裂いたが、血を散らした傷がすぐに治っていくあたたかさを感じた。
「回復は、任せて下さい」
振り返ったロミーに、クリスタが力強く頷いてみせる。
ロミーはニカリとなかなか上出来な笑顔を見せると、ギルベルトに意識を戻してクレセントソードを顕現させた。
「そのつばさ、ディルクにあげる。おまえのいのちは、ロミーがもらう」
ザッと飛び上がるロミーに、ギルベルトは光の盾を障壁としてぶつけるが、クレセントソードがそれを難なく割ってしまう。
少なからず驚きつつも炎を呼び出し、頭部をその威力で焼き払おうと試みるが、地面に刺した尻尾によって軌道を変えて避けられ、代わりに背後に回り込まれたかと思うと、背中にクレセントソードが深々と突き刺さる。
「ゥガッ……!」
ギルベルトはもがき、背中の肉を抉られる激痛を堪えて、手にした氷柱をロミーの腹部に突き立てようとしたが、尻尾にその手を掴まれ、そのまま力任せに捻られて腕を千切り落とされた。
「あぎゃあぁぁぁっ!!」
鼓膜を劈くような悲鳴にもロミーは表情を変えなかった。だからといって煩く思わなかった訳ではないらしい。
ゴンッとギルベルトの後頭部に頭突きを食らわせ、前のめりに倒れそうになったその喉を切り裂いた。
「……ギルベルト……様……」
その死に様はさすがにクリスタに衝撃を与えたようだ。
腰を抜かしたように座り込んだ彼女を前に、ロミーは剥ぎ取ってやろうと考えていた翼に手をかけることはしなかった。
あれは見なかったことにしよう。そう決めたロミーだったが、見逃したことで獣人に被害があったらクラウスに怒られてしまうかもしれない。それと同時にアメリアに嫌われる、といった図式が浮かび、それは嫌だと返しかけていた踵を戻す。
天遣族を見逃そうと見逃すまいと、ロミー自身が報告しなければ主の知るところとはならないのだが、今日の自分は考えが冴えていると自画自賛しているロミーは気付かない。また、クラウスに何を言われたところでアメリアが彼女を嫌ったりすることはないということについては、自分に自信がない為の激しい思い違いであるということにも、思い至れずにいた。
「……?」
暫く離れた位置からその天遣族を観察していたロミーは、相手の様子がおかしいことに気付く。
逃げた獣人を捜しているというよりは、その者自身も何かに怯えて逃げてきたかのように、身を隠す場所を探しているようだった。
二翼のうち左側は半ばから折れていた。あれでは飛ぶことは叶わないだろう。
茶色の髪は肩の辺りで揃えられ、全体的に細い体躯ではあったが、胸にはかなり存在感のある膨らみが見える。
ロミーは自分の平たい胸を見下ろし、二翼の女性の胸と見比べる。フィリーネのそれもなかなかに主張していたが、それよりも更に大きいのだ。何か入っているに違いない。そう考えたロミーは躊躇うことなく女性に近付き。
「!」
ハッとロミーに気付いて強張った表情を浮かべた彼女のそれを掴む。
「きゃあぁっ!?」
女性は一瞬、胸を刺されるか何か……攻撃を受けたのだと思った。
ロミーの鎖状の尾が揺れるのが見えたからだ。しかし。
「……」
片方だけだったその行為は両手になっていた。
無表情と思える顔の中で、目だけが興味深そうに揉んでいる柔らかく張りのあるものに注がれている。
相手が人族の男性であったなら、女性は突き飛ばすなり平手打ちするなりしていただろう。しかし、魔族であり同性である上に、全く敵意を感じない。女性は困り果てた上に泣きそうになった。
「きもちいい」
ぱかりと口を開けたかと思うと、幼いような声で楽しげにロミーが言う。
「やわらかいの、ロミーもあったらよかったのに」
全く遠慮する気配もなく、今度は顔を埋めて感触を楽しんでいる。
ロミーのやっていることは痴漢であるが、女性は相手を刺激しないようにおとなしくしていることしか出来なかった。
しかしそれが運命を分けたのだろう。
満足したロミーは怯えた目を向ける女性に、にこりとあまり上手ではない笑顔を向けた。
「ロミー、じゅうじんさがしてるの。おねえさんは、じゅうじんいじめるひと?」
「――っ」
ロミーの言葉に女性は頭を振る。
「わたしも、逃げてきたの。大切なお役目だと聞いて来たのに、あんな残酷なこと……」
「ロミー、さっきね、によくころしたの。こわい?」
「……えっ?」
「バスティアンゆるさないっていったら、おこったから、ロミーしっぱいした。おいはらう、できなかった」
「……そう」
女性の瞳から怯えの色が消える。
少なくとも自分を追って来る者の仲間ではないと察したからだろう。
「エイセル様……あの方は、あなたに何をしたの?」
その優しい声音に、ロミーはアメリアの話をした。どれだけ酷なことをされたか。また、どれだけ綺麗な存在になったか。
女性は赤子にされた仕打ちを嘆き、翼が戻ったという奇跡に安堵の涙まで流した。
「わたしの名はクリスタ。クリスタ=ドリーセン。あなたが獣人を守って下さるのなら、探すのを手伝います。これ以上、犠牲を出さない為に」
女性……クリスタは、ロミーがアメリアに従って行動していると思ったのだろう。その庇護下に置いて貰おうという打算的な考えからか、ロミーの手を取ってそう告げる。――と。
「我らを裏切るか。クリスタ=ドリーセン」
物音一つ立てず、男が上空から降りてくる。
クリスタは再び表情を強張らせ、ロミーは男の背に四枚の翼を認めると、憎悪を湛えたような眼差しを向けた。
「やはり二翼は使えんな。道具としてすら役に立てないばかりか、下等な魔物に身を委ねるか」
「ギルベルト様、あなたも目を覚ますべきです! 獣人の内臓を呑み込んでも、獣人の能力を得ることなど出来ません。ましてや、魔族を凌ぐ程の力を得られる筈など……!」
「黙れ。だから可能か否かを実験しているのだろうが。そんなことも理解出来ないとは嘆かわしい」
「――ロミー、おまえ、きらい」
二人のやり取りを眺めていたロミーだったが、クリスタを馬鹿にしているような物言いに腹を立てたらしい。四翼というだけでも十分に敵意を抱くに値する相手だったが、そのことが余計にロミーの虫の居所を悪くさせたらしかった。
「ハッ。魔物風情がこの四翼たる我に歯向かうか?」
ギルベルトはロミーを魔族だと気付いていないようだった。鎖尾という魔族についての知識がないのだろう。
ロミーが僅かに身を屈め、尻尾の先端をギルベルトに定めたように向ける。
臨戦態勢に入った彼女を見て、ギルベルトは不敵に笑った。
「面白い。すぐに後悔させてやろう。来い」
相手の許可を得た。とばかりにロミーが正面から突っ込む。
瞬きをする間に起きた素早い動きだったが、ギルベルトは光の盾を発動させて彼女の蹴撃と尻尾の攻撃を防ぐ。
「氷の結晶よ。聖なる力を纏いて魔を斬り裂く剣となれ」
詠唱と共にギルベルトの周囲に幾つもの氷の剣が出現する。
ギルベルトの合図で一斉にロミーへと襲い掛かり、避けきれずに彼女の二の腕や太ももを裂いたが、血を散らした傷がすぐに治っていくあたたかさを感じた。
「回復は、任せて下さい」
振り返ったロミーに、クリスタが力強く頷いてみせる。
ロミーはニカリとなかなか上出来な笑顔を見せると、ギルベルトに意識を戻してクレセントソードを顕現させた。
「そのつばさ、ディルクにあげる。おまえのいのちは、ロミーがもらう」
ザッと飛び上がるロミーに、ギルベルトは光の盾を障壁としてぶつけるが、クレセントソードがそれを難なく割ってしまう。
少なからず驚きつつも炎を呼び出し、頭部をその威力で焼き払おうと試みるが、地面に刺した尻尾によって軌道を変えて避けられ、代わりに背後に回り込まれたかと思うと、背中にクレセントソードが深々と突き刺さる。
「ゥガッ……!」
ギルベルトはもがき、背中の肉を抉られる激痛を堪えて、手にした氷柱をロミーの腹部に突き立てようとしたが、尻尾にその手を掴まれ、そのまま力任せに捻られて腕を千切り落とされた。
「あぎゃあぁぁぁっ!!」
鼓膜を劈くような悲鳴にもロミーは表情を変えなかった。だからといって煩く思わなかった訳ではないらしい。
ゴンッとギルベルトの後頭部に頭突きを食らわせ、前のめりに倒れそうになったその喉を切り裂いた。
「……ギルベルト……様……」
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